光文社文庫の検索結果

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  • 東京-岐阜Σ(シグマ)0秒の罠
    -
    詐欺商法でのし上がった悪徳会社「シルクハウス」の会長が殺された。捜査陣は対立していた専務・工藤をマーク、しかし、彼には鉄壁のアリバイがあった。工藤有罪を信じる刑事・沢月は、執念の捜査の末アリバイを崩し、工藤を逮捕。若き弁護士・槙村ゆり子は、工藤の無実を証明するため、法廷で検察側と真っ向から対立するが……。 気鋭の新境地。本格推理秀作!
  • 同姓同名逆人生
    -
    「秀丸正太さん!」「はいっ!」銀行の窓口嬢の声に、若い男が二人同時に返事した。なんと彼らは同姓同名。でも、ヒラと常務取締役で身分がちがう。そんな二人が友情を結び、物語は急降下、急上昇、波瀾万丈! いつしか二人の立場は逆転しはじめたのだが……。まさかこんな話、あるかもしれない、の傑作ユーモア・ミュージカル。
  • アトロシティー
    3.5
    大学の非常勤講師でありジャーナリストの田島は、生活保護も受けずに餓死した母娘の事件を調べていた。ある日、浄水器の悪質な訪問販売に居座られている隣人の姉妹を助け、その姉妹を通して刑事の緑川と知り合う。緑川から、いくつかの強盗殺人事件に悪質訪問販売が関わっていることを聞いた田島は謎を追うが、やがて自らも奇怪な事件の渦中に巻き込まれていく!
  • 偽装強盗~渋沢瑛一の東亰事件簿~
    3.0
    1~2巻770~836円 (税込)
    曙信用金庫に勤める瑛一は〈智恵一〉と呼ばれる頭脳明晰な信金マン。ある日、地元の有力企業であるツルヤ製菓の社長宅に強盗が入った。この事件、自作自演の可能性があるという。社長が表沙汰にしたくなかったこととは!? 顧客である商店や工場の立て直しに奔走しながら、瑛一が事件の真相に迫る。昭和37年、高度成長期の下町を舞台にした傑作ミステリー。
  • 妖魔軍団
    -
    念法の達人・工藤明彦は、妖魔招喚の地を叩きつぶすため旅立った。神戸、瀬戸内、阿蘇へと進む工藤の前に、次々と強敵が立ちはだかる。自衛隊が極秘に生み出した超人兵士。魔道士・淫藤が送り込む刺客。そして独裁者ヒトラーがこの世に遺した奇怪な怪物軍団。四つどもえの死闘の行方は!? 淫蕩な罠、降り注ぐ血と断末魔の叫び――。大好評シリーズ衝撃の第2弾!
  • トライアウト
    4.0
    シングルマザーの新聞記者・久平可南子は心に決めていた。息子のために仕事は辞めない。父親の名は誰にも明かさない。取材の折、彼女を見つめる戦力外通告を受けたプロ野球投手・深澤翔介。ふと気にかかり、インタビューを試みると、彼には可南子の秘密を知る素振りがあって……。仕事、育児、生きがい。今、前を向くことのリアルを、ひたむきな再起の物語に込める。
  • 横浜・修善寺0の交差~「修禅寺物語」殺人事件~
    4.0
    一枚の肖像画が死を招(よ)んだのか――!? 慶明大学教授・服部の依頼で市倉画伯が描いた肖像画には、拭い去れない死相が浮かんでいた。服部がその絵を手にした翌日、秘書が死体となって発見される。そして、助手の佐久田がホームから転落し、服部の娘も修善寺温泉の密室の中で変死した――。岡本綺堂(おかもときどう)の名作「修禅寺物語」と奇妙な符合を見せる、息もつかせぬ連続殺人!
  • 長宗我部元親
    3.0
    色白で目が大きく、「姫若子(ひめわかこ)」と渾名されていた長宗我部家の若殿、元親(もとちか)は、初陣の日に意外にも勇敢な荒武者ぶりを発揮。やがて縦横の機略をめぐらし、周到な駆け引きによって、四国全土を掌握した。 しかし、豊臣秀吉の台頭により、せっかく手に入れた三国を奪われ、もとの土佐一国にもどされる…。全国統一を夢みた男の野望に満ちた生涯を描く力作。
  • 大物 相場師の巻
    1.0
    十三人兄弟のちょうど真ん中。菅原忠は、九州の片田舎から、弁護士になるという大望を抱いて上京した。とりあえず警官になった彼は、ひょんなことから米店の一人娘と結婚する羽目に。“大金を儲ける”ことに目標変更。時は日本経済大激動の昭和22年。勉強家で、動物的な勝負カンの持ち主の彼は、相場師としてたちまち名を成してゆく。痛快無比の企業成功小説(ビジネス・サクセス・ストーリー)。
  • 未明の悪夢
    3.6
    1995年1月17日未明、神戸を未曾有の大震災が襲った。一瞬にして崩壊した街で、私立探偵の有希(ゆうき)真一は多くの死を目の当たりにする。ようやく彼が救出した友人の占い師探偵・雪御所(ゆきのごしょ)圭子も精神に異常を……。そんな最中、バラバラ死体の消失、磔(はりつけ)殺人と、連続猟奇殺人事件が発生する! 著者自らの体験も色濃い渾身の筆致で、ミステリー界が驚愕した鮎川賞受賞作!
  • 角

    3.3
    ある朝目覚めると、麻起子(まきこ)の頭に角が! 恋人の山平(やまひら)にノコギリを当ててもらうが、切断するまでは踏み切れない。髪を巻き付けて隠せば生活に支障はないのだが……。今まで通り出版社の校閲部で仕事をこなす麻起子の日常に、徐々に変化が――。これまでいがみ合っていた作家の保田(やすだ)からラブレターが届く。二人の関係は!? そして、角の存在は!? 笑いと涙の青春群像劇。
  • 盗まれた嘘
    -
    高校野球部員が不祥事! 推理作家・鳥居謙介(とりいけんすけ)の母校、Y県達部(たつべ)高校の選手が暴行事件を起こし、甲子園出場が危ないという。この噂は、真実か、何者かの謀略か? 鳥居から調査を命じられた助手の丹下(たんげ)は、週刊誌記者の美奈子とともに現地を訪れ、関係者を取材する。各人の証言は見事なまでに食い違っていた。偽(にせ)の警察手帳を巧(たく)みに使い、丹下は、黒い霧の真相に迫る!
