遠田潤子のレビュー一覧

  • 蓮の数式(分冊版) 【第4話】

    ネタバレ 購入済み

    算数障害って初めて知りました。

    まだ4巻までしか読んでないけど次はどうなるのか続きが楽しみです。算数障害って初めて聞いた言葉に惹かれて読み始めましたがこれから二人がどうなって行くのかとても楽しみです。絵も暗めでこの物語に合っていると思います。小説が原作になっているとのことですが機会があったら読んでみたいです。

    #深い #切ない #ダーク

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    2021年06月17日
  • 雪の鉄樹

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    本のタイトルから想像する情景をわざと裏切るかのように、最初のページを読み始めると、そこには夏がある。

    祖父が経営する曽我造園の庭師として働く曽我雅雪は、どうやら7月7日に何かがあるらしい。
    ーあと何年。あと何日。
    その日を指折り数えるかのように繰り返される雅雪の心の声のつぶやき。彼が心待ちにしているのか、話が随分進んでも分からない。それが彼にとって一体どのような存在であるのか、知らないのは読者であるわたしと、赤ん坊のときに両親を亡くして祖母と二人暮らしの遼平だけだ。
    遼平はずっと雅雪に面倒をみてもらっている。それなのに、なぜか雅雪を激しく憎んでいる。遼平の両親の死に雅雪が関係しているようなの

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    2021年06月01日
  • 冬雷

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    因習が支配する横溝的地方都市で、入り組んだ人間関係に翻弄される少年の悲劇。読み始めると巻を措けなくなる、力のある作だけれど、主人公の代助の境遇はきつすぎて、読むのが辛いとも感じる。とは言え、これだけはっきり救いのあるラストは遠田作品としては珍しい気もする。

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    2021年05月16日
  • 蓮の数式

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    今まで読んだ遠田作品の中では一番好きかも。
    遠田作品は基本暗くて重いから、読み終わった後にもう読むのやめようと毎回思うけど、なぜかまた手に取ってしまう。
    本作が一番好きと思ったのは新藤賢治という救いがあったからかな。
    相変わらず結末は悲しいけど、読後感は悪くない。

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    2021年05月01日
  • アンチェルの蝶

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    中学校の同級生、藤太、秋雄、いずみ。それぞれの家庭にある絶望が3人を結びつけて、将来の希望を探していこうとする。作者はこの小説を、一度人生を捨てた男の再生の物語だとしたのこと。暗い重苦しい話は衝撃の結末までどんよりとして晴れないまま、最後の展開は派手だが人生の再生はできたと言えるのか。

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    2021年04月29日
  • 雪の鉄樹

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    前半は、ただひたすらに耐える男雅雪の過去が分からず、重苦しい不安を抱えながら読み進める。
    すぐに自分を悪者にして、謝ることで物事を対処する雅雪にもやもやするが、そんな雅雪に優しくも厳しい言葉をくれる人が周りにいてくれるのが救いだ。
    過去の出来事が語られ始めてからは、物語が動き始め、どんどん引き込まれていく。
    個人的には、簡単に感想がまとめられない、色々な思いが胸の中に溢れる作品だった。

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    2021年04月17日
  • 雪の鉄樹

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    ネタバレ

    人は誰かに認められたいと思いながら生きている。

    構成に圧巻。

    遼平は素敵な大人になるだろうな。

    舞子の「なにもかもこれからやから」に頑張れと願った。

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    2021年02月28日
  • 冬雷

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    ネタバレ

    よく練られたお話だし、巫女とか鷹匠とかビジュアルが脳内でわきやすくて漫画になったら綺麗だろうなとか、久しぶりに『それから』を読んでみようかな、とか色々盛り沢山の思いがあるのだけれど、いかんせん、じっとりねっとりした暗さがしんどかった。

    緑丸をみろりまるって言ってた翔一郎ちゃんが可愛いのにあんなことになって、可哀想で……。
    愛美ちゃんがホントにムリ。
    妄想日記が怖くて斜め読みしか出来ず。
    もう誰も信じられない~って気持ちに。
    最後にちょっとだけホッと出来て良かった。

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    2021年02月26日
  • 冬雷

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    遠田潤子は期待を裏切らない。
    この作品もよく練られたストーリー、プロットにいろいろな愛を絡ませた秀作だった。
    古い習慣に縛られた町の閉塞感の中、もがく若者達の姿がいたいたしいほどに描かれていて、早く先を読みたい衝動に駆られる作品だった。

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    2020年12月25日
  • 蓮の数式

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    不妊は病気ではないと思うが治療で苦しむ千穂が、算数障害という病に苦しむ透と結びつく。辛い人生の中でどうやって生きる意欲を見つけていくかという旅をしているかのような物語だった。スリリングというよりは、ドロドロとした粘っこいストーリー展開が胸に刺さる。文庫化で書き直したという終章はちょっと違和感ありかしら。

