理工 - 化学同人作品一覧

  • LIFTOFF: イーロン・マスクとスペースXの挑戦:2002-2008年
    5.0
    宇宙という無限の夢を切り開くためのロケットを本気で作る人たちの熱いドラマ。 その勇者たちが研究開発しやすい環境から構築し困難をショートカットしてしまうスペースX。 映画、アニメ、漫画で描かれた宇宙の物語はこのスペースXによって現実に叶うかもしれない! 行間に未来の眩い星空が見えた気がしました! 頑張れ負けるな!スペースX! そしていつか私も火星に行きたい!! ――中川翔子 スペースXは設立から20年足らずで、大規模な低軌道衛星群を構築し、 再使用可能なロケットを実現させ、民間企業としてはじめて軌道上への有人飛行を成功させた。 しかし、スペースXが航空宇宙産業で確固たる地位を確立するまでは、 打ち上げ試験で失敗を繰りかえし、資金の枯渇を心配しながら開発に奔走する新興企業にすぎなかった。 山あり谷ありの道のりを、イーロン・マスク率いるスペースXはいかに乗り越えてきたのか。 本書では、2002年の草創期から2008年までつづくファルコン1ロケットの4回の打ち上げを中心に、 航空宇宙産業のパイオニアとなるまでの知られざる日々を描き出す。 長年にわたりスペースXを取材し、ジャーナリストとしてその内部事情に接近してきた著者が、 イーロン・マスクを含む数十人の技術者、技能者、経営陣などへの独占インタビューに基づき、 スペースXの波乱に満ちた幕開けの舞台裏に迫る。 ■本書に寄せられた賛辞 この本には最初から最後まで、ずっと心を奪われつづける。 ――チャールズ・ボーデン(4度の宇宙飛行をした元NASA長官) スペースXの波瀾万丈な草創期に焦点を当てた鮮烈なページターナー。 ――ウォルター・アイザックソン(『イーロン・マスク』著者) 『LIFTOFF』はまるで黄金時代のSFを思わせるが、 ロバート・ハインラインやアーサー・C・クラークの小説ではない。 SFの夢を現実にした男たちと女たちの驚くべき実話である。 これまでに宇宙を題材にて書かれた最も重要な本であり、 読むのをやめられないページターナーでもある! ――ホーマー・ヒッカム(『ロケットボーイズ』著者) バーガーの語りには、20年間にわたって民間宇宙産業の根幹を追いつづけ、 内部から深く関わってきた者だけが持つ説得力がある。――フォーブス 困難を乗り越え、最後にはイノベーションが壮大なスケールで成功を収める、大興奮の、 そして希望に満ちたサーガ。 ――パブリッシャーズ・ウィークリー 手に汗握る時間との戦いをスリラー小説のような速度で描写する。 そして映画《アポロ13》や《オデッセイ》を思い出させるシーン…… 心わきたつ、洞察に満ちた本だ。 ――ブックリスト ■目次 プロローグ 2019年9月14日 1 草創期 2000年9月~2004年12月 2 マーリン 2002年8月~2003年3月 3 クワジェリン 2003年1月~2005年5月 4 フライト・ワン 2005年5月~2006年6月 5 ロケットを売る 2002年8月~2006年8月 6 フライト・ツー 2006年3月~2007年3月 7 テキサス 2003年1月~2008年8月 8 フライト・スリー 2008年5月~2008年8月 9 8週間 2008年8月~2008年9月 10 フライト・フォー 2008年9月29日 11 つねに限界の先を目指して 2008年9月~2020年5月 エピローグ ■本文より スペースXとはなんであり、どこへ向かおうとしているのか。なぜ成功の期待を抱かせるのか。 それを理解するには、ファルコン1の時代へと遡り、その根元を探る必要がある。 今日のように成長した種はすべて、(イーロン・)マスクによってファルコン1が計画された最初の日々に播かれた。(中略) スペースXの始まりは、空っぽの工場とわずかな従業員たちにすぎなかった。 この少数の人々は、4年と経たないうちに最初のロケットを打ち上げ、6年で軌道周回を達成した。 予算が乏しい最初の年月を生き残ったスペースXには、驚異的な物語があった。
  • 100年後の世界 増補版: SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来 (DOJIN文庫21)
    5.0
    哲学者、テクノロジーの未来を考える ●遺伝子技術で子供に望みの特性を与えてもよい? ●ロボットの軍事利用に制限は必要? ●デジタルメディアは人間関係を悪化させる? ●犯罪予防目的のマインド・リーディングは許される? ●幸福は人生の長さで決まるのか? 遺伝子操作、不老長寿、人工知能、情報技術など、 社会に大きなインパクトを持つテクノロジーと、 私たちはどうつき合えばよいのか。 気鋭の哲学者がSF映画を入り口に、各テクノロジーをめぐる論点を多面的に提示し、 社会との関係を考えるヒントを示す。 テクノロジーは私たちに幸福をもたらすのだろうか? ■目次 序章 なぜテクノロジーの未来を考えるのか 第1章 子供をつくる――『ジュニア』で考える生殖テクノロジー 第2章 よりよい子供をつくる――『ガタカ』で考える遺伝子テクノロジー 第3章 生命を創造する――『ジュラシック・パーク』で考えるバイオテクノロジー 第4章 薬で頭をよくする――『アルジャーノンに花束を』で考える能力増強テクノロジー 第5章 身体を改造する――『ロボコップ』で考えるサイボーグ・テクノロジー 第6章 長く生きる――『永遠に美しく…』で考える不老長寿テクノロジー 第7章 考える機械をつくる――『2001年宇宙の旅』で考える人工知能 第8章 働く機械をつくる――『ターミネーター』で考えるロボット・テクノロジー 第9章 データを分析する――『マイノリティ・リポート』で考える情報テクノロジー 第10章 人の心を読む――『ブレインストーム』で考えるマインド・リーディング・テクノロジー 第11章 薬で幸福になる――『時計じかけのオレンジ』で考える心を操作するテクノロジー 第12章 別の世界をつくる――『マトリックス』で考える仮想現実テクノロジー 第13章 テクノロジーをめぐる論争 終章 テクノロジーは幸福をもたらうか 補章 6年後の世界
  • 世界を旅して見つめたクマと人の長いかかわり
    5.0
    決定版にして重要な記録……本書は、いままさに進行している、 人新世における人類と野生世界との衝突に関する必読の書である。 ――ジェームズ・バログ(アースビジョン研究所所長) 科学ジャーナリズムの最高傑作だ。 徹底した調査、入念な構想、そして生き生きとした筆致。ぜひ読んでほしい一冊! ――ネイト・ブレイクスリー(American Wolfの著者) 悲痛でもあるが、希望もあり、科学的知見が豊富でありながら詩的な趣に満ちている。 人類がいかにクマを傷つけ苦しめてきたかを勇猛果敢に探求する書だ――そして、 同じ地球に生きる仲間であるクマを救う力が、人類にはまだあることも証明している。 ――ベン・ゴールドファーブ(『ビーバー』の著者) ●本文より 人間は、この偉大なる捕食動物を征服しようとし、 その強大な力に服従もした。 クマを見せ物にし、商品にし、戦士に仕立てた。 そしていま、私たちは、その未来をも決定づけようとしている。 現存する8種のクマを追って、アンデスの雲霧林からインドのジャングル、 そして北極の海に浮かぶ氷原まで、世界各地を訪れる。 そこから見えた、クマたちの過去と現在、そして未来とは。 開発により生息環境が脅かされているメガネグマ、 熊胆を採取するために飼育されているマレーグマ、 徹底した管理で数が回復してきたパンダ、 人との衝突が深刻化するアメリカクロクマなど、 転機を迎えつつあるクマと人の関係はどこへ向かうのか。 世界のクマの現状を掘り下げ、野生動物との共生のあり方を考える。 解説:山﨑晃司(東京農業大学教授) ●目次 第I部 南アメリカ 第1章 雲に棲まうもの(メガネグマ、エクアドルとペルー) 第II部 アジア 第2章 死と踊る(ナマケグマ、インド) 第3章 ソフトパワー(パンダ、中国) 第4章 黄金の液体(ツキノワグマとマレーグマ、ベトナム) 第III部 北アメリカ 第5章 野生の世界を飛び出して(アメリカクロクマ、米国) 第6章 グリズリーの再来(ヒグマ、米国) 第7章 氷上を歩くもの(ホッキョクグマ、カナダ)
  • 恐竜最後の日: 小惑星衝突は地球をどのように変えたのか
    5.0
    ファンタジー小説のように読めるポップサイエンスだが、 その内容は確固たるエビデンスに裏づけられている。 物語スタイルの先史時代ノンフィクションという、 まったく新しいジャンルを切り開いたといえるだろう。 ――スティーヴ・ブルサッテ(『恐竜の世界史』著者) ライリー・ブラックは、この危機と回復のあらゆる段階を蘇らせた。 軽やかな筆致の根底にあるのは、物語の背景にある豊富な 科学的エビデンスの綿密かつ入念なる分析である。 ――マイケル・J・ベントン(『恐竜研究の最前線』著者) 童話のように色鮮やかな本書は、ブラックの科学に基づいた 想像力によって命を吹き込まれたものだ。『恐竜最後の日』は、 遥かなる過去と現代の生態系がつながっていることを明らかにする。 エビデンスの数々が織り込まれた物語を読み進むうち、読者は過去に誘われ、 あたかも目の前でさまざまな出来事が起こっているかのように思えてくるだろう。 ――エルサ・パンチローリ博士(『哺乳類前史』著者) * * * * * そして生命は新たな道を歩みはじめた 6600万年前のモンタナのヘルクリーク、晴れた日の午後。 森の端ではトリケラトプスが歩き回り、ティラノサウルスは巨体を揺らしながら 獲物を探している。その数時間後、小惑星が地球に衝突し、 風景を一変させることになるなどと、誰が予測できただろうか。 この災禍は、既知の種の半分以上を消し去ったが、それまでの1億年間 閉ざされていた進化の機会を得る重要なものでもあった。 衝突から1日後、1年後、1000年後、100万年後に起きた生命の歩みを、 目の前で観察しているかのごとく語る、ナラティブ・ノンフィクションの傑作。 ◆目次 序章 第1章 衝突前――いまから6604万3000年前 第2章 衝突 第3章 衝突から1時間後 第4章 衝突から1日後 第5章 衝突から1か月後 第6章 衝突から1年後 第7章 衝突から100年後 第8章 衝突から1000年後 第9章 衝突から10万年後 第10章 衝突から100万年後 結論――小惑星衝突から6604万3000年後 付録――科学的背景について ◆本文より もし歴史がほんのわずかでも違う形で展開していたならば、 絶滅における最悪の状態を脱したとしても、進化の末に私たち人間が 誕生することはなく、爬虫類の鋭い爪が牛耳る世界で生きる哺乳類は、 比較的小さい体のまま、フンフンと辺りを嗅ぎまわるだけの存在に なっていたことだろう。この壮大な物語は恐竜たちの苦難だけで終わるものではない。 私は、滅亡する恐竜たちの陰に隠れて生き残った目立たない生物たちと、 そんな彼らがのちに繁栄する様子にも焦点を当ててみたかったのだ。
  • 元素楽章:擬人化でわかる元素の世界
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 元素の特性に基づくキャラクターデザインとフィクションの要素を融合させ,物語にまで昇華させた,待望の元素擬人化ファンタジーが誕生しました. 錬金術の神秘から現代の科学までを織り交ぜながら,読者を魅惑的な元素楽章の世界に誘う.個性あふれる元素たちとともに,かれらの住むアスティオン大陸の魅力的な名所を観光雑誌風に紹介し,旅の魅力を鮮やかに描く.先人たちによる錬金術や賢者の石の探求にも触れ,一方で宇宙における元素誕生から寿命が尽きるまでを壮大につづる.周期表の果てに広がる超重元素への希望と感動は,きっと読者の心に響くはず―. 純粋な物質が生命を宿すとき,かれらの物語が美しく動きだします. 元素たちの冒険を,麗しいイラストとともに,どうぞご堪能ください.
  • ヒトとカラスの知恵比べ: 生理・生態から考えたカラス対策マニュアル
    5.0
    カラス研究20年。 カラスの生態も、カラス被害の現場も知り尽くした カラス対策のエキスパートが伝授する “もっとも有効な”カラス対策 カラス被害にお困りのみなさま、 まずはカラスを知ることから始めませんか? 魔法のカラス対策は存在しないかもしれないが、 カラスの行動や生態を理解すれば、対抗手段が見えてくる。 本書では、多種多様なカラス被害の現場を見てきた著者が、 科学的根拠に基づいた現場別の被害対策を伝授。 また、ヒトを襲う、黄色が嫌い、ヒトの視線を避ける、 カカシやCDの効果など、カラスをめぐって囁かれる噂の真相に、 カラス目線で迫る。 身近な野生動物、カラスと共存するための道を求めて。 ●目次 第1章 多種多様なカラス被害~カラスの気持ちになって考える~ 第2章 そのカラス対策は間違っている……かも~カラスが本能的に嫌がる物なんてない?~ 第3章 カラス被害はこう防げ 第4章 カラスの行動をコントロールする研究と対策の最前線 第5章 カラスとヒトの共存は可能か? ●まえがきより 本書を読めば、なぜ被害が発生してしまうのかは見えるだろう。 そして、その被害を軽減するためにすべきこともわかるだろうし、 何をどのように努力すればよいかもわかるはずだ。 一方で、対策の限界も見えてくるだろう。 少なくとも、次から次へと手当たり次第に対策を試し、 無駄な時間と労力をかけなくて済むような知識は得られるはずだ。 本書がカラスに悩む方のお力に少しでもなれば、 このうえない喜びである。
  • 現代物理化学
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 基礎事項から最新研究までを1冊にまとめた,待望のオールカラー和製教科書.重要事項を精選するとともに,難しい概念や式の導出をていねいにわかりやすく解説した.2~4セメスターの講義数に合わせて柔軟に使える4部構成となっている.章末問題には実際の院試問題を載せ,大学院入試に対応できる力が身につく.
