国内ミステリー作品一覧

  • 容疑者
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    殺人現場に残されたのは、赤いマジックで書かれた数字の「1」。艶福家の弁護士殺害事件は怨恨か、それとも痴情のもつれか? 難航する捜査をあざ笑うかのように、新たな殺人が発生する。女性被害者の上には赤い「2」が残されていた。下谷中央署の二人の刑事が謎を追う。実力派が放つ長編警察ミステリー。
  • 死者の威嚇
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    愛と哀しみの人間ドラマ。社会派推理長編。関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件が六十数年を経て、突然浮上した! 過去と現在が交錯する二重、三重の深い謎と、若い女性の恋愛心理を描く長編ミステリー傑作。
  • 裁きの扉
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    土地利権に渦巻く悪の構図を描く社会派ミステリー。幼稚園廃園の代理人として、存続運動を続ける父母や教師たちに対峙する弁護士の前に立ちはだかったのは、かつての恋人だった。運命の糸にからめとられるかのように、別れた二人にとって偶然の再会は、捨ててきた過去を呼び覚ます切なくて哀しい戦いの始まりだった。
  • 闇の法廷
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    1巻693円 (税込)
    魅惑の女性・鷲見玲子を信奉する警察官、現役判事、弁護士によって開かれる私的な法廷がある。被告人は、現在の法律では正当な罰を与えられない悪事を行った者たちである。 法とは何か、社会正義、必要悪、市民感情とは何か――。日本社会に横たわるいくつもの矛盾を真正面から問いかけ、惑乱の解を突きつける、著者渾身の力作!
  • 編集長の些末な事件ファイル7 ある詐欺犯罪者
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    1~172巻275円 (税込)
    極楽出版の名前を語った詐欺犯罪が…。自叙伝出版にからんだ詐欺犯罪に慌てふためく井森編集長。井森の名前を語って次々と詐欺を働く犯人の目的とは何か? 詐欺犯罪の謎を追ううちに意外な事実が…。
  • 編集長の些末な事件ファイル1 奇妙な絵画
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    1~172巻275円 (税込)
    零細出版社の編集長が出会った心を凍らせる奇妙な絵画。その謎を解き明かしていくうちに次第に明らかになって行く秘められた愛の情念。絵画に秘めた秘密は…?

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  • 「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ【全6冊合本版】
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    異人館が立ち並ぶ神戸北野坂に佇む小さなカフェ「徒然珈琲」には、ちょっと変わった二人の探偵がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波(さざなみ)と、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂(あまさか)。現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する彼らのもとには、今日も依頼が舞い込み――。 ※本電子書籍は『つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない』『つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語』『つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション』『つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業』『つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先』『つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物』を1冊にまとめた合本版です。
  • 君の正体を言い当てようか
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    1巻693円 (税込)
    27歳の滝川慎司は、婚活アプリでミナという女性と知り合う。趣味も話も合い、笑顔の可愛いミナに好印象を持った慎司は、次のデートの約束を取りつける。ところが、彼女自身のことを尋ねるとなぜか頑なに口を閉ざすミナ。そして、アプリに書いたプロフィールは全部デタラメだと告白する。慎司は、ミナの職業、年齢、出身地、全てを見破ってみせると宣言。二人の謎解きゲームが始まった。
  • 天空の狙撃手
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    1巻990円 (税込)
    南シナ海の小さな島を巡って中国とフィリピンが紛争状態にあった。 小競り合いは日本も巻き込み大規模な戦いを予想させた。紛争の仲介にシンガポール首相が乗り出し、解決へ向けた動きが始まる。しかし、会議のために飛ばせた政府専用機に爆弾が仕掛けられた。着陸までに解除させなければ大惨事となってしまう。 高高度を飛ぶ専用機。 手を出すことが出来るのは天空の狙撃手だけだった。新型ミサイル・LINKSを積んだ戦闘機に黒澤芽衣も乗り込んだ。
  • 奈良いにしえ殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    節分の夜、奈良の春日大社、万灯籠で目撃されたのを最後に、OL久美子が行方不明になった。後日、失踪直前まで一緒にいた友人・蔦沢智乃に電話が入り、吉野川上流の大迫ダムで遺体が発見されたが、それが久美子だという。久美子の意志による家出や失踪ではなかったのだ。 その後、なぜか、久美子が所有する代官山の超高級マンションが売却され、銀行の貸金庫からは国宝級の宝物が紛失してしまう。捜査にあたった奈良県警では事件解決の糸口すら見つけられず、宮之原警部が乗り出すことになった。 宮之原警部がいかにして事件の核心に迫っていくか――。久美子の友人・智乃を助手にした宮之原警部の推理と洞察力が冴え渡る!
  • 人類前史 失われた文明の鍵はアメリカ大陸にあった : 上
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    大ベストセラー『神々の指紋』で世界を驚愕 させたグラハム・ハンコックが、考古学や遺伝子解析の最新研究を元に「真の人類史」解明に挑む。「北米大陸には13万年前から人類が住んでいた」「 南米古代先住民とオーストラリア先住民は共通のDNAを持っていた」「アマゾンは古代人が生み出した人造ジャングルだった」――従来の常識を塗り替える発見の数々に、ページを繰る手が止まらない! 話題の名著、待望の文庫化。
  • 半分の過去
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    妻の秘密は犯罪級!? 指名手配犯を守り抜け! 夫の秘密を知ってしまった祐子。 警察に追われている旧友・成田の逃亡を手助けしているというのだ! 成田は元活動家の指名手配犯で、妻とともに身を隠していた。 共犯者として夫も捕まってしまうのではないか――危惧した祐子は夫に内緒で彼らを匿うことに。 初めは自分の家庭を守りたい一心だった祐子。 しかし成田たちがある陰謀によって陥れられたのだと悟り、二人を守ることを決意する!
  • 塔のある図書館にて
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    1巻1,980円 (税込)
    「科学」に不信を抱き大学を休学した池田哲のもとに、かつての同級生・藤崎雪葉が訪ねてきた。彼女は池田に一本の鍵を預け、謎の解明を依頼して去る。謎がある場所は雪葉の祖父が建てた、時計塔のある図書館だった。そして喪失と再生の物語が始まる!