  • 視線
    3.0
    劇団員の夏帆(かほ)は、住宅地図調査のアルバイトで小学生時代に住んでいた街を訪れた。同級生の家に招かれた彼女は、途中の夜道で通り魔に襲われてしまう。怪我は軽かったが、同じ頃、近くで女性が殺されていた! 被害者は、ある過激な新興宗教の信者だったらしいのだが……。ありふれた住宅街に渦巻く疑惑、恐怖、殺意。日常に潜む悪意をえぐり出す傑作ミステリー。
  • 淀  君
    -
    浅井家の姫と生まれながら、心ならずも、父母を討ち滅ぼした敵将・豊臣秀吉の側室になった淀の方。苛酷な運命に、ただ従うほかはなかった淀君も、「せめて、浅井の血をひく秀頼を天下の主に」と、強大な徳川家康を相手に、己の意地を張り通す。――“豊臣家を滅亡に追いこんだ悪女”という従来の見方を覆し、新しい角度から戦国を生きた女の実像に迫る長編歴史小説。
  • 影の将軍
    3.5
    盟友明智光秀と共に足利義昭の将軍擁立に奔走し、やがて信長の臣下に。戦国の世を生き、傍ら茶道・和歌の世界に独自の境地を切り開き、世に“文芸大名”と称された細川藤孝(幽斎)・忠興父子の数奇な生涯を描く。
  • 怪談 累ケ淵
    -
    旗本小普請組の深谷新左衛門は、鍼医で高利貸しの安川宗順への借金返済に窮し、妻を抱かせた。それを、嫡男新一郎に見られ、逆上した彼は宗順を斬殺。その後、新左衛門は幻覚にとり憑かれ妻を刺殺、みずからも命を絶った。深谷家は改易になり、散り散りとなった家族に、世にも数奇な運命が……。(表題作) 剣豪作家としても著名な著者が放つ、妖気と幻想の世界!
  • 赤い旅客機
    -
    新婚旅行から帰ったばかりの若妻・さゆりが失踪した。タイで撮った写真に、拘留中のはずのSA航空機爆破犯人が写っていたという。さゆりは国際謀略に巻き込まれ、消されたのではないか。兄の映画助監督・柳沢は、独自に調査を始めたが、今度は柳沢の身に危険が! 現実の国際謀略事件を題材にした、書下ろしサスペンス力作。
  • ブルー・ヘルメット~UNTAC日本代表誘拐さる~
    -
    国連監視のもとに民主化の道を歩もうとするカンボジア。しかし、情勢は予断を許さない。UNTACの白石代表誘拐さる! またその時、タイ・カンボジア国境付近で、若い女性の虐殺死体がいくつも発見された。代表救出と、連続殺人の解明に生命を賭して挑むPKO日本人隊員たち。全世界の注目を集める東南アジア問題の、核心を余すところなく描いた力作。
  • 殺意の集う夜
    -
    トラック運転手の深井宗治は、誰もが羨む美人妻、直子と幸せな生活を送っていた。が、突然の悲報。直子が交通事故で死んだ。 深井の唯一の趣味はオートバイ。その仲間が、事故現場の状況から彼女の死に不審を抱き、捜査に乗り出した。直子の過去を辿ると、一人の男が浮かび上がった。
  • 新幹線多重衝突セヨ
    -
    国際テロリスト・重房信子をリーダーとする過激派ゲリラ集団・武闘遊撃隊は、恐るべき計画を実行しようとしていた。新幹線のコンピュータ制御の“盲点”を衝き、列車を多重衝突させようというのだ。彼らの狙いは何か? 刻々と大惨事の瞬間(とき)が迫る! 鋭い次代感覚と取材力で描く、最新サスペンス・ミステリー!
  • 元禄霊異伝
    -
    世は元禄。賑わう廓・吉原で遊女は憑いた悪霊を祓う僧がいた。名を祐天という。 ――そのころ、犬公方・徳川綱吉をあやつる柳沢吉保と隆光は、倒幕の陰謀を企てていた。六義園を通じ、江戸に妖霊を放つつもりなのだ。新井白石の協力を得て、陰謀を察した祐天は、法力でこれに対抗するが……? 江戸の命運やいかに? 新機軸で挑む、壮大な伝奇絵巻!
  • 熱帯油田の特殊部隊
    -
    経済不況に苦しむベトナムは、日米協力のもと、かつて米石油メジャーが試掘した海底油田の再開発を図った。それを阻もうとする旧南ベトナム勢力とソ連。第二次ベトナム戦争の危機! 砦洋介率いる特殊部隊の任務は、戦争の勃発を未然に防ぐことにある! サイゴン陥落時に最後の一機で戻った著者が描く、現代不正規戦!
