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ようこそ、食虫植物ワンダーランドへ
●ハエトリグサが罠を作動させるしくみとは?
●ウツボカズラの捕虫器のなかの液体の正体は?
●食虫植物はどこに生育している?
●なぜ虫を捕らえるようになったのか?
食虫植物にどんなイメージをお持ちだろうか。
罠で虫を捕まえる、食べた虫を消化する、
植物なのに動く、日本には生息していない、
人も食べられる……。
でもそのイメージは間違っているものがあるかもしれない。
本書では、食虫植物の本当の姿を知ってもらうために、
趣味で研究をつづけている著者が、食虫植物の定義、
捕虫方法、生息環境、虫との関係、進化の過程、
そして保全のあり方まで、国内外の研究を網羅してくわしく解説。
ダーウィンも虜にした摩訶不思議な植物の世界をご堪能あれ。
●本文より
食虫植物が興味の対象となるのは、“植物なのに”虫を食べる、という、
人間から考えるとやや“ちぐはぐ”な性質ゆえだろう。
私にしてみると、あまり注目されていないだけで、
多くの植物は一般の認識以上に、“ちぐはぐ”で“変”な性質を持っている。
とはいえ、いきなり身近でもない、名前を聞いたこともない植物の
生態について紹介されても、実感が湧かないこともあるだろう。(中略)
食虫植物は、植物の奥深い生態を紹介する教材となると考えている。
●目次
序 章 誤解されがちな食虫植物
第1章 食虫植物はどんな植物か
第2章 食虫植物はどのように虫を捕まえるか
第3章 食虫植物はどこにいるか
第4章 食虫植物と蟲とはどのような関係か
第5章 食虫植物はどのように進化したか
第6章 食虫植物をどのように保全するか
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