  • 熊野古道と八咫烏の殺人
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    和歌山に、ある宗教団体の御神体の取材へ向かう早乙女静香と、量子力学研究機関の代表へインタビューをしに行く宮田六郎。宿泊するホテルへの道すがら、まるで大きな八咫烏のような姿が目の前に出現した……。宮田がインタビュー予定だった男性がビルから落下したのだと判明、警察は自殺だと決めつけるが、前日にもオンラインで打合せを済ませ、インタビューを楽しみにしていたはずなのになぜ? 一方で、静香も取材先で御神体が消失するという事件の現場に居合わせることになる。熊野を舞台に、二つの事件の真相と八咫烏神話の謎に迫る、『邪馬台国はどこですか?』に連なる最新長編。創立70周年記念、文庫書き下ろし。
  • 京都・崇徳院伝説の殺人
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    崇徳院は保元の乱に敗れ、配流の地で憤死して怨霊になったという。星城大学の研究者早乙女静香は、ひょんなことから宮田六郎と京都へ旅することになり、かねて興味を抱いていた崇徳院について調べようとする。その矢先、宮田の知人である京都在住のジャーナリストが失踪、静香を敵視していた歴史学者が遺体となって崇徳院ゆかりの白峯神宮で見つかるなど、二人と接点を持った人物が奇禍に遭う。そして知り合ったばかりの社長令嬢も……。警察に疑惑の目を向けられながら事件を解明すべく奔走する宮田と静香。歴史上の謎に通じるその真相とは?/解説=新保博久/*本電子書籍は初版時タイトル『崇徳院を追いかけて』を改題した新装新版(創元推理文庫 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
  • 新・世界の七不思議
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    来日中のペンシルベニア大学教授ジョゼフ・ハートマンは、古代史の世界的権威。同じく歴史学者である早乙女静香と京都へ旅行しようとしてはキャンセルの憂き目に遭い、毎晩うらぶれたバーで飲むことに。しかし、バーテンダー松永の供する酒肴に舌鼓を打ちつつ聴く宮田六郎と静香の歴史検証バトルは、不満を補って余りある面白さであった。アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像――七つの不思議を俎上に載せ、常識を覆す新解釈を披露。好評嘖嘖たる奇想天外なデビュー作品集『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編、ここに登場!/【目次】アトランティス大陸の不思議/ストーンヘンジの不思議/ピラミッドの不思議/ノアの方舟の不思議/始皇帝の不思議/ナスカの地上絵の不思議/モアイ像の不思議/*本電子書籍は『新・世界の七不思議』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
  • 経営コンサルタント「遠山金次郎」殺人事件簿
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    1巻1,188円 (税込)
    経営コンサルタントでありながら、企業経営に絡む難事件を解決した手腕を買われ特命調査官に任命された江戸の町奉行である遠山金四郎の末裔、遠山金次郎。21世紀日本に巻き起こる様々な事件に、いかにして立ち向かうか!? 警察とは異なる経営コンサルタントならではの視点が、調査や推理にどう活かされるのか? 遠山金次郎の事件さばき、お手並みとくとご覧あれ。
  • 純真鬼姫警察署長 交番謎の自殺事件
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    1巻1,386円 (税込)
    警視正・鳴海日奈が主人公の純真鬼姫シリーズ第2弾。今作の舞台は新宿中央警察署。女性初のキャリア署長として就任するや否や、管内の交番で首を吊った巡査長の自殺の理由を解明すると宣言する日奈。一方で、就任初日から女性蔑視を当然とする副署長と対立する。果たして日奈は自殺の理由を解き明かせるのか? そして副署長をはじめ新宿中央警察署の署員全員の意識を変え、誇り高き真の警察官にできるのか?
  • ポケットは犯罪のために 武蔵野クライムストーリー
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    1巻495円 (税込)
    そのとき俺の頭にちょっとしたことがかすめた。待てよ、その手があるかってな。だから今、こうしてここでベンチに座ってるんだ。ほら、これだよ。この原稿。俺がかっぱらったやつの小説さ。お前、読みたいって、いってたろ。そんなに長い物じゃないから、お前も今、目を通して見ろよ。そしたら、俺がどうしてこんな恰好してるか、分かるからさ。(「やがて駅前のベンチで」より)  雑誌『メフィスト』に掲載された6本の短篇小説をつなぎ合わせ、ひとつの物語として構成した連作ミステリ。 *ポケットは犯罪のために *J・サーバーを読んでいた男 *フライヤーを追え *薔薇一輪 *函に入ったサルトル *五つのR ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 殺しも鯖もMで始まる
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    1巻495円 (税込)
    土を掘り返すと中から現れた謎の空間。そこに男の死体があり、地面にはダイイングメッセージと思われる謎の言葉が残されていた。「サバ」……あまりに異常な事態に地元警察は混乱するが、やがて男の身許は割れた。浅草の寄席芸人、魚屋黒妖斎という奇術師だ。はたしてこの事件は、殺人か事故か。管轄のD署の加藤刑事がその弟子筋に聞き込み捜査をしていると、葬儀社を名乗る若い男が現れる。樫村ダニエル小助。不思議な日本語を操る風変わりなこの青年が、まさかこの難事件を解決するとは誰も予想していなかった……。長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 明日香・幻想の殺人〈新装版〉
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    高松塚古墳の傍で資産家が殺され、口座からは30億円が消えていた! やがで秘書兼愛人も失踪し…。十津川、古代史の闇に挑む! 憧れの明日香で死にたいと思うことがある―東京でイタリア料理店を経営する資産家・小池恵之介が失踪した。 古希を記念して出版した彼の自伝には、明日香への思いが書かれていた。 一週間後、小池は奈良県明日香村の高松塚古墳の傍で、古代貴人の衣裳を身に着け、絞殺死体となって発見された。しかも個人資産のうち、三十億円が引き出されていたことが判明。 警視庁捜査一課の十津川警部と亀井刑事は、秘書兼愛人の早川亜矢子に会うが、彼女は小池の失踪について関与を否定する。 だが数日後、彼女も行方不明となり…。 第1章 幻想の明日香 第2章 明日香の歌 第3章 明日香の旅 第4章 新生明日香の会 第5章 王家の谷 第6章 挑発 第7章 幻想の終わり
  • 京都鞍馬街道殺人事件
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    1巻671円 (税込)
    中央構造線には神社が多いといわれているが、地質学を研究するの杉尾元教授が、その中央構造線上の地質調査に出向いた南アルプスで消息を絶った。しばらくして、なぜか、京都の鞍馬で車が発見され、間もなく、元教授は大阪の海岸で遺体となって発見された。 元教授が殺害されたのは、なぜか。南アルプスの地質調査が、その引き鉄となったのか。元教授の孫・紗希子の真相究明の願いを汲んだ宮之原警部は、原発マフィアと噂される人物から当たることにした。 これほどまでに、多くの不審な人物の意志と意図が複雑に絡み合った事件はあったか。宮之原警部の図抜けた洞察力、理解力が輝きを放つ!
  • 戦いの掟 傭兵代理店・改
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    戦争で引き裂かれたベラルーシ女性兵の家族。 必ず、生きて連れ帰る。 彼らはなぜ戦うのか――。傭兵たちの戦いの原点に迫る!  ミンスクで爆弾テロに巻き込まれ、瀕死の重傷を負った“リベンジャーズ”のリーダー、藤堂浩志。 快復するまでベラルーシの片田舎で静養することになったが、面倒を見てくれていた老夫婦のもとに悲報が届く――ロシア軍とともにウクライナとの国境警備にあたっていた孫娘が、駐屯地から脱走したというのだ。 浩志は老夫婦の恩義に報いるため、孫娘の捜索を始めるが……。
  • 雇われ刑事
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    元・凄腕刑事のバーのマスターが追う迷宮捜査! 傑作ハード・サスペンス “マスター刑事”が悪徳警官を極秘捜査! 元警視庁捜査一課刑事で赤坂のバーのマスターでもある津坂達也には誰にも教えていない仕事があった。 退職した彼の捜査能力を惜しんだ刑事部長の半田から隠れ捜査を依頼されていたのだ。 警察学校の同期生で警視庁人事一課監察の係長だった吉見が撲殺された事件の調査を始めた津坂だが、 犯行が疑われる悪徳警官二人には、れっきとしたアリバイが…。
  • 人類法廷
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    1巻715円 (税込)
    上高地観光の大型バス3台が銃撃を受け、深い渓谷に墜ちていった。死者105名、負傷者54名という大惨事となった。 犯人は沼田光義。裁判ではしかし、無罪が言い渡された。 法にも社会にも正義はないのか。法は、アルコールに酔っていたという犯人を守るのか。 母と妻娘を喪った真琴悠平は、私的制裁ではなく、思いもよらぬ方法で正義を貫くことを決意した――。 圧倒的な説得力で迫る、西村寿行渾身の長編問題作!