  • 読むだけで身につく化学千夜一夜物語: 食品、日用品から最先端技術まで75話
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「スイヘーリーベボクノフネ」「なぜ、チーンでご飯が温かくなる?」他楽しい75話. 長崎新聞の人気連載記事に大幅な加筆を加えて教養の化学書として再登場.それぞれ見開き構成で全75話. 日常生活に見る現象,宇宙をかたちづくる粒子から,環境問題,情報化社会を支える化学物質まで,楽しい喩えと切り口で化学の不思議を解き明かす. 巻頭カラー写真が見ごたえあり.
  • いいかげんなロボット: ソフトロボットが創るしなやかな未来
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    ・ヘリウムガスで膨らませた全長20メートルのロボットアーム ・ゴムチューブを変形させて大腸内を自走するロボット ・ゾウの鼻に学び大きな力を生み出すパワーソフトロボット 未来は硬くないロボットの出番です。 パワー、精密さ、効率を求めて、大きな成功を収めたロボット。 産業界を中心に活躍しているが、赤ちゃんをやさしく抱きしめる といった行動はまだうまくできない。 そんな、従来のロボットでは難しかった課題の解決にチャレンジする、 ソフトロボットに注目が集まっている。 いいかげんさやあいまいさを活用しようとする、 従来のロボットとは逆の発想で生まれたロボット。 本書ではソフトロボットの可能性を、さまざまな実例と 最先端の研究とともにダイナミックに描き出す。 未来を創る「いいかげんなロボット」の世界へようこそ! ●本文より 従来のロボット工学では、エラーは許容されませんでした。 そのおかげで、工場の生産ラインではミスがなく確実な作業を実現できます。 しかし、いつも確実に同じことを繰り返すだけでは順応・成長はできません。 ソフトロボットは、身体にも動きにも知能にも「いいかげんさ」を持っているので、 従来のロボットのようにいつもミスなく確実に動くわけではありません。 ミスもします。 しかしそのおかげで学習し、成長し、環境に順応できるロボットなのです。 ●目次 第一章 ソフトロボットとは何か 第二章 しなやかな身体――変形・変化する身体 第三章 しなやかな動き――すべてを仕切らない 第四章 しなやかな知能――やわらかな〝もの〟には知能が宿る 第五章 ソフトロボット研究の現場から 第六章 E-kagenなロボットが創るしなやかな未来
  • アメリカへ博士号をとりにいく : 理系大学院留学奮戦記
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ドクター獲得をめざして、アメリカに渡った「鎌ちゃん」。カリフォルニア大学での5年間を、すべてお話しします。
  • 100兆円で何ができる?:地球を救う10の思考実験
    4.5
    もし100兆円を与えられ,「世界のため,科学の発展のために1年間で使い切りなさい」と言われたら,あなたは何をしますか? 100兆円で達成できることは何だろう? 「世界から貧困をなくす」「すべての病気の治療法を開発する」や「ダークマター研究のため最新の加速器を建設する」「人工意識をつくる」など,可能性は無限に広がっていく.前向きでチャレンジングな未来予測.
  • チョウの翅は、なぜ美しいか:その謎を追いかけて
    4.5
    ゼフィルスの愛称で親しまれるチョウのミドリシジミ.翅の美しい輝きはどのように作られ,彼らの生態にどのような意味をもつのか興味は尽きない.「雄が派手なのは雌の関心を引くため」という説は果たして本当だろうか? ヤドカリやカニなど,さまざまな生きものを研究してきた動物行動学の第一人者が,中学生のとき魅せられたチョウに立ち戻り,その翅の色,色覚,行動の謎を粘り強く解き明かしていく.実験室やフィールドワークの克明な様子,意外な結果を受けて新たな実験に挑戦と,著者の研究ヒストリーを読者は追体験できる.同僚研究者との交流や研究外のエピソードも紹介され,冷静で論理的な筆致の中にも科学者としての情熱や自然への愛情を感じとれるだろう.
  • カタニア先生は、キモい生きものに夢中!
    4.5
    鋭い感覚の鼻をもつホシバナモグラから獲物を麻痺させるデンキウナギまで、生きものたちはユニークで並外れた能力をもっている。本書でカタニア先生は自然界で最も注目すべき「キモい」生きものを面白おかしく、そして魅力的に描く。触手のあるヘビ、小さなトガリネズミ、ゾンビをつくる“宝石バチ”などの行動の背後にある謎に光を当てる。これらの動物を研究することで、生命がどのように進化してきたかについて、深い洞察が得られるだけでなく、科学的発見がいかにワクワクして冒険と楽しみに満ちたものかを本書で示している。中学生・高校生から一般まで「研究すること」に興味のある人はぜひ読んでほしい。
  • 極端豪雨はなぜ毎年のように発生するのか: 気象のしくみを理解し、地球温暖化との関係をさぐる(DOJIN選書)
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    ・大気の状態が不安定とはどういうこと? ・大雨が持続する危険な積乱雲はどんなもの? ・線状降水帯の発生メカニズムとは? 豪雨に備えるために知っておきたい気象の知識 数十年に一度という極端な豪雨は、なぜ頻発するようになったのか。 本書ではまず、直近10年の豪雨災害を振り返り、その発生状況を整理する。 そのうえで、気象のメカニズムをやさしく説き起こし、豪雨をもたらす要因、 線状降水帯や台風と豪雨の関係などまでを解説。 また、しばしば豪雨との関係がささやかれる地球温暖化の現状に加え、 豪雨への影響を評価する、イベント・アトリビューションによる最新研究を紹介する。 気象情報を上手に活用すれば備えができる豪雨。 その付き合い方がわかる1冊。 【まえがきより】 本書をお読みいただければ、豪雨をもたらす積乱雲の発達から地球温暖化と豪雨の関係までを、 ひとつのつながった話として知ることができるでしょう。 災害をもたらす豪雨はたしかに怖いものであり、ときには避難する必要があります。 ただ、地震のように突然起こるものではなく、ある程度は事前に予測することができます。 普段から天気予報に耳を傾け、天気の移り変わりのしくみを知っておくと、 いざ豪雨がきたときにも慌てず、適切な行動をとれるようになるでしょう。 豪雨の正体をつかめば、なぜ地球温暖化で豪雨が威力を増すのかもわかってきます。 【目次】 第1章 21世紀はじめに発生した豪雨を振り返る 第2章 豪雨はなぜ発生するのか? 第3章 豪雨をとらえる 第4章 進む地球温暖化 第5章 近年の豪雨は地球温暖化のせいなのか?
  • 生命の歴史は繰り返すのか?―進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む
    4.5
    ■地球の生命の歴史は、目を見張るような収斂の事例でいっぱいだ。眼や翼、木に登るトカゲは、何度も独立に進化した。一方で進化生物学者は、偶発性を示す例も数多く発見してきた。ランダムな遺伝的変異や、はるか昔のチョウの羽ばたきといった、ごくわずかな変化が、進化のたどる道筋をしばしば大きく書き換えた。この2つの力は、常に変わりつづける自然界で、それぞれどんな役割を果たしているのだろう? いま存在する動植物や、わたしたちヒトは、必然的に生まれたのか、それともたまたま運良く進化しただけなのか? ほかの惑星に存在する生命について、そこから何が言えるだろう? ■ジョナサン・ロソスは、進化生物学における最新のブレイクスルーが、いまなお続く科学界屈指の大論争にもたらした新たな知見を明らかにする。世界各地を訪れ、地球の生命史における最大のミステリーを、進化実験で解決しようと奮闘する研究者たちに出会う。ロソス自身も、このエキサイティングな新分野のリーダーのひとりだ。グッピー、ショウジョウバエ、細菌、キツネ、シカネズミ、そして彼自身のカリブの島じまのアノールトカゲの実験を通して、生命のテープのリプレイがおこなわれ、進化がきわめて急速に、また予測可能なかたちで起こりうることが明らかになる。 ■本書は、進化についての考え方や、議論のあり方を一変させるだろう。自然淘汰と進化的変化に関するロソスの洞察は、生態系の保護、食料供給の安定、有害なウイルスや細菌との闘いに、広く応用できる。臨場感たっぷりに描かれた、この進化をめぐる物語は、わたしたち人類について、そして自然界や宇宙における人類の役割について、新たな理解をもたらすものだ。
  • Life Changing:ヒトが生命進化を加速する
    4.2
    1巻2,860円 (税込)
    ダーウィンはいった、「進化はゆっくり起こる」 だが、人間によって進化は急速に起こっている! 過去30億年、地球上の生命は自然の力によって形成されてきた。進化はゆっくりとしか起こらず、種は数千年にわたる自然淘汰でつくられた。数十万年前に「ホモ・サピエンス」が出現したことで、地球の自然史は突如として終わりを告げた。 私たちが生きる現代は、私たちの行動がすべての生命と絡み合い、ポスト自然の段階にある。野生動物は家畜化され、凶暴なオオカミはヒトの手をなめるイヌになった。ニワトリ (ブロイラー)は地球上で一番個体数の多い鳥になり、クローン馬でポロを競う。 気候変動は、ヒトや動植物にも多大な影響を与えている。ヒトの存在が、ある種の動物の進化を急速に進化させていることがわかってきた。勝手気ままに破壊を続けるヒトもいれ ば、一方で絶滅しかけの動物を救おうとする ヒトもいる。 進化の歴史から、遺伝子編集の技術にも言及 し、環境を破壊し続けた私たちヒトの責任を問う。明るい未来を子どもたちに引き継ぐために、私たちにできることとは・・・
  • 大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件: なぜ美しい羽は狙われたのか (DOJIN文庫22)
    4.0
    「本の雑誌が選ぶ2019年度ベスト10」第2位選出をはじめ、 各紙誌で絶賛された犯罪ルポルタージュの傑作、待望の文庫化! ***** 死んだ鳥を大量に盗む?   いったいぜんたい、だれがそんなことを? 2009年6月。 ロスチャイルド家がヴィクトリア時代に創設した博物館から、約300羽の鳥の標本が消えた。 世にも美しい鳥が行きついた先は、希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった! この突拍子もない盗難事件を偶然知った著者は、最初は好奇心から、やがては正義感から、 事件の調査に乗り出す。 羽毛をめぐる科学史と文化史、毛針愛好家のモラルのなさと違法取引、絶滅危惧種の保護問題、 そして未来へのタイムマシンとなりうる標本と、それを収集・保存する博物館の存在意義。 スピーディーに展開される犯罪ルポルタージュ。 ◆本書に寄せられた賛辞 博物館侵入事件、進化論の発見、絶滅の危機に瀕した鳥たち、 そして毛針作りにとりつかれた者たちが巣くう地下世界 ――無関係に見える話題を見事にまとめあげた犯罪実話だ。 マーク・アダムス(『マチュピチュ探検記』著者) 一見すると地味で埋もれてしまいそうな事件を題材に、 つぎからつぎへと繰り出される洞察と驚き。 最初から最後まで魅力に満ちた一冊。 マイケル・フィンケル(『ある世捨て人の物語』著者) 犯罪そのものだけでなく、文化遺産の重要性について多くのことを教えてくれる。 エリザベス・マーシャル・トーマス(『犬たちの隠された生活』著者) 魅了される……この犯罪をめぐって著者が取り上げた何もかもがストーリーテリングの極みだ。 カーカス 科学、歴史、犯罪ドキュメンタリー好きの読者にアピールするページターナー。 パブリッシャーズ・ウィークリー ◆目次 第1部 捕われる鳥、裕福な人 1章 アルフレッド・ラッセル・ウォレスの試練 2章 ロスチャイルドの博物館 3章 羽飾りファッションの大流行 4章 自然保護運動の誕生 5章 ヴィクトリア時代の高貴なたしなみ 6章 毛針界の希望の星 第2部 トリング窃盗事件 7章 ロンドンでの日々 8章 博物館侵入計画 9章 窓破り事件 10章 突拍子もない犯罪 11章 捜査 12章 ネットオークション 13章 逮捕 14章 審理 15章 診断 16章 判決 17章 消えた仮剝製の行方は? 第3部 真相究明 18章 国際毛針制作シンポジウム 19章 自然史標本はなぜ重要か 20章 タイムマシンに出合う 21章 鳥類学者プラムのUSBドライブ 22章 エドウィンとの対面 23章 ノルウェーでの三日間 24章 ミケランジェロが消えた 25章 鳥の魔法
  • はみだし生物学: 博士とキノコ助手の愉快な研究の日々
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は,教科書から”はみだし”た生き物のあっと驚くあんなことやこんなことを紹介した本です。「奇想天外」という名の植物があるように,生き物にはあっと驚くことがうあまのように存在します.そして,その生き物を研究する生物学ほどおもしろい学問はほかにはない,と思います.中学や高校の教科書には収まりきらない,生物学の面白さ,自然界の魅力を伝える,楽しい読み物です.はみだし生物学研究所の博士とキノコ助手が,生物学の気になる42トピックスを愉快に語ります.トピックスをめくるたびに謎が謎をよび,興味が尽きません.
