国内ミステリー作品一覧

  • 警視庁くのいち特殺隊1 汚れなき殺戮
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    くのいちの忍び装束に身を包んだ美貌の女忍者が巨悪に鉄槌を下す!  朝霧キララ、村雨カノン、淡雪リカ、夕雲シオリ。彼女たちは、戸隠流古法が伝える忍法を再現し、秘密裏に捜査して秘密裏に巨悪に鉄槌を下す「くのいち特殺隊」のメンバーである。  警視総監の特命で捜査に入った朝霧キララは、次々と資産家を籠絡してその財産を奪っていく吸血後妻魔・小手川喜代の素性を洗っていた。やがてその背後に、謎めいた資産管理会社の存在が浮かび上がってきて…。  直木賞作家・志茂田景樹の電子書籍限定、初公開版エンターテインメント作品。 ●志茂田景樹(しもだ・かげき) 静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 仙台で消えた女
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    1巻495円 (税込)
    仙台・鳴子で起きた連続殺人事件の謎、本格推理と愛憎ドラマの鮮やかな融合!  美貌の人妻・瀬戸溶子が突然消えた。が、ある夕刊の風景写真の中に彼女によく似た女が仙台の街を背景に映し出されていた。やがて杜の都・仙台と鳴子峡で連続殺人事件が発生。溶子の謎の正体とは? 溶子を追う数人の怪しげな男たち。そして、探偵役のカメラマンと女子大生が最後に見た恐怖の大どんでん返しとは…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 長崎で消えた女
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    1巻495円 (税込)
    二つの失踪事件が複雑にからみあい、依頼人と探偵との虚々実々の駆け引きが始まった!  私立探偵・二本松秋彦は、会社役員・新開に依頼され、二億円を持ち逃げした社員を見つけ出すため、潜伏先と思われる長崎へ飛んだ。二本松は現地で、人妻の行方を追っている女探偵・藍川真奈と知り合い、親密な関係になる。ところが、二本松は奇怪な殺人事件に巻き込まれてしまい、否応なく真犯人追及に走り回る。長編トラベルミステリーの傑作。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 京都で消えた女
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    1巻495円 (税込)
    初恋の女を捜す男が京都をたずね歩き、ついに辿りついた女の過去は男を驚愕させた!  私立探偵・土屋の初恋の女・波津美が京都で失踪した。波津美は京都で、土屋の学生時代の友人で会社社長の大隈と結婚していた。大隈から波津美の捜索を依頼された土屋は、新幹線の中で知り合った三千子を助手に波津美の足跡を追う。そこには、土屋が知らない波津美の影が落ちていた…。二転三転する意外性豊かなストーリー展開、旅情あふれるミステリ。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 静かな教授
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    1巻495円 (税込)
    完全犯罪を狙った犯罪者の視点から殺人事件を描く倒叙ミステリ  うそ寒い家庭生活を送る大学教授は、孤高の学究生活を乱す虚栄心の強い妻を冷ややかな目で見ていた。やがて教授は、彼女を排除すべく“可能性の犯罪”を試みる。目論見通り妻の殺害に成功するが、そのとき家に居合わせた助手に疑いがかかる。そして捜査が進むにつれて、念入りに固めた嘘が、少しずつ剥がれて落ちていき…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 人でなしの遍歴
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    1巻495円 (税込)
    おれを殺そうとしている者は、いったいだれなのだろう?  体調が思わしくない、気力も湧かない。生きていても仕方がない。半ば厭世観に囚われた篠原喬一郎は、三度命を狙われたとき、甘んじて殺されてやろうとさえ思った。しかしその相手だけは知っておきたい。喬一郎は、悪行の限りをつくした自分の半生を振り返り、恨みを抱いているであろう犯人候補者六人の許へ赴いた…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • おやじに捧げる葬送曲
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    1巻495円 (税込)
    入院中の元刑事が見舞客の話を聞いてベッド・ディテクティヴを務める  不治の病で入院中の元刑事「おやじさん」が、見舞いに訪れる探偵の「おれ」から、事件の話を聞く。十億円の宝石盗難事件、被害にあった宝石商殺害事件、これらを世間話のように語るうちに、やがて「真相」が徐々に明らかになっていくが…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 氷柱
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    1巻495円 (税込)
    隠者のような生活を送っていた男が犯罪行為に手を染めていく過程を描く  街の一角に三万坪の居を構えて住む風変わりな男……名は小城江保、人呼んで氷柱(つらら)。彼は、ある日遭遇した少女の轢き逃げ事件を契機に、自身が途惑うほどの情熱に衝き動かされ、犯罪行為に手を染めていく。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • お茶とプール
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    1巻495円 (税込)
    不動産会社社長のお屋敷で起こった怪死事件を巡る本格ミステリ  雑誌社に勤める輝岡亨は、星加邸を訪れた折、居合わせた人々の間に漂う違和感を察知する。その場の不穏な雰囲気が、やがて人ひとりの死を招くことに。殺害された人物は皆に疎んじられ、誰もが殺意寸前の感情を抱いていた。果たして犯人は誰なのか? そのトリックは? また、亨の身辺は、怪死事件以後、様々に騒がしくなっていく…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 的の男
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    1巻495円 (税込)
    標的の男を巡り、あの手この手の秘策を凝らす刺客たちのドラマ  極悪非道な強腰で成り上がった実業家・鯉淵丈夫は、過去買った恨みも数知れず。肚に据えかねた七人が鯉淵めを亡き者にしようと秘策を凝らすが、憎まれっ子世に憚るを地で行くこの男、そう簡単には死んでくれそうもない。連作倒叙ミステリ。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 私の愛した悪党
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    1巻495円 (税込)
    冒頭にプロローグとエピローグを並列、連作風の構成が粋なユーモア人情ミステリ  生後八ヵ月の女児が誘拐され、身代金を要求される。だが、警察の介入に気づいた犯人は接触してこず、赤ん坊は行方不明のまま時が経つ。二十年後、下町に住む三人の娘のうちの誰かが、誘拐された娘らしいとわかってきたのだが…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 変人島風物誌
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    1巻495円 (税込)
    変わり者たちが住む孤島、そこで起こった連続殺人を扱った本格ミステリ  我利我利亡者の地主、不気味な絵を描く洋画家、弾けなくなった天才ピアニスト、元博徒の顔役、腺病質な少年、書かない小説家……といった人々が住む孤島“変人島”に続発した事件の犯人は? ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 魔性ホテル
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    「まだ“燭台”のようなことをやってるのか」同級生が声をかけてきた。燭台とは,ホテルマンという職業を揶揄する言葉だ。そして宿泊のたびに社会的地位の違いを見せつけ,ついには自分の恋人を連れ込む始末…。殺意を燃やす男が編み出した完全犯罪とは?ホテル内部を知悉する著者ならではの自選ホテル・ミステリー5作。
  • 犠牲者
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    ある殺人事件の犯人に仕立てられた男。家庭も仕事もめちゃくちゃに。果して犠牲者は誰なのか。推理と皮肉に満ちた10編。運命に翻弄される人々を描いた傑作集。「華やかな罪過」「悪魔の聖壇」「アパートの殺人」「ある探訪記者の話」「夏の夜の冒険」「動物園の一夜」「頭と足」「誰が何故彼を殺したか」「二人の盲人」「犠牲者」。
  • ハイエナの夜
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    滝村薫平――元キックボクサー、現在自他ともに認める体力派カメラマン。離婚して、一人娘とは離れて暮らす。依頼されるのは、かなり“やばい”仕事ばかりだ。結果、ヤクザや暴走族に襲われたり、プロレスラーと闘うはめになったり、ときには、妖艶な美女に誘われたりもするが……。軽快な展開のなかに、男の悲哀を織り込んだ秀作6編。
  • 倉敷・博多殺人ライン
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    「投稿作品のアイディアを盗まれた」――美緒(みお)の勤める出版社に人気作家を告発する手紙が届いた。まもなく、博多に出張中の他社の編集長が倉敷で殺された。さらに作家自身にも「天誅(てんちゅう)」を予告する脅迫状が! 壮(そう)と美緒は調査に乗り出すが、脅迫状の差出人は既に亡く、編集長殺しの最有力容疑者も他殺体で発見された……。壮の頭脳が解き明かす連続殺人の哀しい真相とは!?