  • チェンジ・ブラインドネス
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    1巻1,188円 (税込)
    「誰しもが変化を望んでいたのに、その変化に気づかない。近くにあって当たり前なものや見落とさないと思い込むものほど、よく見えないものかもしれない」(本文より抜粋)。友人との仲違い、家族の不仲、歪んだ愛情表現……。些細なすれ違いの連鎖が、殺人事件に発展していく──。言葉の向こう側にいる相手を探して奔走する人々を描いた、青春ミステリーエンタテインメント。
  • ねがいごと
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    1巻495円 (税込)
    高校二年生の晴海は、兄の拓巳とその兄に恋する友人の美加、双子の香澄・真澄と賑やかで楽しい高校生活を送っていた。しかし「願いを叶えてくれるロッカーが学校のどこかにある」という噂が、文化祭のころから学校内に広まり始め、それを聞いた美加の様子がおかしくなり──。人の心の奥の奥に潜んだ願いを暴いた時、何かが起こる。目を背けたくとも背けられない心理ホラー、ここに誕生。
  • ヒキトリノQ
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    1巻1,089円 (税込)
    ある日、ケンイチの恋人ユキのもとに謎の黒い球が出現した。それ以降、身の周りで不可解な出来事が起こり始める。球の正体について調べ始めたケンイチは、売れない雑誌の編集者のシモカワ、怪奇アドバイザーのショウフクさんと少しずつ謎の核心に迫っていく。黒い球は、わざわいをもたらすものなのか、それとも……? ユーモアと恐怖が交錯する“狂テンポ”小説。
  • 恐山イタコ伝説殺人事件
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    1巻1,683円 (税込)
    水鳥長造の東北三大霊場ミステリーシリーズ第2作目。東京の神楽坂で暇な診療所長をしている水鳥は、観光のために津軽入りをした。そこで旅の同行者に誘われて、イタコがいるという青森県下北半島の恐山に行くことになった。ところが事もあろうに年に一度の大祭最終日の朝に、最長老盲目イタコが恐山菩提寺境内の地獄山で死体となって発見されて…!? 大人のための知的冒険ミステリー!
  • 血の中の砂漠
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    1巻715円 (税込)
    不倫の成就のひとつの形がここにある――。 建材メーカーの塩沢工業にとどまらず、タクシー会社の社長を兼務することになった企業戦士の塩沢敏郎。 社員に畏怖の念をもたれながらも、バランスのとれた経営手腕を振っていたワンマン社長・塩沢の心に、美貌の白川枝里子が忍び込んだ。 枝里子にのめり込み、愛を注ぐ塩沢。それに応える枝里子。 ふたりの大人が行く着く先では、何が待っているのか。山岳推理の第一人者が渾身の力で描いた大人の物語――。
  • 秘花〈上〉
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    1~2巻693円 (税込)
    中学生の娘・水絵から思わせぶりな物言いで、電機メーカーに勤めている父・小橋行広が浮気していると、母・知子に伝えたのだった。 はたして本当に浮気しているのか、中学生の娘に何か思惑があって嘘をついているのか。 懊悩する母をさらに混乱させるかのように、娘は思わせぶりな言動をつづける。それを裏打ちするかのように、夫が不審な行動をする。 母・知子は真実を突きとめようとするが、事態は、思わぬところに向かっていく――。
  • 御堂筋殺人事件【決定版】
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    大観衆が見守る中で〈女神〉が死んだ! 浅見光彦、不可解な連続殺人に挑む! 解説 山前譲氏。 各企業が車を飾りたてて大阪・御堂筋をパレード―その最中に事件は起った。 繊維メーカー・コスモレーヨンが開発した新素材をまとったミス・コスモの梅本観華子が、大観衆注視の中、急死したのだ。 胃から青酸化合物が発見され、コスモレーヨンを取材中の浅見光彦が事件にかかわることに。 コスモの宣伝部長・奥田とともに観華子の交友関係を調べ出した矢先、第二の殺人が! 傑作長篇ミステリー。 2017年8月刊の新装版に、自作解説、『浅見光彦ミステリー紀行』(光文社文庫刊)に収録されたエッセイ「甘くほろ苦い思い出の地」、山前譲氏の解説を収録した決定版。 プロローグ 第1章 パレードの惨劇 第2章 アリスの幽霊 第3章 幸運な死者 第4章 発明者 第5章 アリスは知っていた 第6章 浅見光彦の敗北 第7章 花のごとく儚く エピローグ
  • 双頭の蛇
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    1巻693円 (税込)
    夫婦にとって長年念願だったマンションを手に入れた。しかし、幸せは長くは続かなかった。隣室の男の目に見えない嫌がらせは日を追うごとに狡猾で大胆になっていく。 可愛がっていたカナリアがベランダで死んだのは、隣家が猫にそう仕向けたせいに違いなかった。さらに、愛する妻に向ける変質的な視線は許しがたいものとなった……。 人の心に潜む悪鬼を炙り出す、西村寿行渾身の短篇の数々――。
  • 石の中の蜘蛛
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    1巻495円 (税込)
    事故の後遺症によって人並みはずれた聴覚を獲得してしまった男・立花誠一。彼は自分を轢き殺そうとした相手をつきとめようと決意する。どうやら賃貸マンションの前の住人である、正体不明の女と何か関係しているらしい。部屋には住人の癖が音として刻まれている。彼女の残した「音の記憶」を頼りに、立花はその痕跡を執念深く追跡していく……。「聴覚」をテーマにした異色の長篇ミステリ。日本推理作家協会賞受賞作品。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 五感集
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    1巻770円 (税込)
    ナオミの匂いは痙攣を繰り返す度に、スミレの花のように、ゆっくりと透明になり、消えていく。そして次の波に呼応するように再び現れる。まだ最期ではない。もっと自分を鎮めてくれ。そう囁くようにナオミの匂いが、客の脳裏で薄まり、消え、現れる。(本文より)  太平洋戦争末期、神戸の山奥にある娼館で、ナオミという幽閉されていた女が忽然と姿を消した。果たして彼女は本当に殺されたのか、それとも……。あらゆる感覚を刺激する異色の長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 独裁者の誤算
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    1巻1,089円 (税込)
    隣国から「したたか者」と恐れられている、西アジアにある「ムーア国」の独裁者・サガン。着々と隣国の制覇を狙っている彼に、加担を強いられた一人の薬学者の運命は? そしてサガンの野望に隠された、本当の狙いとは? ……フィクションに隠された「リアル」。誰がこの物語を「絵空事」と笑うことができるだろうか。本当に恐ろしいのは、すぐ目の前に待ち受けている「現実」なのだ。
  • 死者からの童唄
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    1巻682円 (税込)
    東京で暮らす真名瀬美紀は、大学時代の友人の沢野由布子に請われ、西国三十三ヵ所巡りの旅をすることになった。 友人の由布子は、近江八幡の造り酒屋の一人娘だが、不治の病に冒されていて、25歳までの寿命と宣告され、今年その25歳になったのだった。 谷汲山華厳寺で満願成就を果たした夜、由布子は腹を刺された母を発見することになる。なぜ、この悲劇が起きたのか。そんなことを考えるうちに、次なる悲劇が起きてしまう。どこまで連続殺人はつづくのか――。 事件を担当している刑事から依頼を受けた宮之原警部は、200年の歴史を刻む造り酒屋の暗部を抉っていく!
