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5.0沖縄復帰後の変り様をその眼で確認するべくコザに居を移した著者は、訪れた娼婦の部屋に皇族の写真が掲げられているのを見、複雑な思いにかられる。返還批准反対デモで誤認逮捕され、留置されながらも、強硬な抗議をつづけた体験をベースにした名作『黒潮を見つめる母』などを収録。
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5.0雨あがりの早朝、富田林市の竹林から死体が発見された。ほとんど白骨化していたため、身元の確認は難航するかと思われたが、意外にも、一年前に丹後半島で海に落ちたという日本画家黒田理弘とあっさり判明した。身辺捜査に駆りだされることになった吉永誠一刑事は、新米の小沢慎一とコンビを組み、事情聴取に着手する。黒田が二十年前の奥原煌春贋作事件に関与していたことが明らかになったが――。長篇推理。 ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
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5.0性感染症というと「汚い」「気持ち悪い」などのイメージが先行してなかなかとっつきにくいかもしれないが、そんな一見ヘビーに思える内容もすんなり読めるよう、できるだけ明るくかわいらしい本に仕上げられている。これらの情報を本当に必要としている人に伝わりやすくなるように、情報量もぎりぎり必要な程度におさえ、「セックスするならこれだけは知っておいてほしい」という情報を掲載。
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5.0ツキを呼び込み、人生に奇跡を起こすキッカケは「ソウルメイト」との出逢い!いかにしてソウルメイト(魂の同窓生)を探し、出逢い、結びつきを深めるか。イラストを用いてわかりやすく解説する。序章 「あなたにとって、ソウルメイトとは」、第1章 「ソウルメイトの後から、恋もお金もツイてくる」、第2章 「ソウルメイトに出逢い、ツキまくるオーラの法則」、第3章 「セレブ・オーラを身につける7つの習慣」、第4章 「ソウルメイトの見分け方」。
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5.0月間1億PVを超える大人気のケータイ小説サイト「おりおん☆」から生まれたノンフィクション小説。私のとなりにいるのは誰?【夫】という仮面を被った悪魔?どんなに苦しくても、どんなに辛くても、簡単に逃れることができないのが“結婚”という現実。守るべきは、子供。度重なる“夫の裏切り”に、あなたならどう立ち向かいますか?
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5.0年齢だけの大人になら、誰でもなることができます。でも、イキイキとした大人の生き方は、「大人になる前にしなければならないこと」をやった人にしかできません。勉強も遊びも恋愛も、今しかできない“背伸び”をする――それが未来を輝かせるコツ。本書は、本当にやりたいことやなりたい自分を見つけるためのアドバイス集です。仕事も人生もとことん楽しんでいる著者のユニークな体験談が、「大人未満」のあなたを快く刺激します!学校やバイト先を選ぶ時の基準が「ラクそうだから」だったら、すぐに「つまらない大人」になれます。1パーセントでもいいから夢とつながっていることをして、次のチャンスにつなげましょう。ほかにも「頑張ることを照れない」「ウケるかウケないかを大事にしよう」「受験に役に立たない科目の勉強をしよう」「好きな血液型になろう」など、これからの成長と飛躍のヒント満載です。人生を楽しめる大人になりたい人の必読書!
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5.0あなたの「欲しいモノ」「したいこと」「なりたいもの」は何ですか?――即答できなかった人は、一覧できるように1枚の紙に書き出してみましょう。一覧表にすると引き出しが驚くほどたくさん出てきます。漠然と思っていたことを、もっとリアルで具体的なものに、ダメだと諦めかけたことを「それでも……」と思えるものに置きかえることができれば、それがあなたの夢を叶える第一歩となるのです。本書は、悩みをともなう欲望である“煩悩”をキーワードに、成功を勝ちとるヒントを紹介。“煩悩”を肯定し、やる気に変え、行動力につなげ、夢の実現へと結びつける具体的方法を伝授します。「“身のほど”をわきまえないように」「自分の3大欲を決めよう」「ガマンと犠牲を追放しよう」「“2番目にやりたいこと”をやっていても、夢は実現しない」「スキルより、ウィルが勝つ」など、すぐに実践できるアドバイスが満載です。まずは“夢リスト”から始めよう!
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5.030年にわたる潜伏期間を経て、2002年のCDデビューで突如ブレークした「中高年のスーパーアイドル」。その勢いはまったく衰えることなく、1年先のライブまで予約が詰まっているほどの人気を誇る。本書は、「夫婦」「人生」「健康」「お金」などをテーマに、毒舌ありウンチクありの、腹の底から笑える話を満載。中高年を罵倒しつつエールを送るのが、毒舌漫談家・綾小路きみまろの真骨頂。そのエッセンスが本書の随所にちりばめられている。心が落ち込んだとき、人生が嫌になったとき、ぜひ本書を読んで、スカッとしてほしいのです。笑い飛ばして、元気を出してほしいのです。
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5.0人間関係では得られない“何か”を求めて、人は猫と生活を共にする。幼年期より猫に囲まれて育った著者が、鋭い観察眼と、このうえない愛情をもって、猫との楽しいつきあい方を説く。「ネコに好かれる人の条件は?」「ネコの耳はウソがつけない?」等、気になる疑問、猫の生態・習性から、飼い主として心がけたいことまですべてを網羅。猫の気持ちが手にとるようにわかる本。
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5.0道具は進化する。ボールも変わった。当然。ゴルフ理論も変化していく。「左グリップのV字はあごを指し、右グリップのV字は右肩を指す」――これはヒッコリーシャフト時代のいわば古代理論。シャフトが変わった今日、グリップは左右対称型でなければならない。プロ・アマを問わず圧倒的な支持を受けている著者が、グリップ・アドレス・スイングの最新理論を解説。坂田打法の集大成・基本篇。