  • 平城京殺人事件~「長屋王の変」異聞~
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    長屋王・発願(ほつがん)の写経に携わった下級官吏・東人(あずまひと)は、長屋王の付した跋文(ばつぶん)に秘かな危惧を抱く。やがて、身分の壁に出世の望みも絶たれた彼の前に、予期せぬ運命が。一方、天武天皇の皇子・新田部(にいたべ)は死の床で長屋王の変を回想していた。生涯一度の一族繁栄の好機を逃したことに後悔しつつ……。権勢をほしいままにした長屋王を自尽(じじん)に追い込んだ真相とは?
  • 萩・津和野殺人ライン
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    黒江壮が、婚約者・笹谷美緒を連れて山口県萩市に帰郷した。生涯忘れえぬ楽しい旅になるはずであったが、ひとりの男が萩城跡で殺されたことで事態は一変してしまう。その男は壮の親戚が経営するホテルの宿泊客だった。そして、この殺人には7年前に当時の宿泊客と駆け落ちしたホテルの長女が係わっていることが判明。さらに――!? 壮&美緒シリーズ、屈指の傑作!
  • 伊良湖・犬山殺人ライン
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    恋人の壮(そう)と赤坂のホテルで食事をした美緒(みお)は、その帰り際、殺人事件に遭遇する。ホテルの一室で発見された被害者は岩手県議の男。現場には《伊良湖(いらご)岬の闇を照らせ》と書かれた紙が残っていた。目撃者は、被害者の部屋を若い女性が訪ねていたと証言し、死体発見者のフロント係は謎の電話があったと明かす。そして美緒は、ある知人の奇妙な行動を目撃していた……!?
  • 指宿・桜島殺人ライン
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    編集者の美緒(みお)は幼馴染(おさななじみ)の美由樹から相談を受けた。叔母の悦子が何かに怯(おび)えていると──。恋人・壮(そう)とマンションを訪ねた美緒たちは、悦子が襲われているのを目撃。部屋に急行するが、悦子はそれを否定する。同じ頃、奥多摩で死体が発見される。被害者は悦子の夫が副支配人の鹿児島西京ホテル、元社員。7年前、上司殺害の容疑をうけた者だった。2つの事件を結ぶ糸は!?
  • 尾道・鳥取殺人ライン
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    美しい砂丘の町で凶悪な殺人事件が発生。鳥取砂丘で発見された被害者は、笹谷美緒の女子大時代の友人だった。遺体そばの砂には「尾道」と推測される言葉を含むダイイング・メッセージが! 捜査陣は被害者の交友関係を洗い出し、二名の容疑者が浮かび上がったが……。ご存じ、壮&美緒コンビも事件解決に乗り出し、犯人の黒い企みと悲劇の真相に迫る!
  • 能登・金沢30秒の逆転
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    能登半島・灘浦海岸で、県立金沢第一病院の薬剤師・君原由紀恵の死体が発見された。七尾中央署の島中は、由紀恵の部屋のカレンダーに、謎のSの文字を発見。捜査の結果、二人の容疑者が浮上する。だが、半年後、その一人が殺され、しかも、新たな容疑者には鉄壁のアリバイが! Sとは誰か? 「きらめき4号」30秒のトリックとは? 謎の人物・Sを追え!
  • 甦れ 孔雀警視
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    石油採掘(さいくつ)権を売りつける詐欺(さぎ)会社に潜入して、その全貌を暴(あば)くよう指令を受けた、孔雀警視こと扇野笙子(おうぎのしょうこ)。持ち前の美貌と、得意の語学を駆使(くし)して核心に迫ろうとするが、副社長が何者かに殺され、焼死体で発見される。どうやら詐欺会社の逆利用を企む顧客がいるらしいのだが……。捜査は進展せず、犠牲者は続出する。孔雀警視が挑む最大の難事件!
  • 取調室3~敵は鬼畜~
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    佐賀県鳥栖(とす)駅で、母を待つ少女・知香が保護された。不可解なことに、知香は三カ月前にも、男に東京から連れさられた後、同じ場所で母を待っていた。なぜ二度も少女は鳥栖に? 時を同じくして鳥栖市内で発見された無惨な焼死体は、知香の母・綾乃だった! 必死の捜査の結果、ある男を逮捕。佐賀県警の落としの達人・水木警部補と男の凄絶な死闘がいま、始まる!
  • 取調室2~死体遺棄現場~
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    佐賀県有田町で女性の死体が発見された。現場での目撃証言から、不審な女性が別件逮捕される。被疑者・香山弓江は一世を風靡した美貌のスター歌手であった! だが、被害者との接点は皆無。“落としの達人”水木正一郎警部補の執拗な聴取にも、弓江は完璧な答弁を見せ、事件は暗礁に乗り上げた……。最新の科学捜査を駆使して捜査官と被疑者の死闘を描いた傑作。
  • 取調室~静かなる死闘~
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    佐賀市内のホテルで全国学生テニス選手権優勝者・小田垣悦也の撲殺死体が発見された。死体発見の数時間前、慌ただしく同ホテルをチェックアウトした父・光秀に疑惑が集まる。“取調べの神様”の異名を誇る水木警部補が登場! ところが、悦也の死亡時刻に光秀が北海道にいたという鉄壁のアリバイ! 敏腕取調官と冷徹な被疑者との息をのむ攻防。会心の推理傑作。
  • 飛鳥十字殺人事件
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    聖徳太子のガン死亡説を唱える学者夫妻が、それに反対する先輩と争い殺人を犯す、という推理小説『聖徳太子の謎』を書いた作家の山路(やまじ)が、雪の夜自宅で惨殺された。山路は先輩作家の吉岡に作品をけなされた直後で、凶器は吉岡所有の脇指であった……。巧妙なアリバイ・トリックと暗号を駆使した著者会心の本格ミステリー。
  • 謀殺指令
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    響三郎が久々に帰国した。世界中の殺人(ころし)のホシを追い、やっと得た休暇だ。だが東京も国際都市。ポルノ仕掛けのスパイ探索に乗り出していく。国際刑事警察(インターポール)・特別捜査官(スペシャル・エージェント)に安全はない。生命(いのち)がけの闘いが続き、さずがの響も、ついに敵の手に陥(おちい)る。犯人は彼を囮に原爆製造犯人の釈放を要求! いよいよ迫力を増す超アクション。
  • 越前の女~東尋坊殺人事件~
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    祖母は座礁した駆逐艦乗組員を、母は福井大地震で負傷した男性を、身を挺して救出した。そして娘・亜紀の運命は……。奇岩で有名な景勝地・東尋坊で、亜紀の夫の死体が発見された! 他殺と信じる亜紀は、十五年後、数少ない手がかりをもとに調査をはじめるが……。時を超えて展開する女たちの壮大な物語。鮎川賞作家が描く本格&旅情サスペンス大作!
