遠田潤子のレビュー一覧

  • カラヴィンカ

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    恋愛?ミステリー?ある意味ファンタジーな作品。

    すべての登場人物が嘘をつきまくっている中、主人公てある多聞だけがすべての嘘を知らずにいて、村の人々は事実を知りつつ隠して暮らすし、都会で知り合ったはずのマネージャーたちも実は関係あるという、クローズドな関係性を描いたらうまい作家だな、という印象。

    因習に囚われた田舎の村に生まれたことの悲劇が、ひとつの家族を通じてドロリと暗くひたすら書かれている。

    最後の最後、主人公の多聞と実菓子がお互いの思いを吐き出すシーンは、過去の因習から解き放たれるクライマックスなのだが、そこでひたすら「バケツ」「バケツ」と繰り返しているのがなんだか滑稽であった。

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    2018年01月04日
  • カラヴィンカ

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    ネタバレ

    何から何までひどい。どのエピソードも不快ってのが凄いです。最後のほうで、生い立ちから、仕方なかったって語るけど、それさえも不快。

    あまりにひどくて、早く幸せな現実を見せてやってくれと思いながら、読み進めた本です。

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    2017年12月17日
  • 蓮の数式

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    デビュー作から注目していたものの、あまりの昏い破壊力に、自分の気力が負けそうで、気になりながらしばらく手に取っていなかった遠田潤子さん。
    が、近作で爽やかさをまとうようになったと知り、読んでいなかった過去作品を遡って読むことにした。

    撃沈…
    なんという絶望、悪意、閉塞感。
    善意の人の好意すら受け止めることのできない、大きな欠落を抱えた、傷つきすぎた心。
    それでも、泥の中から美しすぎる蓮の花が咲くように、そんな心にも、咲く花があるのだろうか。

    くらくらしながらも、ぐいぐい読まされてしまう力は、やっぱりすごい。
    読後しばらく、リハビリが必要になった。

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    2017年12月06日
  • カラヴィンカ

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    ネタバレ

    201711/すっかりお気に入りの一人となった遠田潤子。改題前の「鳴いて血を吐く」ってのもストレートでいいし、新題の「カラヴィンカ」もいい。後半、吉井や及川のくだりは「だとしてもそこまで?」と強引に思えたけど、やはり一気読みさせる吸引力は見事。この独特の遠田ワールド、佐々木丸美とか好きな人はハマれると思う。

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    2017年11月05日
  • あの日のあなた

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    ネタバレ

    完璧だった父親の、ミステリアスな過去は読んでいてかなり気になるところでした。

    母親ではない、森下翠という存在や、自分より先に生まれているはずだったもう一人の「在」の存在など。

    興味を引かれる点は多く、退屈すること無く読み終えはしたのですが、過去の父親の行動が極端すぎること(殴られても無反応とか)や、翠の日記が赤裸々すぎる点が不自然に感じてしまいました。

    そうした点が気になって、以前読んだ「アンチェルの蝶」「雪の鉄樹」ほど純粋に心を揺さぶられなかったような気がしました。

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    2017年07月05日
  • アンチェルの蝶

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    ネタバレ

    何とも言えず苦しくなる作品。
    残酷な運命の中でも、懸命に生きれば新しい世界に繋がって欲しかったけれど……。
    最後は希望に繋がったと信じたい。

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    2017年06月19日
  • あの日のあなた

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    201706/無理やりなんだけどこの世界にひきこんで読ませる力がすごい。遠田潤子だから…という先入観もあるけど、やはり独特な作家さんだな。

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    2017年06月11日
  • 蓮の数式(分冊版) 【第1話】

    ネタバレ 購入済み

    ん?

    手に職もあるのに何故離婚しなかったのか…こんな夫や姑と一緒にいるのは苦痛でしかない…
    殺すのではなく、DVされたのだから合法的に別れてお金を巻き上げればいいのに…
    3話まで読みましたが、共感もできないし、なんだか中途半端…
    あと、謎の関西弁がすごく気持ち悪い。

    #ダーク

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    2021年05月31日
  • 蓮の数式(分冊版) 【第1話】

    購入済み

    千穂は玉の輿だが、子供が出来ない事を姑と夫に責められるのでは辛く寂しいだろうな。
    透との出会いが破局に繋がる気がしてならない。

    #切ない

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    2022年03月10日