  • あとは司直の判断に委ねます 私設秘書 真野正司
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    与党議員の政治的スキャンダルを立て続けに暴き、「国会のトマホーク」の異名を持つ衆議院議員・荒岩光輝に憧れた真野正司は、荒岩の私設秘書となる。ある日、地元選挙区に向かう新幹線の喫煙室で、荒岩が若い男とともに死亡。荒岩はロシア諜報機関に協力して情報を集めていたが、ウクライナ侵攻を批判する発言が元で暗殺されたのではないかという噂が広がり、疑問を抱いた真野が調査を進める。すると、新興宗教教団からの怪しい寄付金や総務省が絡む政治資金の不正還付など、さまざまな疑惑が持ち上がる。真野は、学生アルバイトの樽見、ロシア人貿易商イワンと協力して真相に近づいていく。新幹線内での殺人に隠された意外なトリックとは?
  • 乃井探偵社は今日も倫理観ゼロ
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    1巻1,980円 (税込)
    「警察より先に犯人を探して」――娘を殺された母から乃井探偵社に依頼が入る。高額な成功報酬で調査を引き受ける女探偵3人。探偵の初音は報酬として所長の乃井から自分の出自を聞くつもりだった。そして連続殺人が始まった。鮎川哲也賞受賞作家の最新作!
  • 錆びたブルー
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    1巻495円 (税込)
    一年前、人を殺した“私”は、ホームレスから名前を買い、車で生活を続けている。神の声に従い、夢の中で再び人を殺した“私”。気づくとそばには見知らぬ女が。女は“私”の元恋人で、“私”の名は三沢文也だと言う。“私”は一体誰なのか? でも大丈夫。 第六感覚を持つ“私”には、神の万能の眼を通して何でも見えるのだから。頭の中で子供の声が「殺せ」と言う。新たな殺人。目の前には赤い残像と、錆びたブルー……。幻惑と驚愕に包まれた異色の長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 左眼を忘れた男
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    1巻770円 (税込)
    気が付くと病院のベッドの上だった。植物人間となり指一つ動かせない身だが、看護婦たちの会話から、昨夜暴漢に襲われ、後頭部を強打されて気を失っていたとわかる。だが、瞼は閉じているのに外の風景が見える。なぜだか、眼窩から飛び出した左眼と、視覚だけがつながっているらしい。偶然か運命か、荷物に紛れ込み、野良猫に運ばれ、あちこち移動するうちに左眼が行き着いた摩訶不思議な真相とは……。「視覚」をテーマにした異色の長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • JR周遊殺人事件 〈新装版〉
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    JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州の各地を舞台に十津川警部の活躍を描いた傑作6篇! 根室発釧路行きの快速ノサップ号が、厚岸を過ぎたところで脱線転覆した。 前方に強烈な閃光が走り、眼のくらんだ運転士が急ブレーキをかけたことが原因だった。 事故か、犯罪か? そして一カ月後、全く同じ脱線事故が再び起こる。今回は東京のルポライター杉浦重夫が死亡。 JR北海道に脅迫状が届き、十津川警部が捜査に乗り出した。 が、容疑者として浮上した男には完璧なアリバイが…!? JR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州を舞台とした傑作6篇! 第1話 北の果ての殺意 第2話 北への列車は殺意を乗せて 第3話 イベント列車を狙え 第4話 日曜日には走らない 第5話 恋と復讐の徳島線 第6話 神話の国の殺人
  • 越後・親不知 翡翠の殺人
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    京都、金沢、新潟・親不知… 行方不明の男は被害者か、犯人か? 七色の殺意を呼ぶ死の断崖! 追悼・梓林太郎さん 山小屋の男の失踪の裏に十八年前の殺人事件が!? 長野松本署からの調査依頼が小仏探偵事務所に持ち込まれた。 上高地の山小屋の管理人・徳久が、宿泊予定の登山者・上野を探しに出たまま戻ってこないという。 二人の間に事件が起きた可能性も。小仏が徳久の足跡をたどり、京都、東京、金沢へと足を運ぶなかで、 徳久の出身地である新潟県糸魚川市親不知で起きた未解決事件が調査線上に浮かび……。 〈目次〉 第一章 親不知子不知 第二章 京都へ 第三章 夜の山荘 第四章 明日のない月光 第五章 金沢夜曲 第六章 黒い流星 第七章 海峡  解説 山前 譲
  • 十津川警部 四国土讃線を旅する女と男
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    土讃線で起きた列車爆発事故の真相を暴け! 秘境祖谷渓で起きた謎の転落事件。そして四国土讃線を走る人気観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の車内で起きた謎の爆発事件。2つの謎の裏で蠢く国際AI技術開発の闇を十津川警部が追う! 最先端のロボット技術で世界に知られた緒方精密電機。その課長補佐である神崎には緒方社長から受けた密命があった。それは社長が国際会議でホノルルへ行っている間、結婚間近な秘書・高見沢愛香の四国へのプライベートな旅行に同行することだった。緒方は神崎に慎重で綿密なスケジュールを組ませ、愛香の身の安全を求めた。二人が徳島の祖谷渓を訪ねた日、名所かずら橋から女性が転落死する。女性の背格好や服装が愛香に似ていると知った神崎は、愛香と間違えて殺されたのではと疑う。そして「四国まんなか千年ものがたり」の車内で突然の爆発事故が起きる。血まみれの車内で愛香の運命は!?これは緒方精密電機のAI技術を狙ったテロなのかそれとも……。国際的な先端技術開発と絡み合った人間関係に迫る十津川警部が探り出した驚愕の真実とは! 著者晩年の渾身作、ついに文庫化! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『十津川警部 四国土讃線を旅する女と男』 の文庫版となります。
  • 無法者の独立峠
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    1巻715円 (税込)
    中央アルプスにそびえる餓鬼岳の乳川谷の上流に独立峠がある。明治期、その峠の向こうに鬼助邑(おにたすけむら)が存在した。廃村になったはずのその邑に、十人ほどの男女が暮らしているという。ある事件をきっかけに、その邑の存在に注目したふたりの刑事が向かった――。だが、そこには、イギリス外務省秘密情報部SIS(前身がMI6)、アメリカCIA、FBI、国防情報部、海兵隊情報部、フランス国家安全保障局、ソ連KGBを巻き込んだ、想像を絶する巨大な組織、計画が横たわっていた。
  • 海の仮面
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    母が、あて逃げに遭い意識不明に! 動転する女子大生の栗村夏樹は、母が所持していたビデオテープを入手する。中には、厳寒の海に浮かぶ“透明な密室”内で惨殺される男性の映像が! 事件を追う夏樹の前に、超能力者の指導者(リシ)を擁する謎の団体と、18年前の父の死が立ちはだかる! 前人未到の大トリックで真正面から読者に挑む! “夏樹シリーズ”3部作完結編。
  • 光る地獄蝶
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    女子大生の栗村夏樹は、思いがけず探偵事務所で働くはめになった。初仕事は、デパートの社長令嬢・あずさの尾行。そこで何者かに襲われたあずさを助けた夏樹は、久住家をめぐる不可解な事件に巻き込まれていく。あずさの父は5年前、謎めいた遺書を残し自殺を遂げていた。そして調査を進めるうち、新たな連続殺人が……! これぞ本格推理の妙。夏樹シリーズ第2弾。
  • 黄昏の罠
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    都内の女子学生・桂木亜沙美が誘拐された! 友人の栗村夏樹は、誘拐直前、亜沙美に会っていたことから、事件を追うことに。1億円の身代金を要求後、犯人からの連絡は途絶え、同じ頃、秩父で女性の無惨な焼死死体が発見される。結局、それは別人と判明するが、2つの事件には意外なつながりが……!? 黄昏の断崖絶壁に仕掛けられた巧妙な罠(トリック)!(『黄昏の獲物(トワイライト・ゲーム)』改題)
  • カニスの血を嗣ぐ
