遠田潤子のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    二周目とタイトルにつくように、どこか恋に対して諦めや達観などの感情を読みとれてもどかしい気分になることが多かった。二十代後半ぐらいになってからもう一回読んでみたい話。

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    2023年11月12日
  • 雨の中の涙のように

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    ネタバレ

    登場する映画を知っていれば、より一層楽しめたと思いますが、わたしが知っていたのは「長七郎江戸日記」と「忠臣蔵」だけでした(笑)。大洲の町並みや、臥龍山荘の景観の美しさも、思い浮かべることができて、第一章は想像とが現実がうまい具合に相まって、景色が流れるように読めたのがよかったです。アイドルの握手会は、見たことなかったので、うすぼんやりとしか想像できませんでしたが。

    どの章にも、登場人物が基本的に、一回なんかしら暗い過去があって、それに捕らわれているんですが、それを昇華して気力を取り戻していくために切っ掛けになった人物が描かれています。ちょっとずつ出てくる過去が繋ぎ合わさって、一人の人物になっ

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    2023年11月05日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    大阪、奈良、和歌山にまたがる深い山の中に紅滝という美しい滝がある。
    その滝には運命の恋と信じた相手に裏切られ捨てられた姫の哀しい伝説が残されていた。

    瀧口屋は、秘境の宿として雑誌にも取り上げられた。
    この瀧口屋の長女が紅姫様を慰めるお祭りをやった年に…。

    この現代から次の章には、過去になり大正、江戸、安土桃山、南北朝時代へと〜
    二人は出会いを繰り返す。

    悲恋物語だが、死と哀しみだけでなく周りも辛くなるほど…。
    運命的な出会いだが、決っして結ばれることのないという残酷さにやりきれない。
    この絶望感が何度も何度も繰り返されるのはたまらない。
    それでも愛する人はただひとり。
    泣きたくなるほどの

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    2023年10月29日
  • 雨の中の涙のように

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    202308/謎と映画を絡めつつ、人間と人生を見事に描いた連作短編集。これもまた遠田潤子の恐ろしさ凄さが詰まった名作!第二章の「だし巻きとマックィーンのアランセーター」が何故か一番心に残った。

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    2023年10月25日
  • 冬雷

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    重かったなぁ。閉鎖的でしがらみや伝統が人々をがんじがらめにする。子供もその風習などに飲み込まれていってしまう。とても切ないお話でした。最後は少し希望があるのかな、代助と真琴には自分たちの人生を歩んで欲しい。

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    2023年10月24日
  • あの日のあなた

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    表現力があるので情景が浮かびやすく綺麗な映画のように読めた。
    色々真相が明らかになってさらに手記でも二重三重に同じようなことを書いてるのでくどいと思ってしまった。
    序盤が面白いので残念。
    この人の本はいつも詰め込みすぎな気がする。
    でもイヤミスほど読後感は悪くないし、面白いからもうちょっと他のも読んでみようと思う。

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    2023年10月23日
  • 二周目の恋

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    うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。

    p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見か

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    2023年10月03日
  • アンチェルの蝶

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    暗い、最初からどことなく暗い。
    なんでこうなるか、救いがない。

    でも止まらなかった。
    先が気になるもんで、なんだかんだで読み続けて、一気に近い感じで終わりました。
    面白いか、面白くないかで言えば面白いんだけど、そうはいえない内容の苦しさ。
    心がじんわりする場面もあるんだよねぇ。

    でも、これは読まんと分からんよねぇ。

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    2023年09月25日
  • 二周目の恋

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    二周目っていうのがよく分からなかったけど、
    大体は面白かった。
    2つ、好みじゃなくて飛ばした。
    綿矢りさのバレンタインの話は
    めっちゃ共感する。

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    2023年09月24日
  • 雨の中の涙のように

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    どこかしらで一人の俳優と繋がっている主人公の短編が電車で読むのにちょうど良い長さ。そして、ちょうど雨の日に最終章を読み終えて、なんだかほわっとした。

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    2023年09月09日
  • 雨の中の涙のように

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    八篇からなる連作短編集。各短編の主人公は過去の傷や重いものを背負って生きていてそれに不器用。子供の頃のことや、男女間のこと、仕事などさまざまな環境や生活が描かれている。各短編に共通するのが一人の俳優が何かしら影響を与えていること。それがそれぞれの心を少し軽くしてくれる。知らず知らずのうちに影響を与えていた俳優のこれまでが語られるラストもとてもいい。これまでの遠田作品にはない温かみがありこういう作品をもっと読みたくなった。

