遠田潤子のレビュー一覧

  • カラヴィンカ

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    暗いの読んで、
    血ドバドバ読んで、
    締めは、久々の遠田さんで。
    (隊長大丈夫かな…(・_・; )

    まぁ、波乱な一族やな。
    田舎の旧家になるんかな?
    お父ちゃんの独裁!
    DVの嵐やし、二号さん作って、離れに!
    更に、二号さん失踪したら、その娘と結婚って…
    更に更に、初夜で、腹上死〜!
    その娘がタイトルにあるカラヴィンカ。

    「迦陵頻伽。想像上の生き物だよ。
    人頭鳥身。つまり、首から上は美しい女で身体は鳥なんだ。極楽に棲んでて、この上もなく美しい声で鳴く」
    「その美しい声で仏の教えを説くんだ。でも、所詮は鳥なんだ。畜生なんだよ」

    何か、正面切って殺人ってのはないけど。
    実は……_| ̄|○
     み

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    2025年11月16日
  • ミナミの春

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    閑古錐 八角磨盤空 壺中日月長し 惺惺着 
    一笑すれば千山青し 花開く万国の春
    これらはこの小説の各章に出てくる言葉。禅の言葉だったりするようだ。その言葉に登場人物がこれらの言葉に自分を顧みる。
    どれもなるほど、いい言葉ばかりだ。

    物語は大阪の姉妹の漫才師が関わりながら展開していく。
    最初は若くして亡くなったピアニスト夫婦の娘が芸人になり、その娘が最後の話を締める。
    ファミリアの子ども服 懐かしかった。
    私も大好きだった。娘と息子、お揃いで着せた。
    でも、この亡くなったピアニスト、自分の夢を亡くなってまで娘に押し付けるのは娘にとって重すぎるのでは。
    基本的に親のエゴに子ども達が振り回されてい

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    2025年10月18日
  • ミナミの春

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    大阪ならではの話。お笑いと人情コテコテ。ちょいちょい出てくる禅の言葉が馴染みがなくて違和感があった。

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    2025年09月19日
  • 人でなしの櫻

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    私には登場人物の心情は理解できないけど、先が気になって読むのをやめることはできませんでした。
    みんな傷ついて傷つけて生きていて、読むのが辛くて、でも読まずにはいられない、そんな本でした。

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    2025年09月14日
  • ミナミの春

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    人間関係ってややこしいなと思うけど、あぁ、よかったと思うこともあり、後からジワーっとくる物語やった。なんで自分だけと思い悩むことはない。

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    2025年09月06日
  • ミナミの春

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    大阪を舞台にしと人情味のある短編集。ところどころに禅の言葉が出てきて考えさせられる。“閑古錐“、いけないなと思いつつも心の錐はなかなか丸くならない。

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    2025年08月30日
  • 雨の中の涙のように

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    ネタバレ

    最終章で知れた、俳優でない堀尾葉介がよかった。
    実はトラウマ級の過去を持っていたなんて。
    明らかに今までと口調が違うし、翼を救って自分も救えた。

    時代劇うんぬんから始まって、
    時代劇、、いつの話だろこれ、ついていけるかな、と思ったけどそれは最初だけで、結果普通に読めた。
    強いて言うなら、どの章もピシッとしまって終わるわけではなく、ふわ〜と、この章に出てくる人たちの人生はこれからも続くんだな〜という感じで終わった。それがこの本の特徴なんだろうけども、たまに物足りなさを感じた。
    炭で作った木琴を堀尾に渡すのはちょっと意味不明だったかも。自己満すごい。

    堀尾葉介、一般人に声かけられて返事しちゃう

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    2025年08月08日
  • アンチェルの蝶

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    大阪で居酒屋を営んでる主人公藤太(とうた)の元に、幼馴染の秋雄が少女(ほづみ)を預けに来た
    少女の母いずみと藤太と秋雄 
    過去に何があったのかという話

    今の生活と、昔の少年時代と交互に話が展開
    ある事件をきっかけに忌まわしい方向へとねじれていく

    父親は仕事をせず、酒に酔って子どもを殴り、賭け麻雀をして借金をつくり、子どもを借金のカタに売る
    そんな親たちのもとで育つしかなかった藤太たち

    藤太 秋雄 いずみ 
    三人の過ごした時間はかげがえのないものなのに
    最低の夏休み それでも最高の日々

    蝶の羽化の失敗も
    まるで人生の行き詰まりのようで
    悲しくてやりきれない

    後半の展開はスリリングで

    0
    2025年08月07日
  • 冬雷

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    初めての遠田潤子氏の作品。鷹匠として養子になった代助。神社の巫女・真琴と恋仲になる。しかし養子先に実子が生まれ、疎まれる代助。ついに実子殺しの汚名を背負わされ、追い出される。18年後に新たな展開が待っていた。日本海側の曇り空、冷たい雨風、古くから伝わる因習、そんな独特の世界観がある。ラストはページをめくる手が止まらない。面白かった。

