国内ミステリー作品一覧
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-『サスツルギの亡霊』が2019年「本屋大賞 発掘部門『超発掘本!』」に選出された、著者の「もうひとつの超発掘本!」が文庫化。14世紀初頭、端麗王フィリップ四世が統治するフランス。パリに暮らす鍛冶屋ジェラールは、ある日突然、妻と共に投獄される。無実の罪を訴える彼に王の腹心が出した解放の条件は、神殿騎士団逮捕直前に失踪した、一人の神殿騎士を探し出して捕らえるというものだった。妻を囚われたジェラールに選択肢は無く、わずかな手がかりを頼りに、謎の騎士を追う旅に出る――。 2019年の「本屋大賞」発表会で「知らなかったけど、読んでみたいと思った」と会場にいたすべての人に強い印象を残し、話題をさらった『サスツルギの亡霊』推薦者の書店員・蔦屋書店諏訪中州店の立木恵里奈さんの名スピーチ。その中で選出作である『サスツルギの亡霊』を差し置いて「文庫化してほしい!」と熱く語られたた本作が、このタイミングでついに文庫化!
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-北八ヶ岳の山々の一つ、縞枯山は各地で桜の便りがきかれるようになった春先でも、まだ雪が舞っていた。 そんな中、行方の分からなくなった若い女性の捜索を始めた。 警察の捜索隊を中心に、登山パーティや山小屋の主人も加わった大規模な捜索にもかかわらず、行方不明の女性の発見には至らなかった。 かわりに右目を錐のようなもので刺され凍死したと思われる男を見つけた。その後、女の遺体が見つかったが、それは、行方不明になった女とは違っていた。 長野県警諏訪署の刑事、道原伝吉と貞松らが捜査を始める。 無関係だと思われた二つの遺体の関連性が次第に明らかになるにつれて事件は複雑で意外な展開を見せ始める。 道原と貞松の二人の刑事は、東北から関西に至る広域捜査で犯人を追う。 道原刑事の山岳ミステリーシリーズ初期の刮目作!
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-「名古屋嬢キャンペーン! 三名の名古屋嬢を、私どもテレショップ小林では、社の総力を挙げて、探しておりまあす。懸賞賞金として、一人につき、二千万円を差し上げまあす」 テレビ通販番組『テレショップ小林』の目玉企画として、社長の小林靖冶がテレビ画面で雄叫びを上げた。かつて共演した女性三名の消息を追っているという。調査の結果、そのうちの一名は病死、一名は自死、存命なのは井垣真理のみ。ようやく探し当てた彼女には、残り二名の分も含めて六千万円が現金で贈呈されるという。華やかな贈呈式には、今や売り出し中の推理作家・吉本紀子も特別ゲストとして招待された。しかし、一躍シンデレラとなった名古屋嬢・井垣真理は翌朝、死体となって発見され、六千万円もスーツケースごと消えてしまった……。 美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。完全書き下ろしの電子オリジナル作品。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。
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-「東京グローバル・マラソンで2時間12分を切れ。さもないと息子を殺す。会社の人間には絶対にもらすな」……無名のマラソン選手・田村健一の長男が誘拐され、奇妙な脅迫状が届いた。金銭の要求はいっさいない。警視庁捜査一課特殊犯罪捜査一係の喜多川警部は推理を重ねるのだが決め手が見つからない。犯人の目的はいったい何なのか? 子供の命は? 無情にもレースは進む。焦る捜査陣をあざ笑うかのように、奇妙な誘拐事件はますます不可解な様相を見せはじめる……。長篇本格推理。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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-悲鳴は幻聴ではなかった。すでに瞳孔が開いていた。両手の指は強ばっている。蘇生の試みは空しかった。息絶えたものが二度と動くことはなかった。天使が見下ろしている。人間の営みに天使たちが関わることはない。それぞれの表情を浮かべたまま、ただ冷たく眺めているばかりだった。(本文より) 〈堕天使の部屋〉と名付けられた部屋、薔薇が咲き乱れる広い庭、そして獣のうなり声が聞こえる屋根裏部屋。館を支配する旋律が戦慄に変わる時、大量殺戮劇が始まる……。技巧の限りを尽くした驚愕のミステリ。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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-「今から3時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです――」 卒業を間近に控えた高校生の篠原純一が数週間ぶりに登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。 やがて正午と共に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はタチの悪いイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知り……。ジレンマの本質を世に問う問題作が合本版で登場。 ※本電子書籍は、『生贄のジレンマ』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
