遠田潤子のレビュー一覧

  • 雪の鉄樹

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    ネタバレ

    俺は完璧な乳房を想像した。この女は全身が乳房だ。なめらかで、まろやかな乳房そのものだ。きっと中には甘い乳が満ちている。

    どんなやねん。。。ちょっとついていけなかった。

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    2024年03月09日
  • 二周目の恋

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    大人な恋だったり、
    同性愛だったり、
    どうしようもない恋だったり。
    7人の先生の作品だったので
    ゆっくりゆっくり読みました。

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    2024年02月29日
  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    「ファウストの苔玉」
    「アーム式自動閉塞信号機の夜」
    「犬追物」
    「緋縮緬のおかげ参り」
    「宮様の御首」
    5話収録の連作短編集で全話に共通して望月なる男が登場する。

    紅滝という美しい滝に残る哀しい伝説をモチーフに、現代から、大正、江戸、安土桃山、南北朝へと時代を遡りながら、その時代に生きた男女の凄まじい憎愛が描かれる。

    時代がどれだけ移り変わろうと、人間の本質は変わらない。
    輪廻転生を繰り返しても犯す過ち。

    愛情と信頼、哀しみ、嫉妬、怒り、あらゆる感情が渾然一体となって行間から押し寄せて来た。

    情念が迸る圧巻の遠田ワールド。

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    2024年02月15日
  • 雪の鉄樹

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    主人公が善人通り過ぎてイライラ、歯がゆい。
    イライラさせられながらも没入したというこは、面白かったということでしょうか。

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    2024年02月12日
  • 二周目の恋

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    一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
    窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。

    でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな

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    2024年01月19日
  • オブリヴィオン

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    前半がグダグダと長すぎる。後半面白くはなるが、現実離れし過ぎかなぁ…
    お兄さんの光一さんが急に良い人になったりして。
    ハッピーエンドでよかった。

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    2024年01月10日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    紅滝町にある小さな旅館・瀧口屋は、紅姫を祀る滝の祠への参拝客を主な対象としている。息子の瀧口奔は受験生のため宿でのアルバイトを禁じられたが、祠への灯明上げは彼といとこの美鳩の役目だ。そこで知り合った望月と2人は親しくなるが、彼には秘密があった……という導入部から始まる5篇の連作短篇集。
    呪いというか悲恋もので、輪廻転生がテーマだ。おもしろいのはその構成だ。現代から段々と時代を遡っていき根源に辿り着く。
    2人には輪廻しているという自覚はないにも関わらず、巡り合い、恋に落ち、破滅する。なんと残酷な運命だろう……。

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    2024年01月08日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
    恋愛小説のアンソロジー。

    同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
    もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
    昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよく

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    オール讀物2023年2月号に掲載された女性作家による短篇をまとめたアンソロジー。タイトルの「二周目の恋」は雰囲気で付けましたという感じかな。
    お初の作家・波木銅さん「フェイクファー」は、ちょっと特殊な設定の作品で興味深く読んだ。
    綿矢りささん「深夜のスパチュラ」は、4回のデートを重ね明日のバレンタインデーはどうしようかと悩む女子大生の、告ったほうが負け(?)な話で笑えた。
    一穂ミチさん「カーマンライン」は、国際結婚で生まれた男女の双子が父親の死後離れ離れとなり、14年振りに再会するが……。断トツによかった。

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    2024年01月05日
  • カラヴィンカ

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    歌詞のない旋律を母音のみで歌う歌手として絶大な人気を誇る実菓子
    実菓子は人間じゃない人間じゃない、外道だ!
    容姿は吐き気がするほど美しい
    その声も
    まさに、美しいカラヴィンカ、迦陵頻伽だ


    そんな実菓子が自伝を出すことになり、そのインタビューの相手として選ばれた多聞
    二人は幼い頃同じ家で育ち、実菓子の夫は多聞の亡兄
    インタビューのために多聞と実菓子は回想に入る


    さぁ、ここから遠田ワールドの始まりだ!