  • ネコはどうしてニャアと鳴くの?: すべてのネコ好きに贈る魅惑のモフモフ生物学
    4.0
    進化生物学の第一人者であり大のネコ愛好家、ジョナサン・ロソスが贈るネコ本の決定版! トカゲ研究で名をはせた著者が、一緒に暮らすネコとの豊富なエピソードを交えながら、アフリカヤマネコから進化し家庭の一員となった過程を解説。最新の科学技術を駆使しながら、進化の歴史、そのユニークな行動や品種の多様さ、遺伝的特徴の秘密、そしてネコの未来までを解き明かします。ネコ好きの読者だけでなく、動物に興味のある人にも楽しめる一冊です。
  • 人体、なんでそうなった?: 余分な骨、使えない遺伝子、あえて危険を冒す脳
    4.0
    私たちの進化の歴史は、間違いの繰り返しだ。しかし、それを知ることは愉快でためになる。人体には骨格から生殖系、脳まで、“妥協の産物”があふれているが、すべて長年の進化の結果なのだ。人類進化の40億年をたどる旅を通じて、私たちのできそこないっぷりを称えながら、繁栄の“代償”も解説する。
  • 世界から読み解く食の安全: インターナショナルフードアセスメントとは
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    本書は,3極(欧・米・日)における医薬品の規制に関する国際調和会議のプロセスで育まれたレギュラトリーサイエンスの食品版です.農業,食糧(料),健康など地球規模の課題を取り上げ,食の安全を読み解くことを試みました.国際社会がこれらの課題と向き合う時の考え方や食の伝統を知り,文化や健康科学としての「食」について理解し,本邦の立ち位置を考察し,「食」のリスク・アセスメントへの理解の深耕に努めました.
  • 死の終わり: 不死の科学的可能性と倫理
    4.0
    死は避けられないものなのだろうか.人類の歴史はこの死という現実によって形作られてきた.宗教,境界,そして進歩は,死への恐れから生まれたと言っても過言ではない.しかしこれまで宗教的パラダイムによってしか慰められなかった死への恐怖は,科学の発展によってまったく見え方が変わったものになった.本書では生命科学の現在(組織再生,幹細胞治療,臓器移植,凍結保存等),とりわけ老化を予防する科学について,衒学的な記述なしに分かりやすくひも解く.同時に,まだ発展途上にある老化研究の重要性および同分野へのさらなる注力を説く.
  • 量子力学は、本当は量子の話ではない:「奇妙な」解釈からの脱却を探る
    4.0
    量子論における直感に反することや不可解なこと。それらを「奇妙」とはもはや言っていられない。 「奇妙」からの脱却の時はもう来ている。 【目次】 第1章 量子力学が何を意味しているかを言える者はいない(これが本書の主張である) 第2章 量子力学は、本当は量子の話ではない 第3章 量子物体は波動でも粒子でもない(が、そのようなこともある) 第4章 量子粒子は一度に二つの状態にはない(が、そのようなこともある) 第5章 何が「起こる」かは、それについて何を見いだすかによる 第6章 量子論の解釈の仕方にもいろいろある(そして、どれもどうも意味をなさない) 第7章 どのような問いも、答えは「イエス」だ(「ノー」でない限り) 第8章 すべてを一度に知ることはできない 第9章 量子物体の性質がその物体だけに収まっている必要はない 第10章 「不気味な遠隔作用」はない 第11章 日常世界は量子世界の人間スケールにおける現れである 第12章 経験するすべてはそれを引き起こしている何かの(部分的な)複製である 第13章 シュレーディンガーの猫には子がいる 第14章 量子力学はテクノロジーに活かせる 第15章 量子コンピューターが「多くの計算を一度に」実行するとは限らない 第16章 「量子」あなたはほかにいない 第17章 物事はさらにいっそう「量子的」になりえた(ならば、なぜそうではないのか?) 第18章 量子力学の基本法則は思ったよりシンプルかもしれない 第19章 底へはたどり着けるのか?
  • 地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来
    4.0
    宇宙とのつながりから 気候変動を理解する 〈第31回講談社科学出版賞受賞作〉 樹木や地層、古記録は、太陽活動や地球環境について何を教えてくれるのか。 太陽活動のアップダウンは、どのようにして地球の気候に影響を及ぼすのか。 地球と宇宙のつながりから地球を知る「宇宙気候学」。 その最前線を丁寧に解説し、大いなる可能性を語る。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 屋久杉の年輪や南極の氷に刻まれた太陽活動の記録。 その「タイムカプセル」を開いたとき、 地球の変動を理解するための新たな視点が浮かび上がる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■目次 第1章 変化する太陽 第2章 太陽の真の姿を追う 第3章 太陽活動と気候変動の関係性 第4章 宇宙はどのようにして地球に影響するのか 第5章 変わるハビタブルゾーン 第6章 未来の太陽と地球
  • 地球温暖化で人類は絶滅しない:環境危機を警告する人たちが見過ごしていること
    4.0
    確かに地球は温暖化している.それは止めなければならない.だが,温暖化だけで人類が絶滅するわけではない.先進国の環境アラーミストが推し進めようとする環境対策は,開発途上国に必要な経済発展を阻害し,むしろそれが地球の環境を悪化させる.長く環境運動に取り組み,世界各地の実情を見てきた著者が,IPCC報告書等の科学的知見に基づき,真に実効的な環境保全の道を示す.アラーミズムと懐疑論を超える,注目の全米ベストセラー.著者からの「日本語版に寄せて」を収録.
  • セレンディピティ: 思いがけない発見・発明のドラマ
    4.0
    サクセス・ストーリーを超えた 示唆に富む人間ドラマ ペニシリンやナイロン、面ファスナーなどのような日常生活に関わる発明、 ニュートンの重力理論やビッグバン、DNAなどのような科学的に重要な知識、 そしてロゼッタストーンやポンペイ遺跡、死海文書のような考古学上の重要な発見まで、 「偶然」の要素が大きく関わっていた。 歴史を変えた発見にまつわる興味深いエピソードを紹介し、 小さな偶然とそれを見逃さなかった洞察力が、数々の成功へとつながる 創造の過程を追った名著、文庫版で復活。 幸運は用意された心のみに宿る――ルイ・パストゥール 1章 史上初のストリーカー 2章 新世界の発見 3章 マラリアにかかったインディオとキナキナの木 4章 りんごはなぜ垂直に落ちる 5章 カエルの脚と電池 6章 乳しぼりの女と天然痘のワクチン 7章 元素発見をめぐるさまざまな物語 8章 麻酔剤発見の栄誉をめぐる争い 9章 有機化学を生んだ尿素合成 10章 ダゲールと写真の発明 11章 天然ゴムと合成ゴム 12章 分子でも左手型と右手型では大違い 13章 合成染料と合成顔料をめぐって 14章 夢から生まれた分子の建築 15章 ノーベル賞とダイナマイト 16章 象牙や絹糸をつくる 17章 新しい化学工業を生んだ実験室での偶然 18章 努力しないで成功するには――考古学におけるセレンディピティ 19章 天文学におけるセレンディピティとの遭遇 20章 医学における偶然の発見 21章 X線、放射能、そして核分裂 22章 どんなに甘くても太らない 23章 飛び散らない安全ガラス 24章 抗菌性物質――発見への道 25章 成功の決め手――冷延伸法 26章 装置の漏れと汚れがくれた贈り物 27章 原子爆弾からフライパンまで 28章 「花」理論とアンチノック剤 29章 偶然見つかった予想外の効き目 30章 汚水と泥からとれた薬 31章 拓かれた有機合成の大地 32章 タフな奴――ポリカーボネート 33章 現代生活への贈り物 34章 生命の渦巻き 35章 着想、誤解、そして偶然 36章 クラウンとクリプタンド エピローグ――偶然はいかにして発見となるか
  • ゾウが教えてくれたこと: ゾウオロジーのすすめ(DOJIN選書)
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ゾウを知り、ゾウから学ぶ 豊かなこころの世界 自在に動く長い鼻、大きな耳をパタパタ動かし、 優しいまなざしをした、地上最大の哺乳類にして動物園の人気者。 そんなゾウのことを知らない人は、おそらくいない。 超メジャーなゾウだが、体のつくりや野生での暮らしぶりについて、 どのくらいご存じだろうか。 あるいは、低周波音を使ったコミュニケーション能力、記憶力、 絵を描く能力、足し算をする能力といった知能についてはどうだろう。 本書では、知っているようで知らないゾウの魅力を、 ゾウ愛にあふれる著者があたたかな筆致で語り尽くす。 ●はじめにより 〝ゾウ〟がどのような動物で、本来どのように野生で暮らしているのか、 何を考え、何を感じて生きているのか、またどのように進化してきた 動物なのかといったことは、広く知られていないように思います。 科学の世界でも、私たち人間には聞こえない低い周波数の声で会話を しているということや、数覚に優れているということが新たに発見され、 ゾウが注目を集め出したのは、つい最近のことです。(中略) ゾウを知り、ゾウから学ぶ――これを〝ゾウオロジー〟と呼ぶことにします。 ゾウオロジーは、人間の生き方を探るうえでも、大きなヒントを与えてくれるはずです。 ●目次 第1章 ゾウという不思議な動物 第2章 愛情いっぱい! ゾウの一生 第3章 カエサルも認めたゾウの知能 第4章 ゾウの特殊能力 第5章 ゾウと暮らす
  • 日常に生かす数学的思考法 : 屁理屈から数学の論理へ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ数学を勉強しなければならないの?多くの人が一度は抱いたであろうこの疑問を、数学の論理や言葉遣いという切り口から考える。日ごろ接する文章なども題材にしながら、日常生活と数学の世界での言葉遣いの違いを浮き彫りにしつつ、それを越えて数学的思考法を日々の生活に生かす可能性を探る。すると、自分を頑なにしている思い込みを解きほぐし、新しい発想を得るうえで、数学が「役に立つ」ことが明らかになってきた。クールで刺激に満ちた数学の論理をめぐる冒険。
  • 中国の環境問題 今なにが起きているのか
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 躍進のつづく中国経済。驚異的な経済成長を謳歌する一方で、大気汚染や砂漠化、資源消費の増大など、環境問題が深刻さを増している。人びとの生活水準は向上し、「小康」社会を実現した今こそ、環境問題への取り組みの転機である。中国が直面している問題とはなにか?「東アジア環境共同体」の一員として、日本にできることはなにか?その現状に鋭く切り込む。
  • DNA鑑定は万能か : その可能性と限界に迫る
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いわゆる「足利事件」におけるDNA鑑定では、なにが問題だったのか。いまDNA鑑定の信頼性は大きくゆらいでいるのか。1990年代から、犯罪捜査にも本格的に導入されたDNA鑑定。本書では、DNAの分析方法を丁寧に解説しながらその能力を探るとともに、それ自体がはらむ"弱点"に迫る。20年以上DNA鑑定に携わってきた研究者の冷徹な分析によって明らかとなる、大いなる可能性と避けることのできない限界。
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー
    3.9
    1巻2,090円 (税込)
    ●根強く残る食品添加物悪玉論 ●まことしやかにささやかれる超加工食品の危険性 ●オーガニックの安全神話で見過ごされる問題点 ●注目を集める新しい北欧食の落とし穴 ●日本で独自に発展した食品表示制度の功罪 ゼロリスク幻想を越えて改めて考える、 ほんとうの「食の安全」 巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。 〇〇は身体に良いらしい、 ダイエットには△△を摂るとよい、 ××には発がん性がある……。 信頼に足る情報はどう見極めたらよいのか。 さらに、グローバル化が進展する世界で、 食の安全をめぐる問題も、もはや自国だけの問題に留まらなくなっている。 「すべての人に適切な情報を」届けるべく、 世界の食品安全情報をサーベイし発信し続ける著者が、 近年話題になったさまざまな問題を取り上げ、 印象やイメージに惑わされることなく、 科学的知見に基づいて適切に判断するためのポイントをわかりやすく解説する。 ◆本文より ひょっとしたらこの本を手にしているあなた自身も、 家族や友人との会話の中で添加物は避けたほうがいいよね、 といったことを伝えたことがあるかもしれません。 それに比べると食品安全委員会や厚生労働省からの 食品添加物の安全性に関するメッセージは、圧倒的に劣勢です。 間違った情報には実害があります。 そして間違った情報のほうが社会に広く浸透してしまっているとき、 消費者個人個人が間違いに気がついても対応できない、 つまり買いたい商品が売られていない、という状況に陥ります。 ◆目次 第1章 終わらない食品添加物論争 一 食品添加物の安全性を測る 二 食品添加物をめぐる国際事情 三 食品添加物だから…… 四 ベビーフードで考える食品添加物の有効性 第2章 気にすべきはどちらか――減塩と超加工食品 一 世界の減塩対策 二 超加工食品とは何か 第3章 オーガニックの罠 一 オーガニック卵汚染事件 二 「オーガニック卵」というもの 三 オーガニックとの付き合い方 第4章 新しい北欧食に学ぶ 一 北欧食と和食 二 NNDの落とし穴 第5章 国際基準との軋轢 一 EUへの鰹節の輸出問題 二 検査の意味は? 第6章 食品表示と食品偽装 一 日本では表示義務のないカフェイン 二 食の「安心」を脅かす食品偽装 第7章 プロバイオティクスの栄枯盛衰 一 プロバイオティクスの健康強調表示 二 期待が高まるマイクロバイオーム研究 三 トクホとプロバイオティクス 第8章 食品安全はみんなの仕事――すべての人に適切な情報を
  • 不便から生まれるデザイン : 工学に活かす常識を超えた発想
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不便で良かったことはありませんか?便利の追求で見落とされた不便の効用を掘り起こし、デザインの糧とする不便益のシステム論。
  • 体に悪い、悪くない、ホントはどっち?