  • 適法犯罪
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    謎の美女を会長に仰ぐ「マルチ商法団体」EC(エラボレートクラブ)。若い女性たちを巧妙な罠に嵌(は)め、洗脳、骨の髄までしゃぶり尽くす。その手口は、法には触れない「適法犯罪」だった。弁護士資格を持たない正義のウラ弁・大淀(おおよど)鉄平がついに立ち上がる──。海千山千の団体幹部と繰り広げる頭脳戦、そして意外な人物が殺害されて……。大好評「非法弁護士シリーズ」!
  • 殺意の法廷
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    福岡市のホテルの一室で、男女の死体が発見された! 被害者は、市会議員の乗松三喜夫とその愛人の広川朱美だった。将田検事指揮による捜査の結果、逮捕された男の名前に、朝日岳之助弁護士は衝撃を受けた。その男、野々口雄次は、かつての同僚の息子だったのだ。弁護を申し出る朝日。だが、なぜか雄次は心を閉ざす……。冤罪を憎む老弁護士の執念!
  • 「金沢・八丈」殺人水脈
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    事件は八丈島から始まった。植物公園の蘇鉄に人間の頭骨が吊り下げられていたのだ。2日後、横浜の女子高の校庭からも頭骨が……。同一犯と思われたが、接点がまるで見当たらない。神奈川県警・篝俊輔警部補は、9年前に起こった陰惨な殺人事件との繋がりを見いだしたが、容疑者には鉄壁のアリバイが! 斬新なトリックと緻密なストーリーで紡ぎ出す傑作推理小説!(『金沢・八丈まぼろしの19分』改題)
  • 夫婦岩殺人水脈
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    城ヶ島に漂着した段ボール詰めの男の死体。容疑者・山脇健介は島根で、焼殺体となって発見された。駆け出しのフリージャーナリスト・烏丸実果は、9年前、神戸の強盗殺人事件で死んだ男と山脇が同一人物であることを突き止めた。誰が山脇を二度殺したのか? 真相を目前にした実果に“夫婦岩のアリバイ”が立ちはだかる!
  • 紀伊半島 潮岬殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
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    旅行作家・茶屋次郎の学友・袋田が一枚の肖像画を持参した。大阪・天王寺のホームレスの露店で見つけたこの絵のモデルが、父親の遺した謎の写真の美女と同じだったので買い求めたという。 女の正体を探ってほしいとの希望に、雑誌連載の取材を兼ねて乗り出す茶屋。だが、写真の裏に書かれた「串本」の文字を手掛かりに出向いた南紀串本・潮岬で、彼女は六年前に絞殺されていた! やがてその女性に思いを寄せていた男までもが犠牲に……。肖像画に秘められた数奇な物語とは? 傑作旅情推理、ますます快調の第12弾!
  • 越前岬殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
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    福井・東尋坊を取材中の旅行作家・茶屋次郎は、突如、地元警察に殺人容疑で連行された。 前日、近くの雄島(おじま)で東京のOL・竹脇肖子が絞殺され、目撃証言と現場付近の駐車場に停めていた車のナンバーから、茶屋が重要参考人として割り出されたのだ。 やがて茶屋の取材の過程で、肖子の父親が三年前、何者かに襲われて頭部を殴られ、以来記憶喪失となっていた事実が!  はたして二つの事件の関係は? そして待ち受けるさらなる血の惨劇……。円熟のシリーズ第13弾!
  • 無伴奏
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    ある晩秋の日曜日、父危篤の報せを受けて、二十二年ぶりに実家に足を踏み入れた元警官の介護士・阿南。父との反目から家族とはほぼ絶縁状態だった彼は、老いて日常生活も覚束なくなった父の姿を見て、強い衝撃を受ける。翌朝父は、すでに死亡した母の名前を呼びながら、突如「わしが、殺した」と阿南に告げて泣き出した。二歳のときに死に別れた母。知ろうとしなかった父の人生。自らの家族にかつて何が起きたのか? ごく普通の人びとが抱える孤独と哀しみから浮かび上がる過去の謎を、鮮やかな筆致で綴って忘れがたい余韻を残す傑作ミステリ。
  • 闇に潜みしは誰ぞ(上)
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    1~2巻616~660円 (税込)
    〈野郎、ただではおかんぞ!〉 深夜の家荒しに続き、男たちの襲撃――警視庁刑事・仙波は怒りをこめてつぶやいた。――しかし、奴等は何を狙っているのだ……? 仙波はそのとき、以前、交通事故を起こした男を病院に運んだ際、その男がビニール片に書いた地図のようなものを残していたことに気付いた。そこには何かの秘宝の埋蔵場所でも印してあるのだろうか……? が、仙波は何者かに拉致されてしまう……。隠された〈物〉は何か、そして背景で暗躍する組織の正体は? 会心のスーパー・アドベンチャー巨編(上)
  • 凩の蝶
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    海外研修の留守中に妻を殺された警視庁警部の舞坂正路は、職を辞し姿見えぬ犯人への復讐を誓う。木枯らし吹きすさぶころだった。事件前に北海道の実家に帰省していた妻は十月十日の夜ひとりで船を出していた。また同夜、近くをドライブ中に道警の三勢警視正が転落死していたことも判明した。この暗合を追う舞坂は、恐るべき謀略をもくろむ巨大な組織とその陰にひそむ不吉な血筋の存在を知った。舞坂は、ついに、夥しい死を運んだ呪われた血脈の遡及を始めるのだが――。本格ハード・サスペンス巨編!