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-短編集2冊、中編集1冊を合本にした読み応え版。 『白銀の暗黒』 読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。 表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに別の登山者の凍死体が発見された事件が発端となった。 「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたこという思いから責任をとり辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。 『仮面の雪山』 手掛かりがなく、迷宮入りやむなしという、手掛かりのない3つの難事件に、豊科署の道原伝吉刑事が足を使い知力と執念で挑む。 表題となっている「仮面の雪山」。正月の北アルプスで遭難した大学後輩の救助に向かった中丸伊左男は、猛吹雪の中、捜索隊からはぐれ行方不明になってしまう。 二重遭難となったが、4日後、奇跡の生還を果たす。 しかし、そこには何かが隠されていた……。 「月の女神」は、大糸線穂高駅のホームで女性が倒れていたことが事件の発端。 おびただしい出血があり救急搬送されるが、病院に到着する前に亡くなった。検死の結果、銃弾による失血による死亡とされた。 数人しかいなかったホームでの銃撃だったが、銃声を耳にした者はいなかった……。 「絶頂の餓鬼」は、冬の北アルプスを山行していた4人パーティに悲劇が襲いかかった。 ストーブに使うホワイトガソリンが、水にすり替えられていた! 1人は生き残るが、3人が死亡。誰が何のためにそんなことをしたのか。 事件に潜む宿怨を、道原伝吉刑事が炙りだしていく。 『血の雪崩』 北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。 夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。 翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。 捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。 表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。 道原伝吉の、真実を見つけるための不断の努力、事件にひたむきに向き合う彼の姿に共感を覚えることだろう。
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-1920年創刊の「新青年」は、江戸川乱歩をはじめ数多くの作家を輩出した名雑誌であり、初代編集長の森下雨村は日本の探偵小説の生みの親と称される。その雨村が作家として見出した小酒井不木も専門の医学研究に材をとった、すぐれた評論や小説を著し、現代ミステリーの源流となった。この両者の“遺産”ともいえる傑作長短編を収録した読み応え充分の一冊!
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-5月の長い連休が明けて、北アルプスに登った男が予定日を過ぎても戻らないという連絡が長野県警豊科署に入った。 県警から連絡を受けた山岳救助隊は、徳本峠小屋の近くで、絞殺された女と捜索願の出ていた男の転落死体を発見し、道原伝吉をはじめとした刑事たちが検死と現場検証に出向いた。 状況から推して、無理心中という見方があったが、道原は雪の荒れた跡の不自然さから他殺の疑いを持った。 関係者にあたるうちに、この事件の鍵は、ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原にあると突き止め、19年前のある男の不審死にかかわっていることを見抜く。 複雑な人間関係を解きほぐし、意外な展開を見せる人情刑事・道原伝吉シリーズのスリリングな傑作。
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-【書籍説明】 土方歳三は東京地検の公判部検事である。 刑事部の捜査検事が起訴した連続殺人事件の裁判を担当することになった。 夫が我が子を虐待死させるのを手伝った女、融資先を窮地に追い込んで自殺させた銀行員、 轢逃げ事件をもみ消した大病院の院長、同級生をリンチして殺してしまった女子高校生が、次々と殺された。 ネット上で、「正義の執行者」と名乗る人間が「処刑した」と宣言した。 警察と捜査検事は、「正義の執行者」が野口健司であることを突き止め、逮捕、起訴した。 だが、歳三の鋭い勘は野口の自白に嘘を感じた。 真犯人は他にいる! 歳三は、刑事部に再捜査を求めたが、刑事部長伊東甲子太郎は頑として撥ねつけた。 公判部長の清河八郎も起訴取消しを許可しない。 野口の弁護士山南敬助は情状酌量を求めるばかりで、野口の無罪を主張しない。 歳三は検事生命を懸けて、法廷において真相を明らかにする決意を固めた。 弁護士近藤勇、犯罪心理学者沖田総司らの協力を得て、歳三は検事の使命を果たそうとする。 【目次】 四件の殺人 連続殺人 正義の執行者 サイコパス ネットのヒーロー 再捜査拒否 殺人の動機 処刑宣言 無罪の主張 検察側の証人 プロファイリング 真相究明 秋霜烈日