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5.0エレナは両親の求めに応じて、ロサンゼルスから故郷であるスペインのセビリアに戻ってきた。そこで彼女を待ち受けていたのは、驚くべき話だった。婚約を破棄して行方をくらました姉レイナの代わりに、スペイン屈指の銀行家、ビダル・マルケスと結婚してほしいという。レイナとビダルは愛し合って婚約したと思われていた。ところが実際は、姉妹の両親が経営する銀行をビダルに救済してもらうための政略結婚だったのだ。気が進まないながらも、エレナは両親の危機を救うため、帰国後すぐに開かれたパーティに出席してビダルと会うが……。
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5.0父が事故に遭い、意識不明の重体――突然の知らせを受け、ダニエルは父のいるイタリアへ向かった。決して仲のいい父娘とは言えず、息子を望んでいた父が、愛情を向けてくれたためしはない。でも母を亡くした今、たったひとりの肉親なのだ。ダニエルは我が身も顧みず、不眠不休で病床につき添った。そんな彼女を優しく支えてくれたのは、父の主治医カルロ。ときに独善的だけど、イタリア一の腕を持つ魅力的なドクターだ。ダニエルは、日増しに強くなるカルロへの好意を抑えようとした。彼の心に自分が入る隙間などないと、知っていたから。
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5.0シャーロットは空港で呆然と立ちつくしていた。明日、挙式の予定なのに、婚約者が現れなかったのだ。あまりのことに、人目もはばからずにしゃくり上げていると、ダニエルと名乗る男性に声をかけられた。彼はシャーロットの話をひとしきり聞いたあと、食事に誘ってきた。不誠実な男性とは、二度と関わりたくないわ!シャーロットは彼に渡された名刺を突き返すと、くるりと背を向けて歩き去った。翌日、ダニエルと結婚式を挙げることになるとは夢にも思わずに。★ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2100号を迎えました。読者の皆さまに心より感謝いたします。2003年に来日したときのミランダ・リーのコメントもあわせてお楽しみください。★
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5.0サラ・ハンターは理想の花嫁候補として社交界でもてはやされている。しかし彼女には別の顔があった。今夜も寝室の窓から抜け出し、男装姿でロンドンの裏通りをひた走る。ある筋からの依頼により失踪した子どもたちの行方を捜しているのだ。ついに手がかりとなる人物の尾行を始めたとき、イーサンという男にじゃまをされた。それ以来、行く先々で彼とでくわす。不審に思ったサラは、逆にイーサンの周辺を探ろうと思いつく。霧雨の中、“夜のレディ”の追跡が始まった。★本作のヒロイン、サラは仲間のレディ三人で水曜同盟というクラブを作り、活動の拠点にしています。一方、イーサンは“アルセーシアの悪魔”の異名をもつ謎の多い男。二人の道が交錯し、魂が呼応しあって……。本作で日本デビューの作家がヒストリカル仕立てのミステリーをお届けします。★
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5.0余興のために結婚式に呼ばれた煙突掃除人の娘ジェマイマは、式場で居合わせた伯爵に幸せを運ぶキスを求められ、思わず胸がときめいた。数日後、驚いたことに彼が家に訪ねてきて便宜上の結婚をしてはもらえないかと申し出る。聞けば、亡父の遺言で、花嫁を迎えなければ遺産を手にすることができないという。「結婚しても、きみはきみ、ぼくはぼくで暮らそう」すてきな申し出だわ。もう煤(すす)だらけの生活をしなくてもすむ。ジェマイマはにっこり笑って承諾したのだが……。★一作ごとに大物感が増してきたニコラの最新刊をお届けします。今回のヒロインはなんと煙突掃除人の娘、ジェマイマ。結婚式に煙突掃除人とキスをすると幸せになれる――その言い伝えをヒントに、作者は寓話性の高い物語を書きあげました。さて、その結末は?★
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5.0助かった!あやうく遭難するところだった。水も食料もないまま不毛の地を歩きつづけたジェナは、ようやく小さな建物を見つけて、安堵のため息をついた。いまにも壊れそうなあばら屋だけれど、外にはぴかぴかの自家用ジェット機がとまっている。持ち主に頼めば、空港まで送ってもらえるかもしれない。そのとき戸口に現れたのは、危険な雰囲気を漂わせた男性だった。孤独を映す瞳、精悍な顔、日に焼けたたくましい体。不意にジェナの胸が激しく高鳴った。初めて会った人なのに、これほど惹かれてしまうのはなぜ?★水道や電気さえもない地の果てで待ち受けていたのは、大富豪との胸躍るロマンスでした。厳しい大自然を背景に、RITA賞受賞作家マリオン・レノックスが命懸けの恋を描きます。★
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5.0兄の親友ヒューのことは、昔からよく知っている。頭がよくてハンサムで、いつもとびきりの美人を連れ歩いている。そんな彼が、地味で冴えない私に助けを求めてきた。上司の妻につきまとわれて困っているので、秘書が留守のあいだオフィスにつめていてほしいというのだ。笑顔がすてきな彼なのに、今度ばかりは血相が変わっている。「頼むよ、エイミー。たった二週間だから」しぶしぶ引き受けたけれど、心の動揺が抑えきれない。彼と毎日会うなんて、竜巻の中へ突っ込むようなものだわ。ずっと嫌いなふりをして、彼への思いを隠しつづけてきたのに。★期待の新星ナターシャ・オークリーのデビュー二作目をお送りします。苦労知らずに見えたヒューは、誰にも言えない悲しい秘密を抱えていました。エイミーはただの“親友の妹”を卒業して、彼の支えになれるのでしょうか?初々しい輝きを放つ作品です。★
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5.0「イザベル! しっかりしろ。今、助けてやる!」スピンして大破した車の運転席で、イザベルは目を開けた。ああ、私は結婚式を前に、教会から逃げてきたのだ。ウエディングドレスのまま、花婿を祭壇に残して……。偶然立ち聞きした話から、未来の夫が殺人犯だと知った彼女は、動揺のあまり、車の運転を誤って事故を起こした。そして今、救いの手を差し伸べる男性を見て驚いていた。リンク?殺人事件の捜査官だ。でもそれだけではない。イザベルの夢に夜ごと現れる、憧れの人でもあった。★五カ月にわたってお届けしてきた『富豪一族の花婿』も今月が最終話。来月からまた新たなフォーチュン家の物語を刊行します。どうぞお見逃しなく!★