    3.8
    私たちが生きる現代には,“昔”よりずっと長持ちするようになった食品で満ちあふれています.しかしこうも食材は豊富にあるのに,私たちの「科学」の知識は乏しく,加工食品の原材料を見ては,そこに羅列するカタカナ語の文字数に頭を抱え,これらが自身の健康に害を与えるものではないかと怯えています.その一方で「天然」や「オーガニック」と書いてあれば,ヒトにとって彼ら自然界に存在するあらゆるものは,友好的で親愛なる善きサマリア人だと思って疑うこともないでしょう.しかし,もし,今あなたが手にした食品や化粧品に「無農薬」や「無添加」,「ノンケミカル」という言葉があるとして,それは本当にあなたの健康を保障するための根拠になりえるのでしょうか?それとも単なるコマーシャルなのでしょうか? 本書は,安全を訴えつつ矛盾を抱えるこれらレッテルを剥がし,その裏側を見るための検証結果を,真摯かつ皮肉を交えて教えてくれます. 【この本が解決する あなたの疑問】 Q.食品を「高度に加工する」ってどういうこと? Q.人間が食べ物を保存するようになったきっかけって? Q.タバコと電子タバコはどう似ていて,どう違うのか? Q.日焼け止めは塗りすぎない方がいいの? Q.コーヒーは体にいいのか悪いのか? Q.p値ハッキングとは何か?科学研究がうまくいかない原因は? Q.加工食品はどれくらい許容できるのか…?
  • ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
    3.8
    なぜ、人類だけが発明できるのか? 映画『レインマン』のお兄さんを覚えていますか? 数字と記憶には卓越した能力があるのに、他人の心を推し量ることができなくて、社会に出られない自閉症の人。 本書ではこのような自閉症でパターン探しの達人を紹介し、話題は脳スキャン、遺伝子、人類の進化にまで及びます。エジソンやビル・ゲイツたちは自閉症の症状がありながらも偉大な発明家です。しかし、多くの自閉症の人は社会に出られず職がなく、もがき苦しんでいます。彼らの力を社会に活かすための指針も示されます。 あなたはシステム化が強い人なのか共感度が強い人なのか、チェックする診断テスト付き。
  • ジュラシック水族館へようこそ: 日本の化石からわかる海の古代生物 (DOJIN選書100)
    3.5
    日本産の化石からつくる古代生物水族館 唯一無二の紙上水族館で、心躍る体験をお楽しみあれ もしも「古代生物水族館」をつくるとしたら…… それも日本近海に生息した水生生物の水族館を. そんな妄想のような水族館の紙上建設が、いよいよ現実味を帯びてきている。 この水族館を構成すると目される、日本各地の絶滅した水生生物にまつわる研究の紹介をとおして、 発掘調査を始めるまでの手続き、化石発掘の手法、クリーニングから復元、論文発表まで、 知られざるエピソードともに、古生物学研究の醍醐味を大いに語る。 「古代生物水族館」完成に向けた研究は、まだまだ続く。 ■化石から広がる世界と、科学研究の醍醐味を一度に味わえる、とびきりの科学読み物。 ■巻頭カラー口絵では、日本の化石産地で発見される古生物をヒントに、過去の生物群集を再現。  太古の日本の海にはどんな生物が生息していたのだろうか?  水中の生物進化の歴史をたどる「古生物年表」も見ながら、想像力を膨らませよう。 ●目次 [カラー口絵]古代日本の海を覗いてみよう/古生物年表 第1章 化石からどうやって「古代生物水族館」を構築するか 第2章 私の古生物学事始め  一 古生物学へのいざない  二 はじめての化石  三 アマチュア化石収集家との遭遇 第3章 いざ、発掘へ  一 研究室配属  二 はじめての単独調査  三 白亜紀の海の生物たち  四 ボーンベッドとの出会い  五 化石の掘り方  六 翼竜と首長竜の化石に出会う  七 自分の力で掘る  八 ボーンベッドの謎に挑む 第4章 魚竜を釣る  一 歌津魚竜  二 魚竜産地の意外な現状  三 北上の化石の歴史  四 魚竜館  五 トライアシック・コースト  六 化石のクリーニング  七 化石からわかること、わからないこと  八 古生物に関する論争 第5章 魚竜のおとしもの  一 礫か? 歯か?  二 コプロライト  三 日本最古の「うんこ」はタイムカプセル 第6章 思わぬ発見の数々  一 魚竜よりも古い骨  二 無人島へ  三 爬虫類ではない?  四 ドイツとのつながり  五 壁  六 私には、古生物学者には、なにができるか 第7章 水生動物としての恐竜  一 恐竜は水中でも進化した!  二 魚食恐竜スピノサウルス  三 スピノサウルスの真の姿  四 スピノサウルス類のいた時代の日本  五 海と陸とが交わるところ 第8章 化石発掘の心得  一 化石掘りを始めるには  二 化石発掘の注意点  三 事前の準備  四 化石発掘のコツ 第9章 古生物学者をめざす人のために  一 古生物学を勉強するにはどうしたらよいか?  二 古生物学者になるには  三 大学からの古生物学  四 研究ってなんだろう?
  • ヒューマンエラーを防ぐ知恵 増補版:ミスはなくなるか
    3.5
    事故への道を知り事故を避ける 実践形式で学ぶ、ヒューマンエラー防止のノウハウ。 もう、ヒューマンエラーは怖くない! ときに深刻な事故を招くヒューマンエラーは、 どのようにすれば防げるのか。 本書では、事故が発生するまでの過程だけでなく、 事故が起こる構造にも注目し、 ヒューマンエラー防止のための理論を考察する。 また、すぐに役立つ実践的なテクニックの一端を、 身近な事例などを題材に問題形式で紹介する。 ●まえがきより 事故はたった一つのきっかけだけで説明できるものではありません。 事故は、複数の要素・要因がそろった結果生じるものです。 これはちょうど、ポーカーや麻雀で役がそろって上がることに似ています。(略) 本書では事故を、最後のトドメだけではなく、 発生のしやすさの構造からも捉え直してみたいと思います。 ●目次 第1章 ヒューマンエラーとは何か 第2章 なぜ事故は起こるのか 第3章 ヒューマンエラー解決法 第4章 事故が起こる前に……ヒューマンエラー防止法 第5章 実践 ヒューマンエラー防止活動 第6章 あなただったらどう考えますか 第7章 学びとヒューマンエラー 〈増補〉第8章 安全とは誰がどう決める?
  • 昆虫食スタディーズ: ハエやゴキブリが世界を変える(DOJIN選書)
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    毛利衛(宇宙飛行士・日本科学未来館名誉館長)氏 推薦! 地球上で100億人が持続的に生きるための知恵満載 宇宙旅行食にも可能な昆虫博士たちの未来への視点 ときに「害虫」として嫌われてきた昆虫が、救世主になる日も遠くないのかもしれない。 近年、注目を集める昆虫食について、私たちはどんなことを知っているのだろうか。 本書では、昆虫の栄養価やアレルギーのリスクといった食材の側面だけでなく、昆虫食の歴史的な背景、地球環境への影響、ビジネスとしての可能性、さらには昆虫の福祉に至るまで、さまざまな角度から昆虫食に焦点を当てる。 昆虫を賢く活用し、しなやかに共存するために。 ●はじめにより 昆虫と人との関わりは、戦いの歴史だ。 農村では作物を食べる虫たちと、都市部では衛生面で悪影響を与える虫たちと人々は戦ってきた。 もともとは自然の一部だった虫たちを「害虫」として分離・単純化し、 「人類の敵としての昆虫像」をつくり上げることで、戦う相手を可視化したのである。 このことは、農作物の収量や衛生環境を劇的に改善させた。 今日の豊かな生活は、「害虫」に対する勝利の上に成り立っている。 しかし、いまや害虫という概念が活躍する時代は、終わりを告げようとしている。 効率化を高めた近代農業は、生態系に大きな負荷を与えている。 薬剤散布によって一度は勝利したかに見えた害虫との戦いは、薬剤耐性を獲得した害虫の出現により泥沼化した。 害虫を排除する精神が広がりすぎた結果、人々は過度に昆虫を嫌悪し、排除するようになった。 私たちの豊かな生活は、地球環境問題という大きな壁に直面し、さらに新しい段階に向かおうとしている。 いまや昆虫はもっとも注目を浴びている生物資源のひとつだ。 これからは、エネルギーをかけて昆虫を排除するのではなく、しなやかに共存していく必要がある。 ●目次 第1章 昆虫と地球環境問題~直接的? 間接的? 昆虫を食べる時代がやってきた~ 第2章 昆虫食は普及するか~人々が昆虫に望むもの~ 第3章 ヒトは昆虫を食べたか~昆虫食の今と昔~ 第4章 食用昆虫のリスク~既存の食品にはない未知のリスクはあるか~ 第5章 昆虫が食卓へやってくる~昆虫食ビジネスの勃興~ 第6章 昆虫は痛みを感じるのか~昆虫の福祉を考える時代~ 第7章 昆虫食の未来~昆虫との新しい共存のかたち~
  • 世界を変えた10人の女性科学者: 彼女たちは何を考え、信じ、実行したか
    3.5
    倒れても立ち上がって研究を続け、科学に貢献した マリー・キュリーほか10人の素顔を紹介。 レイチェル・カーソン、ドロシー・ホジキン、呉健雄 etc 化学、物理、生物、天文、医学、栄養学と、分野は違っても、現代科学の一端を支える業績を残した女性科学者たち10人を紹介する。女性だからという理由で待ち受けていた困難も少なくなかったが、粘り強く研究を続け、まったく新しい薬をつくったり、宇宙の秘密を明らかにしたり。 10人にはキュリー夫人のようにノーベル賞受賞者もいますが、大半は賞とは無縁の人たち。女性の貢献が気にとめられなかった時代に生きて、世界をより良い場所に変えてきた彼女たちの人生に注目!
  • だまし絵のトリック : 不可能立体を可能にする
    3.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不可能立体と呼ばれるだまし絵をめぐる、七つの疑問を足がかりとして、立体にできそうにない立体を可能にする方法や単に立体化するだけではなく、動きを加えることでさらなる驚きの錯覚現象を生み出す不可能モーションまで紹介。計算の代わりに、作図操作をしたり、実際に、立体を作ってからそれを削ったりという手段で、数学を使わないでも立体を設計できる方法を模索した。
  • 生き物たちの情報戦略 : 生存をかけた静かなる戦い
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球46億年の歴史の中で、多様な生物が生まれ、生物は多様性を維持しながら生存している。他種とかかわり、生き残りをかけ、生物たちは静かな戦いを繰り広げてきた。外部環境を知る能力を高め、種独自の情報処理系=環世界を洗練させたのだ。環世界とはなにか、その理解はなにをもたらすのか。生き物たちの不思議に魅せられ、世界を巡りながら考えた。生き物ってなんだ!?多様な生物を本当に理解するための旅。
  • 心臓とこころ: 文化と科学が明かす「ハート」の歴史
    3.0
    「心臓」は本当にただのポンプなのでしょうか? かつて人々は,心臓こそが知性や感情,魂の宿る場所だと信じていました.しかし,近代医学の発展とともに,心臓は脳に従属する単なる血液ポンプと考えられるようになりました.それでも,心臓は今なお愛や健康の象徴として強い影響を持ち続けています. 本書では,心臓専門医の著者が,古代から現代までの心臓に対する人類の認識の変遷をたどり,芸術・文化・宗教・哲学・科学における心臓の役割を解き明かします.さらに,最新の科学が明かす心臓と脳の関係や,心臓医療の進歩についても詳しく解説. 本書を読めば,あなたの心臓に対する見方が変わるかもしれません.