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-上高地近くの、林道から外れた茂みの中で女の死体が見つかった。 10年ほど前に銀座でホステスをしていた女だった。その線から蕎麦屋の店主と娘を連れて駆け落ちをしていたことが判明する。当時2歳だった娘は中学生になっていた。長野県諏訪でひっそりと3人で暮らしていた。 同居していた元蕎麦屋店主の行方も知れなかった。 娘はいったんは殺された母親の福島の実家に預けられたが、出奔してしまう。 どうやら2人は行動を共にしているらしいと読んだ捜査員たちは行方を追い始める。 しばらくたって、女の新しい交際相手だと思われる諏訪の工場経営者が殺される。ますます元蕎麦屋店主への疑いを強くした道原たちは、長野から北海道への執念の追跡を始める。 大好評! 長野県警豊科署・道原伝吉刑事シリーズ。
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-太平洋戦争の悪行が70年後に暴かれる! 浜名湖の湖岸にある「フジタ浜名湖地震津波研究所」のビルが炎上し、そこから男の焼死体が発見された。男は、主宰者の藤田武。妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。 時代は一気にさかのぼり、太平洋戦争の末期。武の祖父徳之助は、「フジタ地震津波研究所」をつくり、息子の健太郎とともに研究をしていた。 米軍による日本本土への空襲が勢いを増す中、敗色濃い戦時下に政府、軍部が国民に強いたものは、言論統制、報道管制だった。その圧制下にあって大地震・津波の襲来を予知し、警鐘を鳴らそうとしたのが藤田親子だった。 ついに、1944年12月7日に大地震が東海地方を襲った。後に言われる昭和東南海地震である。これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子を、当局は拘留し迫害した。そして、翌年1月13日には三河地震が起こったのだった。しかしながら、徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送り込まれ、徳之助は行方不明に。それを命令したのが、川崎憲兵隊長だった。 戦争での悪行を暴くために、戦後、藤田健太郎と武は、それぞれの時代に動き始めた――。 ※この作品は、『一九四四年の大震災――東海道本線、生死の境』(単行本版)の文庫版となります。
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-原発爆破。それは正義か、犯罪か。あなたは、日本最大のタブーを読む覚悟があるか?福島第一原発爆破を目論むオウム残党テロリストを排除するため工作員による潜入捜査が始まる。宗教家、原発社員、公安、それぞれの歪んだ正義の行方とは――。フクシマに潜入取材した原作者が、圧倒的な描写力で読むものを追い詰める実録ハードボイルドアクション!元機動隊の修造は、ある事件をきっかけに公安の非公式工作員として生きる道を選ばされた。20年後、福島原発爆破テロ排除作戦中に、オウム真理教潜入捜査で出会った一人の男・マシンバールと再会する。彼は福島第一原発地下に存在するという「遊戯室」への極秘ツアーを計画していた。闇の世界でしか生きられない男たちが孤独に耐えながらも野獣のような感性と肉体で生き抜く姿を描いた実録エンターテイメント。
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-『モルフェウスの領域』 桜宮市に新設された未来医学探究センター。日比野涼子はここで、治療方法の確立を待つべく「コールドスリープ」技術により眠りについた少年の生命維持業務を担当している。だが、少年が目覚める際に発生する重大な問題に気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する。人間の尊厳と倫理を問う、最先端医療ミステリ! 『アクアマリンの神殿』 長い“眠り”から目覚め、未来医学探究センターに独りで暮らすアツシ。彼は正体を隠し学園生活を送る一方、深夜には秘密の業務を行っていた。それはセンターで眠る“女神”を見守ること。だが過酷な運命が次々と彼を襲い――。先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描き、生き方に迷うすべての人に勇気を与える青春医療ミステリ! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『モルフェウスの領域』『アクアマリンの神殿』 【関連小文】1 「自作解説『モルフェウスの領域』」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「はるかなる南アフリカ 前編 危険なヨハネスブルグとクルーガー国立公園」 【関連小文】3 「はるかなる南アフリカ 中編 来た、見た、負けた、ダーバン・ナイト」 【関連小文】4 「はるかなる南アフリカ 後編 麗しのケープタウン」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】 ※本書は電子書籍『モルフェウスの領域【電子特典付き】』と『アクアマリンの神殿【電子特典付き】』を1冊にまとめた合本版です。各書に収録された電子特典も本合本に収録されています。
