作品一覧

  • サプリメントの不都合な真実
    3.5
    紅麹の危険性は世界的に指摘されていた! 「ビタミンやミネラルだから安全」は大間違い? ウコンは肝臓機能を低下させる? 「伝統薬・漢方薬だから安心」とはいえない? 機能性表示食品は「気のせい食品」? 日本には健康食品の安全を保証する法や制度がない……それでもあなたはサプリメントを飲みますか? 食品安全の第一人者が海外の最新事情もふまえ、これだけは知っておきたいポイントを徹底解説。知ったら怖くて飲めなくなる。9割が知らないサプリメントの黒い真実。
  • ほんとうの「食の安全」を考える: ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫)
    -
    1巻990円 (税込)
    食品安全情報を「正しく」読み解くために 食品添加物は本当に危険? 天然モノはすべて安全? あふれる情報に振り回されないために。 消費者として知っておきたい食品安全情報の読み方。 食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。 メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、 実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、 発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。 食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。 ●目次 第1章 「基準値」はいかに決まるか 第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか 第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか 第4章 食品の有効性をどう評価するか 終章 健康的な食生活を送るために―科学リテラシーを育む ※本書は、2009年11月に刊行された『ほんとうの「食の安全」を考える――ゼロリスクという幻想』(DOJIN選書)を加筆・修正し文庫化したものです。
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー
    3.9
    1巻2,090円 (税込)
    ●根強く残る食品添加物悪玉論 ●まことしやかにささやかれる超加工食品の危険性 ●オーガニックの安全神話で見過ごされる問題点 ●注目を集める新しい北欧食の落とし穴 ●日本で独自に発展した食品表示制度の功罪 ゼロリスク幻想を越えて改めて考える、 ほんとうの「食の安全」 巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。 〇〇は身体に良いらしい、 ダイエットには△△を摂るとよい、 ××には発がん性がある……。 信頼に足る情報はどう見極めたらよいのか。 さらに、グローバル化が進展する世界で、 食の安全をめぐる問題も、もはや自国だけの問題に留まらなくなっている。 「すべての人に適切な情報を」届けるべく、 世界の食品安全情報をサーベイし発信し続ける著者が、 近年話題になったさまざまな問題を取り上げ、 印象やイメージに惑わされることなく、 科学的知見に基づいて適切に判断するためのポイントをわかりやすく解説する。 ◆本文より ひょっとしたらこの本を手にしているあなた自身も、 家族や友人との会話の中で添加物は避けたほうがいいよね、 といったことを伝えたことがあるかもしれません。 それに比べると食品安全委員会や厚生労働省からの 食品添加物の安全性に関するメッセージは、圧倒的に劣勢です。 間違った情報には実害があります。 そして間違った情報のほうが社会に広く浸透してしまっているとき、 消費者個人個人が間違いに気がついても対応できない、 つまり買いたい商品が売られていない、という状況に陥ります。 ◆目次 第1章 終わらない食品添加物論争 一 食品添加物の安全性を測る 二 食品添加物をめぐる国際事情 三 食品添加物だから…… 四 ベビーフードで考える食品添加物の有効性 第2章 気にすべきはどちらか――減塩と超加工食品 一 世界の減塩対策 二 超加工食品とは何か 第3章 オーガニックの罠 一 オーガニック卵汚染事件 二 「オーガニック卵」というもの 三 オーガニックとの付き合い方 第4章 新しい北欧食に学ぶ 一 北欧食と和食 二 NNDの落とし穴 第5章 国際基準との軋轢 一 EUへの鰹節の輸出問題 二 検査の意味は? 第6章 食品表示と食品偽装 一 日本では表示義務のないカフェイン 二 食の「安心」を脅かす食品偽装 第7章 プロバイオティクスの栄枯盛衰 一 プロバイオティクスの健康強調表示 二 期待が高まるマイクロバイオーム研究 三 トクホとプロバイオティクス 第8章 食品安全はみんなの仕事――すべての人に適切な情報を

ユーザーレビュー

  • サプリメントの不都合な真実

    Posted by ブクログ

    政府の曖昧な認証
    サプリメント機能性食品は「気のせい食品」という著者に乾杯。余りにも真実を知らないまま服用している気がする(ある一点だけに効き目があると言うことだけで)。現実、「紅麹」で健康被害者は医療機関に受診した人は2603人、入院患者530人、死者数は397人となったが、実は諸外国では「紅麹」は以前から販売禁止されている部類だと言うことだ。そんなサプリメント(トクホを含めた栄養機能食品、機能性表示食品)現実をこの書で知ると「服用して得ることは何もない」逆に長期的には不健康になる可能性があると言う、ことだ。それは政府、厚生省、消費者庁の姿勢は内容を一才検証することなく「申請だけで認証」(販

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    2025年03月21日
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

    Posted by ブクログ

    食品添加物、と聞くと悪いイメージが先行してしまう。本来なら入れる必要がないのにも関わらず、味や見た目や香りを整えるためのものとして、まるで異物混入のようなまなざしを向けているように思える。

    添加物の種類ごとの安全性の評価が国ごとにバラバラで、例えば、日本では普通に使われているが、ヨーロッパで認可されていないから、危険だという認識は必ずしも正しくないのだそう。

    こと食品に関して言えば、間違った情報には身体に悪影響を及ぼすこともある。特に、アレルギー反応を起こす食品が混入されていた場合は、誤った情報を得たために死に至ることもある。

    また、表示義務のないものもあるため、ラベルに書かれた原材料が

    0
    2022年10月21日
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「健康のためには減塩」は世界共通
    塩はもっとも注意すべき食品添加物だという著者の指摘が印象的だった。減塩は高血圧予防になり、WHOは成人の摂取量の目安を1日5g以下としている。小さじ1杯分だ。和食の短所は塩分が高いことなので、地中海食のように健康食としては広まらなさそう。しかし守りたい食文化ではあるので、塩分を控えておいしい、これを普段の食事から意識したい。テーブルに塩を置かない、酢や香辛料を使うなど。食品添加物やワクチンを理解しないまま必要以上に避けることも問題点と分かり、適切な情報を得る大切さとそれ以上にデマをなくすことの難しさを感じた。

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    2020年12月04日
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が如何に表面的な情報に流されているのか思い知らされることが幾つかあった。食品表示の何を見てどう判断するか、それが健康に関わる重要な情報なのか、それとも企業や業界の広告に過ぎない無意味なものなのか。何となく国産が良さそう、昔から食べられているものだから安全、よく分からない食品添加物が含まれるから避けよう、という判断基準が如何に曖昧か。この本のすべてを鵜呑みにするわけではないが、前に読んだ本とは対象的な内容もあり、主張の異なる本を読むのは面白い。

    以下覚え書き。

    ヒジキに含まれる無機ヒ素はヒトでの発がん性が確認されていて、その作用は遺伝毒性(遺伝子を傷つける)による可能性が高いため、放射性

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    2023年07月06日
  • 食品添加物はなぜ嫌われるのか―食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

    Posted by ブクログ

    食品添加物に対して、確かにあまり良いイメージを持っていなかったけど、
    ・オーガニック、無添加のほうが不純物の混ざった添加物の代用品を使っている可能性がある
    ・オーガニックは微生物汚染などのリスクがある
    ・基準は国によって異なる
    など、色々と学びがありました。
    欧州で鰹節は輸入禁止なの知ってたけど、その理由、出汁は基準値を下回る、燻製より、直火、網焼きの焼肉のほうがその成分が多いとかは、これからの生活で意識してしまいそう。

    0
    2022年12月03日

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