  • 上を見るな
    -
    南郷次郎は刑事弁護士。親友の懇願で九州島原半島の虻田の津へ向かう。当地の名門・虻田家の複雑な相続問題解決のためだ。途端に事件が! 有力相続人が落石で頭を砕かれ、程なく次の有力者も金槌で頭を割られる。犯人は「上」を狙う癖らしい。死者は四人に……。親友の生命も危ない。危機の中で南郷の勘が冴えた。
  • ダリアの笑顔
    3.8
    「綿貫さんち」は4人家族。「明るく笑うもう一人の自分」を空想する長女・真美。主婦業と仕事をこなしながら、揺れる40代を惑う母・春子。転校生の女子に投手の座を奪われそうな長男・健介。経理課係長の仕事に疲れ、うつ病を心配する父・明弘。どこにでもいそうな家族が、悩みを抱えながらお互いを支え合う日常を、それぞれの視点から描いた小さな宝石のような物語。
  • 津和野殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~
    3.8
    浅見光彦(あさみみつひこ)の母が東京・駒込の霊園で殺人事件の第一発見者となった! 被害者は、山陰の小京都・津和野で隠然たる勢力を誇る旧家・朱鷺(とき)一族の長老・勝蔵(かつぞう)だった。事件の真相を追って津和野に向かう光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れた樋口(ひぐち)母娘とともに、連続殺人事件に巻き込まれてゆく! 歴史を背負った町の光と影を描く旅情推理の傑作!
  • 猫島ハウスの騒動
    3.6
    葉崎(はざき)半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島。その海岸で、ナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかる。さらに、マリンバイクで海を暴走する男が、崖から降ってきた男と衝突して死ぬという奇妙な事件が! 二つの出来事には繋(つな)がりが? 猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、ポリス猫DCらがくんずほぐれつ辿り着いた真相とは?
  • 古書店アゼリアの死体
    3.8
    勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ……。不幸のどん底にいた相澤真琴(あいざわまこと)は、葉崎(はざき)市の海岸で溺死体(できしたい)に出合ってしまう。運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が! 事件の陰には、葉崎市の名門・前田(まえだ)家にまつわる秘密があった……。笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作!
  • ヴィラ・マグノリアの殺人
    3.7
    海を臨(のぞ)むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。ヴィラの住人は一癖(ひとくせ)ある人ばかりで、担当刑事達は聞き込み一つにてんてこ舞い。捜査に手間取るうちに、ヴィラの住人が殺される第二の事件が発生! 二つの事件のつながりはどこに? 住人達の素顔も次第に明らかになって――。粒よりユーモアをちりばめたコージー・ミステリーの快作!
  • 小説あります
    3.6
    N市立文学館は財政難のため廃館が決定した。文学館に勤めていた老松郁太は、その延命のため、展示の中心的作家・徳丸敬生の晩年の謎を解こうと考える。30年前、作家は置き手紙を残して行方不明となっていたのだ……。謎解きの過程で郁太は、文学館の存続を懸けて「人はなぜ小説を読むのか」という大きな命題に挑むことに。はたして、主人公がたどり着いた結論とは!?
  • 神津恭介、犯罪の蔭に女あり
    3.7
    貴公子然とした容姿端麗の名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。世間にも名高き彼の下(もと)に、事件は絶えず舞い込む。荒廃した劇場で偶然見つけた女性の死体、自分自身の遺骸の探索を請う女……。謎めいた犯罪の蔭に女たちの姿を垣間見た時、思慮深き神津の瞳は静かに憂愁(ゆうしゅう)をたたえる。数ある神津恭介作品の中から、「女性」にまつわる短編6作を収録。傑作セレクション第2弾!
  • 完璧な犯罪~ベストミステリー短編集~
    3.0
    人気推理作家の夫・浪江譲二から、愛人が妊娠したことを喜びとともに知らされた妻・多鶴子。憎しみは殺意へと変わり、夫の殺害を決意する。完全犯罪を企てたが……(「小さな孔」)。傑作ミステリー6編と、文庫未収録の「ライバル」「夜の演出」の2編を収録。犯人の絶妙な心理描写と見事な犯罪計画、そして息詰まる犯行シーンが魅力の鮎川哲也氏、珠玉の傑作短編集。
  • 崩れた偽装~ベストミステリー短編集~
    3.0
    総合商社の秘書課長・悪田に突然かかってきた電話。柴崎さよ子と名乗った女は知られたくない過去を握っていた。女を殺害した悪田はとてつもない「アリバイ作り」を思いつく(「あて逃げ」)。老若男女あらゆる主人公たちが思いめぐらす殺人の「偽装工作」。それが崩れるまでの人間模様を鋭く描いた倒叙ミステリーの傑作短編集! 文庫未収録の作品「哀れな三塁手」も特別収録。
  • 謎解きの醍醐味~ベストミステリー短編集~
    3.4
    丸高物産に勤めている曾根俊平が25歳の独身女性と情死した。曾根から、自分が「離魂病」かもしれないと相談を受けていた推理作家の杉は、その死に疑問を持ち調べ始めた――(「離魂病患者」)。短編の名手でもある鮎川哲也の傑作を集めた第2弾。鬼貫警部など有名探偵は出ないが、探偵役となる人物たちが事件の謎を見事に解く、ミステリーの醍醐味が詰まった一冊!
  • わるい風~鬼貫警部事件簿~
    3.5
    歯科診療所の昼の休み時間、その男は現れた。突然歯痛に襲われた急患だった。男の名前を聞いて歯科医は愕然とする。大切なひとり娘を自殺に追い込んだ新劇の演出家だったのだ。千載一遇の復讐のチャンスに、医師は男を殺害、完全犯罪を目論むが……。(「わるい風」) 控え目だが着実に事件解決に迫る名探偵・鬼貫警部の推理力と人間的魅力。傑作短編集!
  • 大逆転!レイテ海戦
    -
    海上自衛隊の最新鋭潜水艦・〃おやしお〃は、原因不明の爆発に巻き込まれ、ソ連の潜水艦とともにタイム・スリップした。そこは太平洋戦争最大の海戦・レイテ海戦の真っ只中! 現状を把握できないソ連潜水艦は、海上に浮かぶ米空母に魚雷を撃ち込んだ。頭上には、戦艦大和ら連合艦隊を待ち受ける米機動部隊が……!? 海上自衛隊潜水艦の壮絶な苦闘がはじまった!