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    1巻770円 (税込)
    男の名前は阿川。彼の嗅覚は盗聴器のように働く。彼にとって匂いとは、印象ではなく風景。犬たちの行動だけでなく、一般社会に隠されたさまざまな真実さえ、あからさまに伝えてくれる。ある日、阿川は死んだ犬に付いていた匂いをバーで出会った女に嗅いだ。だがその女も急死。いきずりの関係で終わった女だが、なにか不可解なものを感じた阿川は、匂いを頼りに、死の真相を追い始めた……。「嗅覚」をテーマにした異色の長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • 悪党たちの事情
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    1巻1,089円 (税込)
    「そこで床に倒れている死体を発見した。岡田は愕然とした。五年前とそっくりの状況なのである。死体が死体である事は見れば明らかで、床に少量の血が流れ出していた。殺された事は疑いようもない。これも五年前と同じである。ではどうするか? これも五年前と同じである」(「また部屋にあった死体」より)。殺し屋の日常が描かれる『殺し屋の日常・続編』ほか、4篇からなる小説。
  • 天鏡の湖
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    1巻1,386円 (税込)
    通奏低音のように流れる『白鳥の湖』と美しい自然を背景に、絡み合った人間の愛と欲望を描き出す。精緻な取材によるリアリスティックな描写に裏打ちされた群像ミステリー小説。白鳥の飛来する湖の畔で、美しい女性の全裸死体が発見された。被害者は、有名バレエ団の次期主役とも目されていたバレリーナ。犯人として自首してきたのは、なんと被害者のバレリーナと瓜二つの女性だった。
  • 琥珀の部屋
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    暗い過去を背負った主人公たちによる、再生や転落をテーマに描いた小説『琥珀の部屋』、そして続編『琥珀の部屋と白い花』の2編を収録。虐待する母の視点、虐待を受けてきた子どもの視点の両方を交錯させることで、歪んだ家族愛に囚われた人間の狂気や愚かさ、そして悲しみを浮かび上がらせることに成功。ラストは深い感動を与える、著者渾身の作品。
  • 酔いどれ犬
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    一度だけドラマの主役を射止めたが、最近は声もかからず、妻にも逃げられた鳴沢。今では過去の栄光を捨て、自堕落な日々を過ごしている。そんなある日、飲み友達が殺された。どうやら、巨額の保険金がかけられていたらしい。事件後、身に覚えのないはずが、なぜか鳴沢の周辺を嗅ぎ回る者たちが現れはじめる。不穏な空気を感じつつも、独自に死の裏を洗うと、意外な事実が見つかり…。
  • 梟の拳
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    元ボクシング世界王者の桐山拓郎は一年前に失明し、現役を退いた。今は無力感に蝕まれる日々。そこに不審死が相次ぐ。ひとりは原発推進団体幹部、もうひとりは苦楽を共にした友人だった。二つの死の背後には、原発利権を巡る政府やエネルギー団体のきな臭い蠢きが。そして桐山は戦慄の事実を知る―。人生の意味を奪還するための死闘。暗闇に光は差すのか。息もつかせぬ傑作冒険小説。
  • 風よ遙かに叫べ
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    温子と喬。出会いは路上サーキット。温子のポルシェで、パトカーの包囲を逃れた。喬の仕事は窓拭き。温子、建築会社の重役の娘。そしてパキスタン人ハッサンと、タイ人娼婦パティ。パティは客のヤクザを刺殺。温子は父の会社の裏金強奪を企んでいた。交錯しない筈の人生が交差した時、事件は複雑に絡み、よじれる。発端は美術商殺害事件か?事件を追う老刑事と『死神』という殺し屋…。
  • 狂気に馨しき薔薇
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    今度の七回忌には生け贄が捧げられる――。 投函された脅迫状の差出人を暴いてほしいと依頼された探偵・三条綾乃助と助手・柏木世蘭は、薔薇の花に囲まれた櫻田邸を訪れる。六年前、この屋敷で亡くなった『櫻田由梨絵』の七回忌が催されるなか、集まったのはかつて『櫻田由梨絵』が亡くなった日に立ち会った者たちでーー。不穏な空気のなか、何事もなく法要を終えたかのように思えた矢先、櫻田家の次女が遺体となって発見される。そして、その様子はかつての『櫻田由梨絵』と酷似していてーー!?闇に葬られた過去の殺人と、新たな殺人。本当に狂っていたのは誰なのかーー!ミステリーの原点を今ここに!第一回小説下剋上コンテスト佳作!
  • 危険教育
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    1巻616円 (税込)
    「こんなに美しくて、すてきな所に、殺人なんかは起こってほしくはないわ」。世界遺産の日光を訪れた、「しゃくなげ山荘」に泊まる男女学生、引率する老教授、古生物学者、旅行記作家、一人旅の女性、『かつら荘』の客など、他にも個性豊かな登場人物ほとんど全てが怪しく思え、結末が予想不可能な物語。千手ヶ浜を舞台に、アメリカから来た老若男女によって繰り広げられるミステリー。
  • 奇想
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    1巻880円 (税込)
    ある日何気なくショーウインドーを見た青年は信じられない光景を目にする。そこに映ったのは人間としての自分ではなく緑色の皮膚をした化け物にかわった自分であった。ひどく狼狽した青年は不安や苦悩の末、現実から逃れることを決意する。時が経ち、再び現実に戻った青年が辿り着いた事実は希望か、はたまた絶望か。表題作1編と筆者独特の視点から描かれるショートショート10編を収録。
  • ガラスの壁
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    1巻693円 (税込)
    都内でも一等地といわれる渋谷区松濤。 商社に勤める夫の和智高広と二人暮らしの絢子は、行きつけのブティックを出て拾った現金入りの封筒を持ち帰ったことから、見知らぬ男に拉致され複数の男から陵辱される。その最中、なぜか男は高広についての情報を事細かく訊いてきた。不感症だった絢子が急に淫乱になったことに不審を抱いた高広だったが、これは大きな陰謀の発端にすぎなかった。 新興宗教から北海道をめぐる国際問題へと、波乱の渦が大きくなっていく――。
  • 燃えるラグーン
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    1巻1,980円 (税込)
    夢のエネルギーに群がるスパイたちの攻防! 覇権国の利害をめぐる情報戦を描いた実力派作家の渾身作! ロシアの物理学者アレクセイは何者かに襲われ、拉致される。半年間の軟禁状態から救出されたものの、CIA、モサド、中国工作員らが入り乱れて動き出す。
  • 海上保安庁情報調査室 FOX
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    現役記者 緊急暴露 海上保安庁情報調査室は、麻薬取り引きやテロの阻止を主な任務とするが、一般にはその存在を知られていない。室長は山下正明。情報で国家間のやり取りに介入し、海外からスパイと呼ばれる男だった。着任した谷りさ子は、北朝鮮が関連すると思われる違法取引調査を開始する。そこには日本と北朝鮮との攻防と公にできない真実があった。某大手テレビ局の記者による暴露型情報小説。 (解説より) 日本の現状に対する著者の憤りが作品から伝わってくる。 対外インテリジェンス機関の萌芽を見出したにちがいない。 手嶋龍一
  • 追伸、奥さまは殺されました
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    19世紀ロンドンで大人気の雑誌のお悩み相談コーナーには、恋愛、美容、育児など読者のあらゆる困りごとの手紙が届く。それらに率直な助言をしている謎の人物レディ・アガニの正体は、実は、若き伯爵未亡人のアミリアだった。あるとき、いかにも急いで書いたように見える手紙がアミリアのもとに届いた。そこには、大変なものを目撃してしまったので助けてほしい、とある。自分の正体がばれると伯爵家の名前に傷がついてしまう、けれど大切な読者を放っておくなんてできない……夜に屋敷をこっそり抜け出して、手紙にあった待ち合わせ場所へ行くと、差出人らしき女性の遺体が。警察にすべての事情を話すことができないアミリアは、その場に居合わせたベインブリッジ侯爵とともに、犯人を捜すことに!