  • 第三の女
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    雷鳴とどろく、晩秋のパリ郊外。フォンテーヌブローの森を見おろす深い闇のなかの古いホテルで、宿命的に出逢った日本人男女の決定的な恋の啓示。そして、交し合ったある黙契が、ロマンの香気あふれる、ドラマの幕開けだった――。第1の殺人事件は初冬の福岡、つづいて第2の殺人事件は、早春の箱根で起こる。だが、それぞれの事件の最有力容疑者には、完璧なアリバイを有していた……。人生のすべてを賭けた男と女の、美しくも哀しい愛がひき起こす、長編ロマンミステリーの傑作。
  • 雲から贈る死
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    世界初の小型電卓の開発で驚異的な成長をとげたOAメーカー〈ルコー〉は白藤三兄弟を中心とする同族によって経営されていたが、今日の繁栄をもたらした最大の功労者である天才的研究家・末弟の起人の不可解な死の後、次々と惨劇に襲われる。社長・隆太の自ら操縦する軽飛行機が墜落、死亡。その葬儀の席で、起人のかつての愛人で最近は隆太と親しかった常務の弥栄子が変死――。不吉な予感のなか、一族につながる女子大生・透子は起人の息子・秋人との出会いに運命的なものを感じ、急速に傾斜してゆく――。“死後の完全犯罪”の謎と悲劇的な愛が交錯する、会心のロマンティック・ミステリー。
  • 消えた島
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    多発性骨髄腫――末期癌の中でも最も激しい痛みを伴うこの悪魔が、日邑勘造の全身を蝕んでいた。日々苦痛に顔を歪める夫を見るたびに、妻は“安楽死”ばかりが脳裡に浮ぶ。そこへ“古い友人”と名乗る老人が見舞いに現れた。妻が老人を残し病室を空けた一瞬、老人は日邑に何かを注射して忽然と消えた。目撃した看護婦が、事件を公にした。担当の医師は毒物注射を疑い検査を始めるが、予想に反し日邑は恢復の兆しを見せた……。突然姿を消した老人とは何者か。そして、極限の苦痛から解き放つ奇蹟の薬とは。現代医療の矛盾と安楽死問題に、一石を投じる長編ハードサスペンス。
  • 影法師
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    大手洋酒メーカーの社長が、突然何の関係もないマンションから転落死した。果たして、「自殺」か、「他殺」か?警察の捜査は状況から「自殺」に絞られ、その原因を追求していく。そして、企業トップが関わった事件を隠そうと企業の論理を振りまわす会社関係者の対応や、また典型的な同族企業体質の厚い壁にはばまれながらも、意外な事実が次々に判明し、企業のスキャンダルが露呈してくる……。著者渾身の長篇企業ミステリー
  • 泉鏡教授の旅行事件簿
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    1巻550円 (税込)
    名古屋にある女子大学でフォークロア学を研究している教授泉鏡が教え子の女子大生たちと研究旅行に行くが、その旅先で必ずと言っていいほど奇妙な事件に巻き込まれる。今回の事件の舞台は、ミラノ、エズ(フランス)、松江、三内丸山遺跡、他にわたる。 文化や歴史を研究していると、必ずと言っていいほど何らかの事件に巻き込まれ、旅行記が事件簿になってしまう。
  • 退職刑事 榊原陽一郎 第一回
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    1~9巻275円 (税込)
    長編ミステリーの第一回。警察を退職した榊原陽一郎は興信所に雇い入れられる。ようやく興信所の生活に慣れ始めた八ヵ月目、榊原は社長の西田からある女性の尾行を依頼される――。
  • 刑事・多岐川恭介(1) 殺人権力
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    1~3巻495円 (税込)
    権力を嵩に着た巨悪に立ち向かう刑事たち  都内のガソリンスタンドに乗用車が突っ込み、爆発炎上した。現場に居合わせた警視庁捜査一課の多岐川恭介は、間一髪で災難を逃れたが、現場を去る不審な車を目撃していた。被害者は、ハイテク企業の社長夫人。何者かの恨みで殺されたのか? 事件を追い始めた多岐川は、背後に渦巻く人工臓器開発の実態を掴むが、行く手には権力の壁が…。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 藪枯らし純次
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    興信所の調査員・高倉圭介は中国地方の山奥にある赤猿温泉郷に赴いた。この鄙びた温泉に帰ってきた曰く付きの男「薮枯らし純次」の監視を依頼されたのだ。村人たちは何を怖れているのか? 村の歴史に纏わる秘密とは何か?官能的な旋律が村に響き、第一の殺人事件が発生。そして、次々に血腥い事件が起り、高倉は次第に、閉鎖された村で、瘴気ただよう闇の狂気にとりつかれてゆく…。
  • 夜の終り
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    浅草六区の映画館で女性が毒殺されているのが発見された。中年女性顔まけの厚化粧の下には意外な稚い顔が覗いていた。被害者は身元のわかるような物はなにひとつ身につけていなかった。複雑な男関係。事件の謎をとく鍵は、被害者が残した黒いハイヒール。わずかな手がかりを頼りに刑事たちは都会で一人生きていく彼女の過去を探り出したが……。
  • 十津川警部 殺しはトロッコ列車で
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    京都の嵯峨野トロッコ列車で観光を楽しんでいた女優が列車内で脅迫を受けた。数日後、東京の江戸川で非常勤講師が殺害される。捜査が難航するなか、静岡の西伊豆でも同様の手口で殺人事件が起きる。警視庁・京都府警・静岡県警の合同捜査が始まった。
  • ドグラ・マグラ 上巻・中巻・下巻セット
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    1巻990円 (税込)
    幻想的かつ怪奇的な世界観! 大正から昭和にかけて日本の幻想文学、探偵小説の世界に怪しげな輝きを放ち、読者を虜にした夢野久作作品の世界観。 「ドグラ・マグラ」はその中でも、特に強烈なインパクトと独特なストーリーによって作者の代表作として名高い作品だ。 今回、そのドグラ・マグラの上・中・下の3巻をセットにした完全版! 今でも日本のアングラ界に大きな影響を与えている夢野久作「ドグラ・マグラ」をこの機会にぜひ!
  • 飛鳥殺人事件~首の迷宮~(上)
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    警視庁殺人班の刑事・宇津木冬彦は、有馬安正の妻から、捜査依頼をうけた。有馬は、高松塚古墳研究のため、飛鳥に行くと言って家を出たまま消息を絶っており、また謎の男から、有馬は既に殺されているという電話があったというのだ。宇津木が有馬のマンションを訪ねたころ、高松塚の近くで、男の首なし死体が見つかった! 殺人事件と歴史の謎を絡めた傑作長編!
  • 人麻呂の悲劇(上)~「人麻呂・赤人同一人説」殺人事件~
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    文芸編集者・笹谷美緒のもとに、覆面作家・飛鳥彰から週刊誌連載の話が持ち込まれた。柿本人麻呂の秘密をめぐる鼎談(ていだん)のメンバーに指名されたのだ。さらに飛鳥から、24年前に失踪した人気作家・山岡竜一郎捜しの協力要請を受ける。飛鳥の仕事場を訪ねた美緒は、その正体を知り驚愕! そして、奇怪な殺人事件が発生! 歴史の秘密と作家失踪事件の謎を追う傑作長編!