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5.0夫を亡くしてから、リサはハウスクリーニング業を興し、生きていくために一人で必死に会社を盛りたててきた。退屈で隙がなさすぎる女だと思われるのにも、すっかり慣れっこだ。ある日、リサは捻挫をした従業員の代わりに仕事先へ行くことに。そこは豪華なペントハウスで、住人のジャックは、なんと彼女も大ファンの人気小説家だった。彼は初対面のリサに、翌日のパーティへの同伴を頼んできた。小説の主人公と同じく、ジャックも冷酷なプレイボーイに違いない。警戒心が頭をもたげたが、途方もなく魅力的でセクシーな彼に、リサは抑えきれないほどのときめきを感じはじめていた。★自分になかなか興味を示そうとしないリサの気を引こうとするジャックと、彼に抵抗しようとするリサの駆け引きを、ミランダ・リーが軽妙な筆致で描きます。★
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5.0アダムはまたしても遅刻した。よりによって結婚式の当日まで!彼はいつも仕事、仕事。結婚してこの先うまくやっていけるの?ずっと感じていたその不安はますますつのり、サブリナ・ホワイトはついに教会から逃げ出した。ウエディングドレスを着替えもせずに、親友の車を借りて、彼女は子どものころに楽しい休暇を過ごした山へ向かった。途中で車が脱輪し、吹雪の中、助けを求めてたどり着いた家の玄関でサブリナは気を失って倒れ込んだ――ハンサムな男性の腕の中に。ザック・プレスコットはわけがわからないまま彼女を抱き上げ、そっとソファに寝かせた。その雪のように白い、美しい女性を……。★これまでシルエット・ロマンスでお楽しみいただいてきたキャロル・グレイスがハーレクイン・イマージュに初登場!ファンタジックでこのうえなく美しい物語を紡ぐキャロル・グレイスの世界へどうぞ。★
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5.0故あってイタリアで暮らすセシリーは怒りを覚えた。十七歳の継娘がイギリス人子爵に騙されていると聞かされたのだ。ふたりを引き離すために相手の館へ出かけたところ、そこにいたのは子爵のいとこにあたる公爵――ドメニコだった。彼もセシリーと同じ目的でヴェネツィアから戻ってきたという。ふたりをけしかけたとドメニコに疑われ、彼女はさらに憤慨する。その夜、音楽会で再会したセシリーに彼は意味ありげに言った。「明日あなたの館を訪ねる。お互いをよく知り合うために」あのふたりのことを話し合いに来るだけなのに、彼はどうしてわたしに気があるふりをするのかしら……。★英国摂政期(リージエンシー)のロマンスを得意とする作家アン・エリザベス・クリーが本作で日本デビューを飾ります。情熱の地イタリアを舞台に繰り広げられる上流階級の優雅な物語をお楽しみください。★
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5.0十七世紀、チャールズ二世による王政復古下のイングランド――女優のキャサリンは反逆罪に問われた弟の命を救うため、あるまじき役を引き受ける羽目になった。トム・トレンチャードという男の妻になりすまし、政府から要請された重大な任務を遂行するのだ。がさつな風体の男とともに商人夫婦を演じつつ、オランダまで行くなんて考えられない。だが、そのときキャサリンは知る由もなかった。トムの正体は特命を受けて変装した宮廷人で、本当の名はサー・ステア・キャメロンであることを。★ベテラン作家、ポーラ・マーシャルの作品をお届けします。本作では、三カ国にまたがる壮大な規模で王政復古時代のドラマティックな物語が展開します。どうぞお見逃しなく!★
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5.0豊かな荘園の跡取り娘エリザベスが供も連れずに旅立ったのは、財産目当ての男に父を殺され、結婚を迫られたせいだった。名付け親である女王陛下のもとへ赴き、助けを求めるしかない。必死で森を進むうち、彼女は宮廷道化師タールトンと出会う。明るい瞳と美しい歌声に加え、鋭い頭脳も持つ彼は、自分の弟子になりすまして一緒に宮廷へ向かっては、と提案した。そうすれば道中も安全だし、追っ手の目もごまかせる――令嬢はすぐさま波打つ金髪を切り、見習い道化師に変身した。迫り来る危険も忘れる、輝きに満ちた大冒険の始まりだった。
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5.0時は十九世紀初頭、華やかな社交シーズンが幕を開ける季節。とある舞踏会に出席したソフィーの目に、強烈な魅力を放つジャックの姿が飛び込んできた。二人は運命に導かれるように、その瞬間から惹かれ合う。ハンサムな黒い瞳の紳士と、輝くような美貌のレディ――似合いのカップルに影を落としたのは、ご婦人方の噂話だった。一族を支えるため、彼には金持ちの花嫁が必要だというのだ。財産などないソフィーは、深く悩んだ末、悲しい決意を固めた。求婚される前に身を引くしかない。この心が引き裂かれても……。
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5.0初めての舞踏会の夜にアリシアは社交界を追放された。公爵夫人のミルドレッドに、いわれない醜聞を流されたのだ。3年後の今は大好きな馬の調教で生計を立てている彼女だったが、ある日のこと、父が厄介な仕事を引き受けてきた。ミルドレッドの息子である現公爵からの依頼で、事故に遭った愛馬の傷を癒してほしいというものだった。アリシアは敵陣に乗り込むような気持ちで公爵邸へ向かう。ヨーロッパ一ハンサムで裕福な男性と囁かれる公爵に、まさか自分がプロポーズされるとは夢にも思わずに。
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5.0資産家の実父の要望により、ソフィはDNA鑑定をした。だが、検査結果の入った封筒を不注意からなくしてしまう。焦ったソフィは翌朝早くに職場のあるオフィスビルを訪れ、封筒を落とした可能性が高い授乳室のドアを開けた。そこでは上半身裸のたくましい男性が髭を剃っていた。ソフィがここは女性専用だと注意すると、彼は悠然と返した。「どうしてここを使われるのをいやがるのかわからないな。男が髭を剃るところを見たことがなかったのかい?」皮肉に満ちた不遜な言葉に戸惑いをおぼえながらも、ソフィはなじみのない甘い戦慄にとらわれていた……。
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5.0シアトル、バンクーバー、そしてウィーン。彼はどこまで私を追いかけるつもり?パーティ会場にサルク国王の弟であるシーク・ザイドの姿を認め、心理学者のルーはあきれかえった。数日前から彼女は旧知のザイドにつきまとわれていた。早急に結婚する必要があり、相手を探してほしいというのだ。ルーは専門知識を生かしてときどき結婚の仲介もしているが、ザイドには傷つけられた過去があり、頼みを引き受ける気はなかった。しかし、根負けして話を聞いてみることにしたルーは、結婚の成否が一国の存亡にかかわると知って動揺した。■好評をいただいたミニシリーズ『熱きシークたち』の関連作です。優雅な独身生活から一転して花嫁探しに追われることになったザイド。本物の恋は見つかるのでしょうか?