  • あたり屋 ~Crash for cash!~
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    1巻693円 (税込)
    会社をリストラされた主人公が、ひょんなことからあたり屋となり、生計を立てていく。ある日、主人公の車にぶつかる様子が映画関係者の目に留まり、スタントマンへとスカウトされる。その誘いを受け入れ、恋人もでき、新たな人生を歩み始めた矢先、主人公に忍び寄るのは警察の捜査の網だった…。主人公の運命やいかに? ほか「一発逆転男」も収録。
  • 金物屋信司
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    1~2巻1,309~1,496円 (税込)
    平凡な若者・信司は、高校時代の部活の監督重松から大手建設会社に誘われる。だが重松には関東の窃盗集団を束ねる裏の顔があった。スリとして闇の世界に馴染んでいく信司は、窃盗集団ミステイクの一員となる。しかし仲間が何者かに殺され事態は急変。さらに急死した父の家から多額の金塊が発見され……。裏社会の抗争に巻き込まれながらも義を貫いた信司の生きざまを描くクライムノベル。
  • 東京カジノ・パラダイス のるかそるか
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    1巻495円 (税込)
    俺の名は宇津木研次。ちょいとくすぶってはいるが、これでもベガス根城のれっきとしたギャンブラー。そんな俺に「東京カジノ構想の抵抗勢力をあぶり出せ」という依頼が舞い込んだ。金は使い放題、あっちこっちのカジノで派手に遊びまわって来いってんだから嬉しいねえ。韓国のカンウォンドウや東京のアングラ・カジノでギャンブル&酒池肉林。賭け事は二流でも女に関しては超一流の俺、行く先々で美女をたらし込んでは情報収集。ところが……。見えざる敵が俺の命を狙い始めた。おいおい、そんな話聞いてねえよ。どうやら日本だけじゃなく、韓国、北朝鮮、アメリカ入り乱れてのとんでもない陰謀に巻き込まれちまったらしい……。痛快長篇セクシー・ギャンブル・アクション。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 地球発! アストロアカデミー ~うらぎり者はだれだ!? 月からの大脱出!~
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    宇宙船が月に墜落(ついらく)! 生存タイムリミットは3日間!? 21XX年。クマタ(13歳・日本人)は、宇宙探検家を育成する「アストロ・アカデミー」の試験を突破し、宇宙船カナリア号に乗りこむ。そこにはクセの強いメンバーたちが…!! 宇宙船は飛びたったものの、気がつくとなんとクマタたちは月面に放り出されていて……。しかも宇宙船には爆弾がしかけられているようで、メンバーの中に裏切り者がいる!!!? クマタたちは、はたして無事に生還できるのか!? 宇宙で夢追う、ハラハラ・ミステリー!!!
  • しまなみ海道追跡ルート 〈新装版〉
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    十津川&亀井、瀬戸内に飛ぶ! 壮大な追跡劇と予想外の結末! 観光会社瀬戸内ビューの社長・長谷川要の末娘かえでが誘拐された。身代金は五億円。それを、ライバル社岡山観光社長の佐倉真一郎の口座に振り込めというのだ。岡山県牛窓のK銀行で五億円を受け取った犯人は、モーターボートで逃走を図るが、大型クルーザーと衝突し、沈没。今度は、六億円を岡山観光の東京支店寮に置けとの連絡が入った。警視庁の十津川と亀井らが監視するなか、突然、建物が爆発、炎上する。そして、広島県尾道警察に、「しまなみ海道が炎に包まれるぞ」という脅迫が…。会心の長篇推理。 序章 第1章 爆発 第2章 しまなみ海道へ 第3章 火矢走る 第4章 生口島 第5章 真実への道 終章
  • 警視庁潜行捜査班シャドー
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    殺人以外は何でもやる! 特命捜査対策室  別班(ベッパン)、出動! 監察官殺しの黒幕を追え! 警察ハード・サスペンス! 監察官殺しの黒幕は誰だ!? 限界なしの“非合法”捜査! 警視庁刑事部参事官直属の潜行捜査班『シャドー』は殺人以外の違法捜査が黙認されている非合法の特殊チームだ。 警察組織内の犯罪を摘発する監察官・工藤和馬が殺された事件の黒幕を突き止めるよう、彼らに指令が下された。 リーダーの岩城晃太ら四人のメンバーは、工藤に犯罪を暴かれ恨みを持つ悪徳刑事たちを追跡するが……傑作警察サスペンス! 〈目次〉 第一章 主任監察官の死 第二章 汚れた刑事たち 第三章 策謀の気配 第四章 疑惑の向こう側 第五章 堕落の構図
  • 新・恋愛小説館
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    大好評を博した「恋愛小説館」の続編。というより、新たな極上「恋愛小説館」である。 10の短編は「冬の宴」「白い香り」「緋い石」「陽ざかり」「落葉樹」「枯菊」「即興曲」「ララバイ」「彩雲」「青空」からなり、それぞれが特異な状況に置かれた男女の心理の移ろいを見事に描ききった。 連城三紀彦という、類い希な作家の豊かさや才能が本書に残されている――。
  • そっくり劇場の殺人
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    1巻1,188円 (税込)
    有名人の「そっくりさん」ばかりが集まる奇妙な劇場があった。 ある夜、そこで殺人事件が発生! 殺されたのは誰? そして犯人は誰? 二転三転の末、読者が目にする驚愕の結末!! 表題作ほか、《その椅子に座った者は、必ず三日以内に死ぬ》という怖ろしい祟りを描く『黒椅子』、 そして華族の令嬢に忍び寄る恐怖を描く大正ロマン『光と影』ほか、 本格推理、変格推理の傑作ミステリー9編を収録! <収録作品> そっくり劇場の殺人/サーカス/予言者/黒椅子/王妃の涙/カナコ~KANAKO~/透明人間/彼女の名前/光と影
  • リサーチャー クニオ
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    1巻1,386円 (税込)
    設立間もない小さなリサーチオフィスの探偵クニオのもとに失踪人探しの依頼が舞い込んだ。依頼人の詳細は不明。アシスタントと共に東奔西走するクニオだが、謎だけが深まっていく。物語が展開するにつれて、思わぬ人間同士のつながりが明らかになり、最後はまさかの結末に……。ミステリーの中に垣間見える不可思議な人間の精神こそ著者が描きたかったテーマでもある。
  • 死なれては困る
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    ゴルフ場で倒れ、そのまま植物状態となった会社社長の病室に何者かが忍び込み殺害を図るが、発見されて逃亡。警察の執拗な捜査にもかかわらず、“死なれては困る”者はいても、“死んでもらいたい”者は皆無なのだ!意表をつく結末の傑作集。
  • 卍の女 下北―上高地二重アリバイ
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    江戸川探偵長のもとに横浜、総得寺の貫首の長女・花女から、行方不明になった寺宝を探して欲しいと依頼がくる。事の真相を解明した江戸川は花女の信頼を得、彼女の妹・乙女―通称卍の息子で高校生の弓夫の教育係を頼まれる。弓夫の父は民自党党首・河山善助の長男、善太郎。将来を嘱望されていた弓夫に、東大寺放火事件の嫌疑がかかる中、善助の妻・よね子の他殺体も発見されるが…!?会心の長篇推理。
  • 関西周遊殺人事件
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    由利桂介が約束のホテルの部屋に入ると、待ち受けていたのは青井美保子の全裸死体だった。座卓が部屋の隅に押しやられ、煌煌たる明りの下に美保子は太腿を開いたまま横たわっている。はたして、由利は罠に陥ちたのか? 傷害の前科をもつ由利が、奈良県警の捜査線上に有力な容疑者として浮かび上がっていたのだ。由利と美人スリ桐子のコンビの推理が冴える周遊シリーズ3部作完結!