  • 殺人は容易ではない: アガサ・クリスティーの法科学
    3.0
    あの有名作品からマニアックな短編まで ミステリの女王、アガサ・クリスティーが 作品に織りこんだ法科学を徹底分析! ・デビュー作『スタイルズ荘の怪事件』で示された指紋の正確な知識 ・微細証拠の存在が有罪の決定打とならないことを示す『マギンティ夫人は死んだ』 ・銃を嫌っていたクリスティーが『ナイルに死す』へと結実させた弾道学 ・筆跡の違いが手掛かりとなる『オリエント急行の殺人』 ・痕跡証拠が存在しないことが重要な意味を持つ『ゴルフ場殺人事件』 ・『ポアロのクリスマス』で用いられた血液凝固に関する意表をつくトリック ・検死解剖の詳細を徹底的に調査したことがうかがえる『エッジウェア卿の死』 ・現実の中毒事件解決にも貢献した『蒼ざめた馬』のリアリティあふれる描写 稀代のストーリーテラーとして、世界中で愛されているアガサ・クリスティーは、法科学の専門家ともいえる一面を、その物語から垣間見せてもいる。本書では、ポアロやミス・マープルといった魅力的な登場人物を通して描かれる法科学を紹介し、“法科学者”としてのクリスティーに焦点を当てる。現実の事件に影響を与えるほどのリアリティで描かれる世界を、最新の法科学の知見から読み解く。 ●目次 はじめに――犯行現場 第1章 指紋 第2章 微細証拠 第3章 法弾道学(銃器) 第4章 文書と筆跡 第5章 痕跡、凶器、傷 第6章 血痕の分析 第7章 検死 第8章 法医毒物学 結論――ゼロ時間へ
  • あなたの知らない食虫植物の世界: 驚きの生態から進化の秘密まで、その魅力のすべて
    3.0
    ようこそ、食虫植物ワンダーランドへ ●ハエトリグサが罠を作動させるしくみとは? ●ウツボカズラの捕虫器のなかの液体の正体は? ●食虫植物はどこに生育している? ●なぜ虫を捕らえるようになったのか? 食虫植物にどんなイメージをお持ちだろうか。 罠で虫を捕まえる、食べた虫を消化する、 植物なのに動く、日本には生息していない、 人も食べられる……。 でもそのイメージは間違っているものがあるかもしれない。 本書では、食虫植物の本当の姿を知ってもらうために、 趣味で研究をつづけている著者が、食虫植物の定義、 捕虫方法、生息環境、虫との関係、進化の過程、 そして保全のあり方まで、国内外の研究を網羅してくわしく解説。 ダーウィンも虜にした摩訶不思議な植物の世界をご堪能あれ。 ●本文より 食虫植物が興味の対象となるのは、“植物なのに”虫を食べる、という、 人間から考えるとやや“ちぐはぐ”な性質ゆえだろう。 私にしてみると、あまり注目されていないだけで、 多くの植物は一般の認識以上に、“ちぐはぐ”で“変”な性質を持っている。 とはいえ、いきなり身近でもない、名前を聞いたこともない植物の 生態について紹介されても、実感が湧かないこともあるだろう。(中略) 食虫植物は、植物の奥深い生態を紹介する教材となると考えている。 ●目次 序 章 誤解されがちな食虫植物 第1章 食虫植物はどんな植物か 第2章 食虫植物はどのように虫を捕まえるか 第3章 食虫植物はどこにいるか 第4章 食虫植物と蟲とはどのような関係か 第5章 食虫植物はどのように進化したか 第6章 食虫植物をどのように保全するか
  • 大学生のための やさしい化学入門
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 予備校の人気講師が,大学生に向けて化学をやさしく解説した入門テキスト.高校で化学を十分に学んでこなかった学生にも理解できるよう,基礎の基礎からときほぐした.電子軌道やエンタルピーなど,大学で初めて学ぶ概念は,とくにていねいに解説.演習問題もふんだんに掲載した.
  • エコライフ : ドイツと日本どう違う
    3.0
    環境先進国ドイツの暮らしから見つめ直す僕たちの当たり前な生活。
  • ファラデーのつくった世界!: ロウソクの科学が歴史を変えた
    NEW
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1本のロウソクを使ったさまざまな実験をつうじて、身のまわりの科学と自然現象を子どもたちに伝えようとした天才科学者マイケル・ファラデー。電磁誘導の発見で知られるファラデーは、それ以外にも電気モーターの発明やベンゼンの発見、半導体現象の発見など、どれも現代の私たちの暮らしを一変させる基本原理をみつけた偉大な科学者だ。 もしもファラデーがいなかったら、この世の中はまったくちがったものになっていたかもしれない。 本書に掲載しているさまざまな実験は、二次元コードで動画をすぐに見られる。知的好奇心をくすぐる1冊。
  • REENTRY: イーロン・マスクとスペースXの野望:2009-2023年
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    イノベーションとは『創造的な破壊』だ! 宇宙飛行に革命を起こし続けるイーロン・マスクは、 予定調和に凝り固まった日本社会へのアンチ・テーゼなのか。 ――野口聡一(宇宙飛行士) 再使用ロケットの実現、国際宇宙ステーションへの人員輸送など、数々の偉業を成し遂げ、 「第二の宇宙時代」を象徴する存在となったスペースX。 それは、創業者イーロン・マスクのヴィジョンだけでなく、 身を粉にして働いた数千の人々の献身があってこそのものだった。 ロードムービーさながらのロケット陸上輸送作戦、 海洋冒険小説もかくやというドラゴン宇宙船の回収プロジェクト、 陰謀論の誘惑に抗いながら謎解きに挑んだ発射台での爆発事故、 そしてSFの世界を現実にしたかのようなロケットの帰還と見事な着陸。 しかしスペースXの物語はこれで終わりではない。 火星移住という野望を達成するために、死角はないだろうか。 『LIFTOFF』につづき著者は、スペースXの内部に分け入り、 輝かしい偉業の舞台裏に迫るとともに、その行く末を占う。 解説:秋山文野(宇宙ジャーナリスト) ■本書に寄せられた賛辞 スペースXの成功を裏で支えたヒーローたちの物語。 ――アンディ・ラプサ(ストーク・スペース共同設立者兼CEO) イーロン・マスクという、際立って大胆で優れたビジョナリーに率いられた企業による、 おそらく世界で最も注目に値する野心的な物語を伝えている。 ――ジャレッド・アイザックマン(民間人のみによるはじめての宇宙飛行で船長を務めた人物) ロケットの再使用や新たな宇宙時代の幕開けをもたらした原動力や決意がはじめて語られる。 ――ロリ・ガーバー(元 NASA副長官) わたしはスペースXの興隆を20年近くにわたって追ってきたし、 そのロケットと宇宙船で宇宙へ飛んだこともある。 だが『REENTRY』を読んではじめて、スペースXがどれほどの苦難を乗り越えて 新たな宇宙時代を切り拓いたかがわかった。 ――マイケル・ロペス=アレグリア(宇宙飛行士) ■目次 プロローグ 2023年4月20日、テキサス州サウス・パドレ島 1 凶暴な野獣 2008年11月22日、テキサス州マクレガー 2 寄せ集める 2009年1月10日、フロリダ州ケープカナベラル 3 フライト・ワン:軌道到達 2008年9月28日、オレゴン州ベンド 4 フライト・ツー:ドラゴンのデビュー 2010年9月、カリフォルニア州ホーソーン 5 フライト・スリー:ドラゴンの必死の飛行 2012年5月25日、テキサス州ヒューストン 6 もう戻ってこない 2012年1月、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地 7 荷船を準備せよ 2014年4月20日、カリフォルニア州ホーソーン 8 悲劇と勝利 2015年6月28日、カリフォルニア州ホーソーン 9 Fの2乗と、AMOS-6の悲劇 2009年2月、バージニア州マクリーン 10 火星の値段 2016年9月、メキシコ、グアダラハラ 11 ファベルジェの卵 2008年12月、ワシントンDC 12 第二の宇宙時代 2019年4月20日、テキサス州リーグ・シティ 13 スチームローラー 2018年2月5日、フロリダ州ケネディ宇宙センター エピローグ ■本文より 長きにわたり、スペースXは無視され、そんなことはできるはずがないと言われてきた。 いま、彼らはそれを達成し、ライバルたちは金網越しに覗きこんで笑ったりしていない。 ライバルだった者たちはあっけにとられてはるか上方を見上げている。 「わたしたちは遠くまで来た。それはたしかね」。 わたしがかつて軽視されていたことを質問すると、グウィン・ショットウェルはこう答えた。 「『打ち上げに成功するはずがない』って言われていたけれど、わたしたちはファルコン1を飛ばした。 『本物のロケットを打ち上げられるはずがない』と言われれば、ファルコン9を飛ばした。 すると、『ドラゴンを軌道へ運べるはずがない。ドラゴンは宇宙ステーションには決して達しない。 ああ、ロケットの回収なんてできるはずがない。ロケットを再使用できるはずがない』って。 まだ何か言いたいことある? ってところね」
  • まだ間に合う大学物理の基本 力学編
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    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学に入学し、今後4年間、物理の知識が必須の1年生を対象にした参考書。物理は、他にも増して積み上げが必要な分野にもかかわらず、入試が終わった開放感と、高校物理との内容のギャップから、大学の講義についていけない学生もいる。その状況に気づいた学生を対象にした大学物理のやり直し書。
  • 生き物たちの情報戦略 増補版: 生存をかけた静かなる戦い(DOJIN文庫23)
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    カンブリア紀の爆発で出現した多種多様な生物。彼らはすばやく動く能力をそなえていた。それは外部環境を知る生物の情報処理器の変容ももたらした。この「移動能力の向上―情報処理器の洗練」が、進化に深くかかわっていたのか? 南極、ケニア、フィンランド、イタリアなど、世界各地に赴き、生き物たちに接して筆者は何を考えたのか。人間社会を含め、生物を真に理解する旅を紹介。今回の文庫化にあたり、補章を追加。
  • 探究型高校理科365日 物理基礎編
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生徒が主役の楽しい授業づくりのために! 化学基礎、生物基礎に続き、物理基礎発刊。 物理の教育に卓越した教員たちが、学習者の資質・能力を伸ばす探究型の授業を実践し、全授業のストーリーを披露する。 NHK番組出演でも著名な川村康文先生が授業と実験を実践する。物理を教えるのが得意な先生はもちろん、苦手な先生にも必携の書となる。これから理科教員を目指す学生にもお勧め。 巻頭カラーページでは物理実験と機器を披露する。
  • 農作物のひみつ: 毎日の食事が楽しくなる、おもしろ雑学
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちが毎日食べている農作物には、意外と知られていないことが盛り沢山。本書には「へーそうなの!」と驚き楽しめる豆知識を、見開き2ページで83項目収録。食べる面(栄養、調理)から、育てる面(生物、農業)、社会問題の面まで、農作物のひみつをさまざまな角度から知ることができる。
  • 有機ヨウ素化学: 天然資源ヨウ素を用いた最新の有機合成反応展開
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    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有機合成化学的視点を中心にヨウ素化学を系統的にまとめ,そこに最新の研究成果を含めたバイブルともいえる一冊.ヨウ素には,他の元素には見られない多種多様な反応があり,古くから利用されてきた.一方,近年は有機ヨウ素化学に関する論文が増加の一途をたどり,有機合成の観点から,ヨウ素が再注目されている.今後,本書で紹介したヨウ素化合物が,遷移金属等に代わり,環境負荷削減を指向した有機反応試剤として幅広く利用されるであろう.