  • 「邪馬台国(やまたいこく)の謎」殺人事件
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    九州肥後(ひご)市で、市長選候補者の大曽根英隆が毒殺された。遺跡群に建設予定の大レジャーランド推進派と対立していた彼は、手帳に邪馬台国(やまたいこく)に関する奇妙なメモを残していた。いったい何を伝えたかったのか!? 熊本県警から相談を受けた警視庁の勝刑事は、15年前に東京で起きた心中事件を思い出していた……。古代史最大の謎と密室トリックの究極の融合に挑む傑作長編!
  • 轢き逃げ
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    大手精密機器会社課長・守口は、愛人とのドライブ中に人を撥ねてしまった。被害者を置き去りにして逃げた彼は、腹心の部下や車のセールスマンを巻き込み、徹底的な隠蔽工作を図る。次第に迫る捜査の手。被害者の遺族側も真相を探り始め……追いつめられた守口は、思いもかけない行動に打って出た――。日本ミステリー史に燦然と輝く、巨匠の長編代表作!
  • 盗まれた嘘
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    高校野球部員が不祥事! 推理作家・鳥居謙介(とりいけんすけ)の母校、Y県達部(たつべ)高校の選手が暴行事件を起こし、甲子園出場が危ないという。この噂は、真実か、何者かの謀略か? 鳥居から調査を命じられた助手の丹下(たんげ)は、週刊誌記者の美奈子とともに現地を訪れ、関係者を取材する。各人の証言は見事なまでに食い違っていた。偽(にせ)の警察手帳を巧(たく)みに使い、丹下は、黒い霧の真相に迫る!
  • 尾行~短編一年に一つ×25(上)~
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    光栄にも、私の場合、デビュー以来、ずっと『年度別推理小説代表作選集』(日本推理作家協会編)に作品が収録されている。この収録作品だけを集めて、文庫として出したいという希望を持っていた。今回の文庫化にあたって、一作ごとに、執筆の事情、当時の思い出、あるいは私にとっての意味などを書いてみた。このシリーズを私の短編集の決定版にしたい(著者)。
  • 疾る標的~臨海副都心ホテル・ジャック~
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    臨海副都心でホテル・ジャック発生、多数の宿泊客が人質に! “紛争解決人(トラブルシューター)”紅良人(べによしと)はたった一人で敵に立ち向かっていった。良人はある美術商射殺事件に巻き込まれ、独自に調査を開始、その裏に香港麻薬マフィアの日本進出の影を感じていたが……。敵の狙いは? 東京“大爆炸(ダーバオチャー)”計画を阻止せよ! 現在進行形の世界情勢を正確に分析し、描き切った傑作痛快アクション!
  • 五十一番目の州
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    ジャーナリスト・海埜(うんの)は友人の新聞記者二人が、ワシントンとモスクワで死んだ事件に疑惑を覚えた。二人は米ソの国家機密に属する、とてつもない特ダネをつかんだのでは? それも日本の命運に関わるような!……。国際情勢分析の専門家が、冷戦時代の緊迫した世界に、“破局”を描いた情報小説の野心作!
  • 殺人熊~北多摩署純情派シリーズ4~
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    北多摩署・相馬刑事には、三年前、再会を誓った少女・坪山千江がいた。だが、約束の前日、千江は何者かに扼殺され、全裸死体で発見される!――ここ一年半も行方不明だった彼女に何があったのか? 相馬が不審な犯罪グループに気づいたころ、第二の殺人が起きていた! 熊が出没する福島・会津田代山で迎える衝撃のラストとは? 山岳を知悉する著者の会心作。
  • 夜の果ての街(下)
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    10月31日、ふたつの世界が衝突し、秩序が全て崩れ去る! 魔術的能力を身につけて蘇った刑事・柾目仁(マジック)は、同僚の悦子、少年街娼・エネーロたちと夜果川(よはてがわ)周辺に身を潜め、終末の秘密を探っていた。すでに世界はゆらぎだし、〈向こう側〉の組織の連中は暗躍している! 謎と物語が輻輳(ふくそう)するホラー・ノワール。膨張する恐怖の果てに……興奮のクライマックス!
  • 納沙布岬殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
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    旅行作家・茶屋次郎は北海道行き大型フェリーの旅を満喫していた。目的地は根室・納沙布岬。だが下船直後、茶屋の運命は暗転した。 船中の乗用車から男性の他殺死体が発見され、航海中、船内各所をうろついていた茶屋に嫌疑がかけられたのだ。 憤然とした茶屋は独自調査を決意、知り合った美女・四季乃(しきの)と共に道東を巡るが、突如、尾岱沼(おだいとう)で四季乃が失踪した。 はたして彼女の行方は? 茶屋は事件の真相を掴めるか……。 旅情溢れる日本最東端の岬を舞台に円熟の名手が贈る、新機軸の第11弾!
  • コールガール 完結上下巻セット【電子版限定】
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    1巻1,210円 (税込)
    森村誠一の官能ミステリー『コールガール』上下巻が電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『コールガール(上)』『コールガール(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 ■『コールガール(上)』 庵志津子が銀座の一隅に開いたクラブ「庵」は、政財界のVIPが毎夜集うサロンになっていた。人気の秘密は抜群の立地と、「特殊接待」と呼ばれる秘められたサービス。その常連客、三立産業の山原正人専務が、ある日自宅で暴漢に襲われる。単なる強盗かと思われた事件には、意外な真相が……。 ■『コールガール(下)』 暴漢を殴り殺してしまった山原は、それをネタに、妻・都美子と不倫関係にある柿田に恐喝される。一方で、国防庁の機密漏洩事件が日本の安全保障を脅かす問題へと発展していた。事件の背後に見え隠れする、巨大商社の利権争い。そのおぞましいほどの権謀術数と闘争の行方は? クラブ「庵」の運命は? 森村ワールドの新境地、衝撃の大団円!
