佐藤優のレビュー一覧
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生まれて初めて通読した聖書は、佐藤優氏による新書となりました。
現代語訳で書かれる、ここまでわかりやすくなるのか、と驚きます。
また、これまで忌避していたのは、その内容以上に
「版が古すぎて文字が小さ過ぎる」とか、
「かなの遣いが自分の感覚にしっくりこない」というような副次的な要因だったかもしれません。
何より、読む理由がなかった。
今回は参加する読書会のテーマ本ということで手にしましたが、そうでなければ手に取ることも無かったでしょう。周りでも、読まずに一生を終える人も多いに違いありません。
読んでみてどうだったのか、と問われたら。
一番は、「宗教を信じるか、信じないか」という究極的 -
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ヒトラーやスターリン、毛沢東から始まって革マルリーダーの黒田寛一、カルロスゴーン、堀江貴文などが書いた本について、悪書の表題にも関わらず良書の面もきちんと評価しており、佐藤優らしい。
最後の方で何故かドストエフスキーのカラマゾフの兄弟が載っていた。最高の名著だが難しく5巻全てを読み切るのは難しいと。読み切った自分に少し嬉しくなった。読み切るのが難しいと理由に、相反する考えが並べられてることとの指摘があった。なるほどと思う。だが、同一人物に2つの全く違った呼び名、フルネームの記載。登場人物が皆んな過激な思想の持ち主であること、現実と夢想が入り混じって書かれていること、ロシア正教の神の姿が人それぞ -
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前のめりな生き方は利用される→不安にあおられない。今あるものを大切にする。
自己責任と言う言葉に惑わされない→責任を取れると考えること自体が愚か。人間は不完全。人間にはどうすることもできないものがある。自分の限界を知る。
明日できる事は今日やらない→優先順位をつける。
やる気が起きない時→身の回りの整理整頓をする。
余計なエネルギーを使わない働き方をする→シンプルにする。習慣化する。周りの人と信頼関係を作る(アンガーコントロール→ 私を取り巻く環境・状況を客観的に把握する)
上品な人とのつながりを持つには「いき」になる→媚態(外)、意気地(内)、諦め(執着を捨てる、全体性)。
よく眠る。 -
ネタバレ 購入済み
普遍的な教養かも
SPI 試験に社会科と理科問題が入り、メモがないと解答もできない問題で悩みました。ソーダガラスの成分にナトリウムが無いと言う解説の間違いもありましたが、悩みつつも楽しめました。
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本書は、日本共産党を分析して批判しています。
しかもその原因が「民主集中制」と「前衛意識」にあると指摘しているのですから、共産党組織の根源的なものにあるというのです。
さすが佐藤優氏です。「公式資料や公式文献」に、その組織の内在的論理が埋め込まれているとは、着眼点がすごい。
通り一遍の歴史観を並べるだけでない切り口に、日本共産党創世記の赤裸々な姿が見える思いを持ちました。
しかも人物の息遣いが聞こえるような描写には、緊張感が漂っています。
それにしても、なんと凄まじい時代であったのか。
日本共産党の結党後の混迷は、後から見ると訳がわからないと思っていましたが、著者のわかりやすい視点には納得する -
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ネタバレウクライナ戦争でにわかにロシアやクレムリンの論理が騒がれており、積読棚から本書を引っ張り出しました。
とても面白い作品だと思いました。
著者の外務省入省から始まり、イギリスでの研修時代を経てロシアに赴任、ソ連崩壊前後を濃密なタッチで描いています。
イギリス研修時代に出会った裏の顔を持つ亡命チェコ人、ロシア赴任後に出会った知的だが個性の強烈な人々との交流。そしてロシアはペレストロイカを経て崩壊に向けて激動の時代に突入していきます。著者はその当事者として、その出来事を克明に記します。
内容的にはドキュメンタリーの部類に入るのでしょうが、その筆致は多分に物語調。そして登場人物たちはクセが強い一方 -
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なんと言っても、解説的立場を池上さんが務めるので、左翼思想、労働運動に疎い世代にも、わかりやすい。
また、佐藤さんの解釈・説明、博学さからの話題の広がりが、面白く、最後まで読み通せました。
左翼の将来像に薄暗くも灯りを照らして論じる最終章は好きです。
また、成田闘争の概説、土井元衆議院議長のエピソード、バブル前後でのマスコミ人の急速なエリート化など、興味深いエピソードが散りばめらており、飽きずに読み切ることができるのではないでしょうか。
組合活動の報告書などで目にしたことのある用語や活動。これらには何の意味があるのか全く理解できなかったのですが、労働運動の残滓であることも、本書で理解できました -
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大変革者だと思っていたゴルバチョフは実は相当な愚物、が当書の基調。
見方を変えればそうなるだろうし、後から振り返った当書を読むと確かにそう思わざるを得ない。
あとがきで、ゴルバチョフと小泉元首相との類似点を指摘しているが、「ペレストロイカ」「聖域なき構造改革」とスローガンは繰り返すものの、なんのためのペレストロイカか、なんのための構造改革か、を国民にきちんと説明しようとしない点も似ている、との記述にはうなずかざるを得ない。
さらに言えば、エリツィンはロジア社会の底にあるものがわかっていて、同じようにわかっているプーチンに権力を委譲した、というところは、当書を読んだ2022年、非常に説得力