    いつの時代かと思わせる村社会のしきたりに、時代錯誤の家父長主義、妻妾同居
    モラハラで暴君の父
    我が物顔に振る舞う女
    黙って耐える家族
    無視される多聞
    そして起きる事件

    どんどん出てきます

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    2024年01月03日
  • 二周目の恋

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    初めて読んだ
    アンソロジー。
    やっぱり作家さんによって文や物語の雰囲気が違くて一冊読んでる感覚がなかった!
    でも素敵な方にたくさん出会えるのはいいことだね。
    一つ一つ本当に色が違うから感じたこともそれぞれだけど、恋愛の形って本当に色々あるなってのが所感。
    実ったものも実らないものも実らせちゃいけないものも心に秘めておくだけのものも全部恋。愛。
    正しい形に囚われすぎなくたっていいんだって思わせてくれた。
    お気に入りは大好き島本理生さんの作品「最悪よりは平凡」と一穂ミチさんの「カーマンライン」

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    2023年12月27日
  • アンチェルの蝶

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    彼が触れられたくない過去は何なのか新世界よりにどんな秘密があるのか、気になってグイグイ読んでしまった。飲んだくれでも黙々と働く藤太の姿を客とほづみはちゃんと見てたんだな。
    藤太がへたれとかいづみちゃんが可哀想すぎるとか色々思うことはあるけど。事件があってから卒業までいづみと接触しなかったのはなぜかちょっとモヤる。過去のことはもう変えられないし死んだ人は戻ってこないから、身を寄せ合った2人の未来が良いものであるようただ祈りたい。

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    2023年12月20日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    遠田潤子の邂逅(わくらば)の滝を読みました

    短編集です。
    紅滝という美しい滝があり、その滝には運命の恋と信じた相手に裏切られた姫の、哀しい伝説。
    伝説に纏わる、それぞれの物語ですが、私的にはあまり入り込めなかった。

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    2023年11月30日
  • 二周目の恋

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    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

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    2023年11月25日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    久々の遠田作品。連続短編。
    他の作品と比べると何だろう、
    色々とマイルドかなと言う印象。

    非恋と言われればそうなのかも知れないが
    約束通りぐるぐると巡って
    出会えているのだから
    これはこれで幸せなのかもしれない。

    凍る滝、いつか私も見てみたいな。

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    2023年11月17日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    うーん。行ったり来たりでこんがらがる。連載、後でまとめるにしても、時系列とか整理してほしいかな。久しぶりの遠田さん期待、勝手に期待膨らませていただけに…。「忠義とは何だ。忠義とはそれほど偉いものなのか。己の妻、己の子を見殺しにしてでも通さねばならないものなのか。果たしてそれが本当に正しい道なのか」ありえませんと、今の時代に生きる小生は言えるけど。

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    2023年11月08日
  • 二周目の恋

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    初めてでもなくて、2度目でも最後でもなくて「2周目」。ひと通りの経験を積むとこういう大人になるのかな。
    普段、恋愛小説は読まないけれど、人気作家が色々な角度から描く恋愛小説は面白かった。
    特に「カーマンライン」が好きだなと思った。

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    2023年10月31日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    大阪、奈良、和歌山にまたがる山間にある紅滝という美しい滝。そこにある祠にまつわる哀しい伝説。滝のそばに立つ「滝口屋」という茶屋を舞台に、現代、大正、江戸、安土桃山、南北朝と時を遡りながら描く因縁の男と女の恋と呪いと誓い。


    望月という男が素性を変えながら全ての物語に登場する。望月と“くれ”と名のつく女の因縁。生まれ変わりながら繋いでいく怨みと愛情の連鎖。狙いはいいんだけどだんだんお腹いっぱいになって来て読み続けるのが辛い。最終話は歴史の授業みたいで退屈。
    そんなこんなでさして感動もせず。もう遠田潤子は卒業かな〜

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    2023年10月26日
  • オブリヴィオン

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    なんか何とも言えない悲しい話。
    なんだかんだで、実はみないい人のような、どうにもならないような。
    でも面白かったです!

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    2023年09月13日