雨の中の涙のように

雨の中の涙のように

770円 (税込)

3pt

雨に溶けていく、罪も穢れも――。彼が現れたのは、雨の日だった。美しく出会う人すべてを魅了してしまう、アイドルの堀尾葉介。葉介と意外な形で関わる人々は知らぬうちに、皆その人生を変えられていく。そして葉介自身の苦悩もやがて――。雨の降るいくつもの情景の中で、悶え苦しみながら生きる人々とカリスマを持つ男が邂逅する。哀切と意外性に満ちた連作短編集。

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雨の中の涙のように のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めての遠田潤子さん、こんなに面白いなんて!
    北上次郎氏がこの人の本は〜ってよく話題に出していたのでずっと気になっていた。
    今作は連作短編集で、中心にいるのは堀尾葉介という芸能人。
    過去に取り返しのつかないことや何かに囚われている人たちが彼との邂逅で人生を前に進めるだけの力をもらうみたいな話。
    ぜん

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    遠田潤子『雨の中の涙のように』光文社文庫。

    先日、惜しくも亡くなった北上次郎が、本作の帯に『一編一編が実にうまく、たっぷり読ませることは最初に書いておく。問題は、心温まる話が多いことだ。なんだか遠田潤子らしくない。』という言葉を残している。確かにこれまでの重く、暗く、ハードな小説の多い遠田潤子とは

    0
    2023年09月03日

    Posted by ブクログ

    遠田さん、相変わらずとても良い作品を書きます。今まで読んだことのないような視点から、それぞれの登場人物によって1人の男性にまつわるストーリーが語られていて興味深かった。最後の終わり方も考えさせられるものがありました。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    重苦しーーい話しか読んだことがなかったので、この作家さんがこんな風に優しい感じの話も書くんだなと、それが第一印象。相変わらずどの風景もきれい。登場人物みんなの人生に関わってくる彼が、豪雨をきっかけに生まれ変われたのは良かったけど、お父さんの人生はちょっと気にくわないかも。

    0
    2024年06月21日

    Posted by ブクログ

    以前読んだ著者の『雪の鉄樹』が重苦しい展開だったこともあり、本書もその傾向かと読み始めた。
    そんな思いを裏切るような話が続く。
    第2章など、ハッピーエンドなハートウオーミングな物語。
    各章に端役的に顔を出す俳優の堀尾洋介は、ずば抜けた容姿と才能の持ち主で、人気のアイドルグループから独立して俳優として

    0
    2024年02月07日

    Posted by ブクログ

    食べたことのない物を口にしたらすごく美味しかった!
    のような体験。
    前情報なしでの読書の楽しみです。

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    202308/謎と映画を絡めつつ、人間と人生を見事に描いた連作短編集。これもまた遠田潤子の恐ろしさ凄さが詰まった名作!第二章の「だし巻きとマックィーンのアランセーター」が何故か一番心に残った。

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    どこかしらで一人の俳優と繋がっている主人公の短編が電車で読むのにちょうど良い長さ。そして、ちょうど雨の日に最終章を読み終えて、なんだかほわっとした。

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    八篇からなる連作短編集。各短編の主人公は過去の傷や重いものを背負って生きていてそれに不器用。子供の頃のことや、男女間のこと、仕事などさまざまな環境や生活が描かれている。各短編に共通するのが一人の俳優が何かしら影響を与えていること。それがそれぞれの心を少し軽くしてくれる。知らず知らずのうちに影響を与え

    0
    2023年09月08日

    Posted by ブクログ

    各章で映画のシーンや台詞が登場すると、自分の頭の中にあるその映画のシーンが再生されて話を更に盛り上げ、より先を読み進めたいと言う原動力となった。
    文字が映像を引き出し、引き出された映像が文字を補完してくれる1読で2度おいしい小説だ。

    0
    2023年08月14日

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