  • 偽証法廷
    -
    「私は殺していない!」――森岡栄太郎殺害事件の被告・片桐亘は法廷で、起訴事実を全面否認した。片桐のアリバイをめぐり、検事と弁護人が激しく対立! 両者が召喚した証人の証言は、ことごとく食い違った……。偽証しているのは誰か? 被告は無罪か? 公判の推移を冷静に見守る裁判官の眼を通して描いた法廷ミステリーの傑作!
  • 血液偽装殺人事件~DNA鑑定の死角~
    -
    鉄壁の防犯システムを誇る金融会社「あかつき商会」の社長・川俣徳一郎が殺害された! なぜ防犯システムは作動しなかったのか? 休暇中だった川俣が社内にいた理由とは!?――東京・蒲田署の若手警部・左保田は、DNA鑑定を駆使して証拠をつかんだ……重要証人が転落死する事件が起きた! 話題のDNA鑑定と緻密なトリック。医学界重鎮の本格推理。
  • 人体密室の犯罪
    -
    「胃と腸が、体の中で切断されている!」――高松病院院長・高松良一が腹部の激痛を訴え急死。手術にあたった医師たちは、奇怪な症状に戦慄した。医学界の常識を覆す奇病か、それとも殺人か? しかも、当夜の宿直・望月までが同じ症状で死亡した! 不可能犯罪に挑む吉松直樹だが、彼の身にも危機が……。 高名な医学者である著者が、奇抜なトリックで放つ本格推理。
  • ガラスの中の少女
    -
    靖代の高校で女子高生が男子に絞殺された。大学教授の沖中杉太郎は、娘の父として捌け口のない男の性欲の仕業と分析した。だが、沖中は実父ではない。教え子の妻と遺子の靖代が程なく中卒の工員と心中を! なぜ? この映画化で吉永小百合が成長し、今度は後藤久美子が挑戦。他に名作を四編収録。
  • 恐怖の配当
    -
    湾岸戦争によって世界は新しい局面を切り開かれ、ソビエト体制の崩壊は、拍車をかけた。政治、経済、軍事は次なるバランスを求めてうごめいていた。――木暮勇、五十二歳。倒産により失業中の彼は、念願のアメリカ一人旅に出たが、思わぬ事件に巻き込まれた。中東の武器調達、米ソの暗部……〃秘密の領域〃に対し、木暮はその経験と知識を武器に死闘を開始した。
  • 小説 日銀管理
    4.8
    【佐藤浩市 主演ドラマ「LEADERS リーダーズ」原案】 戦後まもなく、アイチ自動車が突然の経営危機に――。「乏しきを分かつ」を信条にしてきた温情社長・愛知佐一郎は、苛酷な人員整理を前に苦悩する。メインバンクたる都銀の冷酷なあしらい。労使の激しい対立。そんな絶望的な状況下に、意外にも日銀による援助の手が。そして運命を握る一人の女……。企業の怨念と十五年目の復讐をドラマチックに描いた渾身の経済小説!
  • 小説エネルギー戦争
    -
    東亜工大半導体研究所と芙蓉電機は太陽エネルギーの画期的商品化に成功した。ところが、プロジェクトの中心的存在だった東亜工大・青柳教授が変死をとげた!? 情報誌記者・水原純三は、真相を探りつつ、保守党の片浪幹事長の密命を受け、他社メーカーへの売り込み工作に乗り出す……! 詳細なデータで描く長編情報小説!
  • 日本海大海戦
    -
    「日露戦争当時のロシア士官・イワノフ大尉の日誌を調査してください」講演先で、春名吾郎は妖艶な謎の女・浦川ユキから古びた日誌を託された。ここに東郷平八郎率いる聯合艦隊の勝因と、財宝を積んだまま沈んだナヒモフ号の謎を解く鍵がある!? 日本海海戦にまつわる〃七つの謎〃を探る歴史推理の傑作!
  • 花嫁は二度眠る
    -
    山形県米沢の旧家蘇芳(すおう)家の当主カナが二度殺された! 喜寿の祝いの夜、犯人はカナを絞殺し、翌朝、さらに鴨居から吊ったのだ。 半年後、事件の目撃者・富樫幹夫が結婚式を挙げるのと同時に、挙式予定の従妹・貴詩が、その前夜、死体となって発見された。 鬼才が放つ奇抜なトリックと斬新な構成で描く本格推理の秀作!
  • 海の捜査官
    -
    鳥取県境港沖で捕獲された撞木鮫の体内から、人間の一部が発見された。おなじころ、新宿超高層ビルの浮世絵展示会で、時価二億円の〃歌麿の肉筆画〃が強奪され、犯人は屋上から姿を消した。境海上保安部の稲村、かたや、警視庁の江崎。二人は面子を賭け二つの事件を必死に追う……! 著者渾身の長編ミステリー!(『浮世絵殺人事件』改題)
  • 成田空港殺人事件
    5.0
    小型機による滑走路襲撃とターミナルの爆破事件で、厳戒態勢下の成田空港。極東航空807便は香港に向けて飛び立った。同機には、過激派から標的にされている経済閣僚が乗っている。離陸後、機内で〃ハイジャック宣言〃の印刷物を発見、さらに次々と起こる謎の殺人……。航空ミステリーの第一人者が、空中の二重密室のトリックに挑戦!
  • 隠密爆撃機
    -
    一匹狼の空輸(フェリー)パイロット、天藤謙は、オーストラリアから名古屋までの小型双発機の空輸を請け負った。 ところが、出発地ではセスナ機が怪飛行物体と遭遇するという事件が起きていた。真相が解明されないまま、天藤は単身「謎の空域」に飛び出していった……。 自らも操縦棹を握る著者が放つ傑作航空ミステリー!
  • 謎の水上機
    -
    伊豆、新島沖で漂流中の小型機に、女の生首を発見。機内に操縦士の姿はなく、機体番号も登録されていなかった。一方、東京世田谷の新興宗教S教団会長宅に小型機が墜落。操縦士の計画的犯行だった。これら二つの事件の背後に、驚くべき事実が隠されていた!? 航空ミステリーの第一人者が鮮やかにフライトする本格推理の傑作!