  • 女豹特務刑事(1) レディー・コップ
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    1~4巻495円 (税込)
    麻薬・武器の密輸組織を壊滅せよ! 権力に守られた巨悪に挑む!  警察組織から外れて捜査をする特務機関を編成した警視の五加木は、国会議員の黒柳茂勝が麻薬・武器密輸組織の黒幕であるとの極秘情報を掴み、部下の若き美貌の警部・本間亜紗見をリーダーとする四人が、黒柳の右腕である神崎へ接触する。だが、協力者が無残に葬られ、亜紗見たちも敵の巧妙な罠に陥ってしまう。汚辱の果てに憤怒の炎を燃やす特務刑事たちは反撃の銃口を巨魁へと向けた。長篇ポリス・アクション第1弾! ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 漂流家族
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    1巻495円 (税込)
    乱交・クスリ漬けの男の妄想は拡がり、女への想像を絶する虐待が展開する  麻薬不法所持で全国に指名手配され、逃亡生活を続ける黒田健と三人の女たち。健のヤク中に特有な被害妄想が昂ぶるにつれ、女たちへの執拗な性的虐待はエスカレートするばかり。京都、名古屋そして東京へと逃げる間、暴力による責めはもとより、吐瀉物や排泄物まで登場して状況は混沌の一途をたどるのだった。  かつてSM雑誌上において別名義で連載していた幻のバイオレンス小説を発掘! グロテスクかつ猟奇的な作風はそのままに、不気味な世界観が構築されている。「電子版あとがき」を収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 殺人の勧め
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    1巻495円 (税込)
    快楽としての殺人遊戯に夜な夜な徘徊する男二人、狂気と戦慄に満ちた世界  アルバイトを点々とする吉岡と優秀な自動車セールスマンの譲は、殺人という共通の趣味で結ばれていた。譲がセールスマンという立場を巧みに利用して、恰好の獲物を見つけるたびに、二人は完全犯罪を重ねていた。そんな折、暴力亭主から逃げ出した譲の妹が助けを求めて二人の部屋に転がり込んできた。三人の奇妙な共同生活が始まったのである。  かつてSM雑誌上において別名義で連載していた幻のバイオレンス小説を発掘! グロテスクかつ猟奇的な作風はそのままに、不気味な世界観が構築されている。「電子版あとがき」を収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 新宿闇警察(1)
    -
    1~4巻495円 (税込)
    特殊技能を持った選りすぐりの九人の刑事が、犯罪組織に挑む!  新宿の交番勤務の若い警察官が、何者かによって射殺された。刑事になりたいという夢のために、無謀にも単身で覚醒剤密売の実態を調べていたのだ。捜査を任された特命捜査班、別名『セクション9』の刑事たちは、事件の背後に、ある組織の存在を知る。捜査課、鑑識課、交通機動隊など各部署から招集された個性的な九人の刑事たちが、新宿歌舞伎町を舞台に、法では裁くことのできない凶悪犯罪組織を壊滅する! ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 警察学校見習生・北王子政彦(1) 重殺
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    1~2巻495円 (税込)
    犯人を目撃した警官の卵! 東京・神戸を結ぶ事件の糸口は…?  マンションから女が墜落死した。第一発見者の北王子は、兵庫県警の警察官採用試験に合格し、警察学校入学を目前に控えていた。事情聴取に応じながらも、刑事たちの捜査ぶりに羨望と不安を覚える北王子。やがて学校生活が始まった。「見習生」と呼ばれ、厳しい教官に怒鳴られ、反発を覚えながら過ごす警官の卵たち。そんなある日、北王子が目撃した事件が教材として取り上げられることになった。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 刑事・一条寺祐介(1) 殺恨(さっこん)
    -
    1~2巻495円 (税込)
    福祉・介護の名のもとに利権を求めて群がるハイエナを叩け!  代議士、厚生官僚、介護用品メーカー、介護施設経営者。福祉・介護の美名のもとに利権を求めて群がるハイエナたち。その陰で暗躍するブローカー。さらに凄惨な殺人が…。警視庁捜査一課の辣腕刑事・一条寺祐介が錯綜する事件の真相に迫る。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 極道刑事(1)
    -
    1~6巻495円 (税込)
    成田空港の外相狙撃事件、そして地下鉄爆破事件! 捨て身の捜査で凶悪なテロ組織を追う!  地下鉄の国会議事堂前駅で丸ノ内線が大音響とともに爆発、駅構内は泣き叫ぶ死傷者で地獄と化した。数日前に成田空港で起きた外相狙撃事件とともに、警察関係者を狙った犯罪だった。テロリストによって同僚と妻子を殺された西来路刑事の捨て身の捜査を描く、バイオレンス・アクション小説の傑作シリーズ第1弾。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 煩悩配達人
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    1巻385円 (税込)
    男にも、世間にも相手にされない、サエナイ女が求めた性とは? 「セックスして、お願い」。お願いです。女はついに男性向けの宅配ビデオ店に電話を入れてしまう。男にも、世間にも相手にされない女のいびつで切ない恋。欲望を抑えきれずに彼女たちが犯してしまう哀しい罪を、いったい誰が責められようか。あふれ出す女の本性を、男は抱えきれない…。週刊誌「女性セブン」で連載され好評を博した官能ミステリー。「電子版あとがき」を収録。 ●末永直海(すえなが・なおみ) 1962年福岡県北九州市に生まれる。漫画家小林よしのりの秘書、ホステス、旅回り演歌歌手など数多くの職歴を経て、1996年デビュー作となる「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞。2002年「百円シンガー極楽天使」が文化庁の主催する海外輸出小説、昭和~平成の優れた日本文学27作品に選出され、アメリカ、イギリス、ロシアで翻訳刊行される。
  • マザコン刑事とファザコン婦警
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    K工業グループのオーナー・北中茂也が後頭部を重いもので殴られ殺された。発見者はお手伝いの足立みち子。捜査一課のハンサムで有能な警部・大谷努と、部下で恋人の美人刑事・香月弓江が早速現場に急行すると、超過保護な大谷のママと、大谷に憧れる可愛い婦人警官の川原涼子が現れた。さらに、涼子を溺愛するパパも出現して……。 ユーモアミステリー人気シリーズ第五弾!
  • 無敵のダメダメオヤジ 第一巻
    -
    1~3巻220円 (税込)
    めげない主人公たちの「負けない童話」、メールの指図に右往左往「メールの神、罰をあたえる」などパルプマガジンふうの娯楽快作連! お気に召しましたら続きもどうぞ!
  • 天誅団 平成チャンバラフィクション 第一巻
    -
    1~4巻220円 (税込)
    日本人はおとなしい、家畜のようだ…格差社会に天誅!総理に必殺の刃が迫り、抜刀隊が権力に迫る!沖田・土方ファン必読の現代新撰組暗殺録! お気に召しましたら続きもどうぞ!
  • 筑後川 日田往還の殺人 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
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    筑後川に臨み、旅行作家・茶屋次郎の胸は疼いた。大分県日田で、18年前に交際していた小菊の消息を訪ねると、彼女の現在の夫・牛島克典は殺人容疑を掛けられていたのだ。 牛島は被害者から多額の融資を受けており、不在証明もないという。零落した小菊の境遇を救うべく、茶屋は事件解明に乗り出すが、直後、取材協力者の女性が失踪、今度は茶屋の身にもあらぬ嫌疑が……。 はたして事件の真相は? 窮地に陥ちた茶屋と小菊夫婦の運命は……。 九州一の大河を舞台に放つ、堂々のシリーズ第10弾!
  • トワイライトエクスプレスの惨劇
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    大阪─札幌間を走る豪華寝台特急トワイライトエクスプレス─その最後尾に設けられた夢の特別スイートは『動くホテル』とも称され、チケットの入手は絶対不可能との伝説さえある。その切符を孫娘との旅行のため入手した老人が何者かに殺され、1号車スイートの切符も消えた。数日後、老人そっくりの『首』が俳優・藤城清秀の自宅に届き、彼が仲人を務める超人気女優・稲垣景子は婚約者と共に問題の1号車スイートに乗って札幌へ旅立つ。そして同じ列車に乗り合わせた朝比奈耕作に凄まじいまでの連続殺人が襲いかかる!