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    2023年09月08日
  • 銀花の蔵(新潮文庫)

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    次々と試練がかかる銀花が可哀想だったが
    登場人物全てが可哀想で、でもしっかり生きている
    ドロっとしつつ前向きな話

    面白くて一気読みして
    後半ボロボロ泣いた

    「そう言えば、私ら、お母さんの子やなかったんや」と軽く言うセリフで気持ちが明るくなった

    全く血のつながらない銀花と剛夫婦のおかげで
    この一族と家業は明るい未来へ向かっていく

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    2023年09月06日
  • 雨の中の涙のように

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    各章で映画のシーンや台詞が登場すると、自分の頭の中にあるその映画のシーンが再生されて話を更に盛り上げ、より先を読み進めたいと言う原動力となった。
    文字が映像を引き出し、引き出された映像が文字を補完してくれる1読で2度おいしい小説だ。

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    2023年08月14日
  • 雪の鉄樹

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    『緑陰深きところ』が良かったので他の作品を読んでみたくなった。
    読み始めて、『緑陰深きところ』と構成が同じでがっかりして、テンプレかと思った。
    でも読み始めたからには読み切ろうと思い直してページを捲る。すると、1/3くらいから面白くなって、結果的に一気読みしてしまった。

    内容はかなり突飛というか、なかなか居ない立場の登場人物ばかりに思えたけど、殺人事件や事故や自殺は頻繁に起こるのだから、私の周りで起こっていないだけで世の中には作品の中のようなことが多々起こっているのかもしれない。悲しいことだけど。

    認めることと頼ることはとても大事だと改めて思う。

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    2023年08月11日
  • 銀花の蔵(新潮文庫)

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    面白かった!醤油蔵を継いだ銀花の一代記。家族の再生の物語。ミステリー要素もあり。
    どんな困難でもとにかく健気で前向きな銀花に好感が持てます。

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    2023年06月22日
  • ドライブインまほろば

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    いろんな家族の形があるけれど、今回の話の人間たちは最低で自分勝手な人間と真っ直ぐ生きようとする人間とが描かれており、共感というか、子供たちがまっすぐ生きて欲しいなと、感じました。

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    2023年06月11日
  • ドライブインまほろば

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    義父を殺した小学6年生と妹が奈良の山奥のドライブインに逃げ込む。5才の娘を亡くした女主人がひと夏を一緒に過ごしながらお互いの傷を癒し、10年に一度現れるという生まれ変われる十年池を探す。
    高校生売春、育児放棄、殺人と世にも酷い犯罪が山盛り描かれている。嫌な気持ちになりながらも最後まで読んでしまう。半端な説教話しで終わらせないのが凄い。

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    2023年04月09日
  • アンチェルの蝶

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    ネタバレ

    重い。
    前半は藤太がぐずぐず言っててなかなか進まなかったけど、過去のことが明らかになるにつれて目が離せなくなっていく。
    悲しい話。でも最後はなんとか持ち直す方向で終わって良かった。
    余談だけど、遠田さんの下ネタはエグくて苦手。蓮の数式は冒頭で挫折した。

    [ストーリー]
    藤太の営む居酒屋まつに、秋雄が、いづみの子どもだというほづみを預けて失踪する。3人は仲が良かったが、3人の父親たちが焼死した火事の後、中学卒業をしてから25年疎遠だった。

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    2023年03月24日
  • ドライブインまほろば

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    読んでいてつらい気持ちになるのに、ページをめくる手が止まらない。読む進んでいくと、どんどん泥沼にはまって行くような気がする。この先に救いはあるのかと不安になる。登場人物すべてに死亡フラグが立っているのだ。
    クズのような人物でも、好きでクズになったわけではない。大人たちが彼らをクズにしたのだ。文章の端々に当人の繊細な部分が描かれていて軽蔑しれきれない罠を仕込んでいる。
    ドライブインのオーナーの比奈子は大人である責任を感じて、行く当てのない子どもたちを守る。しかし過去の悲しい事件では実母を許せない自分の未熟さと葛藤する。
    人間の煩悩が複雑に重なりあい悲劇を生んでいく。
    それが最終的に吉と出るか凶と

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    2023年03月12日
  • オブリヴィオン

    購入済み

    遠田さんの小説は、設定が重苦しい展開ですが、最後は救われる場面もあると分かっているので、今回も一気読み。

    #泣ける #切ない

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    2023年02月27日