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-『新装版 螺鈿迷宮』 医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の落第医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。終末医療の先端施設として注目を集めるこの病院には、黒い噂が絶えなかったのだ。やがて潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げる! 天馬、そして厚生労働省からの刺客・白鳥らが、秘された桜宮の闇に迫る。傑作医療ミステリ! 『輝天炎上』 桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の落第医学生・天馬大吉は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために――。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『螺鈿迷宮』『輝天炎上』 【関連小文】1 「自作解説『螺鈿迷宮』」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「ミステリー?」 【関連小文】3 「医学はミステリー」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】 ※本書は電子書籍『新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】』と『輝天炎上【電子特典付き】』を1冊にまとめた合本版です。各書に収録された電子特典も本合本に収録されています。
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-長野県警の人情刑事・道原伝吉の山岳ミステリーの中から、「山脈」というタイトルを三作品集めた面白い企画の合本。 伝吉の執念の捜査手腕は、三作品いずれも嘆息するほど見事。 「地下山脈」 北アルプス・常念岳に登るといって出かけた豊科町に住む家具販売会社社長が行方不明になった。 翌日、稜線から大きくはずれた森林帯で、会社社長は遺体となって発見された。 凍死と思われたが、現場には複数の人間がいたことを示す足跡があり、遺体には殴られた跡なども見つかったことで、殺人事件となった。 捜査は難航したが、刑事・道原伝吉は、かつて銀座のクラブで働いていた実可子という女性の存在に辿り着く。絡み合った男と女の情念を、伝吉は丁寧にほぐしながら、捜査を進展させていく。 「崩壊山脈」 北アルプスから下山した岩佐は、都内の愛人宅に部屋のドアを開けたところで殺害された。 凶器は、ピッケルと思われ、登山経験者が疑われたが、手掛かりに乏しく、捜査は手詰まりになったあたりで、また登山用具を凶器とする殺人が起きた。 地道な捜査がつづけられたが、犯人どころか、犯人像さえ浮かばなかった……。 はたして、執念の捜査が実を結ぶのか。長野県警豊科署の道原伝吉刑事が、金と色の欲にまみれた犯行を暴く! 「死神山脈」 安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。 当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。 だが、刑事・道原伝吉は地道な捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。しかし、目的はわからなかった。 捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。 その事件も、日比野をかたった凶行だった。 捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。