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5.0諜報機関に勤めるジェイミーはザックが敵に捕らえられたと聞き、いてもたってもいられなくなった。7年前、優秀な諜報員ザックは新人研修で憧れの教官だった。だが彼はなぜかジェイミーに特別厳しく当たり、彼女は見返したい一心で過酷な研修をやり抜いたのだ。そして最初の任務でともに命の危機を乗り越えたとき、抑えつけていた情熱が解き放たれ、二人は貪るように求めあった。それきり彼とは顔も合わせていない。今でも忘れられないなんてばかげていると思いながら、ジェイミーは彼のもとへ向かった。周囲の制止を振り切って。
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5.0モデルのセーラは不運な落馬事故によって片足が不自由になり、仕事を失ったうえ、薄情な婚約者にも捨てられた。ある日、偶然開いた上流階級向けの雑誌に奇妙な広告を見つける。“資産家のコンパニオン話し相手として外国で暮らせる、若い英国人女性求む”なんでも広告主は砂漠の地ベニ・ザインの首長ということだ。ちょうど、つらい現状から抜け出したいと思っていたセーラは、新しい人生への期待を胸に、未知なる異境に降り立った。だがそこには、謎の男からの思わぬ出迎えの言葉が待っていた。「君はわれわれ砂漠の男に襲われたくて、ここまで来たのか?」
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5.0サリーは家族のもとを離れ、シドニーで自立の道を歩みはじめた。すぐにでも仕事を見つけなければ新しい生活は始められない。さっそく受付係に応募して面接に出かけようとしていたとき、近くに住む義姉が一歳の娘ローズを預かってほしいと訪ねてきた。やむなくローズを連れて会社に出向き、面接を受けていると、部屋の隅でおとなしく遊んでいたはずのローズの姿が消えていた。あわてて廊下に飛び出したサリーの前にローズを抱いた男性が現れた。姪は最高経営責任者ローガンのオフィスに入り込んでいたのだ。ローガンの険しい表情を見て、サリーの心は沈んだ。これで採用される望みも消えた……。■ハンサムで魅力的なボスは仕事一筋で、恋愛や結婚はあとまわし。そんな彼がヒロインに出会ってから少しずつ変わりはじめて……。自分に正直になることの大切さを教えてくれる物語をお届けします。
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5.0エマは十カ月になる息子をかかえ、生活苦にあえいでいた。富豪の夫ヴィンチェンツォとは、別居して一年半になる。エマが子供を産めない体と診断されたのが要因だったが、皮肉にも家を出たのち妊娠がわかり、夫には知らせず出産した。旅先のシチリアで出会って電撃結婚したものの、幸せではなかった。離婚して少しばかり財産を分与してもらえないだろうか?エマはようやくヴィンチェンツォとの面会を取りつけた。意外なことに、彼は離婚したくないと言う。そして、どうしても離婚に同意してほしければ、最後に一度だけ、君とひと晩過ごしたい、と……。
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5.0ロシア人看護師カーチャ・ペトローヴァはイタリアへ向かう飛行機の中にいた。機体がふわりと揺れるたび、おなかに感じる羽ばたきは決して気のせいではなく、小さな命が息づいている証だ。わたしの赤ちゃん……。思わず胸が熱くなる。込み上げる思いをカーチャは慌てて打ち消した。情が移らないようにしなければ。私に母親になる資格はない。だから今、子どもの父親に会いに行くのだ。まだ何も知らない、ベネデット・メディチ伯爵のもとへ。この子を彼に委ねられるかどうか、見極めるために。◆エイミー・アンドルーズによる久々の新作は、貧しい看護師と伯爵のシンデレラ・ストーリー。カーチャが頑なに子どもを拒む理由とは? プレイボーイの仮面を脱いだ伯爵の素顔は?思いがけず芽生えた命は、二人をつなぐ絆になるのでしょうか。
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5.0ケルシーが六歳の少女マライアの家庭教師兼乳母になったのはダラスきっての実業家でマライアの父親であるライアンが高校時代のクラスメートだった偶然からだ。かつてひそかな憧れの的だったライアン。妻を亡くした彼に身近に接すれば、昔の思いがよみがえる。だが、彼女にはためらいがあった。結婚生活ははるか前に破綻していたとはいえ、夫を亡くしてまもない身なのだ。だいいち彼は娘のために私を必要としているだけ。私自身を求めているわけではない。
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5.0パリで人気モデルとして活躍するアレクサンドラは、妊娠したのに気づいて愕然とした。相手のギリシア人富豪ディミトリとは、一年前からつきあっている。結婚はしていなくても、彼に知らせなくては。ところが一カ月ぶりに会ったディミトリは、ほかの女性と結婚すると言い、いきなり別れを切りだした。「妊娠したの。あなたの子供よ」思わず打ち明けたアレクサンドラに、彼は冷酷に言い放った。おなかの子供は僕の子であるはずがない。きみはほかの男と寝ていただろう、と。
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5.0アニーは裕福な親の元を離れ、掃除人として自活することにした。ある家に掃除をしに行ったとき、彼女は奇妙な男性に出会う。まだ若くてハンサムなのに、どうしてこんなに暗い顔なの?不思議に思ったところ、人づてに彼は昔パイロットだったとき事故に遭い生きるか死ぬかの重傷を負ったという話を聞いた。それ以来、世捨て人みたいに引きこもって暮らしているらしい。もう一度笑顔を取り戻してもらいたい――いつしかアニーはそう強く願うようになった。彼の冷淡さの裏に優しさが隠されているのを見たからだった。
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5.0イタリアの高級別荘地に住む祖母のもとを訪れたナタリーは、到着早々、隣家の男性にじっと見つめられていることに気づいた。祖母によれば、彼は地元では忌み嫌われた一族の出身だという。だが何度かその男性、デメトリオと言葉を交わすうちに、ナタリーは彼に強く惹かれていく自分に気づいた。祖母がなんと言おうと、彼は絶対に悪い人間じゃない。直感を信じ、ナタリーは何かとデメトリオにかかわろうとするが、当のデメトリオは金持ち娘の気まぐれだと彼女を相手にしない。たび重なる拒絶のすえ希望を失いかけていたとき、彼女は突然、デメトリオから激しいキスを受けた。
