思考の紋章学

思考の紋章学

小説・文芸
825円 (税込)

4pt

5.0

初期のエッセイから、『胡桃の中の世界』に至るまで、著者はおもにヨーロッパの文学や芸術作品を対象にしながら、人間の精神のかたちを考察してきた。だが、本書においては、その関心は日本の古典にも向けられ、迷宮、幻鳥、大地母神などをテーマに、東西の文学作品に通底する心的パターンをめぐって、自在な論が展開される。その後フィクションへと向う著者の創作活動を暗示するエッセイ集。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

思考の紋章学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ■ランプの廻転
    三島が「遠野物語」を引いて、「物理的に物が動くことで幻覚・幻聴がリアルになる」と言ってるらしい。先日別の話で同じことを私も思ったのだけど、澁澤は更にもう一歩、「そりゃ話中の”現実”と読者の”現実”を混同してる」と突っ込んでて。はあ、おっしゃる通り。私も三島も(←同列においている)甘いわあ。

    ■夢について 
    秋成の奥さんは瑚璉さんというそう。
    「論語」で孔子が子貢のことを「お前は瑚璉だよ」と言うシーンがとても印象に残っていたので、男性の名前だと思っていました。響きも字面も綺麗な名前ですよね。

    ■時間のパラドックスについて 
    露伴の「新浦島」とトマス・ブラウン「壺葬論」”を比較評論。”壺葬”ってどんなの!?なんだか蠱惑的。

    ■オドラデク 
    オドラデクの対抗馬は・・・なんと徒然草から。
    「白うるり」って・・・読んでみたい。

    ■ウィタ・セクスアリス 
    荷風全開で、鴎外はあんまり出てきません。

    ■悪魔の創造■黄金虫 
    「日本作家論集成下」とダブる記述多し。

    ■円環の渇き 
    円環とか回帰とかでボルヘス・ニーチェってありきたりな感があるけど、案外この人が言いだしっぺなんだろうか・・・?我ながらイスラム圏弱し ><
    アルフォンス・アレは面白そう。

    ■愛の植物学
    植物と性愛の絡みって苦手で・・・ ^^;

    0
    2014年10月01日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    フランスをはじめとするヨーロッパの文学や芸術作品を広く紹介してきた著者が、新たに開いた地平は、日本。
    迷宮、幻鳥、大地母神などをテーマに、東西の文学作品に通底する心的パターンをめぐって、想像力が羽ばたき、美しい紋章のような形を描く。
    その後フィクションへと向かう著者の創作活動を暗示する画期的エッセイ。

    [ 目次 ]
    ランプの廻転
    夢について
    幻鳥譚
    姉の力
    付喪神
    時間のパラドックスについて
    オドラデク
    ウィタ・セクスアリス
    悪魔の創造
    黄金虫
    円環の渇き
    愛の植物学

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年07月19日

    Posted by ブクログ

    そろそろ卒業旅行の計画を立て始める時期。学生最後の旅。そんな時、この本が教えてくれた「旅」とは、「神の探索の旅は、同時にまた、隠された自我の探索の旅」「迷宮への旅は、人間が新しくなって生まれ出る変身のための、必要欠くべからざる過程」だった。思考回路が簡単な私、そうか、人生迷っていこう、なんて決める。ということは、「新しく生まれ出る」のは死んだ時!?幽霊に変身!そして神と対面するのだ。

    0
    2009年10月04日

思考の紋章学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

澁澤龍彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す