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-「いいかい、独りでやるの……。いっぱい、いくんだよ」 あてずっぽうにダイヤルを回してセックスを録音したテープを流し、電話に出た相手の反応を楽しんでいると、受話器からは女性の押し殺した息づかいと、「アア、アン」という声が──。 いたずら電話で知り合った美人OL片桐敏子とのセックスにいつしかおぼれていく英次。敏子のセックスは奔放だ。「舐めたい、英次のこれ……」「めちゃくちゃにされたいの」「ひびくわ、英次。とってもいい」「コレはわたしだけのもの」とベッドでは欲望が止まることなく色情を漏らし続けた。そして、ひさしぶりのテレホンセックスの最中に、敏子が突然はげしく喉を詰まらせたような声を出し、殺害されてしまう。現場に駆けつけた第一発見者の英次は容疑者となり警察の取り調べを受けることに。敏子のレコード盤コレクションを手掛かりに殺人犯を探す表題作のほか、女性たちが秘める奥深い性を赤裸々にしていく。 「新宿はぐれ地図」「笑え、デスマスク」「リップ・テクニック」「ディスカバー・ワイフ」「怨み肌」「真夏の夜の狂乱」「蜜のパートナー」「甘い夜のダミー」の9編を収録する勝目梓ワールド炸裂の傑作集。
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-「遺産相続争い」小説、決定版! この財産、めったな奴にやれるものか--。 河原専造は余命半年と宣告された。唯一の相続人は年若き後妻。 しかし彼女が遺言状の有無を弁護士に問い合わせていたことを知り、専造は激怒。過去付き合っていた四人の女が生んだ子供たちを探し出し、遺産の相続人に加えることにした……。 莫大な遺産をめぐって人間のあくなき欲望が絡み合う著者の代表作。江戸川乱歩が激賞した名作、ついに復刊!(解説:縄田一男) これは私が書いた最初の推理小説である。 それまではわずかの現代小説を除き、ほとんど時代小説であったが、たまたま、故江戸川乱歩氏から、推理小説を書いてみないかとの誘いがあり、かなり躊躇してから、執筆にとりかかった。(中略) 第一回が載ると、すぐに江戸川氏から、非常に面白い、従来の本格スリラーとは全く別のものができそうなので大いに期待していると云うお手紙を頂き、少々良い気分になって書きつづけたのを覚えている。 (本文「あとがき」より)
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-北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアマフィアと地元やくざとの麻薬取引の情報が入る。現場を押さえるため万全の態勢で臨んだ大塚だが、ブツは押収したものの、麻薬の運び屋であるロシア人を取り逃がしてしまう。ロシア人は、銃撃による重傷を負いながらも、警官数名を素手で殺害し、町へ消えてしまったのだ。あり得ない現実に、新種の薬物を摂取している可能性が考えられた。一方、犯人は逃走する際に一枚の絵を大事に抱えていたという。この絵は一体何なのか? 大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それがロシアの教会で百年にわたり封印されていたイコンであることを知る。イコンに描かれていた「カシアン」は聖人に列せられながらも、心に強い憎しみを抱えた人間にとりついて、欲望を満たす力を与える魔物であるという。その伝説ゆえ長きにわたって封じられていたのだ。超人的な力を発揮して逃走を続けるロシア人との奇妙な符号に気づいた大塚は、命をかけて真実を突き止めるため、心の奥底に澱んでいた過去の傷と対峙しようと決意する。向かった先は東京――憎しみが渦巻く魔物の理想郷だった。 ※本電子書籍は「魔物 新装版(上)」「魔物 新装版(下)」の2冊を合わせた合本版です。
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-北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアマフィアと地元やくざとの麻薬取引の情報が入る。現場を押さえるため万全の態勢で臨んだ大塚だが、ブツは押収したものの、麻薬の運び屋であるロシア人を取り逃がしてしまう。ロシア人は、銃撃による重傷を負いながらも、警官数名を素手で殺害し、町へ消えてしまったのだ。あり得ない現実に、新種の薬物を摂取している可能性が考えられた。一方、犯人は逃走する際に一枚の絵を大事に抱えていたという。この絵は一体何なのか? 大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それがロシアの教会で百年にわたり封印されていたイコンであることを知る。
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-緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。著者の生前、単行本に収録されなかった短編小説などを収めた作品集を、二分冊にしてお届けする。『絡繰篇』は、大胆不敵な盗賊・隼小僧の正体を追う「大奥の七不思議」ほか、江戸の雲見番番頭・亜智一郎が活躍する時代ミステリシリーズ、五節句の紋をあしらった着物にこめられた想いを読み解く「五節句」ほか、紋章上絵師たちのシリーズ、背中に見事な彫物を持つと評判の美女を巡る「荼吉尼天」といったノンシリーズなど17編。/【収録作】〈亜智一郎〉「大奥の七不思議」/「文銭の大蛇」/「妖刀時代」/「吉備津の釜」/「逆鉾の金兵衛」/「喧嘩飛脚」/「敷島の道」/〈幕間〉「兄貴の腕」/〈紋〉「五節句」/「三国一」/「匂い梅」/「逆祝い」/「隠し紋」/「丸に三つ扇」/「撥鏤」/〈幕間〉「母神像」/「荼吉尼天」/中入り 解説屋さん口お閉じ=新保博久