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5.0ソノラは麻薬取締局捜査官。逮捕に失敗した麻薬ディーラーから命を狙われていた。だがそのこと以上に彼女を悩ませていたのは、白昼折りにふれて突然現れる幻影と夜ごと見る夢だ。何か計り知れない力が自分を動かそうとしている。身を隠すため、あてもなくバイクを走らせていたソノラはその力に導かれるようにある町にたどり着いた。そして立ち寄ったガソリンスタンドで、幻は現実になった!毎夜夢に現れる男性が謎めいた表情で目の前に立っていたのだ。「来たんだね。僕についておいで」それは夢と同じ言葉だった。
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5.0ホリーはそのイタリア人男性に愛されていると信じていたが、そうではなかったばかりか、知らぬ間に犯罪の片棒を担がされていた。イギリスに帰りたい一心で、ひとりローマ行き列車に飛び乗ったものの、車内を警官が巡回している!ホリーはとっさに一等車のコンパートメントに逃げ込んだ。そこには鋭い目をしたマッテオという判事が乗っていて、彼はホリーが警察に追われる身だと即座に見抜いた。だがなぜか警察には突き出さず、彼女を屋敷へと連れ帰る。ほっとしたのもつかの間、彼にパスポートを取りあげられ、ホリーにとって、不安に満ちた日々が始まった。★イタリアものに定評のあるルーシー・ゴードン。これまで数々のイタリア人ヒーローを生み出してきました。今月はゴージャスな外見の裏に深い苦悩を抱えているらしい判事が登場。謎めいた展開に目が離せません。★
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5.0ハーリー家にとってオクセンデン家は不倶戴天の敵だった。内戦のどさくさに紛れ、一族の館は彼らに奪われたが、その正当な権利を主張して両家は争いを続けていた。ある日、オクセンデン家のマーカスが訪ねてきて、自分とケイトが結婚すれば万事解決と取り引きを持ちかけた。ハーリー家の娘であるケイトに選択の余地はなかった。マーカスは魅力的な紳士で、惹かれはするものの、取り引きの相手としか自分を見ない彼には反発を覚える。そこへ、大伯母からこの取り引きを覆す方法があると知らされ、ケイトはマーカスの裏をかこうと心に決めた。★期待の作家アン・オブライエンが本作で日本デビューを飾ります。17世紀のイングランドを舞台にした興味深い物語です。★
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5.0アーンショウ家の主人に拾われ、嵐が丘へやってきた孤児のヒースクリフ。主人が亡くなるや、彼は若主人ヒンドリーによって使用人に格下げされ、虐げられるが、亡き主人の娘キャサリンとはいつしか深く愛しあうようになっていた。ところが、キャサリンはヒースクリフを裏切って、資産家の息子エドガーと婚約してしまう。それを知ったヒースクリフは絶望に打ちひしがれて嵐が丘を出る。そして数年後、彼は莫大な金を手に嵐が丘へ戻ってくるが、その胸には激しい復讐心が渦巻いていた……。子の代にまで及ぶ、ひとりの男の愛と憎しみを描いた、究極の恋愛小説。
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5.0アレグラは病院で麻酔科医として忙しく働くなか、彼女独自の研究を日々、進めている。マッサージや音楽、霊気、ハーブの香りなどを利用して、昏睡状態にある患者を覚醒させるプロジェクトだ。ところが集中治療外傷部の新任部長ジョエルから、君がしているのは科学的な研究ではない、と決めつけられ、一カ月で成果を出せなければ研究を打ち切るよう、宣告される。しかも、病院の最高経営責任者とのあらぬ仲まで疑って……。素顔の彼は評判どおりの魅力的な男性なのに。そんな折、昏睡状態の少年が入院し、二人は新たな緊張関係に。
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5.0「ロケット?」戸口に現れた探偵の顔を見て、ヴィクトリアは自分の目を疑った。行方不明の弟を捜すために雇った探偵ジョン・ミリョーニが、あのロケットと同一人物だなんて。私が知っているロケットは、かつてバカンス先で恋に落ち、互いにニックネームしか明かさずに別れた海兵隊員――そして、一人で産んだ娘の父親。彼との再会が自分にもたらす多大な影響に気づいたとたん、ヴィクトリアはパニックに陥った。だがロケットはいきなり彼女を強く抱きしめ、かすれた声で囁いた。「ちくしょう、トーリ。また君に会えて嬉しいよ」
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5.0たった十六歳だったケリー・オブライエンは初恋の人ジャクソンのささやいた愛の言葉をすべて信じた。パーティの夜、兄の親友でまばゆいばかりにハンサムな彼は、ケリーを大人の女性としてエスコートしてくれた。彼に抱かれてのダンス、そして誰もいない真夜中の浜辺へ……。“毎日デートしよう。君が十八歳になったら必ずプロポーズする”しかし約束が果たされる日は来なかった。あの夜以来、ジャクソンは二度と姿を見せなかったのだ。ところが今、七年の時を経て彼はケリーの前に現れた。「ディナーを一緒にどう?」何事もなかったかのように誘う彼をケリーは怒りと憎しみをこめて見すえた。★“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。
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5.0ジェンナはスコットランド境界地方の城で父と暮らしている。ある夜、イギリス軍の捕虜になっていたいとこが負傷して現れた。脱獄してきたのだという。ジャコバイトの指導者ファーガスンを捜してほしいと頼まれ、ジェンナは場末の悪党たちの巣窟へ向かったが、タイミング悪くイギリス兵に見つかりそうになった。と、そのときふいに唇を奪われた。銀の十字架を首に下げた、野性的で危険な香りがする男。彼こそがファーガスンだった。翌日、城を訪れた貴族の中に、とびきりハンサムな紳士がいた。ジェンナには彼がファーガスンの変装した姿に思えてならず……。★ジャコバイトの蜂起で伝説的英雄となったファーガスン。けれど愛した女性は、父を殺した憎むべき仇敵の娘で……。激動の時代を生きた、恋人たちの甘く苦しい愛の物語です。★
