遠田潤子のレビュー一覧
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ネタバレまるで昭和初期を舞台にしたような過去話とドロドロの人間関係が、読んでいて鬱な気分にさせてくれます。重苦しくて、晴れ晴れとした気持ちになる内容ではないのですが、じっくりと一言一句漏らさずに読み通したいと思わせる求心力にも似た力を作品から感じ、没頭して読んでいました。
序盤、不動の死の原因とされている実菓子の存在とその態度に、多聞と同じく彼女に対する苛立ちを覚えました。しかし過去の話を読み進めていくと、虐待に起因する「自分に対する興味のなさ」に基づく一連の言動なのかと思い、少しずつ印象が変わっていきました。
多聞も名家の次男坊(かつ、終盤で明らかになるある要因から?)のため、兄の影で存在をない -
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あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いしますm(_ _)m
新年1冊目は、まことさんのレビューで気になり、一休さんのレビューでノックアウトされたこの作品。みんみんさんも高く評価されており期待大で読みました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
この作品は備前焼の里・岡山県の伊部を舞台にした父子三代の家族の物語です。
物語は、主人公の城(じょう)が、大らかで優しい祖父 路傍(ろぼう)と、冷たく無関心な父 天河(てんが)という対極的な家族の中で育っていくところから始まります。
幼い頃に母を亡くしていた城は、愛情を渇望しながら、父への想い、認められたいと言う思いに悩み苦しみ、それでももがき自分 -
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ネタバレ遠田潤子の作品はいつも、重くて辛くて痛い。
それでも、読み終わった時不思議に嫌な気持ちにはならない。
今回も、そういう読書だった。
小学6年生の憂は、母の再婚相手を殺し、異母妹を連れて家から逃げ出した。
逃げ込んだ先の「ドライブインまほろば」を経営しているのは、2年前に5歳の娘を事故で亡くした比奈子。
憂が殺した流星の双子の兄・銀河は、憂を探して「ドライブインまほろば」にたどりつく。
そこで三者は…。
憂の人生が壮絶で、胸が潰れそうになる。
両親も義理の父も、誰も憂を愛してはいない。
ただ憂さ晴らしをし、家事などをさせるためにそばに置いているに過ぎない。
「なんのために生れたんだろう。生 -
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うわっ!
インパクトあるわ〜
タイトルが…(−_−;)
もう、読む前から、闇に吸い込まれんのとちゃうの!
うわっ!
監禁ですか!
8歳の少女を11年間も!
やはり、遠田さんや!凄い〜!
人でなしの才能か…前の作品では、たらしの家系もあったなぁ…
しかし、持って生まれた才能なり、血筋なり…こんなんイヤや〜
ストックホルム症候群
誘拐や監禁、虐待などの極限状況下で、被害者が加害者に対して好意や共感、信頼感を抱くようになる心理現象。
少女は↑↑↑
更に、ココロは、8歳でストップ!
暫く絶縁関係にあったお父ちゃん、死んで発覚!
少女は、治療しても、なかなか依存がなくらず、息子に依存を移して… -
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綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。 -
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暗いの読んで、
血ドバドバ読んで、
締めは、久々の遠田さんで。
(隊長大丈夫かな…(・_・; )
まぁ、波乱な一族やな。
田舎の旧家になるんかな?
お父ちゃんの独裁!
DVの嵐やし、二号さん作って、離れに!
更に、二号さん失踪したら、その娘と結婚って…
更に更に、初夜で、腹上死〜!
その娘がタイトルにあるカラヴィンカ。
「迦陵頻伽。想像上の生き物だよ。
人頭鳥身。つまり、首から上は美しい女で身体は鳥なんだ。極楽に棲んでて、この上もなく美しい声で鳴く」
「その美しい声で仏の教えを説くんだ。でも、所詮は鳥なんだ。畜生なんだよ」
何か、正面切って殺人ってのはないけど。
実は……_| ̄|○
み