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-風光明媚な熊本・天草の島々、休暇で訪れていた大鷹鬼平はバス乗り場で八尋雪枝と知り合いになる。 誘われて御所浦島の同じ旅館に泊まることになる。 雪枝は同じ島内に住む友人を訪ねる予定で、夕食後、友人の夫からの呼び出し電話で出かけていくが、その夜は戻らず、翌朝、溺死体としてフグの生け簀に引っかかっているのが発見された。 時間をおかず東京で、農林水産省の審議官という高級官僚が西銀座の地下駐車場で刺殺された。 まったく関係のない事件だと思われたのだが……鬼平は疑問を抱いた。 美しい海で、真珠貝とトラフグの二つの養殖事業を巡る問題が起きていたことが、どうやら事件にかかわっているらしいと鬼平は睨み、警察庁の宮之原警部に連絡を取る。 社会問題を含んだ壮大なスケールで描く宮之原シリーズの快作。
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-長野県安曇野の秘湯、中房温泉の宿から泊り客の行方不明が報告され、翌日転落死体で発見された。 死体で発見されたのは同じ長野県の南信州の標高1000メートル以上の山村に東京から移り住んだ男だった。 男は妻と次女を東京に残し、問題を抱えた長女を山村の「寮」に“留学”させていた。 転落事故死かと思われたが、偽造された遺書、不思議な記号が書かれた地図らしきものなど、不審な遺留品が見つかった。 安曇野署の刑事・道原伝吉は殺人の疑いを強くし、記号はラブホテル、巨大な歓楽街・新宿歌舞伎町ではないかと目星をつける。 新宿署の協力を得て捜査を開始するうちに、歌舞伎町を舞台にしたドロドロとした人間関係や、東京と信州を結ぶ因縁が見え隠れしてきた。
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-熱海の錦ヶ浦に少女の絞殺死体が打ち上げられた。 発見したのは、元関東管区警察局監察官の飯森であった。 彼は、横浜の警察署の捜査係長だった宮之原の手腕を見込み、警察庁直属の捜査係に引っ張ったその人である。 そうしたいきさつもあり、錦ヶ浦の絞殺死体の捜査を、宮之原警部が担当することとなる。 公開捜査によって絞殺された少女の身元が判明するが、なぜ、彼女は産んだばかりの我が子を、関わりのまったくない有名女性デザイナーの自宅の前に捨てたのか。そして、捨ててすぐに殺されなければならなかったのか。 この事件の裏にひそむ哀しく切ない人間の業を、若々しい宮之原があらわにしていく。
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-私立探偵・伊賀光二。ハードな事件によって左右の手の小指を落とされるという報復にあう。 ある日、趣味の裏ビデオの鑑賞をしていた。画面には、切れ長の目で長い睫毛の女が本番を繰り広げていた。 その時チャイムが鳴り、仕事の依頼が飛び込む。依頼人は今まさに“鑑賞”していた本番女優だった。 坂部順子と名乗る女は「父親を捜してほしい」という。元刑事で伊賀と同業の私立探偵の父親は、調査中に別の事件に巻き込まれたらしい。 話を聞いた直後、すぐに手を引けという脅迫電話があり、行方不明になっている坂部の探偵事務所を訪れた帰り、三人組に襲われる。 またハードな事件に巻き込まれる予感を感じながらも、伊賀は若くて美しい女の頼みは断れない……。官能色豊かなハードボイルド探偵小説。
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-三十六も年上の夫が癌で死亡した後、山崎康子は時間とお金には不自由しないシンデレラ未亡人となった。「都会を離れたい」それは康子の切なる願望だった。懇意の信用金庫に相談すると、和歌山県にある広大な敷地と新築住宅を勧められる。内覧のため現地に向かった康子は、旅路で推理作家の吉本紀子と出会う。実は、亡夫からの「声の手紙」が届き、困惑していた康子は、紀子に悩みを打ち明ける。女二人の楽しい旅だったが、熊野古道で白装束の遍路男を見かけた時、康子の態度が明らかに変化した……。 美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。完全書き下ろしの電子オリジナル作品。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。
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-『旅と歴史』の編集長に花巻祭りの取材を命じられ、宮沢賢治が理想郷の意味を込めてイーハトーブと名付けた岩手県花巻市を訪れた浅見光彦だったが、彼の到着後に宮沢賢治ゆかりの地である「イギリス海岸」「さいかち淵」で相次いで二人の男の殺害死体が発見される。しかも被害者の一人は死の直前に「幽霊を見た」と周囲にもらしていた……。浅見光彦、靄の彼方に潜む幽霊の正体を追う! 〈新装版刊行によせて〉新名 新 〈目次〉 プロローグ 第一章 イギリス海岸にて 第二章 花巻祭りの夜 第三章 毒もみの好きな局長さん 第四章 復讐する少女 第五章 銀河鉄道の惨劇 第六章 美しき修羅 エピローグ 自作解説
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