  • ヘンな名前の植物 増補版: ヘクソカズラは本当にくさいのか (DOJIN文庫20)
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    たかが名前、されど名前。 知れば知るほど奥深い、 ヘンな名前の植物たち 植物の名前にはさまざまなバリエーションがある。 なぜか「ヘンな」名前をつけられた植物も存在する。 ちょっと可哀想なハキダメギク、めでたい感じのコバンソウ、 不吉さを感じるヒガンバナ、できれば避けてほしかったヌスビトハギ、 意味不明なキソウテンガイ……。 しかしそんな植物の真の姿を探ると、 名前の「ヘンさ」からは想像もできない姿が浮き彫りになる。 文庫化に際し「海外編」を増補。 知れば知るほど奥深い、ヘンな名前の植物の世界へ。 ●目次 第1章 ダーティー・ネーム&ビューティー・ネーム 1.きたない名前(ヘクソカズラ/ハキダメギク) 2.きれいな名前(ナデシコ/コスモス/サクラソウ/エーデルワイス) 第2章 セクシー・ネーム 1.生殖器官と関係のある名前(イヌノフグリ、オオイヌノフグリ/呼び合う草=ヨバイグサ/イチョウ/チョウマメ/コンニャク) 2.乳房や乳と関係した名前(イチゴ/ツノナス/乳液を出す植物) 第3章 ネガティブ・ネーム 1.罵倒・誹謗中傷に関する名前(バカナスとキチガイナスビ/ブナ/シキミ/クズ) 2.虐待に関する名前(ママコノシリヌグイ/リュウゼツラン/ヨメゴロシ) 3.盗人・ドロボウに関する名前(ヌスビトハギの類/オナモミ、オオオナモミ/センダングサの類/イノコヅチ) 4.貧乏に関連する植物(ハルジオン/ナズナ/ヤブガラシ/ボロギク) 第4章 ゴシック・ネーム~不吉な名前の植物~ ヒガンバナ/シクラメン/シネラリア/アシ/ジゴクノカマノフタ/スベリヒユ 第5章 デンジャラス・ネーム 1.毒のある植物、毒があると疑われる植物(ドクゼリ/ドクウツギ/ハエドクソウ/ドクダミ) 2.危険な植物(キョウチクトウ/オオハナウドの類/アセビ) 第6章 ダブル・ネーム 1.動物の名前のついた植物(「ブタ」がつく植物/「イヌ」がつく植物/「ネコ」がつく植物/「キツネ」がつく植物/「カラス」がつく植物/「シラミ」や「ノミ」がつく植物/ムカデシバ) 2.ほかの植物の名前が入っている植物(コミカンソウ、ナガエコミカンソウ/キュウリグサ/ユキヤナギ) 第7章 ハッピー・ネーム~おめでたい名前の植物~ 富貴豆/富貴草、吉祥草/吉祥果=ザクロ/小判草/キッソウ 第8章 番外編 1.短い名前の植物(イ=イグサ/エ=エゴマ/オ=カラムシ/シ=ギシギシ/チ=チガヤ/ヒ=ヒノキ/キ=ネギ) 2.意味不明な名前(キソウテンガイ=ウェルウィッチア/この木なんの木気になる木) 第9章 海外編 イタドリ/ボタンウキクサ/メスキート/ハリヒジキ/バオバブ/ストライガ/ヤセウツボ/ナンバンギセル/ニクジュヨウ/アイラトビカズラ
  • 理系のための読解術入門: 文の構造から,論理展開,批判的読み方まで
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    1巻2,200円 (税込)
    論理的構成の科学に関する文章を読み,理解する力を身につけるための参考書.教授と三人の大学生との対話で,例文を示しながら段階的に解説が進み,基本レベルから複雑な構成の科学的文章に至るまで,読解力を体系的に習得することができる.各所に用意された練習問題を解くことで,科学的思考法も身につけられるだろう.
  • 物理化学〔熱力学編〕
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 理解が難しいと思われがちな「熱力学」.その入り口で立ち 止まることなく少しでも前に進めるように,より深い内容は 分厚い教科書や専門書に譲り,まずは “だいたい” 理解す ることをコンセプトとした.マンガだけを読んでも熱力学の トピックスがひと通り把握できるようになっている.すでに 熱力学の森で道に迷ってしまった人,本格的に学ぼうとす る前に全体像を把握しておきたい人,そして社会にでて学 び直しが必要な人に最適な一冊.
  • 頭の中は最強の実験室: 学問の常識を揺るがした思考実験
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    1巻1,540円 (税込)
    ガリレオ、デカルト、ニュートン、アインシュタイン…… 偉大な先人はみんな思考実験していた! <I>さまざまな分野で歴史に残る思考実験がここに集結!</I> ゼノンのパラドックス、中国語の部屋、ギャンブラーの誤謬、 3囚人問題など、歴史に残るさまざまな分野の思考実験を20選び、 その意味や学問背景などを、イラストを用いながらわかりやすく紹介。 ◆1人を犠牲にしても5人を助けるべきか ◆哲学的ゾンビがいる世界があるとしたら ◆この世界は5分前に創られたものかもしれない ◆バケツの厚さを宇宙全体になるくらい厚くしたら ◆もしも光の速度で走れたら など、実験室も、道具も、専門知識もいらない、 思考実験ならではのおもしろさと知的興奮を味わってみよう。 【目次】 PARTⅠ これぞ真骨頂の思考実験 1.トロッコ問題と臓器くじ 2.ゼノンのパラドックス 3.ガリレオの思考実験 PARTⅡ 哲学・世界観の思考実験 4.転送機問題 5.マリーの部屋と哲学的ゾンビ 6.チューリングテストv.s.中国語の部屋 7.水槽の中の脳と世界5分前創造仮説 8.宇宙のファインチューニングから眠り姫問題へ PARTⅢ 数学・論理の思考実験 9.ギャンブラーの誤謬 10.モンティホール・ジレンマと3囚人問題 11.ニューカム問題と囚人のジレンマ 12.4枚カード問題とヘンペルの室内鳥類学 13.ケインズの美人投票ゲームと性淘汰 PARTⅣ 物理学・量子論の思考実験 14.マックスウェルの悪魔 15.ニュートンのバケツとマッハのバケツ 16.光速度のパラドックス 17.加速するエレベーター 18.ハイゼンベルクのγ線顕微鏡 19.シュレディンガーの猫ウィグナーの友人 20.EPRの思考実験とベルの不等式
  • タクシードライバーとの宇宙談義
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    「宇宙にタクシードライバーはいるのかな?」 あるタクシードライバーが発した質問と その後の会話にインスピレーションを得て、 宇宙と生命をめぐる疑問に答える18のエッセイ。 もし宇宙に生命が存在しなかったら? 私たちは宇宙人の言葉が理解できる? 火星は第二の地球になる? 宇宙開発に税金が使われるのはなぜ? 生命が存在する意味とは? ……など、タクシードライバーの疑問を発端に、 洞察に満ち、ときにユーモラスな問答を繰り広げる。 タクシードライバーになった気分で、 宇宙生物学者との会話をお楽しみあれ。 ●目次 第1章 宇宙人のタクシードライバーはいる? 第2章 宇宙人との接触で生活は一変する? 第3章 火星人が攻めてくるか心配すべき? 第4章 宇宙を探査する前に地球の問題を解決すべき? 第5章 火星に旅行できるようになる? 第6章 この先も探検の黄金時代はやって来る? 第7章 火星は第二の地球になる? 第8章 幽霊はいる? 第9章 私たちは宇宙人の動物園の展示物なのか? 第10章 宇宙人の言葉を理解できる? 第11章 宇宙人が存在しないとは言いきれる? 第12章 火星は住むにはひどい場所? 第13章 地球外の社会は独裁制? それとも自由? 第14章 微生物は保護に値する? 第15章 生命はどのように始まった? 第16章 なぜ呼吸するのに酸素が必要? 第17章 生命とは何を意味する? 第18章 私たちは例外?
  • ChatGPTを活用した英語論文執筆の基本: 機械翻訳を併用した最強の手法
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年,機械翻訳の精度が驚異的な進歩を見せていたところに生成系AIが登場し,英語論文執筆の分野にも変革が起きている.言語の壁は取り除かれ,多くの学生や研究者が苦労してきた英語論文執筆の負担は消え去るのだろうか.残念ながらそうではなく,機械翻訳やChatGPTはその負担をある程度は取り除いてくれるが,根本的な原因を解決することはまだできていない.本書では,ChatGPTと機械翻訳を併用することによる最強の英語論文執筆のノウハウを提案する.
  • 光化学フロンティア: 未来材料を生む有機光化学の基礎
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    1巻9,680円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年急速に発展している光化学.光励起によって引き起こされる電子移動やエネルギー移動,蛍光・りん光などといった発光現象,光と物質との相互作用や励起分子の挙動といった基礎のみならず,有機合成や高分子合成への応用を意識した光反応の実例と反応機構,金属錯体や超分子の光化学,さらには多重励起や多光子励起についても解説する.また,光機能性材料や太陽電池,人工光合成をはじめ,最近の実用的な光化学も紹介. ●目次 【第Ⅰ部 基礎編】 第1章 光吸収と発光 第2章 電子励起状態分子の挙動 第3章 分子間の光化学反応過程 【第Ⅱ部 物質・反応編】 第4章 典型的な有機化合物の光化学反応 第5章 光化学反応の有機合成への応用 第6章 固体光化学 第7章 金属錯体の光化学 第8章 超分子光化学 第9章 キラル光化学 第10章 多重励起・多光子励起の光化学 第11章 励起状態の制御 【第Ⅲ部 実用編】 第12章 光機能材料・デバイス 第13章 太陽電池 第14章 人工光合成 第15章 光生命科学 第16章 光医療科学 第17章 環境光化学 第18章 実践光化学 第19章 超解像蛍光イメージング 第20章 量子ドット
  • 探究型高校理科365日 生物基礎編
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「高校生物は暗記科目ではない!」 2018 年に告示された高校生物の学習指導要領は資質・能力ベースで大きく改訂された。この学習指導要領をどう読み込んで、どう授業に反映したらよいか…。生物の教育に卓越した教員たちが、学習者の資質・能力を伸ばす探究型の授業を実践し、全授業のストーリーを披露!授業のヒントも盛りだくさん。生物を教えなければならない先生方のバイブル。これから理科教員を目指す学生の必読の書。
  • 探究型高校理科365日 化学基礎編
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高校化学の学習指導要領が10年に一度の大改訂を迎えた。2018年に改訂告示、2020年から新授業が開始した。新学習指導要領をどう読み込んで、どう授業に反映したらよいか。 化学教育に卓越した教員たちが、学習者の資質・能力を伸ばす探究型の授業を実践し、全授業のストーリーを披露した。重要項目はとくに丁寧にまとめた。化学を教えなければならない先生方のバイブル。これから理科教員を目指す学生の必読の書。
  • ペロブスカイト太陽電池の学理と技術: カーボンニュートラルを担う国産グリーンテクノロジー
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「カーボンニュートラル」を実現するため、再生可能エネルギー導入拡大に向けた動きが加速する。有機金属ハライドを使った「ペロブスカイト太陽電池」が次世代太陽電池の本命として注目されるようになった。高性能かつ軽量で材料を含めて純国産化が可能であり、国産のグリーンテクノロジーとしても期待されている。 ペロブスカイト太陽電池を開発した第一線の研究者たちが、開発の歴史・基礎概念・応用技術まで紹介する。
  • タマムシの翅はなぜ輝いているのか: 自然への感性を育む生物学
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    タマムシが教えてくれた自然の見方。 人間中心的な自然観を越えて「人新世の生物学」を創成するために。 タマムシの翅はなぜ玉虫色に輝くのか。 この素朴な疑問から出発した研究は、作業仮説一つ一つを丹念に検証し、 玉虫色を生み出す構造の発見へとつながった。 しかし話はタマムシの翅だけにとどまらない。 生物がもつ感覚世界の存在を認めることの意味、 画期的な観察技術NanoSuit法の確立、 バイオミメティクス研究へと大きく広がる。 科学研究の醍醐味を生き生きと描き、人間中心の世界の捉え方に警鐘を鳴らし、 科学のあり方、あるいは知のあり方までも考えさせる一冊。 ●本文より 進化とはなにか、生物の環境適応とはなにかなど、 数多くの解答を与えてくれる生物の一つが昆虫であり、なかでも甲虫なのです。 「ムシを知らずして生物を語るべからず」ですね。 そして、タマムシ色の輝きがどうやってできているかを知ることは、 生物の進化の謎の一端を覗くことにもなるのです。 ●目次 第1章 タマムシとの出会い 第2章 ヤマトタマムシがいた 第3章 タマムシの輝きの秘密 第4章 タマムシの鞘翅の構造 第5章 タマムシの色ってどんな色 第6章 タマムシの輝きのわけ――タマムシの種内コミュニケーション 第7章 生物の視覚――タマムシが見る 第8章 ヒトが見る光 第9章 タマムシたちには見える――ヒトが見えない光 第10章 NanoSuit法の発見――あたりをつける実験 第11章 バイオミメティクス――既存の学問を総合的に利用して自然の理解へ 第12章 タマムシに学ぶバイオミメティクス 第13章 マントの考え方:風土・文化そして蟲瞰学
  • 化学における情報・AIの活用: 解析と合成を駆動する情報科学
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまで化学は、解析と合成を両輪とし理論・実験を行き来しつつ発展し、さまざまな物質を提供してきた。しかし近年、解析と合成に加えて情報という三つの視点で駆動する手法が注目を集め、化学を大きく変えようとしている。この新しい手法の革新性は、化学の研究力、化学産業の生産力に大きな変革をもたらすものと期待される。 解析・合成の両輪の融合、化学とプロセスとの連動に向けた最新の研究事例を、広い分野のAI利用化学研究者が紹介。
  • 染色体と細胞核のダイナミクス: DNAを操る細胞の仕組み (DOJIN BIOSCIENCE SERIES 11)
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    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 細胞はどのようにDNAを操って遺伝情報を適切に引き出すのか,あるいはDNAはどのようにして細胞の働きを正しく操るのか.この古くて新しい問題に対して,現在明らかになっている事実を整理し,最新の知見を初学者に伝える.