  • 信  虎
    -
    内戦に明け暮れ、飢饉や疫病に悩む甲斐は、乱国であった。十四歳で守護の地位に就いた武田信虎は、甲斐統一を目指し、苦闘の道を歩む。信玄の父であり、〃悪逆無道〃の汚名を被(き)せられた武将の悲劇を描く傑作。
  • 篝  火
    3.5
    亡き豊太閤の遺志を無視して、着々と自己の勢威を拡大する家康に、真正面から対決を迫る石田三成。天下分け目の関ヶ原を背景に、三成と西軍諸将たちの、それぞれの生きざまを鮮烈に描いた傑作。
  • 石田三成
    3.7
    死の床にある秀吉をめぐって、北政所と淀殿、石田三成と古参の武将たちが激しく対立。慎重に時を待つ家康の巨大な影が、無言の圧力となって人々を脅かす。 知性の人・石田三成の悲劇を描いた長編歴史小説!
  • 組長射殺
    -
    「会長が頭を撃たれて即死!」の情報が吉備組の事務所を動転させた。吉備兼造はハワイから恋人を招き、東京見物の最中だった。襲撃者は宿敵槌田組の猛者たち。当然、復讐戦が練られたが、警察の監視は厳しい。すると槌田組長が前親分の墓参で熊本へ飛ぶという。吉備組の蒲田啓一は搭乗員の前で空港へ潜入! 手汗握る力作を精選。
  • 極道の娘
    -
    天保健児(てんぽけんじ)は日本一を誇るヤクザ組織古座組系西岡組の若頭。私大を中退、海外で鍛えてきた腕を買われたのだ。天保は期待どおり宿敵からゴッソリ拳銃 (チャカ)を強奪。この男前(ハンサム)に同系各組長たちの娘、奈津、真理子、早苗が熱をあげた。やがて首領(ドン)古座一義が死に、跡目争いは凄絶な戦いとなる。天保の生命(いのち)は? 三人の娘たちの運命は?
  • 「野菊の墓」殺人事件
    3.0
    名作『野菊の墓』に隠された謎が、殺人事件の鍵を握る!? 「日比野さんは殺された……」北峰瞳子と名乗る女性から東邦新聞に殺人を告発する電話が入った! 社会部記者・瀬沼は事件を追う。一方、同新聞の文芸部勤務の牧田は、一通の投書に興味を持つ。『野菊の墓』には、恐るべき秘密があるというその投書にも、瞳子の名前が……。
  • 女怪盗が盗まれた
    -
    私鉄沿線のとあるマンション。彼女の部屋で二人きり、ぼくらは楽しい一夜を過ごすはずだった。ところが、ひょんなことから女泥棒を捕まえてしまった! しかも、マンションの住人の中に共犯者がいるらしい。とりあえず朝まで、女泥棒をマンションにおいてやることになったが、それが殺人事件の幕開きだった! 謎解きの興味を満喫できる全七編。贅沢な傑作推理小説集!
  • チャップリンを撃て
    -
    昭和七年五月十五日、海軍青年将校らのクーデターが勃発! 犬養毅首相が暗殺された。いわゆる五・十五事件である。この日本中を震撼させた事件の陰にもう一つの企てがあった。折りから来日中の世界的喜劇俳優、チャップリンの暗殺計画である! この二つの出来事には恐るべき接点が……!? 軍部独裁へ傾斜していく日本の歴史の暗部を照射した傑作歴史サスペンス!
  • 赤い蛍は死の匂い
    -
    「あなたは人を殺した――」ホステス塚本沙枝のもとに突然の脅迫状が! 沙枝は十六年前、男女二人を殺害していたのだ。沙枝は怯えて脅迫状の奇妙な要求に応じる。一方、殺された女の妹裕子は、姉殺しの真相を追い、沙枝に嫌疑をかけるが、沙枝には鉄壁のアリバイが!? 無類のサスペンスでミステリーの妙味を堪能させる傑作!
  • 山頭火 うしろ姿の殺人
    -
    漂白の俳人山頭火を研究していた老作家が殺された! しかも、厳重に保管された遺稿の文字が消されて……。さらに、ただ一人遺稿の内容を知る女性編集者が失踪。遺稿に秘められた山頭火の謎とは何か? 事件に疑問を持った女性編集者の同僚は、山頭火の足跡を追って、中国路へ向かう! 文学史の謎と推理を融合した傑作!