  • 九州周遊殺人事件
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    横浜に銀行強盗事件発生!一味と思われる男の死体が新幹線の中で発見された。由利桂介は一匹狼の私立探偵だが、奇妙な依頼を受け、指定された新幹線に乗るが、依頼者はあらわれず、殺人の被疑者にされてしまった。一方美人スリの桐子は遠山産業の社長に接近、新婚気取りで九州周遊に旅立つが、その遠山がやがて怪死をとげる。桐子と旧知の桂介は、真犯人を求め、長崎―熊本―大分へと、逃亡と追跡の活劇推理。
  • 四国周遊殺人事件
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    凍てつくような寒夜、全身麻痺を訴える患者が救急病院に運び込まれ、当直医は精神的ストレスと断定したが、翌日、なぜか患者はある決意を告げて退院してしまった。数カ月後、横浜埠頭に荷揚げされた燻蒸中のバナナの山から死体が発見された。警察は傷害の前科をもつ由利桂介に疑いをかけたが、彼は自らの再生を賭けて荷役会社社長の娘との四国周遊の婚前旅行から帰ったばかりだった。そして意外にも……。
  • 奇面館の殺人 上下合本版
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    季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。前代未聞の異様な状況下で、事件は進展する。主人の〈奇面の間〉に転がっていたのは、頭部と両手の指を切り落とされた凄惨な死体。六人の仮面には鍵がかけられていた。名探偵・鹿谷門実の圧巻の推理が始まる! 待望の上下合本版。 【収録作品】 ・奇面館の殺人(上) ・奇面館の殺人(下)
  • 暗黒館の殺人 全4巻合本版
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    蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、全4巻合本版。 【収録作品】 『暗黒館の殺人(一)』 『暗黒館の殺人(二)』 『暗黒館の殺人(三)』 『暗黒館の殺人(四)』 ラストに差しかかる辺りでは、胸が詰まってしまった。胸中に、凡(すべ)ての妖しき館が次々に屹立し、そして次々に崩れ去って行った。冷静でいられる訳はなかった。 黒々とした暗黒館の廃墟の上に、私は何だか異様なもの――懐かしいような、切ないような、そしてどうしようもなく愛おしいもの――を、幻視してしまったのである。――京極夏彦<文庫版第四巻巻末に収録の「特別寄稿◆暗黒館の諸相」より抜粋>
  • 「館シリーズ」14冊合本版
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    十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!(十角館の殺人)  1987年の『十角館の殺人』刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作シリーズが合本版で登場! 【収録作品】 十角館の殺人 <新装改訂版> 水車館の殺人 <新装改訂版> 迷路館の殺人<新装改訂版> 人形館の殺人 <新装改訂版> 時計館の殺人<新装改訂版>(上) 時計館の殺人<新装改訂版>(下) 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 暗黒館の殺人(一) 暗黒館の殺人(二) 暗黒館の殺人(三) 暗黒館の殺人(四) びっくり館の殺人 奇面館の殺人(上) 奇面館の殺人(下)
  • バーバラ、バルバラ、バーバレラ
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    1巻968円 (税込)
    バーバラがぼくたちのクラスに来たのは五月の連休明けだった。担任に紹介されたあと、彼女はいきなりこう言ったのだ。「わたしのことはバーバラと呼んで」一同、顔を見合わせた。ぼくとミチアキも、もちろん。だって彼女、目が大きくて多少バタ臭い感じはあるけれど、どこからどう見ても日本人だし、名前もいましがた「吉澤七海」と紹介されたばかりなんだもの。なにがバーバラなんだか。
  • ユッキーとフッチーのミステリー事件簿
    -
    1巻528円 (税込)
    ユッキーとフッチーのデコボココンビ、第四弾!! 伊豆に出かけた二人。途中でお世話になる旅館の娘・愛美を見てビックリ、フッチーとそっくりだったのだ。そこから始まる誘拐劇。そしてロベルトを招待して訪れた竹島では、花嫁の入水自殺が起こって──。二人の行く先々で起こる事件の数々。解決の糸口をつかめるのか!? 特殊詐欺事件を扱った『第二の人生はオレンヂ色』も同時収録。
  • 家康の秘密
    -
    1~2巻462~528円 (税込)
    岡崎市に越してきたら殺人事件に遭遇してしまい、美幸は気が気ではなくて……『家康の秘密』。平泉に行った歴史マニアの吉経は、従妹の失踪事件に巻き込まれ……『義経伝記 殺人迷路』。相変わらずお騒がせコンビが行くところ、また殺人事件が起きて……『ユッキーとフッチーのミステリー事件簿 第二話 遺跡の里殺人推理』の現在と悠久の昔とが複雑に錯綜するミステリー3編を収録。
  • 世界文化遺産 煌めく軍艦島の殺意
    -
    1巻1,232円 (税込)
    最初の犠牲者が九州の軍艦島に残した謎のダイイングメッセージにより、捜査は山陰の氷ノ山の麓を走る若桜鉄道沿線へと拡大。レアメタルをめぐる利権争いも浮上し、第二、第三の殺人も起きてしまう。環境省自然保護官である菅野鉄雄と金井桂の名コンビがさまざまな圧力にも屈せず、事件に立ち向かう、世界遺産を舞台にした旅情ミステリーシリーズの第3弾。
  • 太陽と月のシンフォニー
    -
    1巻539円 (税込)
    教育改革に燃える雅は仕事に邁進していたが、ある日妹の華から母の死を知らせる電話がかかり……『太陽と月のシンフォニー』、行方不明の父を探す幸人の前に、脈々と受け継がれた血の呪縛が迫る『卑弥呼の祖国は何処に?』、毎度お騒がせコンビ、ユッキー&フッチーが、ついにフランスへと進出!? 『ユッキーとフッチーのミステリー事件簿 第三話』……特色あふれた短編3作を収録。
  • 軽井沢・京都殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    旧軽井沢で広大な敷地をもつ元華族の大邸宅で、本物のセレブが参集し、酒と料理と会話を愉しむパーティが催された。深夜になって、参加していた日本のホテル王の姿が見えなくなった。皆で探していると、二階の部屋で短剣を胸に一突きされて殺害されていた。数日後、軽井沢でのパーティに参加していた現職の国会議員が東京湾の倉庫街で殺害されているのが発見された。 これは連続殺人なのか、はたまた、偶然なのか。元華族の美女が、殺人に関わっているのか――。パーティに参加していた可愛くてしっかり者の女子大生・神谷慶子が事件の裏に潜む動機を探っていく!