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5.0知人の結婚パーティに参加したカーラは、途方もなくハンサムな男性とダンスを楽しんでいた。彼の名はギレルモ。スペインの伯爵だという。内向的で体型も太めなため、いつも壁の花になるしかない私が、こんなにもすてきな人と踊っているなんて……。夢見心地でそう思っていたとき、不意に妖艶な美女が話しかけてきた。ギレルモの知り合いらしいが、彼はなぜか顔を引きつらせている。席を外してほしいと女性に告げられ、立ち去りかけたカーラの腕を、ギレルモはすばやくつかんで引きとめた。「カーラは僕の婚約者だ。話があるなら彼女の前でしたらいい」★D~1267「エーゲ海に呼ばれて」とD~1277「秘書は恋わずらい」の関連作をお届けします。スペインの伯爵ギレルモは、愛らしい女性を知人の結婚式で見かけます。ある事情から、公衆の面前で彼女との婚約を宣言してしまい、思わぬ事態に……。★
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5.0長年にわたって敵対してきた氏族に、双子の兄が囚われたらしい。ショーは兄を救いだすべく、単身、敵の城に乗り込んでいく。そこで見つけた兄は重傷を負って死にかけていた。回復するまで、この城にとどまるしかない。こともあろうに、兄を介抱しているのは敵の領主の家族だった。とくに領主の娘メリットはショーに対して敵意を隠さなかった。彼が、父の領地を襲撃して、母を殺害した者の一族だからだ。だが、二人は相手が憎むべき敵であることをつい忘れてしまう。それほどメリットはショーと気持ちがつながっているのを感じ、ショーもまた二人を引きつけあう力を感じるのだった。★双子の兄弟、サトンとショー。本作は修道士になるべく育てられた弟ショーの物語です。愛と裏切りが交錯する複雑な人間模様を、どうぞご堪能ください。★
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5.0大家族で幼いきょうだいの世話に追われて育ったトルーディは、ようやく自由を手に入れて、憧れのニューヨークに降り立った。目標は、誰にも縛られずに刺激的な独身生活を謳歌すること。ところが、そんな彼女を心配した親友はお目付役を連れてきて、新しい生活に慣れるまでの間、彼と行動をともにしろと言う。堅物のリンクが横にいたら、恋も冒険もできないじゃない!でもよく考えてみると、彼は洗練された都会の男性そのもの。しかも私と同じく、結婚を毛嫌いしているらしい。思いきり大胆な一夜を過ごすなら、理想的な相手だわ!
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5.0〈秘密のサンタ協会〉のドアが開き、一人の男性が入ってくると、カーステンは思わず息をのんだ。彫りの深い整った顔立ち、少し陰のある雰囲気、寒々しい色の瞳。子供たちのためのボランティアを志願するタイプにはとても見えない。なにをしに来たのだろう?慎重に応対しつつも、カーステンは彼のグリーンの瞳に強く引きつけられていた。〈秘密のサンタ協会〉を訪れたマイケルは、そこにいたカーステンに興味を持った。すぐに赤面するうぶなタイプは久しぶりだ。しばらくここを手伝ってみるのも悪くない。★実力派作家カーラ・コールターが贈る、クリスマスの物語。心温まる本作は、まさに彼女の十八番。お見逃しなく!★
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5.0ジェンは世界援助機構の一員として、砂漠の国ザヒールで医療活動に従事している。五年前に事故で夫を亡くして以来、世界各地の人々を救うことだけが生きがいだった。そんなある日、ジェンのもとにカムと名乗る医師がやってきた。同じ世界援助機構の人間で、活動を手助けに来たと言うが、彼の行動や言葉の端々にジェンはなぜか違和感を覚える。きっと彼がハンサムすぎて医師らしくないせいね……ジェンはそう納得しようとした。まさか彼が、ザヒール国のシークだとは夢にも思わずに。★新人作家メレディス・ウェバーが、砂漠で生まれたロマンスを描きます。どうぞお楽しみに!★
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5.0サラ・リーヴズは石油産業専門のPR会社の経営者。石油会社との契約のため、中東の王国ベハーレーンを訪れていた。オフィスビルのエレベーターで見知らぬ男と乗り合わせたサラは、その男のすべてに魅了された。精悍な容貌、日に焼けた肌……。気がつけば、彼のほうも謎めいた瞳でサラを見つめている。「ベハーレーンを楽しんでくれ、ミス・リーヴズ」彼はなぜわたしの名前を?別れ際の言葉はサラを驚かせた。だがこの先、さらに大きな驚きが待っていることを彼女は知らない。サラはそのとき、タリクと名乗るその男こそが、石油会社の経営者で、砂漠の民のシークであることさえ知らなかったのだから。★砂漠の王国を舞台に、シークが登場する物語を得意とするデイナ・マートン。広大な砂漠とオアシスの、厳しい自然が織りなす熱いロマンスを、どうぞお楽しみください。★
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5.0ジュリアナは下級貴族のお相手役をして生計を立てていた。ある日、ずっと行方知れずだった幼なじみのニコラスが伯爵になって戻ってきたという噂を耳にし、彼女は胸を高鳴らせた。“いつか迎えに来るよ”という約束を信じて彼を待ち続けてきたのだ。ついに舞踏会で彼と再会し、ジュリアナは衝撃のプロポーズを受ける――僕は愛など信じないが、きみを困窮から救うために形だけの結婚をする、と。彼女は愛なき求婚に絶望しながらも同意し、挙式のために二人の思い出の屋敷へ向かった。そこが暗雲たれこめる不吉な館とも知らずに。
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5.0旅客輸送会社で働くダイアナの夢は、いつの日か自分のタクシーを所有し、ロンドンの街を走ることだ。そんな彼女に千載一遇のチャンスが舞い込んだ。会社の上級ドライバーが体調不良で休んだため、イギリス訪問中のシーク・ザヒールのお抱え運転手に抜擢されたのだ。普段なら絶対に任せてもらえない大役だ。夢に近づくためにも、なんとしても無事にやり遂げよう。だが空港で彼を迎えたとたん、ダイアナの胸は怖いくらいに高鳴った。彼はまさに砂漠の王子だ。気高く危険なオーラにあふれている。これほど魅力的な男性を相手に、私は任務をまっとうできるかしら?★ベテラン作家リズ・フィールディングが、シークとの熱い恋を描きます。ユーモアあり涙ありの一作です。★
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5.0アンナは早くに両親を亡くし、妹の面倒も一人で見てきた。夢だった雑誌社も立ち上げ、その経営も順調だし、自社の高級雑誌には匿名で論評も書いている。ここ最近、論評はライバル誌から厳しい批判を受けているけれど、懸命に築いてきた今の地位を、決して誰にも脅かさせたりしないわ。ある日、アンナの仕事場に見知らぬ男性が訪ねてきた。彼女の共同経営者の知人だというその男性は都会的で洗練された雰囲気を持つゴージャスな男性だ。だが思わず見とれるアンナは知るよしもなかった――彼こそがライバル誌の論敵だったことを。