  • 三好長慶
    3.0
    群雄割拠の戦国時代。都では、管領細川氏の臣下であった三好長慶が、守役松永久秀の巧妙な知略に援けられ、ついに将軍を凌ぐ実力者となる。だが、「いずれはその権力も全て我がものに」と、久秀は秘かに機会を窺っていた――。織田・豊臣に先立って、一時期、天下を掌握した三好長慶の波乱の生涯と、戦国の世を彩るしたたかな人間たちの生きざまを描く、一大歴史巨編。(『妖雲』改題)
  • 大久保利通
    -
    水と火のごとく相反する性格を持ちながら、固い友情に結ばれた大久保と西郷。倒幕運動を推進し、維新の大業を成すが、「征韓論」をめぐって激しく対立。歴史を大きく動かした大久保利通の足跡を描く長編傑作。
  • 香色代理人
    -
    太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。
  • 白い血が流れる~覚醒剤の白地獄~
    -
    誰かが来る。玄関のノブが回転した。浄子(きよこ)は、その金具が外され、あいた穴から毒矢が心臓を貫く恐怖に震えた。慌てて注射器に覚醒剤を吸い上げ腕に打つ。幻聴・幻覚はひどくなるばかりだ。覚醒剤患者は激増中。ことに主婦の廃人化が話題を呼んでいる。平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。
  • 遠い殺人者
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    雨の六本木。そのバーで偶然旧友と出会い、加賀郁夫の記憶はあの時代へと遡った。およそ青春と呼べるものではなかった時代、仲間たち。……マリーと自称する美女をめぐって、仲間の一人が殺され、彼らは抜き差しならない事態に巻き込まれたのだ。学生運動の嵐、ミニスカート、ロックバンド。1969年に少年たちを襲った謎の事件!? 冒険とサスペンスあふれる傑作。(『明日なんて知らない』改題)
  • 地獄までドリブル
    3.5
    パリ郊外の町、そこで西貝龍一は愛する妻と息子を失った。息子パトリスは、サッカーで将来を期待されていたが、警官の誤射で半身不随の体になった。そして自殺、疑惑が残された。――父として知らねばならない。そして許しはしない、息子を死に追いやった奴らを、それを成しえぬ己れ自身を。……謎、明かされる衝撃的な真相。傑作ハードボイルド小説。
  • 将門の秘密
    4.0
    叔父と話をしていると、私はなんだか、頭がおかしくなってくる。突然、「足が頭になった」だの、「お雛さまが、手に手をとって駆け落ちした」だのと言いだすのだから。ところがそれが、実は歴史上の〃大事件〃を解き明かす、意外な推理の緒なのだ。 永年の読書から得た豊富な知識を武器に、自由奔放? に展開する、歴史マニアの叔父さんと姪の〃名推理〃。
  • 秘密箱からくり箱
    -
    首のない男と女が激しくからみあったり、マンションのエレベーターが化けものだったり、死んだはずの女につきまとわれたり……。また見知らぬ婦人から預かった、奇妙な人形がまきおこす、多感な少年が体験した異常な世界。いずれも夢か幻か、はたまた妄想の産物か。凝った趣向と絶妙な話術で、あなたを虜にする恐怖小説集。
  • 巨億の構造~華道家元の内幕~
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    葛城仙渓(かつらぎせんけい)は、門弟350万人をかかえる華道・葛城流の家元である。京都府下の小都市に本拠をもつが、歴史は古く、日本最大級の組織を築き上げた。だが、内部の腐敗は目を覆うばかり……。手形の乱発、脱税容疑、夫婦の亀裂、兄弟の争いと、花にそむく醜さである。 著者は何やら実在しそうな仙渓の身辺をサスペンス風に追跡した。
  • 吼える密林~アフリカ竜を探せ~
    -
    中央アフリカ、コンゴ、ザイール国境の密林に恐竜がいる!? 1965年、四人のベルギー人が探検隊を組み、恐竜のものと思われる牙を収集した。そして、パリにあるフローベル財団の調査隊が現地へ入った。一方、アラブのプリンスは恐竜の剥製の首(トロフィー)を狙う! 人跡未踏の密林に、アドベンチャーノベルの鬼才がペンを入れた。
  • 淫虐の爪
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    十年めの結婚記念日。高瀬圭一と妻の美穂子を邪鬼のような男・岩尾が襲った! 脅迫される夫の目のまえで、美穂子は屈辱的なレイプを――。大手メーカーの営業部長・圭一はどんなトラブルに巻き込まれたのか? 不安に苛まれる美穂子は、かつての恋人・杉里譲治に救いを求め、体をあずけたが……。悦楽と暴力! 男たちの悪意が綾なすハード小説の傑作!
  • 悪虐の宴
    3.0
    風光明媚な海辺の別荘で一夜を過ごしていた資産家の園島、妻の令子と娘の瑠美。そこに凶悪な男たちが侵入したことから、平和な居間は、淫虐の部屋と化した。一家は陰惨な虐待を受け、屈辱の性行為を強要される。園島は無念のうちに息をひきとった。瑠美は命懸けの脱出を図るが、事件はさらに恐るべき事態へ……!? 深まる事件の謎と究極の淫が重層する傑作小説!
  • 槍ヶ岳殺人行
    -
    槍ヶ岳中腹の山荘前で、人妻・由美が突然消えた! さらに同夜、他の山小屋でも二人の女性が蒸発していた。夫の立花重利は山を訪れるのだが、由美は谷底で絞殺死体で発見された。なぜか顔を無残につぶされて……。しかも遺品が発見された山頂には、犯行当時、誰一人登っていなかった……。続いて起こる第二の惨劇! 「山の密室」で起こる〃犯人捜し〃の本格ミステリー!
  • 萩・殺人迷路(ストリート)
    -
    死者が密室を破って殺人……? 萩焼の人間国宝・大杉源之助が服毒死。事件直前の行動から、門弟・三宅を殺し、自殺したと思われた。ところが、三宅が殺された時刻、すでに大杉は「密室」で死んでいたのだ! 事件に巻き込まれたルポライター・関口利勝と美しい娘・林千草を待ちうけるものは? 美しい小都市の惨劇――乱歩賞作家の渾身作!
  • 奥穂高殺人事件
    -
    奥穂高山頂をめざす伊東宏が雪庇を踏みはずして転落死した! 「ワナか?これは」と謎の言葉を遺して……。遭難死に疑念を抱いた山岳会の僚友・小泉信司は、ひとり調査を始める。〈登頂をともにした赤坂美知の犯行か? 遠隔殺人か?〉事件は、伊東の遺産争いへと発展する。 荘厳な穂高連峰を舞台に、江戸川乱歩賞作家が描く、山岳ミステリーの見事な作品!
  • 破  局
    -
    男と女は不思議な運命に弄ばれているようだ。内側から起こる破局、外側に潜む別れの危機。それは予測もつかない。榊原美佐子はハイミスを怖れるベテラン編集者。母は不倫して家出中。そこへ良縁が舞い込んだ。美佐子の心は動いた。と、相手の家に嫌がらせのカミソリや汚物が届く。犯人は?(第一話)。 著者は歴史推理の他、現代の男女の機微を描いて定評が高い。
  • 闇の龍馬
    4.0
    慶応3年(1867)11月15日。坂本龍馬、凶刃に倒れる! 幕末維新の立て役者ゆえに、幕府が、紀州藩が、さらに驚愕の大物が龍馬を狙う。彼の死で歴史を変えたのは誰だったのか? 恐るべき〃闇〃の指令者とは――。 歴史の暗部に消え去ろうとする真実に、「海援隊」で行動をともにした陸奥宗光が迫る! 大胆かつ緻密な推理。そして戦慄の真相。「闇シリーズ」第2弾!