  • 三十三人目の探偵
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    ベルエア学園──理事長兼校長の伊集院太郎が、トップクラスの資産家の子女だけを入学させるという条件で設立した全寮制の高校である。豊富な資金を背景に、超豪華な設備と1クラス33人の徹底した英才教育がセールスポイント。両親を事故でなくし、この超スノッブ学園に転校して来た栗田つぐみは、学校とは思えない環境や、鼻持ちならない教師や同級生たちに、戸惑い、たじろいでしまう。けれど、つぐみを驚かせ脅えさせたのは、転校生は殺されるという事実だった。しかも、犯人は学園内にいるらしい……。
  • 南紀白浜 安珍清姫(あんちんきよひめ)殺人事件
    -
    美貌の僧・安珍を追うため、清姫は蛇に化したというが――清姫ゆかりの熊野路で、同じような事件が起きた! 愛人と旅行中だった京都府警の梶山警部補が、川べりで蝮(まむし)に咬(か)まれて死んだのだ。銃器薬物取締本部所属の彼に何があったのか? 苦慮する赤かぶ検事に、やがて次なる訃報が届いた。伝説どおりの殺人が思わぬ方向に発展する会心作!
  • シュリーマンの財宝
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    飛騨高山のホテルで、美術商・八島恭三が変死体となって発見された! 八島は、シュリーマンがトロヤ遺跡から発掘した幻のプリアモスの財宝を売ろうとしていたらしい。事件の背後に、この莫大な秘宝の謎が……? 事件の真相を追い、赤かぶ検事こと柊茂(ひいらぎしげる)と榊田(さかきだ)警部補は、ヨーロッパへと飛んだ! 赤かぶ検事に最大の危機が迫る。初の長編となったシリーズの原点とも言える本!
  • 超高層ホテル殺人事件 書き下ろし短編付き
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    クリスマスイブの夜、オープンを控えた地上62階の高層ホテルのセレモニー中に、ホテルの総支配人が転落死した。鍵のかかった部屋からの転落死事件の捜査が進むが、最有力の容疑者も殺されてしまい!?
  • 犯罪グルメへの招待
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    超高層ホテル「渋谷プラザホテル」に泊った脇村益美の部屋から、2カラットのグリーン・ダイヤの指輪がなくなった。彼女はこのホテルで絶対の権力を握っている脇村一族の三女、事は重大であった。そして、容疑は、当然その部屋での係りであった時子にむけられたが…(単位の情熱)。ホテル、山、企業。人間のいるところにあふれた犯罪を、巨匠が描く短編集! 本書は集英社文庫「失われた岩壁」(87年5月25日刊)、「魔性ホテル」(87年1月25日刊)の短編のなかから5編を選び、再編集したものです。
  • 死媒蝶
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    息子に突き落とされたはずの、日本有数の「黒ビルグループ」会長の死体が忽然と消えた。同じころ、結婚に破れたクラブ・ホステス真佐子が、中年の男と心中した。真佐子の妹・佐紀子は真相を探るため、高級クラブに潜入するが、二つの事件は、有名私立大学の不正入試にまつわる、大がかりな陰謀につながっていき――!?
  • サラリーマン悪徳セミナー
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    多くのサラリーマンは会社に”居る”が、会社で”生きて”いない。それはサラリーマンとしての限定と制約に屈服し、反逆の精神をもたないからだ。若き日、一介のホテルマンとして貴重な体験をした著者が語る「会社とつきあう法」とは? サラリーマン時代の生活に照らしあわせながら森村誠一が説く「サラリーマン悪徳セミナー」開講!
  • 殺人プロムナード
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    21歳になる美座ゆり子は美しい女だった。中流家庭の一人娘として育てられ、何不自由ない生活をしていた。彼女の周囲には一流大学出のボーイフレンドが群がり、華やかな雰囲気が漂っていた。ゆり子はもはや文字どおりの女王であった。だが彼女の心に隙間風のような寂しさが……。そして一人の男性の出現が彼女の運命を狂わせていく――。
  • 殺人の主題歌
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    沢田はある大手興信所専属のフリーの調査員だ。尾行が得意なことから業界では“尾行屋さん”と呼ばれている。家賃が安く、日当りがいいので、いまだにアパートの一間を借りて住んでいる。ある日曜日、沢田が部屋にいると、鏡の反射した光線が目に入った。光源は近所のマンションの一室だった。その後、その部屋に住む美人OLが殺害された――。あの光線は何らかの意味があるのか? 被害者の男関係は!? 事件は意外な方向へ……。
  • 殺意の漂流 異型の曠野
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    二流のサラリーマン問題評論家・河合清重は、講演にでかけた先のホテルで、『コルト45口径』という一挺拳銃を見つけた。拳銃に魅せられた河合は、密かに銃を持ち帰るが、その日を境に仕事の依頼が急増していく。人生を狂わす悪魔の銃は、さまざまな人間たちの人生を変えていくが!? 悪魔の銃に魅せられた人間たちを描く、連作傑作集!
  • 恋人関係
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    新名は作家になって20年。ある程度の経済的余裕と社会的名声を得たおかげで、世間的にみれば恵まれてはいる。だが最近、そうした緊張のない平穏な生活にふと虚しさを感じるようになった。そんな新名の前に、現れたのが由紀子だった――。育ちのよさをおもわせる上品な仕種と成熟した大人の色気を漂わせる由紀子に、新名は激しく惹かれていくが……!? 21歳の女子大生と52歳の作家との“禁断の恋”の行方を描く、長編ラブ・ロマンス。
  • 黒の事件簿 サラリーマン・ブラック帳
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    トップを維持するため、小売店のチェーン化と手厚いディーラー・ヘルプスを行っていたベルビュー化粧品。そのベルビューの新入社員の大庭は、ある旅行業者からお土産として現金の入った分厚い封筒をもらい、さらにその温泉街で一番の芸妓を紹介され、一夜をともにすることに。しかし、それは旅行参加者の水増しに絡んだもてなしで……!?
  • 偽造の太陽
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    実業家として順風満帆の道を歩む北沢には、絶対に知られてはいけない過去があった。それは失業していたどん底時代、赤松という見知らぬ男に誘われるまま、強盗殺人に手を貸してしまった事だった。大金を手にしてから5年後、北沢の前に、過去から亡霊があらわれて――!? サスペンス色満載の長編作品。
  • 駅

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    さまざまな人生が交錯する巨大駅。歌舞伎町付近の公園で、浮浪者が撲殺された。新宿署の刑事・牛尾刑事が捜査を担当し、3人組の少年たちが少年院へ送られたが、それは連続殺人事件の序曲にすぎなかった――。一年後、新たな事件が起こる。ラブホテルで殺された女は、殺害された浮浪者や、失踪した牛尾刑事自身の息子ともつながりがあり!?