    0
    2025年07月26日
  • 雪の鉄樹

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    ネタバレ

    ⭐️3.5くらいの気持ち。

    ただひたすら重かった。
    文枝と郁也、双子の母親がどうしても好きになれない。

    雅雪に関しては当人でもないのに何もそこまで贖罪する必要は無いんじゃ…って気はしたけど不器用すぎる人なんだろうな。祖父が悪い。

    0
    2025年07月15日
  • ミナミの春

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    人の温かさや優しさに溢れる物語だった。
    一方で親から受けた期待の重さが子供を不幸にしてしまう怖さをまざまざと感じさせられた。
    チョーコもハナコも華やかな世界にいながら、裏で人知れずいろんな苦労をしていたにも関わらず、ヒデヨシやハルコに優しくしてくれていたのには救われた。
    やはり、人を信じたいと思った。

    0
    2025年06月08日
  • ドライブインまほろば

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    全体的には、辛いストーリーだった。

    どんな悪人にも愛はあるんだな。
    というか誰も悪人になりたくてなるわけじゃないんだ。

    信用できる人に出会うことや、人を信用することは難しいかもしれないけど、、それでも誰かと語り合うことは大切なんだ。

    誰かの言葉でココロが動く。
    話すことでココロが動く。

    希望も絶望もあるけど、希望は人を強くし、未来を明るくする。


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    2025年06月01日
  • オブリヴィオン

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    ネタバレ

    ・「いつか」と「今さら」は似ている。どちらも辛い現実から逃避する呪文だ。「いつか」と唱えれば現実から眼を逸らすことができる。「今さら」と唱えれば現実を諦めることができる。

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    2025年03月04日
  • 雨の中の涙のように

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    遠田さん、相変わらずとても良い作品を書きます。今まで読んだことのないような視点から、それぞれの登場人物によって1人の男性にまつわるストーリーが語られていて興味深かった。最後の終わり方も考えさせられるものがありました。

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    2025年01月23日
  • 二周目の恋

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    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

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    2024年12月15日
  • 二周目の恋

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    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

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    2024年12月08日
  • 冬雷

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    2017年第1回未来屋小説大賞受賞
    そして、初めての遠田潤子さん

    孤児であった主人公が、日本海側の小さな町の
    大きな力を持つ名家に引き取られることになる
    その家の跡継として優秀さを期待されて

    長編ミステリーです
    その町の立地、因習
    その家の血脈
    それらがミステリーに悲しく切なく許せない
    といった感情を加えます

    ミステリー以上に
    主人公が孤児であったことを認識して
    跡継として忠実な勤勉さで尽くしていく姿
    それが、弟の事件が起きるや
    親も町もあまりに冷たい仕打ちに苦悶する姿
    が、記憶に残ります

    本の紹介やあとがきに
    「嵐が丘」のような物語という依頼がきっかけだとあります
    私の嵐が丘知識は 

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    2024年11月30日
  • 紅蓮の雪

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    ふたごの姉が20歳の誕生日に実家の裏山にある城から飛び降りた。自殺だ。親に愛されず二人でけで生きてきたつもりだった。理由を教えず、なぜ姉は死んだのか。
    主人公の青年は大衆演劇に身を投じて原因を探していく。両親も親に愛されず育った、許されぬ血のつながった関係。新たな事実が浮かび上がる。
    最後に姉の自分への気持ちに気づいた主人公が切ない。
    自分探しと大衆演劇。知らない世界が見えてなおかつ上質なミステリー。面白い。

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    2024年11月16日
  • 雪の鉄樹

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    重い、けどそこが引き込まれる。
    中盤までなぜこんな状況なのかが全く分からず
    読むほどに謎が深まっていくけど
    後半読めば読むほど状況が明らかになって
    苦しいのに読む手が止まらない作品でした。

    雅雪への感じ方は人それぞれだろうなぁ〜

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    2024年11月03日
  • 月桃夜(新潮文庫)

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    好きな作家、遠田潤子のデビュー作。現代の海のはなしと江戸時代の奄美の鳥のはなしで構成されたファンタジー。「これがデビュー作か⁈」というくらい、素晴らしい秀作だ。
    奄美の暗く、希望のない生活。囲碁という希望。禁断の愛に山の神、悪神。不思議な空気感と蜃気楼のように進む話。絶望で終わることなく、最後に前に進む道標を示す。
    「この世の終わりで、また」

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    2024年10月21日