  • 北の殺人怨歌
    -
    大晦日の花巻温泉。大阪の相場師・横溝が妻と過ごしていた部屋に突然、刑事が。横溝が損害を与えた会社社長が大阪で殺されたのだ。現場には横溝の指紋、そして、妻以外にアリバイを証明できる人間は誰もいない…。 絶体絶命の横溝。どんでん返しの妙!(「疑惑の直行便」) 北国の魅力を知りつくす著者が、それぞれの街を舞台に情緒豊かに描いたミステリー傑作集。
  • 千利休殺人事件
    -
    代議士水谷徳太郎が赤坂のホテルで殺された。そして現場から秀吉が愛用した『楢柴』という国宝級の茶器が消え失せた。赤坂署の名物刑事加賀見徹之介は事件を追って水谷の地元金沢へ向かう。そこで加賀見は『楢柴』の謎と千利休切腹の謎との関連を察知した。すると第二の殺人が……。 実力本格作家の注目長編力作!
  • 闇の本能寺~信長殺し、光秀にあらず~
    4.0
    〃信長殺しは光秀ではない。歴史に隠された闇の人物がいた!〃 殺戮と破壊を繰り返し、「天魔」と呼ばれた信長は、憎悪と恐怖の対象だった。そして、比叡山焼き討ちを機に、信長殺害を目指してついに闇の人物が動いた。 信長の死を望む大物は多いが、謀略と密計の渦巻く信長殺しの真相に、読者(あなた)は戦慄するにちがいない……。歴史推理に著者独自の新境地を拓いた、渾身の力作。
  • 野獣都市
    4.0
    ボクシングで鍛え引き締まった体、精悍で端正な容貌。有馬靖浩(ありまやすひろ)は、銃の修理や自動車のセールスで生計を立てる大学院生だ。猟友である会社社長・石浜(いしはま)からの依頼が、彼の胸にくすぶっていた野望に火を点(つ)けた。麻薬組織から大量のヘロインを強奪。不正を働く企業家からは大金を掠(かす)め取る。女たちを利用し、死体の山を築きながら、疾走する欲望の終着駅とは?
  • 全開(フル・スロットル)で飛ばせ
    4.5
    嵯峨幸夫。32歳。作曲家兼ラリー・ドライヴァー――というのは表向き。実は国家保安工作員だ。 ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マゼラッティ……10台の高性能車を疾駆させ、嵯峨は凄絶な戦いに挑んでいく! 車をこよなく愛し、高度なドライヴィング・テクニックを知悉する著者の、傑作カー情報小説!
  • 処刑軍団
    -
    荒削りで動物的な性的魅力(セックス・アッピール)を持つ津場登をリーダーに、本城、岩下、浜野がチームを組む〃処刑軍団〃。闇の検事を名乗る四人に、日韓利権を漁る新世界汽船の田代が接触してきた……癒着の腐肉に群がる政治家や仕掛人(フィクサー)に向け、特殊チューンのエンジンが唸り、怒りの銃口が火を噴く。――著者得意の痛快長編アクション小説!
  • 生れ変った男
    -
    高井沢文雄は神保貞介殺害のため、神保家の別荘の床下にダイナマイトを仕掛けた。ところが、床下から出たところで、何者かに襲われ、気が付いたときには手足を縛られ、自らがセットしたダイナマイトの近くに横たわっていた……!? 主人公が犯人であり、被害者であり、探偵役でもあるという、画期的な設定で書き分けた問題作!
  • 邪魔な男
    -
    横地邦生の婚約者、河内三枝子は、一人旅に出た水上温泉で、他殺体で発見された。邦生は、三枝子の親友、桃谷順子とともに、犯人探しを始める。意外にも数多い男性関係の中に、一人の男が浮かび上がった。そして、彼女は過去、見知らぬ男女の殺人事件にも関係が!? 意外な結末を迎える、男と女の謎に挑む。
  • 殺意の誘(いざな)い
    -
    資産家、鍋原家の主、栄造はガンに冒され療養所で伏している。留守宅は、長女の左多子夫妻、長男の孝夫、高校生の謙二で守っている。ある朝、謙二の部屋で見知らぬ男が死んでいた。そして孝夫、謙二は行方不明……!? 謙二のライダー仲間矢崎らは捜索に乗り出した! 多彩な登場人物と巧妙なトリックで魅了する著者渾身の新境地!
  • 年齢差殺人事件
    -
    久仁子は、二廻り近くも齢の離れた種田良介と半ば政略結婚のような形で夫婦になったが、経済的には何不自由のない生活であった。結婚二年後、良介に脅迫紛いの手紙や電話が来るようになった。そして、良介が誘拐され、久仁子に身代金五千万円の要求が……!? 乱歩賞作家が、男女の機微をモチーフに巧妙なトリックで描く本格サスペンスの極み!
  • 大密室殺人事件
    -
    実業家・黒住泰造のもとに、〃殺されたお前の息子より〃という奇妙な脅迫状が届いた。脅迫状は、二十五年前に宮古市で起きた母子放火殺人事件の犯人が、黒住であるという。殺されかけた息子とは? 彼が、独自に脅迫者の正体を調査しはじめた矢先、執事が密室状態の部屋で短剣によって殺害された。 推理小説の永遠のテーマに挑戦する大谷ミステリーの白眉!