  • 悪の戴冠式
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    OLの会社員・細川澄枝は銀行からの帰りに、ボーナスをタクシーの中に置き忘れた。のちに、その現金が消失したタクシーの中から、運転手の死体が発見される。澄枝が責任を感じて自殺した2年後、東京で不審な交通事故が起こり、保険会社査定員の千野が調査を担当するが、事件は思わぬ展開を見せていく――。一見無関係な事件が一つに重なる時、姿を見せた事件の結末とは!? 本格推理の名作!
  • ニーベルンクの城
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    大ピアニストから聖なる槍を預かった島村夕子。この「ロンギヌスの槍」はかつて、ヒトラーの手にも渡ったことがあり、権力者たちが愛してやまない代物なのだ。これを取り返し、ナチスの復興を企てる人物が動き出した……。槍が夕子の手元にあることを突き止め、恐ろしい刺客を放ったのだ! 長編音楽ミステリー。
  • 湿原に消えた女
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    「その女の人生を、めちゃめちゃにしてやりたい」竹村千草は会うなり、そう切り出した。私立探偵・岩波惇哉への依頼は、札幌に単身赴任中の彼女の夫を調査し、その浮気の証拠を見つけてほしい、というものだった。さっそく現地北海道に飛んだ岩波は、夫の竹村定輝がある女と道西のハイキングの名所・雨竜沼(うりゅうぬま)湿原に向かう姿を確認。だが、下山したのはなぜか竹村一人きりだった。女は一体どこへ……?(表題作『湿原に消えた女』)。一匹狼の探偵・岩波の推理が冴える、異色の連作短編集!
  • 幸せのかたち
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    仕事、家庭、友情……最後に選ぶのは? 戦慄の長篇心理サスペンス  駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
  • 私立探偵・大文字満(1) 情殺
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    1~3巻495円 (税込)
    偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の真相を暴け!  捜査中の事故によって声を失った元警察庁公安課の刑事・大文字満は、そのキャリアを生かして東京・中野に探偵事務所を開いていた。行方不明になった中国人女性の調査を依頼された大文字は、さっそく彼女の足取りを追うが、事情を知っていると思われた女は何者かによって殺されてしまう。偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の陰には驚くべき真実が隠されていた。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 幻惑鎮静剤 副作用解析医 古閑志保梨
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    1巻495円 (税込)
    叔父の交通事故死は計画的なものだった…? 薬の副作用とその背後に隠された陰謀  私立Y大学医学部神経内科学の准教授であり、志保梨の叔父である古閑弘道が交通事故に巻き込まれて死亡した。暴走車を運転していた男も即死。これは不幸な事故だったのか…? やがて、叔父が医療用薬剤の欠陥を告発しようとしていたことが発覚。大学と製薬メーカーの癒着、治験データの改ざんなど、さまざまな事実が浮かび上がってくる。しかし、関係者が次々に命を断っていき、事件は複雑化していく…。現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。  美貌の副作用解析医・古閑志保梨が、読者の熱い要望にお応えして華麗に復活! 新シリーズ第1弾となる本作は、電子オリジナルとして執筆された。 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。
  • 幻獣
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    1巻385円 (税込)
    一度だけの関係を持った男に復讐を誓う哀しい女  三十歳の誕生日、誰からも祝福されず、一人で職場へ向かう女。その職場には、たった一度だけ体の関係になったことがある男がいた。二年もの間、執念深く待ち続ける女は悔し紛れに「結婚するのよ、私」と嘘をついてしまう。引っ込みがつかなくなった女は、やがて復讐を思いつき…。週刊誌「女性セブン」で連載され好評を博した官能ミステリー。「電子版あとがき」を収録。 ●末永直海(すえなが・なおみ) 1962年福岡県北九州市に生まれる。漫画家小林よしのりの秘書、ホステス、旅回り演歌歌手など数多くの職歴を経て、1996年デビュー作となる「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞。2002年「百円シンガー極楽天使」が文化庁の主催する海外輸出小説、昭和~平成の優れた日本文学27作品に選出され、アメリカ、イギリス、ロシアで翻訳刊行される。
  • 沈黙野(完全版)
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    1巻770円 (税込)
    権力闘争、企業との癒着……俗物が蠢めく医師の世界で優先されるのは医療ではない  市場開放という巨大な波は、銀行、証券業界などを襲うだけにとどまらず、津波となって医療の現場までをも飲みこもうとしていた。 「あなたが本気で教授になりたいなら、簡単なことじゃないですか。データを私に10例分渡してくれればいい」  研究費が欲しい大学病院准教授の窪田は、製薬会社の沢田から治験データの捏造を求められた。私立医大の教授選。新薬治験に伴う裏金。地域医療に絡む利権をめぐる怪しい動き。家庭崩壊を乗り越え、あと一歩で教授の座へ…。欲望渦巻く病院の実状を描いた衝撃の問題作。  文庫版から大幅に加筆修正され、現代に甦った医療サスペンスの名作がついに電子版で登場! 「電子版あとがき」を収録。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、現在までに270冊以上を上梓。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
  • 曳かれ者
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    中年を迎え、人生の重圧にあえぐ刑事。過去に別れた父を探すうち、東京、富山と事件が相次ぎ、そこに消えたはずの父の姿が……。深い抒情を呼ぶ長編警察ミステリー。
  • 十津川警部 告発
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    雲仙温泉で音響メーカー、メディアX研究所所長の原口利夫の遺体が発見された。長崎県警の協力要請を受け、十津川警部が捜査を担当することになった。その事件を機にメディアXに関連する事件が多発した。事件の解明へ突き進んだ十津川警部は、国家が絡んだ壮大なプロジェクトの正体を掴んだが……!?
  • 真相捜査 一匹刑事
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    新妻が刺殺された。靴跡と被害者の体内から検出された血液型から、最近起きた、別の連続殺害事件と同一犯と睨んだ成瀬警部は単独で捜査を始める。しかしそこへ、犯人らしき男がマスコミに犯行声明文を送りつけてきた! 連続殺人犯と一匹狼刑事の、息詰まる攻防を描く傑作警察小説の文庫化!

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  • 八木澤菊乃の遺言
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    「助けて。わたしを殺して。」何故、彼女は死ななければならなかったのか?『文学少女』シリーズ好き必読!時を越えて消えない想いを描く学園ホラー。【あらすじ】14の秋。あたしは取り壊される予定の古い病院へ、幼なじみと肝だめしに出かけた。ほんの気まぐれだったのに、出会ってしまった。闇に潜む白い影に──。それは着物姿の若い女性だった。彼女はあたしに言葉を遺した。「助けて。わたしを殺して」と。その日から、あたしは彼女の秘められた過去を辿っていく……。幻の女「八木澤菊乃」の遺言に隠された哀しき恋慕とは?時を越えて、消えない想いを描く学園ホラー。

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