遠田潤子のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • 雪の鉄樹

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    過去をなかなか明かさない物語の展開に歯がゆさは感じるものの、ちょっと思い付かないプロットが素晴らしい植木屋の恋!

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    2023年11月21日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に

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    2023年11月20日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    怨むほどに心が狂おしくなる人。運命の一言では片付けられない2人。ただ穏やかに2人で過ごす日々はいつの日か訪れるのだろうか。

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    2023年11月19日
  • 蓮の数式

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    面白かった。
    けど重い、暗い。
    遠田潤子さん、4冊目だけど全部そう。

    重いし、性描写が強いのが苦手。
    ダークすぎて人にお勧めできない。
    そこが無ければなぁ。

    作品は面白いんだけど、
    もう当分、お腹いっぱいです。
    爽やかなの読みたい。

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    2023年11月19日
  • 二周目の恋

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    短編アンソロジー作品。大人な内容でした。恋にも色々なカタチや想いや愛情がある。作家さん達の個性や魅力が溢れていました。

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    2023年11月14日
  • 二周目の恋

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    二周目とタイトルにつくように、どこか恋に対して諦めや達観などの感情を読みとれてもどかしい気分になることが多かった。二十代後半ぐらいになってからもう一回読んでみたい話。

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    2023年11月12日
  • 雨の中の涙のように

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    ネタバレ

    登場する映画を知っていれば、より一層楽しめたと思いますが、わたしが知っていたのは「長七郎江戸日記」と「忠臣蔵」だけでした(笑)。大洲の町並みや、臥龍山荘の景観の美しさも、思い浮かべることができて、第一章は想像とが現実がうまい具合に相まって、景色が流れるように読めたのがよかったです。アイドルの握手会は、見たことなかったので、うすぼんやりとしか想像できませんでしたが。

    どの章にも、登場人物が基本的に、一回なんかしら暗い過去があって、それに捕らわれているんですが、それを昇華して気力を取り戻していくために切っ掛けになった人物が描かれています。ちょっとずつ出てくる過去が繋ぎ合わさって、一人の人物になっ

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    2023年11月05日
  • 邂逅(わくらば)の滝

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    大阪、奈良、和歌山にまたがる深い山の中に紅滝という美しい滝がある。
    その滝には運命の恋と信じた相手に裏切られ捨てられた姫の哀しい伝説が残されていた。

    瀧口屋は、秘境の宿として雑誌にも取り上げられた。
    この瀧口屋の長女が紅姫様を慰めるお祭りをやった年に…。

    この現代から次の章には、過去になり大正、江戸、安土桃山、南北朝時代へと〜
    二人は出会いを繰り返す。

    悲恋物語だが、死と哀しみだけでなく周りも辛くなるほど…。
    運命的な出会いだが、決っして結ばれることのないという残酷さにやりきれない。
    この絶望感が何度も何度も繰り返されるのはたまらない。
    それでも愛する人はただひとり。
    泣きたくなるほどの

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    2023年10月29日
  • 雨の中の涙のように

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    202308/謎と映画を絡めつつ、人間と人生を見事に描いた連作短編集。これもまた遠田潤子の恐ろしさ凄さが詰まった名作!第二章の「だし巻きとマックィーンのアランセーター」が何故か一番心に残った。

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    2023年10月25日
  • 冬雷

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    重かったなぁ。閉鎖的でしがらみや伝統が人々をがんじがらめにする。子供もその風習などに飲み込まれていってしまう。とても切ないお話でした。最後は少し希望があるのかな、代助と真琴には自分たちの人生を歩んで欲しい。

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    2023年10月24日
  • あの日のあなた

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    表現力があるので情景が浮かびやすく綺麗な映画のように読めた。
    色々真相が明らかになってさらに手記でも二重三重に同じようなことを書いてるのでくどいと思ってしまった。
    序盤が面白いので残念。
    この人の本はいつも詰め込みすぎな気がする。
    でもイヤミスほど読後感は悪くないし、面白いからもうちょっと他のも読んでみようと思う。

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    2023年10月23日
  • 二周目の恋

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    うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。

    p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見か

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    2023年10月03日
  • アンチェルの蝶

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    暗い、最初からどことなく暗い。
    なんでこうなるか、救いがない。

    でも止まらなかった。
    先が気になるもんで、なんだかんだで読み続けて、一気に近い感じで終わりました。
    面白いか、面白くないかで言えば面白いんだけど、そうはいえない内容の苦しさ。
    心がじんわりする場面もあるんだよねぇ。

    でも、これは読まんと分からんよねぇ。

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    2023年09月25日
  • 二周目の恋

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    二周目っていうのがよく分からなかったけど、
    大体は面白かった。
    2つ、好みじゃなくて飛ばした。
    綿矢りさのバレンタインの話は
    めっちゃ共感する。

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    2023年09月24日
  • 二周目の恋

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    好きな作家さんが 何人も入ってて 豪華なメンバーのアンソロジー。テーマが決まってて 書くって言うのは 難しそう。でも どれも面白かった。

    窪美澄さん 一穂ミチさん 島本理生さん 綿谷りささん 遠田潤子さんが良かった。

    遠田さん 波木さんは初めましての作家さん 
    短編集は 初めての作家さんに 出会える楽しみもあります。

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    2023年09月12日
  • 雨の中の涙のように

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    どこかしらで一人の俳優と繋がっている主人公の短編が電車で読むのにちょうど良い長さ。そして、ちょうど雨の日に最終章を読み終えて、なんだかほわっとした。

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    2023年09月09日
  • 雨の中の涙のように

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    八篇からなる連作短編集。各短編の主人公は過去の傷や重いものを背負って生きていてそれに不器用。子供の頃のことや、男女間のこと、仕事などさまざまな環境や生活が描かれている。各短編に共通するのが一人の俳優が何かしら影響を与えていること。それがそれぞれの心を少し軽くしてくれる。知らず知らずのうちに影響を与えていた俳優のこれまでが語られるラストもとてもいい。これまでの遠田作品にはない温かみがありこういう作品をもっと読みたくなった。

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    2023年09月08日
  • 銀花の蔵(新潮文庫)

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    次々と試練がかかる銀花が可哀想だったが
    登場人物全てが可哀想で、でもしっかり生きている
    ドロっとしつつ前向きな話

    面白くて一気読みして
    後半ボロボロ泣いた

    「そう言えば、私ら、お母さんの子やなかったんや」と軽く言うセリフで気持ちが明るくなった

    全く血のつながらない銀花と剛夫婦のおかげで
    この一族と家業は明るい未来へ向かっていく

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    2023年09月06日
  • 雨の中の涙のように

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    各章で映画のシーンや台詞が登場すると、自分の頭の中にあるその映画のシーンが再生されて話を更に盛り上げ、より先を読み進めたいと言う原動力となった。
    文字が映像を引き出し、引き出された映像が文字を補完してくれる1読で2度おいしい小説だ。

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    2023年08月14日