  • みんなの生命科学 第2版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読者の興味,知的好奇心を引きだし,生命科学の大きな流れを実感しながら学べるよう工夫を凝らした. 「人体の不思議(ヒトの生命科学)」に注目し,ニュースや新聞で目にする「トピックス」を取り上げ,フルカラー図版と挿絵イラストを豊富に掲載. 興味のある内容から学習をスタートできるのも大きな特長である.全14章. 【目次】 Part1 現代を生きる生命  1章.生命の基礎的なしくみ  2章.生命の設計図「ゲノム」  3章.生命を理解するための科学技術 Part2 生まれ,成長し,死ぬためのしくみ  4章.ヒトの誕生と成長  5章.ヒトの寿命と死 Part3 感じ,動くためのしくみ  6章.刺激を感じるしくみ  7章.情報を伝えるしくみ・動くしくみ  8章.神経系の構造 Part4 生きるためのしくみと子孫を増やすしくみ  9章.生きるためのしくみ① 栄養素の代謝  10章.生きるためのしくみ② 循環と維持  11章.子孫を増やすしくみ Part5 環境に適応するしくみ  12章.外的環境に適応するしくみ  13章.外敵から身を守るしくみ Part6 生命が社会を営むしくみ  14章.社会性を生みだす脳
  • 有機化学のためのスペクトル解析法(第3版):UV, IR, NMR, MSの解説と演習
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有機化合物の構造決定に必須の各種スペクトル解析法を,基礎理論から高度な測定法や解釈まで丁寧に解説.実践に役立つデータも豊富に収録.14年ぶりの改訂で最新の知見を取り込み,NMRとMSの章がさらに充実した一方で,UV/Vis,IR,ラマン分光法も変わらず重視.最終章の総合問題も一新された.英語版の演習問題と図データを原書出版社のウェブサイトからダウンロードして利用できる.有機化学分野の研究者および学生の必携書.
  • ベーシック固体化学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 学部生向け教科書.固体化学の基礎から応用にかけて,とくに化学系の学生が理解しやすいように無機化学と物理化学を土台とした内容を充実させた.さらに固体の物性についても固体物理に基づく原理だけではなく,固体材料として実際の物質を挙げながら説明.基礎から応用まで,固体化学をしっかり理解できる.演習問題付き.
  • 固体材料開発のフロンティア―熱力学的支配を超えた物質合成と新機能開拓を目指して
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 力学特性,電気特性,磁性,触媒活性など特異な機能をもつ固体化合物は,構造材料や電子材料,エネルギー材料として極めて有用である.熱平衡条件下での反応により合成可能な固体化合物の構造や機能は限られるが,非熱平衡反応を利用した準安定な組成や構造をもつ化合物に目を向けると広大な未開拓領域が広がっている.  本書では,高圧環境,ナノサイズ化,エピタキシャル薄膜成長,電気化学反応やイオン交換などを駆使した合成と機能開発,第一原理計算や機械学習を用いた大規模な構造・機能予測を中心に,固体材料研究の最前線と将来展望をまとめた.
  • フッ素の特性が織りなす分子変換・材料化学-フッ素化学の新たな飛躍に向けて
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フッ素化合物の活躍の場は拡大の一途をたどっている.一方,フッ素化合物の化学はやや特殊なものとみなされ,その化学の本質的な解明がやや置き去りにされてきた. 本書では最先端で高機能性フッ素系材料の創製や,独創的な合成反応の開発を目指して研究を行っている研究者の成果を集め,系統的に紹介した.
  • 情報を生み出す触覚の知性 増補版: 情報社会をいきるための感覚のリテラシー
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    「触知性」が拓く感覚の未来 身体を通して情報に接するとき、 情報あふれる現代社会をいきるための 知恵が生まれる 心臓の鼓動に触れて生命の意味を理解する「心臓ピクニック」、 オノマトペの触り心地を可視化する「触相図」など、 独創的なプロジェクトから見えてくる、触覚と情報との関係とは。 身体に深く根ざした感覚〈触覚〉と情報を結びつける力を「触知性」と名づけ、 情報に対する感受性のあり方を探る。 文庫化にあたり、補章「触覚情報学による『わたしたち』のウェルビーイング」を追加した。 第69回毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞作。 ●本文より 身体に根差した主体的な体験でありながら、 それが他者にも伝わる普遍性をもつためにはどのようにすればよいのか。 そんなとき、触覚という感覚は、記号化されたものを身体的に感じる、 記号を受肉させる感覚といえ、そして、触覚から記号を生み出すことは、 身体に根差しつつも他者と共有できる知恵を新しく生み出す営みであると考えられます。 これから私たちに必要なのは、触覚と情報の関係性の探求とその実践の体系であるといえます。 ●目次 序章 触知性 第1章 触覚と情報 第2章 触れて情報を理解する 第3章 触れて現れる情報、触れて残る情報 第4章 触覚の語彙、語彙としての触覚 第5章 触覚の文法 終章 情報社会をいきるための感覚のリテラシー 補章 触覚情報学による「わたしたち」のウェルビーイング
  • あなたは大学で何をどう学ぶか: 一生モノの研究テーマを見つける実践マニュアル
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夢や希望とともにスタートする大学生活.実際に始まってみると,多くの悩みに直面します.研究に行き詰まる,恋愛,サークル,アルバイト,就活など,理由はさまざまです.ところで,企業では,コスト削減や業務改善を目的として,問題解決のための手法を活用されているのを知っていますか? どのように問題に気づき,解決策を導き出すのか.その具体的な手順を示すマニュアルです.大学では高度な専門知識を学びます.しかし,問題解決という視点からその知識の活用に向き合う機会は限られています.本書では,この問題解決のための手法を,大学生活で直面する悩みや研究活動を通じて身につけることを提案します.この考え方は,あなたの大学での学びに新しい視点をもたらし,それは,きっと,社会に出た後も役立つでしょう.一生モノの研究テーマや人生の方向性を見つけるための実践マニュアルとして,是非とも本書を手にとってください.
  • アト秒科学: 1京分の1秒スケールの超高速現象を光で観測・制御する
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2023年ノーベル物理学賞受賞 「アト秒科学」を解説! 原子・分子の中を1京分の1秒スケールで動き回る電子をレーザー光で直接観測できるようになった.化学反応の積極制御や超高速情報処理も期待できる.このような光-原子(分子)結合系の動的挙動に,第一線の研究者が,理論と実験両面からアプローチして解説する. 1章 アト秒光パルス発生の理論(ポンデロモーティブエネルギー/強レーザー場中のイオン化) 2章 アト秒領域のダイナミクス―トンネルイオン化の数理(一様静電場中の水素様原子/一様静電場中の原子・分子) 3章 アト秒光パルス発生の実験(超短パルス高出力レーザー/高次高調波の発生) 4章 アト秒光パルスの応用研究(アト秒光パルスの計測法/アト秒光パルスを用いた超高速分光) 5章 アト秒精度の極限コヒーレント制御(二原子分子の電子振動波束/ダブルパルス励起による波束干渉制御)
  • 理工系学生のための基礎化学 量子化学編
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京工業大学の1年生必修の化学教科書が一般に公開。本書は量子化学基礎を掲載。全7章構成。 まず、量子力学の基礎原理を学習し、波動関数の意味と性質を理解する。次に、粒子の1次元・2次元・3次元運動について、量子力学的取り扱いに習熟する。そして、ここまでの基礎知識をもとに、原子内での電子の運動を理解する。最後に、量子力学における近似法を利用することにより、分子の電子状態や結合性について量子論的描像を得る。 毎章、章末問題があり、理解の確認ができる。化学科の教員による執筆で、コンパクトに量子化学の重要事項が記載されている。4学期制に使いやすい。
  • 理工系学生のための基礎化学 化学熱力学編
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京工業大学の1年生必修の化学教科書が一般に公開。本書は化学熱力学基礎を掲載。全7章構成。 本書では熱力学第一の法則と第二の法則に基づいて熱力学を整備・展開し、エントロピー、ギブズエネルギー、化学ポテンシャルなどの新概念がさまざまな熱現象をいかに説明するかを明らかにする。 熱力学的論理や考え方の対象を身近な化学の熱現象(化学反応におけるヘスの法則、クラペイロンの式、化学平衡定数、ルシャトリエの原理、沸点上昇、凝固点降下など)に焦点を絞って解説する。 付録には反応速度論を掲載。 毎章、章末問題があり、理解の確認ができる。化学科の教員による執筆で、コンパクトに化学熱力学の重要事項が記載されている。4学期制に使いやすい。
  • 世界を翔ける翼:渡り鳥の壮大な旅
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    鳥が生みだす奇跡とテクノロジーが生みだす奇跡の邂逅……読みはじめたら止まらない。 ――ジェーン・アレクサンダー(女優) わたしは1章ごとに驚きで口を開き、目を丸くした。渡り鳥の科学はいま、黄金時代を迎えている。そしてありがたいことに、すばらしいガイドがこうして案内してくれる。 ――ノア・ストリッカー(『鳥の不思議な生活』著者) 飛び抜けた傑作だ……説得力があり、しばしば感動さえもたらす独自の語り口で、国際的な協力と地球規模での環境保全を呼びかけている。 ――イザベラ・トゥリー(『英国貴族、領地を野生に戻す』著者) 生涯の専門家にも、庭を訪れる鳥をたまに眺めるだけという人にも……人類がこの惑星を分かちあい、ともに生きている、翼を持った驚くべき生物への極上のガイドだ。 ――ダイアン・アッカーマン(『ユダヤ人を救った動物園』著者) 自然の壮大なドラマに迫る科学者たちの挑戦 鳥の渡りという、計り知れないほど長く複雑な離れ業への理解は急速に進んでいる。それでも、この壮大な旅を解き明かす科学はまだ揺籃期にある。本書では、この最先端の研究に自ら携わる鳥類学者、作家であるスコット・ワイデンソールが鳥の驚異的な飛行のあとを追い、世界各地を辿る。ベーリング海では嵐に見舞われ、地中海では銃を装備した罠猟師と遭遇する。インド北東部の辺境では、渡り鳥を狩猟していた首狩り族の末裔たちがそれを断念し、鳥類保護の歴史において前例のない成功を成し遂げているのを目撃する。気候変動による脅威が差し迫る現代において、こうした自然保護の奇跡は人類が存続するうえでかけがえのない道案内となるだろう。 ●本文より その答えはわからない。それが渡り鳥を研究する喜びであり、歯がゆさだ。多くのことが、わたしたちの手をすり抜けていく。目を見張るような技術的進歩やSFのような遠隔調査、ビッグデータによる情報解析やレーダー、衛星用送信機などをもってしても、世界を股にかけた鳥の旅についてはわかっていないことのほうが多い。世界は広く、人間はあらゆる場所に存在するが、あらゆることを知っているわけではない。
  • 哲学は化学を挑発する:化学哲学入門
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    1巻2,200円 (税込)
    化学とは何だろう? 哲学の眼から見える化学とは? 個別的,具体的な問題を追求する化学に対し,哲学は熟慮や内省によって全体を俯瞰する.本書では,両者をつなぐ「化学哲学」の可能性を議論し,化学に対しても哲学に対しても,新たな知見を提供する.月刊『化学』好評連載「化学者のための哲学 哲学は化学を挑発する』を大幅に加筆・修正し,待望の書籍化.
  • ドラマチック有機合成化学: 感動の瞬間100
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有機合成の研究は「驚き」,「喜び」,そして「感動」に満ちあふれたエキサイティングな研究分野である.本書は,第一線で活躍する101名の有機化学者たちが,研究におけるみずからの感動した経験や興奮の瞬間を綴ったものである.彼らのどのような考えで研究に取り組み,予想外の「感動」につながっていったかという経験は,次世代の有機合成を志す学生や若い研究者たちにとっては,成功への「ヒント」になるはずである.
  • 地球にじいろ図鑑: 鉱物×日本の伝統色
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    1巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は,美しい色彩と地球がおりなす自然の神秘や偉大さを同時に感じとることができるユニークな図鑑です.日本の伝統色をテーマカラーとして,その色をもつ鉱物を紹介しています.さらに鉱物の名前や物語,写真では似た色の動物や植物も取りあげ,どこから読んでも,どこから眺めても楽しめるように構成されています.色のつながりで,鉱物・動物・植物を知ることができる本書は,読者の知的好奇心をくすぐります.
  • マリエル生命科学(原著第4版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学1~2年生の「生物学」「生命科学」「生理学」の講義に最適の教科書.美しく精細な図版や写真が豊富で,どのページも カラフルに仕上がっているのが最大の魅力.学生から実際に集めたQ&Aや,クイズ問題,研究論文と関連付けたコラム,各節ごとの確認問題など,意欲的な学びを継続させる工夫が 満載.また,教員向けには,章のまとめ資料や章ごとの確認テスト,図版データを提供するなどのサポートも手厚い.語りかけるような記述が,読者が一人でも読み進めることを容易にし、生命科学の世界にひたることができる.
  • ベーシック表面化学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 多様な表面の化学のなかから基礎的にも応用的にも,そして現在から将来にわたって引き続き重要であり続けることがらを取り上げ,初学者にもわかりやすいよう基本から丁寧に解説した本格派の決定版テキスト.