  • 記念日の客 <新装版>
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    定年退職した水田に嬉しい報告が入る。二十歳離れている、再婚した妻が妊娠したというのだ。それを機に、水田は義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職することに。若きスター・五代ユリのマネージャーとして、仕事にやりがいも覚え順調に見えた第二の人生だったが、華やかな世界の闇に巻き込まれ……。芸能界で次々と起こる事件とその解決にアラ還紳士が奔走! 長編サスペンスの新装版。
  • ただ一人の幻影
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    初文庫化! 遅いデビューながら人気作家となった宮越には、胸に畳んだ青春の思い出があった。花火大会の夜、河原で出会った少女と名乗り合いもせず、寄り添って天空に 咲く大輪を見物した思い出である。そんな彼のもとに届いた、追憶の少女の娘からの手紙。やがて宮越は、追憶の少女が夫を殺し、服役中に獄死したと聞かされ ることに……(「遠い夏」)。 一期一会の男女の出会いから謎が立ちのぼる、8編のミステリーロマン。 運命の初夜 永遠の祭壇 神風の怨敵 ただひとりの幻影 海の宝石 最後の灯明 芳しき共犯者 遠い夏
  • 恋愛小説館
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    著者はあとがきで、この十の物語を書くことになった動機について書いている。 「愛という言葉を解説するのに、僕にはこの十の物語と本一冊分の字数が必要だったのです。四十近い年齢で漠然と考える恋愛には、恋の甘美さはなく、愛のほうも純粋にそれだけというわけにはいかず、生活の雑事の埃と煤にまみれています。(中略)その埃と煤のほうを書きたかったのだとも思います」(後略)」 愛という言葉に、誠実に向き合った著者が出した誠実な答えが、この短篇集にある――。
  • サンドリヨンの扉
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    1巻1,980円 (税込)
    美しくも最凶の女刑事、爆誕! 事件は殴って解決、頭が切れて口達者!腕力無双、喧嘩上等のニューヒロイン!! 美しすぎる女子アナとして地元テレビ局で有名な広瀬愛理。彼女の挙式目前に起こった殺人事件。捜査を担当する友永は「狂犬」と呼ばれる女性刑事だった。
  • 摩周湖 黒衣の女
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    美しい人妻から、夫を探す依頼を受けた私立探偵・岩波は、神秘の湖と呼ばれる摩周湖へ飛んだ。地道な調査により、黒づくめの服装の女と一緒であったことをつかんだが、男は遺体となって発見された。黒を纏う女は誰か。どこへ消えたのか―。
  • 夜叉の断崖
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    岩波淳哉は一匹狼の私立探偵。全国各地で未発見の巨木を見つけようという巨木探しグループの“組長”でもある。今回の目的地は八ヶ岳山麓の蓼科高原。別荘に着いた一行は管理人夫婦と出会うが、数日後、警察らしい人間が管理棟を張り込んでいるのに気づく。やがて二人は岩波にボストンバッグを預け、別荘地から姿を消した。訪ねてきた刑事から、男が自分の妻殺しの容疑者として追われていることを知り…。
  • 松江・出雲 密室殺人事件
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    出雲に嫁いだ一人娘の雪路を連れ戻してほしい―一匹狼の調査員・岩波惇哉の許に、松平と名乗る男から依頼があった。浮気性の夫と別れたいが、相手が承知しないという。前金は100万円。岩波は、彼を「組長」と呼んで慕う巨木探索グループの一員・20歳の真那津と共に出雲へ飛んだ。雪路を訪ねたが彼女は留守。そしてその家で女性の絞殺死体が発見された!警察に疑われる岩波。無実を証明できるのか。
  • 白神山地殺人事件
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    世界遺産に登録された白神山地の秋は美しい。調査員の岩波惇哉をリーダーとする一行は、日本一のブナを求めて原生林を歩く予定だった。出発前夜、東京に降った黒い雨。それは不吉な事件の前兆だった!赤石川と滝川の合流地点で、一行は女性の死体を発見した。軽装だったことから、岩波は同行者の存在を疑う。被害者は東京の資産家の娘。しかも父親も二年前に行方不明になっているという…。長篇山岳推理。
  • 星砂の島殺人事件
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    私立探偵・岩波をリーダーとする探検グループに西表島行きの話がもちあがった。そんな折、メンバーのひとり真那津が、阪神大震災で被災し身寄りのない少女・花を連れて神戸から帰京した。花の出奔中の父親が石垣島にいることがわかり、岩波達は沖縄へ飛ぶ。しかし、父親は三年前から再び行方不明だった。グループは西表の密林で謎の死体を発見する。遺体は花の父なのか、彼の過去には何が…書下し長篇推理。
  • 立山連峰殺人事件
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    上高地から岳沢へ登攀中、雪洞に貯蔵していた食糧を口にした三人パーティの一人が急死した。青酸毒であった。半年後、またメンバーの一人が立山で墜落死した。彼らは十五年来の岳友だという。豊科署刑事道原伝吉は、二つの事件を結ぶ糸を探ったが、徒労に終わった。そしてさらに半年、今度は冬の剣岳で、メンバーの長男が遭難するに及んで、道原の脳裏には意想外の仮説が浮かんでいた。長篇山岳サスペンス。
  • ヘデラの花
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    優子は、超がつくほど真面目な銀行員の父洋介と、おっとりした母由紀子との三人家族。高校進学を控えた優子は、こづかい値上げを交渉するため、母から父の弱みを聞き出そうとしたが、ただ惚気を聞かされただけだった。ところが、そんな仲睦まじい両親が初恋を成就させた裏にはとんでもない秘密が隠されていて……。軽快な文章でダークな世界を描き切った、ユニークなサスペンス。
  • 幽霊健診日
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    「幽霊」シリーズ記念すべき第30作目! 男やもめの敏腕刑事・宇野は、女子大生の彼女・夕子との ディナーデート中に貧血で倒れてしまう。 運ばれた病院には、「当直の医師に恨まれている。 殺される前に病院を変えてほしい!」と医者に詰め寄るカップルがいた。 翌日、案の定起こった殺人事件。 だが、殺されたのは全く関係のないはずの女性医師で……!? 悲しいピアノの旋律が呼び起こす、事件の真相とは。 人に追われる中学3年生の少女と寄宿制学校の謎を解く「壁を越えて」や、 絵の中に描かれた”死んだはずの女”を探す「展覧会の絵」など、 ユーモアあふれるミステリ7編を集めた一冊。 赤川次郎ミステリーの最先端を、ぜひ味わってください!
  • アルカロイド
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    1巻550円 (税込)
    商社主催の勉強会。その後に行われた懇親会で招待客である中堅企業の社長が倒れる。救急車が到着するも見つからない搬送先。そして亡くなってしまう。社長は酒豪でならしていたひとだった。総務課長の黒澤は「急性アルコール中毒」ではないのではないかと一抹の疑問を抱く。 そして懇親会での大手企業の社長と話をしていたときの内容から、重要なプロジェクトが知らない所で走っていたことと、その背後に大がかりなスパイ組織が動いていたことを突き止める。
  • 黒部殺人源流
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    黒部・餓鬼山で、二年前に行方不明となった平塚晃一のザックと破れた羽毛服が発見された。平塚はチョモランマ登頂に成功した世界的なクライマーだった。しかも現場近くで、のこぎりで切断されたらしい女性の頭部と腰骨が見つかり、事件は奇怪な様相を見せ始めた。長野県警諏訪署の道原伝吉が捜査を開始。女性の身元をつきとめるが、その矢先、平塚の山仲間の遺体が八ヶ岳で発見される…。長篇山岳推理。
  • 谷川岳 霧の殺意
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    道原伝吉四十六歳―長野県警諏訪署のベテラン刑事が、妻子と共に遅い夏休みをすごした三日後、事件は起った。一家が泊った八ヶ岳高原のホテルに同宿していた一人旅の美貌の女性が、下諏訪町の鷲ヶ峰で絞殺死体となって発見されたのだ。さらに同日未明、東京の彼女の自宅では、夫が放火による焼死体となって発見されていた。殺された夫婦の身辺を洗うため、若い貞松刑事をつれて上京した道原だったが―。

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