遠田潤子のレビュー一覧

  • 天上の火焔

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    あけましておめでとうございます。
    本年も宜しくお願いしますm(_ _)m

    新年1冊目は、まことさんのレビューで気になり、一休さんのレビューでノックアウトされたこの作品。みんみんさんも高く評価されており期待大で読みました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*


    この作品は備前焼の里・岡山県の伊部を舞台にした父子三代の家族の物語です。

    物語は、主人公の城(じょう)が、大らかで優しい祖父 路傍(ろぼう)と、冷たく無関心な父 天河(てんが)という対極的な家族の中で育っていくところから始まります。
    幼い頃に母を亡くしていた城は、愛情を渇望しながら、父への想い、認められたいと言う思いに悩み苦しみ、それでももがき自分

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    2026年01月02日
  • ドライブインまほろば

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    ネタバレ

    遠田潤子の作品はいつも、重くて辛くて痛い。
    それでも、読み終わった時不思議に嫌な気持ちにはならない。
    今回も、そういう読書だった。

    小学6年生の憂は、母の再婚相手を殺し、異母妹を連れて家から逃げ出した。
    逃げ込んだ先の「ドライブインまほろば」を経営しているのは、2年前に5歳の娘を事故で亡くした比奈子。
    憂が殺した流星の双子の兄・銀河は、憂を探して「ドライブインまほろば」にたどりつく。
    そこで三者は…。

    憂の人生が壮絶で、胸が潰れそうになる。
    両親も義理の父も、誰も憂を愛してはいない。
    ただ憂さ晴らしをし、家事などをさせるためにそばに置いているに過ぎない。

    「なんのために生れたんだろう。生

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    2025年12月31日
  • 二周目の恋

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    お気に入りの話
    1「カーマンライン」一穂ミチ
    2「最悪よりは平凡」島本理生
    3「海鳴り遠くに」窪美澄

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    2025年12月24日
  • 人でなしの櫻

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    うわっ!
    インパクトあるわ〜
    タイトルが…(−_−;)
    もう、読む前から、闇に吸い込まれんのとちゃうの!

    うわっ!
    監禁ですか!
    8歳の少女を11年間も!
    やはり、遠田さんや!凄い〜!

    人でなしの才能か…前の作品では、たらしの家系もあったなぁ…
    しかし、持って生まれた才能なり、血筋なり…こんなんイヤや〜

    ストックホルム症候群
     誘拐や監禁、虐待などの極限状況下で、被害者が加害者に対して好意や共感、信頼感を抱くようになる心理現象。
    少女は↑↑↑
    更に、ココロは、8歳でストップ!

    暫く絶縁関係にあったお父ちゃん、死んで発覚!
    少女は、治療しても、なかなか依存がなくらず、息子に依存を移して…

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    2025年12月21日
  • 天上の火焔

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     最近、ファンタジーやミステリをよく読んできたので、無駄な装飾のない美しい文章でするすると読んでしまいます。
     初めて読んだ作家さんでしたが素晴らしかったです。わかりやすい言葉わかりやすい物語で焼物の世界に引き込まれました。
     食器にこだわりがなく100均の食器しか買ったことがないのですが、何かお気に入りのひとつを探してみたくなります。

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    2025年12月14日
  • 天上の火焔

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    父が偉大すぎて距離ができてしまったのだろうか? 祖父も父も同じ道を進んでいるとなると、自分にも相当なプレシャーがかかりそう。それでも同じ道をいくというのはすごい決心だ。

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    2025年12月02日
  • 二周目の恋

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    綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
    一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
    遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
    窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。

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    2025年12月02日
  • 天上の火焔

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    懐かしい。煉瓦の煙突が立ち並ぶ伊部の町。「おえん、おえん」あんなに使っていた言葉なのに忘れていた。三代の物語だけど、親子関係、そんなに深く自省したことない身には、あまり共感出来ず残念。親子の愛情に疑問持たないでこれたのは幸せだったのかなぁ。

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    2025年11月26日
  • カラヴィンカ

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    暗いの読んで、
    血ドバドバ読んで、
    締めは、久々の遠田さんで。
    (隊長大丈夫かな…(・_・; )

    まぁ、波乱な一族やな。
    田舎の旧家になるんかな?
    お父ちゃんの独裁!
    DVの嵐やし、二号さん作って、離れに!
    更に、二号さん失踪したら、その娘と結婚って…
    更に更に、初夜で、腹上死〜!
    その娘がタイトルにあるカラヴィンカ。

    「迦陵頻伽。想像上の生き物だよ。
    人頭鳥身。つまり、首から上は美しい女で身体は鳥なんだ。極楽に棲んでて、この上もなく美しい声で鳴く」
    「その美しい声で仏の教えを説くんだ。でも、所詮は鳥なんだ。畜生なんだよ」

    何か、正面切って殺人ってのはないけど。
    実は……_| ̄|○
     み

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    2025年11月16日
  • ミナミの春

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    閑古錐 八角磨盤空 壺中日月長し 惺惺着 
    一笑すれば千山青し 花開く万国の春
    これらはこの小説の各章に出てくる言葉。禅の言葉だったりするようだ。その言葉に登場人物がこれらの言葉に自分を顧みる。
    どれもなるほど、いい言葉ばかりだ。