  • 理工系学生のための基礎化学 有機化学編
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京工業大学の1年生必修の化学教科書が一般に公開。本書は有機化学基礎を掲載。全7章構成。 第1章では有機化合物の結合を理解するための共有結合と混成軌道、第2章では有機化合物の構造や立体異性体を学ぶ。第3章では結合の分極と、酸と塩基の理論について。第4章ではハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応、第5章ではアルケンに対する求電子付加反応、第6章では芳香族化合物の求電子置換反応、第7章ではカルボニル化合物のさまざまな反応について学ぶ。これらの反応は有機化学でよく見られ、反応機構の基礎を学ぶために重要である。 毎章、章末問題があり、理解の確認ができる。化学科の教員による執筆で、コンパクトに有機化学の重要事項が記載されている。4学期制に使いやすい。
  • 理工系学生のための基礎化学 無機化学編
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京工業大学の1年生必修の化学教科書が一般に公開。本書は無機化学基礎を掲載。全7章構成。 第1章では原子の構造について学び、第2章では原子構造に基づいた元素の周期律を理解し、物質の構造と性質を考える。第3章では原子が共有結合で結びついた分子の構造を学ぶ。第4章と第5章では、われわれの文明生活を支える固体材料の性質を理解するのに必要な基礎を身につけるため、固体の結晶構造を理解し、固体における化学結合と電子状態を学ぶ。第6章では、化学結合や元素の性質が典型的に現れる無機反応−酸塩基反応、酸化還元反応を理解する。第7章では、われわれの世界に華やかな色を添える染料や宝石に含まれる錯体の性質を学ぶ。 毎章、章末問題があり、理解の確認ができる。化学科の教員による執筆で、コンパクトに無機化学の重要事項が記載されている。4学期制に使いやすい。
  • 持続可能な社会を支えるゴム・エラストマー: 新素材・自己修復・強靱化と最先端評価技術
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エラストマーは常温で弾性を示す物質であり、粘弾性を示すゴムが代表だ。タイヤ用途が中心だが、電子材料や医療用材料からビル(免震ゴム)や橋桁などの巨大建造物まで、その用途は広がりを見せている。とりわけ化学架橋構造を持たない熱可塑性エラストマーの利用は大きく進展している。 本書では、バイオマス材料である天然ゴムの研究、天然ゴムを凌ぐ新たなゴム素材の開発、熱可塑性エラストマーと新エラストマーの開発や多様な解析手法を、基礎と応用バランス良く紹介する。
  • 絵巻でひろがる食品学
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    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 食品学で学ぶ内容を一連の流れとしてとらえ、 「絵巻」で表現した、まったく新しいスタイルの入門教科書。 食と人間の関わりから、各種食品の特性や成分、機能性にいたるまで、 つながりとして理解できる工夫を施した。 ●絵巻のあらすじ <I>人間に興味のあるネズミ「ごんのかみ」は、 ある所で出会った人間の姫を一目で好きになりました。 人間が喜ぶものをごちそうしたくなったごんのかみは、 家来の「さこんのじょう」に命じ、「食品の絵巻物」をもとに 人の食べものを調べる旅に出します。</I> ……波乱万丈のストーリーが展開される絵巻も見どころである。 ●目次 第1章 食品と人間(食と生命/食文化と食生活/食品の分類) 第2章 植物性食品(穀類/いも類/豆類/種実類/野菜類/果実類/きのこ類/藻類) 第3章 動物性食品(魚介類/肉類/乳類/卵類) 第4章 その他の食品(油脂類/調味料/香辛料類/嗜好品類) 第5章 食品の成分(有害成分/一次機能成分/二次機能成分/三次機能成分)
  • 情動と理性のディープ・ヒストリー: 意識の誕生と進化40億年史
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    これはすごい本だ! ルドゥーがいうように、たしかに私たち人類の ディープ・ヒストリーである。 ――エリック・R・カンデル(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞) 人間の本質を本当に理解したいなら、 その進化の歴史を理解しなければならない。(本文より) 世界的な神経科学者ジョセフ・ルドゥーは、ヒトの「意識」を理解する鍵は、 地球上に現れた最初の生物からはじまる進化の全貌に迫ることだと主張する。 本書では、生命40億年の歴史をたどり、私たちと私たちの祖先との間の類似点を深く掘り下げ、 神経系の進化がいかにして生物の生存・繁栄能力を高め、意識の出現を可能にしたのかを探求する。 単細胞生物からヒトの脳にいたる壮大な物語。 ●目次 プロローグ いったいどうして……? 第1部 自然の中の私たちの場所 第2部 生存と行動 第3部 微生物の命 第4部 複雑さへの移行 第5部 ……そして動物は神経系を発明した 第6部 海で生きた後生動物 第7部 脊椎動物の出現 第8部 脊椎動物脳進化のはしごと樹 第9部 認識のはじまり 第10部 思考による生存と繁栄 第11部 認知ハードウェア 第12部 主観性 第13部 記憶眼鏡から見た意識 第14部 浅瀬 第15部 情動的主観性 エピローグ 私たちは自覚した自身を救えるのか?
  • 折紙工学入門: 折紙−幾何学−ものづくりの架け橋
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    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代から親しまれてきた折り紙。 その折り紙の特性を生かし工学的に応用するために「折紙工学」が提唱されている。 ソーラーセイルやハニカムコアなど、コンパクトに収納でき、 強靭で軽量な構造物への応用が期待され、近年では世界的にも注目を集めている。 そんな折紙工学の基本的な考え方はもちろん、新たな折紙模型創出のためのヒントまで含めてくわしく解説。 折紙と幾何学とものづくりをつなぎ、無限の可能性を秘めた折紙工学の精髄を第一人者が語り尽くす。 ●目次 第1章 折紙工学とは 第2章 幾何学の基礎と折紙への応用 第3章 螺旋構造と折り畳みの基礎事項 第4章 折り畳みのできる模型と形が可変な立体模型 第5章 2枚貼り折紙 第6章 コアパネルと3次元のハニカムコア 第7章 折紙の工学化の課題と期待
  • 植物バイオテクノロジーでめざすSDGs:変わる私たちの食と薬
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    1巻1,760円 (税込)
    2030年の達成をめざす17のSDGs(持続可能な開発目標)が国連で採択されました.現在,SDGsに向けたさまざまな取組みが行われており,植物バイオテクノロジーの分野でも実用化に向けた研究・開発が進められています.本書では,私たちの暮らしや健康,地球環境の改善に関わる研究・開発を,食品と医薬品を例に紹介します.専門家が語る植物バイオテクノロジーの実状を感じとれるでしょう.
  • 植物のゲノム編集 実験プロトコール
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は,植物を材料として「ゲノム編集」を行うためのプロトコール集である.シロイヌナズナ,イネ,トマト,タバコといった主要種を中心に,植物での実験独特のTipsや技術を詳しく紹介する.メーカーの説明書には載らないようなコツや,失敗例なども記載することにより,ユーザーフレンドリーな実験手引書となっている.また,CRISPR/Casだけでなく,TALENによるゲノム編集の有用性を示している点が他書に類を見ない.
  • はたらくしくみがマンガでわかる! いでんしずかん
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    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 遺伝子が役目をもつことは知っていても,どんなふうにそれを果たすかイメージできますか? 本書では,生命を司るさまざまな遺伝子のうち,最初に卵から体をつくるもの,細胞を死に導くもの,そしてがんが生じさせるもの,をピックアップし,ダイナミックに絡み合いながら働く遺伝子の様子をマンガで楽しくわかりやすく紹介します.大胆にも擬人化されキャラクターになった遺伝子たちの姿をお楽しみ下さい. 目次 イントロダクション 遺伝子ってなに? 1.体の前と後ろと真ん中を決める遺伝子 2.体を区切る遺伝子 3.体の区切りに個性をあたえる遺伝子 4.頭としっぽ,背中とお腹をつくる遺伝子 5.細胞を死にみちびく遺伝子 6.がんの遺伝子 おわりに 遺伝子と生物の世界を理解する
  • 現代ケイ素化学
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 基礎化学や応用化学の一分野として,活発に研究され,目覚ましい発展を遂げているケイ素化学の基礎と応用および最近の研究成果をまとめた.その体系と広がりを一望できる.専門家だけでなく,大学院学生や多分野の研究者にも役に立つ.(2013年刊).
  • 金魚いろ×かたち謎解き図鑑: どうしてデメキンやランチュウみたいになるの?
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    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 目が飛び出る、頬がふくらむ、尾が2つに分かれる、頭にコブがある……、金魚の姿形はどうしてこんなに多様なのか。金魚は1つの種であり、まったく違うように見えても、その変化にはパターンがある。その秘密は遺伝のしくみにある。 本書は、最新ゲノム科学にもとづいて、金魚の遺伝の謎に迫るサイエンス図鑑である。金魚の色や形がどんなパーツでできており、その変化をもたらす遺伝子はどうなっているのかを、美しい金魚の写真を愉しみながら、誰でも理解できる。 金魚の魅力をより深く味わってみませんか!?
  • ベーシック分析化学
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在の分析化学は,分光学などの発展により,化学とはやや異なった電磁気学,分光学,電子工学などの幅広い基礎を必要としなくてはならず,難しくなってきている.本書はこの点を意識して執筆されており,学術的・技術的な見方・考え方を広げ,なおかつ分析化学に興味をもってもらえるような,基礎的な分析化学の教科書を目指している.本書は,通年の教科書である.全17章からなっていおり,現在の分析化学をほとんど網羅している.分析化学あるいは計測化学の全体像をつかむうえで,最低限必要と思われる基礎的な事項を精選して,丁寧に解説されている.前半では『化学的な分析法』に重点を置き,後半は『物理的な計測による分析法』に重点を置いている.高度な内容,先端的内容,学際的な内容などは,マージンあるいはコラムなどで,取りあげている.『分析化学』がどのようなところで,どのように使われているか,役立っているか理解できるだろう.  本文中には例題,章末問題(解答付き)を掲載.理工系のみならず,農学系,医薬系,高専向き分析化学の入門教科書.
  • エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学 原著第7版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 遺伝学の教科書として名高い“Essential Genetics:A Genomics Perspective SEVENTH EDITION”の翻訳本.初学者でも読み進められる平易な記述でありながら,現代遺伝学を概観できる教科書となっている.改訂のポイントは,(1)遺伝子とは何か,何をするか,どのように変化し進化するかなど,遺伝子の広範な概要を提供する序論をさらに充実,(2) 難しさとやる気,観察と理論,原理と具体例の間のバランスをとった,(3) 動物と植物,とくにモデル生物の例をふんだんに取り入れた.
  • ブルース有機化学概説(第3版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有機反応の原理や概念を重視し,応用力を養うために配慮された定評ある教科書「ブルース有機化学」のエッセンシャル版.今回の改訂では,電子移動や逆合成解析など,学生が実際に手を動かして理解を深められるよう工夫された「チュートリアル」が追加されたほか,酵素・ビタミンや高分子,ラジカル反応などの解説が充実化されている.生物有機化学を重視した,ライフサイエンス系学部の講義に最適.原著名:"Essential Organic chemistry, 3rd ed."
  • 有機化学1000本ノックスペクトル解析編
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    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評「有機化学1000本ノック」シリーズに待望の新刊が登場.シリーズ5作目は,スペクトル解析を取り上げた.水素不足指数の計算に始まり,IR,MS,NMRを習得し,最後はそれらの知識を総動員して構造を予測できるようにトレーニングする.もちろん問題数は1000問.有機化合物の構造が解析できるようになるまで,解いて解いて解きまくれ!
  • モビリティ用電池の化学: リチウムイオン二次電池から燃料電池まで
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 電池は社会を支える重要な技術で、その構造にはさまざまある。2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン二次電池の開発に対して、吉野彰博士が共同受賞した。 リチウムイオン電池に代表される高エネルギー密度の二次電池や、水素を用いる燃料電池が、私たちの生活様式を革新するモビリティ用電池として注目されている。その二種類の電池に焦点を当て、高性能電池をつくるための最新技術を紹介する。吉野博士が巻頭に特別寄稿。
  • ビギナーズ生物学
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    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学初年次向け,オールカラーの半期用テキスト.フルカラーイラストをふんだんに用い,視覚的に理解できるよう編纂された.細胞生物学と分子生物学のエッセンスを易しくときほぐした,生物学の入門に最適の一冊.
  • ほんとうの「食の安全」を考える: ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫)
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    1巻990円 (税込)
    食品安全情報を「正しく」読み解くために 食品添加物は本当に危険? 天然モノはすべて安全? あふれる情報に振り回されないために。 消費者として知っておきたい食品安全情報の読み方。 食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。 メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、 実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、 発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。 食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。 ●目次 第1章 「基準値」はいかに決まるか 第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか 第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか 第4章 食品の有効性をどう評価するか 終章 健康的な食生活を送るために―科学リテラシーを育む ※本書は、2009年11月に刊行された『ほんとうの「食の安全」を考える――ゼロリスクという幻想』(DOJIN選書)を加筆・修正し文庫化したものです。
  • 続続 実験を安全に行うために 失敗事例集
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 赤本・青本で親しまれている『実験を安全に行うために』シリーズに新たに「黄本」として加わる実験手引書。実験をするときに誰もがよくやってしまう失敗を165事例収載。失敗の状況と原因を、イラストと簡潔な説明で示し、失敗を防ぐためのポイントがすぐにつかめる。化学実験を行うすべての者が、注意意識を常に喚起できるよう持っておきたい1冊。確認問題やケーススタディも用意し、講義でも使える。

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