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Posted by ブクログ
大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが……。第1回未来屋小説大賞を受賞した、長編ミステリ!
町人がよってたかって冤罪でっち上げはあかんだろう。
Posted by ブクログ
2017年第1回未来屋小説大賞受賞
そして、初めての遠田潤子さん
孤児であった主人公が、日本海側の小さな町の
大きな力を持つ名家に引き取られることになる
その家の跡継として優秀さを期待されて
長編ミステリーです
その町の立地、因習
その家の血脈
それらがミステリーに悲しく切なく許せない
といった感情を加えます
ミステリー以上に
主人公が孤児であったことを認識して
跡継として忠実な勤勉さで尽くしていく姿
それが、弟の事件が起きるや
親も町もあまりに冷たい仕打ちに苦悶する姿
が、記憶に残ります
本の紹介やあとがきに
「嵐が丘」のような物語という依頼がきっかけだとあります
私の嵐が丘知識は ガラスの仮面の作中劇です
しっかり知っていたら、より楽しめたかもしれません
Posted by ブクログ
因習村といえばそうかもしれない。いま巷で話題だし。私はそれに詳しくないけど。
普通の人間にはそこまで馴染みがなく、だからどこかファンタジーに見てたものが、終盤畳み掛けるにつれ「ここまでとは」という気持ちになるのが、ファンタジーを越えられたような感覚になってよかった。
ファンタジーが過ぎるとどこか身を引くような気持ちになるのだけど、代助は始終正しくあろうとし聡く、聡くあろうとするだけの人間だった。彼を囲むものと彼自身の生々しさとのギャップが面白さの一つだと思う。
ミステリー部分も面白かったし、人間関係も非常に満足で終えられた。自分勝手な人間がいるし真っ当なふりして許されざる事を宣う人間もいるけど、そこへわざわざスポット当てて読んでる私たちを執拗に苦しめようとはしないし。まあ。
***
単行本から文庫本で代助への救いが加筆されたんですか?単行本…鬼畜…?
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