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    2020年12月08日
  • 蓮の数式(分冊版) 【第1話】

    購入済み

    厳しい内容ですが読ませます。

    子供が産めないこともあり夫と義母に蔑ろにされ続けている主人公が、計算能力のみに障害のある青年と知り合います。全編ギスギスドロドロした人間関係の中で、緊張感のあるストーリーが展開しますので、読んで楽しい内容ではありませんが、中々に惹き付けられます。

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    2020年11月04日
  • アンチェルの蝶

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    父親が営む居酒屋「まつ」を継ぎ、客とはほとんど口をきかない藤太と、幼なじみで弁護士の秋雄の二人がずっと想いを寄せていた、いづみ。
    中学を卒業以来、音信不通だった秋雄が、小学生の少女を連れて現れた。
    その少女は、ほづみ。いづみの娘だった。

    時代や環境もそうだが、やっぱり子は親を選べない。
    いづみは、藤太との淡い思い出だけを大切に辛い環境を生きてきたのかと思うとやりきれなくなる。
    ほづみが来てから、まつの常連客も、店の中も何より全てに壁を作ってきた藤太が、少しずつ変わっていくのが良かった。
    数年後は、小綺麗になったまつで、忙しく手を動かす藤太と、ハンチングや常連客に、バレエの話を聞かせているほづ

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    2020年10月30日
  • あの日のあなた

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    初読みの作家さんです。暗く、苦しい作品なのですが先が気になって止められなくて一気に読んでしまいました。別の作品も読んでみようと思います。

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    2020年10月19日
  • 蓮の数式

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    婚家から虐げられ孤立する女が出会ったのは、自らの生い立ちと算数障害に苦しむ若い男だった。愛を忘れた女と愛を知らない男の逃避行を描く長編作品。
    一年に一度美しい花を咲かす蓮も、一年のほとんどはただの泥田。その蓮に希望を見出だすのか、それとも人生の辛苦を重ねるのか。千穂も透も感情移入できる人物ではないが、何故か逃避行を支えたくなる。

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    2020年10月13日
  • アンチェルの蝶

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    遠田さんの書く主人公て、こうも救われない人ばかりかと言いたくなるくらい破滅型の人が多く。
    自暴自棄になって、救われての繰り返しで、読んでて辛くなるが、最後まで読ませちゃうのは、小説としては、素晴らしいのでしょう。

    ほずみちゃんがいて、何とか少しは未来が切り拓かれたのが救いですね。
    どなたかも書かれてましたが、最後のアクション?みたいなドタバタは余計な気が。

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    2020年10月12日
  • オブリヴィオン

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    森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた――。
    自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。
    うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。
    森二の部屋を突然訪れた少女・冬香の言葉が突き刺さる──「私、あの夜のこと、憶えているんです。
    あなたは私の目の前でお母さんを殺しました」。
    森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。
    更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む! 森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?


    はい!始まった瞬間から遠田先生ワールド炸裂です(*

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    2020年10月10日
  • 冬雷

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    ネタバレ

    時間があったこともあり一気読み。
    そこまで面白いわけではないけど、淡々とテンポよく読みやすい。

    田舎の何とも言えない因習や人間関係。
    主人公に対してやったことはひどすぎるけどね。でもそれが現実なんだろうなー。

    ラストは・・・こうなって欲しかったような、つまらないような。

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    2020年09月28日
  • 冬雷

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    大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。
    12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。
    孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町(おのみやまち)の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。
    初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。
    しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。
    葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが……。


    遠田先生独特の走り出し。
    周りが何も分からないまま、今起きている事件の様子だけが分かる。

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    2020年09月13日
  • 冬雷

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    ネタバレ

    第1回未来屋小説大賞受賞作。

    物語は2016年に孤児の夏目代助30歳が、18歳の時に養子として暮らしていた家に、弟だった千田翔一郎の遺体がみつかり、葬儀に出席するところから始まります。

    18の時まで代助が養子だった千田家は冬雷閣という市内でも最も大きな家であり、養父であった千田雄一郎はやり手の実業家と鷹匠としての顔を持っていて、11歳の時まだ子供のいなかった千田夫妻に引き取られた代助は鷹匠となるべく、会社も継ぐべく、数年間育てられました。

    雄一郎の弟の倫次の婿入りした加賀美家は神社で、家の女性は代々、巫女として一生を終えるしきたりでした。
    その家の娘で代助の従姉妹にあたる真琴は代助と懇意

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    2020年08月21日
  • 冬雷

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    先が気になり一気に読みました。
    それぞれの人間模様が凄く描かれてて
    凄く面白かった。
    最近読んだなかでは、一番面白かったです。

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    2020年08月16日