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5.0准男爵のネヴィルは意気消沈していた。よい妻になりそうな女性に求婚したのに、また断られてしまった。それもこれも、僕が退屈で堅物な男と評されるせいだ。そんなある日、彼はパーティで一人の女性に引き合わされた。つややかな黒髪と、まるでキスを誘っているかのような唇。その女性が奔放と噂されるダイアナだと聞き、ネヴィルは驚いた。ネヴィルにダンスに誘われ、ダイアナは思わず同意した。華麗な動きで彼女をリードするハンサムな男性は、真面目すぎてやぼったいと評判の准男爵とはとても思えない。だが私には恋をする資格はない――あの秘密があるかぎり。
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5.0リーザは砂漠の中にぽつんとたたずむ廃屋の前でジープをとめた。人けのない土地は、写真家としての彼女を魅了してやまなかった。カメラを構え、夢中でシャッターを切る。だがふとしたミスで足をくじき、身動きがとれなくなってしまう。悪いことに、地平線には砂嵐が近づいていた。そのとき伝統的な衣装に身を包んだ男性が黒い馬に乗り、こちらにまっしぐらに向かってくるのが見えた。彼は馬からひらりと降り、リーザを軽々と抱きあげた。この見知らぬ男性はいったい誰?助かるためには、リーザは彼にしがみつくほかなかった。
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5.0「もう逃げられないよ、僕のジャスミン」言い放ったタリクの目に、かつての優しい恋人の面影はなかった。中東の小国ズーヒールに降り立った瞬間、ジャスミンは君主タリクのもとへ連れ去られ、とらわれの日々が幕を開けた。豪華な居室、贅を凝らした衣装、官能的な夜。そこに自由と愛は存在しなかったけれど、ジャスミンは黙って受け入れた。いつかタリクが彼女の愛を信じ、心を開いてくれることを夢見ながら……。だが、四年前に断腸の思いで告げた別れの理由を知らないタリクは、今さらジャスミンの真心などほしがるはずもなかった。★“アラブの首長(シーク)との夢恋物語”――情熱と神秘の国アラブ。そのアラブの国のシークは、誰よりも強くて傲慢、圧倒的な魅力の持ち主です。現在発売中のジェイン・ポーターの新作R-2332「王妃への階段」〈熱きシークたち~〉も、アラブの国を舞台にした物語です。★
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5.0地中海の島国ニローリでぶどうの木を枯らす病気が発生し、対策に奔走するマックス王子はいとこのローザに助けを求めた。ローザは幼いころから科学に興味を持ち、今はニュージーランドでぶどうの病気の感染を抑える研究をしている。マックスの求めに応じて帰国するローザの気持ちは複雑だった。十六歳のとき、年上のマックスに熱を上げたが相手にされず、それ以来、彼との間に見えない壁を感じているからだ。空港でローザを出迎えたマックスは、久しぶりに会った彼女がセクシーな大人の女性に成長しているのを見て唖然とした。だが、ローザはいとこだ。いくら謎めいた瞳に魅力を感じても。★家訓により親戚同士の婚姻が固く禁じられているニローリ王室。いとこに恋い焦がれる王女の運命はいかに?★
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5.0あれが弟の恋人、リサ・スティーヴンズか――場末のカジノに入ったグザヴィエは、一人のホステスに鋭い目を向けた。下手な厚化粧に、娼婦同然の安っぽいドレス。そらぞらしい笑み。予想どおりだ。またもや弟は、金目当ての女に引っかかったらしい。結婚したい女性がいると弟から知らされたのは、数日前のこと。人のいい弟は、一族の金を狙う強欲な女性に昔から騙されてきた。兄として、なんとしてもこの結婚を阻止しなければ。グザヴィエはある計画を胸に、彼女の仕事が終わるのを店の外で待った。やがて、降りしきる雨のなかリサが出てきた。化粧を落としラフな服に着替えた彼女は、先ほどとはまるで別人だ。つかのまグザヴィエは目的も忘れ、リサの美しさに心を奪われた。★人気作家ジュリア・ジェイムズが、フランスの大富豪と、カジノで働く貧しい女性とのロマンスを描きます。何かと謎の多い彼女ですが、はたして身分違いの恋の行方は?★
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5.0クリスタルは憧れの写真家に近づくために、モデルになろうと考えた。でも、ランジェリーカレンダーを撮影している彼の前に、あられもない姿で立てる自信は、まだない。まずは男勝りな行いと服装を改め、身も心もセクシーにならなければ。彼女は変身を手助けしてくれるのに打ってつけの人物を見つけた。ファッションの専門家で、モデルとのつきあいも深い親友のサムだ。「何でもあなたの指図に従うわ。だから私をセクシーに変えて」幼なじみの強引な頼みを、サムは断りきれずに渋々引き受けた。もちろん、性的な関係には一切ならないという条件で。ところがランジェリーショップの試着室まで一緒だとは思いもよらず、サムは下着姿のクリスタルと熱いキスをかわしてしまう……。
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5.0会社をくびになって失意の底にいたフランは、立ち寄ったイタリアンカフェ店のオーナーのジオからオフィスマネジャーとして働いてほしいと誘われる。彼女はすぐにその願ってもない申し出を受け入れた。手とり足とり仕事を教わるうちにジオを慕うようになるが、彼は仕事一筋で、恋人などいらないのは明らかだったため、その想いを必死に打ち消そうとする。ところがある日、はるばるミラノから来る祖母のために、二週間だけ恋人のふりをしてほしいとジオに頼まれると、フランは気持ちを抑える自信もないままに承諾してしまい……。
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5.0アラブの海で古代の沈没船を調査していたベルは、何者かに誘拐され、孤島に幽閉された。ついに死を覚悟した嵐の夜、海賊さながらの勇者が現れ、窮地を脱する。クアルーム国の君主ラフィークだと名乗ったその勇者は、ベルに不可解な申し出をした。「きみはしばらくぼくの宮殿に滞在するべきだ」魅力的すぎる彼と深くかかわることに気後れを覚えて、ベルは即座に断ったが、彼は容易に引き下がらなかった。若き王には彼女を引き止めなくてはならぬ事情があったのだ。★期待の新星、アニー・ウエストがシークをヒーローに据えて書き上げた作品で日本デビューを飾ります。★
