あらすじ
※本書はTeamバンミカスより配信されていた『夜間飛行(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
命を懸ける価値のある仕事とは?
航空郵便の黎明期、南米路線を運営するリヴィエールの指揮の下、飛行士たちは前人未到の危険な夜間飛行に挑んでいた。事業の確立のため、あえて冷徹に部下と接するリヴィエールだが、ある夜、勇敢な飛行士・ファビアンの機体が遭難してしまう…。自らも飛行士としての経歴をもつ作家・サン=テグジュペリのベストセラーを漫画化。
まんがで読破シリーズ 第17巻
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まんがで読破を読破しようシリーズ。
「星の王子様」で有名なサン・テグジュペリの「夜間飛行」
航空郵便事業の黎明期。船便や鉄道便との優位性を確立するため行われた夜間飛行。命を懸けるほどの仕事はあるのか。リスクとトレードオフとなる事業拡大。昔も今も変わらない課題。
マンガのタッチが途中雑になったような気がする。
Posted by ブクログ
サン・テグジュペリといえば、「星の王子さま」の作者としてだけしか記憶がないお粗末な読者だったが、その原点となるこの「夜間飛行」は、フランス人のパイロットで小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる代表的な小説なのであった。
このシリーズはその企画の宿命でもあろうが、端折ったり、まったく別の構成にしてみたり、或いは一解釈の押し付けだったりするわけだが、本作は原作の完成度が高いからであろうが、とても臨場感があり、漫画としても読み甲斐があり、成功しているのではないかと思う。
自身の経験を活かしたリアリティあふれる空の旅は、ロマンチックな題名での勝手な想像とは裏腹に、危険きわまりない夜間飛行だった。
事業、仕事、男のロマンと勇気、内に秘めた確執が、アンデスの嵐、パラグアイの星座、パタゴニアの暴風を織り交ぜながら、悲しい上昇へと向かってゆく力作であった。
Posted by ブクログ
解釈は人によって変わる?
リヴィエールは厳しさによって、開拓しようとしたし、ファビアンが弱くならないよう、強く言った。それこそが仕事が全てスムーズなると、思っていた。相手の気持ちを組んだ上で、そういう決断をしたリヴィエール。本当は優しくしたいが、管理者として、仕事として、もどかしいがそれは出来ない。
Posted by ブクログ
作者の「サン=テグジュペリ」は、「星の王子さま」の作者で、自身が飛行機乗りだったそうです。
まだ夜間飛行が危険だった時代に、航空郵便に命と誇りを賭けた人たちのお話です。
"我々の命は軽いのか?重いのか?
人間の生命よりも価値のあるモノがあるとするなら それは何か?"
Posted by ブクログ
理想のために、あらゆる幸福を犠牲にして、進み続ける孤高のリーダー像が描かれています。,ビジネス本としても引用されることが少なくない本書ですが、やはり「星の王子さま」との落差が印象的です。「夜間飛行」的生き方に、疲れ果てた末に「星の王子様」の諦念とともに死がを匂わせる雰囲気がただよう世界観に行き着いたとみると分りやすいのですが、そんなに単純なものなのでしょうか?
Posted by ブクログ
パタゴニアとブエノスアイレスを結ぶ航空郵便事業を営む会社の、厳格で非情に振舞う社長、命を掛けて飛行に臨むパイロット、情を捨てきれない職員などを描いた物語。
いわば、飛行機が生まれてから僅か20〜30年で一気に発達した時代を自らの犠牲をいとわず支えた男達のプロジェクト']。
パタゴニアという所は、南半球の最果てで、今でもなお突風、濃霧、磁気嵐などが多発して航空機が危険にさらされる危険な土地。
そんなパタゴニアとの通信を途絶えさせないため、自らの危険を顧みず飛行に挑む男達の生き様が胸を打つ。
カネの為だけじゃない、自分の幸福の為だけじゃない、この仕事は絶対に誰かがやらなければならないんだ・・・と危険に挑む姿と、「そんなにしてまでやる必要があるのか、無理なんてしなくていいじゃないか」と問う声は、きっと、仕事という物を考える上で誰もが心の中で繰り返す感情なのでは。
原作者のサン・テグジュペリ自身もフランス海軍の飛行隊に属し、第二次大戦時には後方勤務を断って前線を希望し、偵察飛行中に通信を絶った(ナチスドイツに撃墜されたと言われる)。