  • 子犬のように、君を飼う
    3.0
    悦楽の街マカオ。小説家は束(つか)の間の自由な時間を楽しんでいた。カジノで大勝している時、日本語で声をかけてきた美しい中国人の少女。娼婦を買ったことなど一度もなかった彼は、魅入(みい)られたようにホテルへと連れ帰ってしまう。それは、甘美な地獄への入口だったのか――。30歳も年下の少女との蜜月の先に待っていた運命とは? 異端の純愛を描いた、究極の恋愛小説。
  • 女奴隷は夢を見ない
    3.7
    「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。自分は売られ、間もなく「奴隷市場」で競(せ)りにかけられるというのだ。ビルの一室に拘禁(こうきん)され、絶望にくれる春菜。だが、仕入れられていたのは、彼女だけではなかった。女たちを待ち受けていた壮絶な運命とは? おぞましくも美しい禁断の書。
  • 人を殺す、という仕事
    3.8
    僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果――母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦……僕は次々と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」!
  • 新聞の鬼たち~小説 務台光雄~
    -
    この物語は、当時の読売新聞社長・務台光雄と、新聞に賭けた男たちのドラマである。 繊維業界から報知新聞に入社。正力松太郎との運命的な出会い。読売内部の派閥闘争。そして、最大のライバル・朝日新聞との激烈な部数戦争……。何が務台の闘争心を掻き立てたのか。なぜ彼はあれほど燃えたのか。 緻密な取材と圧倒的な筆力を誇る鬼才のドキュメント小説!
  • 流通の覇王~小説「スーパー」戦争~
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    スーパー『レインボー』の総帥・鳴門光は、「闘争こそがすべて」という人生観を持つ。すでに関西に地歩を築いた鳴門は、関東進出に、ライバル・南部流通グループの聖地、埼玉県所沢市を敢えて選んだ。計画を阻止すべく南部グループが動き出す。一方、神奈川県では、急成長の『トーキョー堂』との戦いが……。 流通業界を制するのは誰か? 著者会心の長編企業小説!
  • ご破算侍
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    社寺の境内で、大道芸を演じて生計を立てている塚野金三郎。実は、剣にかけては、なかなかの腕利き。ある日彼は、奥州某藩の侍に、藩士として他藩との試合に出てくれと頼まれる。勝てば一両二分、負けても二分はくれると言う。ところが、相手方の藩士からも、負けてくれれば二両やるが、と誘われて……。さて、金三郎が獲得した礼金は? 味わい豊かな傑作時代小説集!
  • 墓場への持参金
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    事業は不振、齢(よわい)も五十をこえ、〃男の孤独〃が迫るとき、ひとは心機一転のために、自分の葬式の真似事でもしたくなるものだ……。 食品会社の社長・小串の〃模擬葬式〃は徹底していた。火葬寸前に棺から出ようというのだ。だがその日家族の前に現われた棺には他人の遺骸が……!? 人間の謎、人間心理の不思議さを描く長編力作!
  • 消えた日曜日
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    若き日の奔放な生活の中で犯した過去を隠蔽するため、菊畑知子は殺人を決意した。完璧な計画をたて、一分の狂いもなく遂行した殺人だったが……。皮肉にも、知子にとって最大の敵は、この世で最も愛する人であった!? 過去の暗い影におびえる女の心理と、ミステリーの醍醐味とを巧みに織りなした長編推理サスペンス力作!
  • 男は寒い夢を見る
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    徒手空拳、非道なやり口で財界の大立者にのしあがった男・押田信介。彼をとりまく様々な人間が、その命を虎視眈々と狙っている。愛人も秘書も、別荘番も友人も、そして、同居中の甥までも……! 押田は周囲を圧倒して君臨し憎悪をあつめていたのだ。色と欲との殺人競演会(コンクール)の結末は?  人間の謎を深く抉る傑作長編サスペンス!
  • 解明旅行
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    一見気楽な退職旅行。だがその裏に、夫婦で互いに隠しあっている思惑があった。――相互銀行を定年まで勤めた総務部次長は、退職を機に妻と車で長距離旅行を計画する。妻の同僚で夫の部下でもあった元OLたち4人を訪ねる旅だが、訪ねる先々で、彼女たちは何者かに次々と殺されていく! 連続殺人をつなぐ動機とは?
  • 山口線“貴婦人号(エレガンス・トレイン)”
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    津和野へ向かう山口線下りSLが県境の白井トンネルにさしかかったとき、崖の上からカメラを構えていた男が突然、宙にとんだ! はたして事故か殺人か? 阿東署の刑事、清水と佐藤は現場から姿を消した第一目撃者、ハーフ・コートの男の行方を追う……。 著者が新しい創意、趣向を凝らして挑む鉄道ミステリーの快作!
  • もう一人の乗客
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    ついさっきまで自分と向かい合っていた男が、目の前に頭を血だらけにして横たわっていた! 香原由美はすべての痕跡を消してその場を逃れ、やっと見つけた空車に見知らぬ男と相乗りしたが……。 彼女の殺人容疑が濃くなるなか、由美の姉・八重は妹の疑いを晴らそうと〃もう一人の乗客〃を捜しはじめた。抒情ミステリー秀作。
  • 桜前線殺人事件
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    北上する「桜前線」とともに殺人が!?――染井吉野が最初に咲く高知・為松公園近くの断崖で若い女性が墜落死。二週間後、東京・新宿の高層ホテルから女性カメラマンが、やはり墜死した! 事件を追うテレビ日本のレポーター阿井未奈子(あいみなこ)。彼女が見た爛漫と咲く桜の謎とは? 推理小説の妙味に加え、詳細な桜のデータで列島を旅できる、まったく新しい「桜」情報小説!
  • カラコルムの悲劇
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    長崎沖で発見された元寇船内の遺物。そこには、大モンゴル帝国崩壊の謎が隠されていた! 第4代皇帝モンケ・ハンが発した華麗な〃酒の噴水〃建造の命。それを受けて製作にとりかかった一団の中に、皇帝暗殺を狙う男の眼が輝いていた! 諸説紛々のモンゴル帝国皇帝の死因に新説で迫る壮大な歴史スパイ小説の傑作。

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