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5.0妹が父親のわからない息子を出産後すぐに亡くなってから十二年。ダレルは妹の遺児フィリップを父親に会わせてやりたい一心でついにその男性を捜し当てた――ヴァレダー州国の国王アレックスを。アメリカの一市民であるダレルが会えるわけもない相手だったが、アレックスが妹のもとに残した指輪が証拠となり、対面がかなった。フィリップの写真をひと目見て我が子と認めた彼から城に招待され、ともに過ごすうちにダレルはアレックスに惹かれている自分に気づく。かつて妹が恋した男性、そして王でもある彼に思いを寄せるなんて。しかも彼はまもなく別の女性との結婚式を控えているというのに。ダレルの心は揺れるばかりだった。★ハーレクイン・イマージュの人気作家たちが毎月お届けしている〈王宮への招待〉も、ご好評のうちに四話目を迎えました。今月は数々の受賞歴を誇るレベッカ・ウインターズがヨーロッパの小国を舞台に、国王とアメリカ人女性の恋を描きます。★
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5.0キジアが勤めるレジャー企業グループのロンドン支社に、ギリシアの本社から社長のニコスが視察にやってきた。ニコスはギリシア神話の神のようだと噂される男性で、初めて会ったキジアも彼の圧倒的な魅力に思わず息をのんだ。群れをなす女性たちとの、寝室での評判も伝説的だとか……。ニコスは広報部長の個人秘書であるキジアの仕事ぶりを見て、彼自身の個人秘書のポストに彼女を採用した。求められているのは秘書としての最高の能力だとわかっている。キジアは懸命に仕事をこなしつつも、彼への恋心を抑えきれない自分にうろたえていた。★イギリス人作家シャンテル・ショーの作品を初刊行いたします。日本デビュー作はギリシア人のボスと秘書の恋を描くオフィスもの。強くセクシーなヒーローが好きというシャンテルのゴージャスな世界が広がります。★
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5.0友人と誕生日を祝った真夜中の帰り道、ベラは道に迷い、誤って対向車と正面衝突してしまった。幸い、相手に怪我はなかったらしく、運転席から男性が降りてくる。さっき見かけた人だわ!高級車に乗った、スペイン系の伊達男。国中の女性が憧れる富豪の銀行家だと友人は言っていたっけ。彼はなぜかベラを売春婦と決めつけ、侮辱の言葉を並べたて始めた。こんな男とかかわってはだめ。あとは保険会社に任せよう。ところが翌日、保険が切れていたという恐るべき事実が判明した。屈辱的だけれど、彼にもう一度会って話をしなければ……。
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5.0ジェシカは帰宅途中、背中を撃たれて倒れている男性を見つけた。突然自分の人生に現れた男性のことが気になって、彼女は見ず知らずの彼の看病を続ける。やがて意識を取り戻した彼はローリーと名乗ったが、記憶喪失なのか、理解しがたい言動を繰り返した。それでも、言い知れぬ親近感を覚えたジェシカは、病院から逃げ出したローリーを引き止め、彼を自分の家に泊めたいと提案した。ローリーが瞳に不信感を浮かべると、本気だと示したくて、ジェシカは思わず口づけをした。
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5.0イラストレーターのタニーは、人気童話作家ボウの豪邸に二週間住み込んでイラストを描くチャンスを手にした。略歴非公開の謎めいた彼と暮らすのは不安だったが、キャリアために彼女は思いきって彼の家の扉をたたいた。そこにいたのは、想像とは正反対の魅力的な男性で、タニーは瞬時に心を奪われてしまう。短気で気難しい彼は一筋縄ではいかないタイプだった。しかし、出版業界のパーティに二人で出席することになり、ドレスをまとって女らしく変身したタニーを見るや、ボウは彼女の唇を奪い、二週間だけ愛人になるよう頼んできた!
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5.0午後8時15分前。クリスティンはある計画を胸に、高層ビルの36階にある、静まり返ったフロアに降り立った。慣れ親しんだオフィスに入るのも、これが最後。明日には、よりよい条件を約束してくれた会社に転職する。キャリアが最優先の彼女にとって、それは嬉しい変化だった――たった一つ、同僚のマイケル・カーと離れることを除いては。だから今夜は彼を挑発的な方法で誘い、一晩限りの思い出を作ろう。シルクのスカーフを手に、ひとり残業する彼の背後に忍び寄る。そしていきなり目隠しをすると、吐息とともに囁いた。「やり残した仕事をするために戻ってきたの」
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5.0インテリアデザイナーとして多忙な日々を送るキャンディダは、決して消えることのない傷を心の奥に抱えていた。ある日、彼女はリフォームを手がけた屋敷のパーティに招待され、億万長者のプレイボーイ、マックスと出会う。彼の不遜な態度にいらだちを感じながらも、キャンディダはなぜか無関心ではいられなかった。だが、ほどなくしてそのマックスこそが、彼女の心に痛手を負わせた張本人だと気づく。キャンディダの胸に激しい怒りがこみあげてきたとき、マックスが信じられないことを口にした。■サブリナ・フィリップスやナタリー・リバースに続く期待の新作家がハーレクイン・ロマンスに仲間入りしました。ヒロインの揺れる心が繊細な筆致で描かれた物語をどうぞお楽しみください。
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5.0没落した名家の令嬢ジュリアは、今は生活のために働いている。めでたく妹の婚約が決まり、結婚式を楽しみにしていたとき、その妹が旅行先のナポリのカジノで大金をすってしまった。ジュリアが助けに駆けつけると、一人の男が待ち構えている。まさか! カジノの経営者はローム・デマリオ――ジュリアたちが裕福だったころの使用人の息子だ。かつて、幼いジュリアがロームにいじめられて泣きだしたとき、怒った祖母は、理不尽にもロームの母親を解雇した。きっと彼はわたしのことを恨んでいるに違いない。案の定、ロームは鋭く告げた。借金の形にぼくと寝るんだ、と。
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