    物語は大阪の姉妹の漫才師が関わりながら展開していく。
    最初は若くして亡くなったピアニスト夫婦の娘が芸人になり、その娘が最後の話を締める。
    ファミリアの子ども服 懐かしかった。
    私も大好きだった。娘と息子、お揃いで着せた。
    でも、この亡くなったピアニスト、自分の夢を亡くなってまで娘に押し付けるのは娘にとって重すぎるのでは。
    基本的に親のエゴに子ども達が振り回されてい

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    2025年10月18日
  • ミナミの春

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    大阪ならではの話。お笑いと人情コテコテ。ちょいちょい出てくる禅の言葉が馴染みがなくて違和感があった。

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    2025年09月19日
  • 人でなしの櫻

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    私には登場人物の心情は理解できないけど、先が気になって読むのをやめることはできませんでした。
    みんな傷ついて傷つけて生きていて、読むのが辛くて、でも読まずにはいられない、そんな本でした。

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    2025年09月14日
  • ミナミの春

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    人間関係ってややこしいなと思うけど、あぁ、よかったと思うこともあり、後からジワーっとくる物語やった。なんで自分だけと思い悩むことはない。

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    2025年09月06日
  • ミナミの春

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    大阪を舞台にしと人情味のある短編集。ところどころに禅の言葉が出てきて考えさせられる。“閑古錐“、いけないなと思いつつも心の錐はなかなか丸くならない。

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    2025年08月30日
  • 雨の中の涙のように

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    ネタバレ

    最終章で知れた、俳優でない堀尾葉介がよかった。
    実はトラウマ級の過去を持っていたなんて。
    明らかに今までと口調が違うし、翼を救って自分も救えた。

    時代劇うんぬんから始まって、
    時代劇、、いつの話だろこれ、ついていけるかな、と思ったけどそれは最初だけで、結果普通に読めた。
    強いて言うなら、どの章もピシッとしまって終わるわけではなく、ふわ〜と、この章に出てくる人たちの人生はこれからも続くんだな〜という感じで終わった。それがこの本の特徴なんだろうけども、たまに物足りなさを感じた。
    炭で作った木琴を堀尾に渡すのはちょっと意味不明だったかも。自己満すごい。

    堀尾葉介、一般人に声かけられて返事しちゃう

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    2025年08月08日
  • アンチェルの蝶

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    大阪で居酒屋を営んでる主人公藤太(とうた)の元に、幼馴染の秋雄が少女(ほづみ)を預けに来た
    少女の母いずみと藤太と秋雄 
    過去に何があったのかという話

    今の生活と、昔の少年時代と交互に話が展開
    ある事件をきっかけに忌まわしい方向へとねじれていく

    父親は仕事をせず、酒に酔って子どもを殴り、賭け麻雀をして借金をつくり、子どもを借金のカタに売る
    そんな親たちのもとで育つしかなかった藤太たち

    藤太 秋雄 いずみ 
    三人の過ごした時間はかげがえのないものなのに
    最低の夏休み それでも最高の日々

    蝶の羽化の失敗も
    まるで人生の行き詰まりのようで
    悲しくてやりきれない

    後半の展開はスリリングで

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    2025年08月07日
  • 冬雷

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    初めての遠田潤子氏の作品。鷹匠として養子になった代助。神社の巫女・真琴と恋仲になる。しかし養子先に実子が生まれ、疎まれる代助。ついに実子殺しの汚名を背負わされ、追い出される。18年後に新たな展開が待っていた。日本海側の曇り空、冷たい雨風、古くから伝わる因習、そんな独特の世界観がある。ラストはページをめくる手が止まらない。面白かった。

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    2025年07月26日
  • 雪の鉄樹

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    ネタバレ

    ⭐️3.5くらいの気持ち。

    ただひたすら重かった。
    文枝と郁也、双子の母親がどうしても好きになれない。

    雅雪に関しては当人でもないのに何もそこまで贖罪する必要は無いんじゃ…って気はしたけど不器用すぎる人なんだろうな。祖父が悪い。

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    2025年07月15日
  • ミナミの春

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    人の温かさや優しさに溢れる物語だった。
    一方で親から受けた期待の重さが子供を不幸にしてしまう怖さをまざまざと感じさせられた。
    チョーコもハナコも華やかな世界にいながら、裏で人知れずいろんな苦労をしていたにも関わらず、ヒデヨシやハルコに優しくしてくれていたのには救われた。
    やはり、人を信じたいと思った。

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    2025年06月08日
  • ドライブインまほろば

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    全体的には、辛いストーリーだった。

    どんな悪人にも愛はあるんだな。
    というか誰も悪人になりたくてなるわけじゃないんだ。

    信用できる人に出会うことや、人を信用することは難しいかもしれないけど、、それでも誰かと語り合うことは大切なんだ。

    誰かの言葉でココロが動く。
    話すことでココロが動く。

    希望も絶望もあるけど、希望は人を強くし、未来を明るくする。


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    2025年06月01日