TL小説作品一覧
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-いとこから、「時間があるなら恋人役を探している友人に会ってほしい」と言われ、承諾した失業中の燿良。待ち合わせを前に、大量のドレスだの、バッグだの、靴だのコートだのが、プレゼントとして次々と届き、燿良は早くも引き気味。そして当日、約束の高級ホテルに現れたのは、長身のイケメン、大手総合商社・雪井商事副社長の皐弥だった。自分にはとてもではないが務まらない。その場で恋人役を断る燿良だったが、まるで話が通じない。趣味を聞かれ、旅行と答えれば、俺が連れていくと言い出す。いやいやいや、断っているんだってば。日本酒は好きかと聞かれ、甘口が好きだと答えれば、今度は酒蔵を案内すると言い出す。一事が万事、この調子で、まるで人の話を聞かない皐弥なのに、質問されると、うっかり答えてしまう燿良。焼き牡蠣にアワビ食べ放題、伊勢エビに地ビールに釣られて、とうとう苦し紛れに条件を出す。恋人役をしている間の費用はすべて折半に、と。皐弥は困惑した様子だが、ここは引けない! だけど、本当にこの条件、守ってくれるの? っていうか、皐弥の超セレブぶりについていける? そのうえ、雪井商事の採用試験も受けてみないかと誘われて……
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4.7過去のトラウマから男性恐怖症をわずらう香奈。彼女は、ガンで倒れながらも手術を拒否する祖母の「香奈の花嫁姿が見たかった」という願いを叶えるため、店の常連客である翔に「偽の婚約者になってほしい」と頼む。翔もまた、勝手なお見合いを進めようとする両親の説得のため、香奈の申し出を快諾し、二人はお互い助け合う関係に。これで一件落着かと思われたとき……、なんと自らが超一流ホテル経営者の跡取りであるという素性を明かした翔は、「僕はこの婚約を『嘘』だとは、一度も言ったことないけどね」と、香奈との本気の婚約を強引な態度で迫る。そして香奈も、男性が怖いはずなのに素直に反応してしまう自身の心に戸惑いながら、翔の想いを受け入れて正式な恋人となった。順調だと思われた二人の関係だったが、ある時、翔の関わるプロジェクトを知ってしまったことで、香奈の心はかき乱されることになる。果たして、嘘から始まった二人の愛の行方とは――。
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4.0十代の頃、病に倒れ生死の淵をさまよったエリーナ。そのせいで当時進んでいた婚約話は流れてしまい、エリーナに残されたのは病の後遺症である視力の低下。心因性だと医師は言うが、22歳になった今なお、エリーナの目は暗い場所では見えなくなってしまう。そんなある日、エリーナは思い出の屋敷が売りに出されたことを知る。「せめて最後にひと目だけでも」と屋敷に向かったエリーナは、そこで思いがけず、かつての婚約者・マティアスと再会する。聞けば、彼はこの屋敷を購入するつもりらしく、購入前に状態を確かめにきたのだという。突然の再会を喜びつつも戸惑う二人は、雨宿りのため屋敷の中へ入ることに。しかし、長きに渡り使用されていなかった屋敷は老朽化が進み、薄暗いこともありエリーナには歩くことも困難だった。マティアスはそんなエリーナの手を引いてくれた。昔のまま、優しく美しいマティアスにエリーナの胸は高鳴るが……。
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3.0総合化学メーカー「ミズシナ」の営業二課で営業アシスタントをしている成瀬詩織には、想いを寄せている相手がいる。詩織の大学時代の先輩であり、今は隣の営業一課に所属している中延浩也。彼は王子様のように甘い顔立ちと温かな人柄で、学生時代から人気者だった。学生時代の片思いを忘れることができず、就職先まで浩也と同じ会社を選んでしまった詩織だったが、誰にでも優しい人気者の浩也にとって、自分は気楽に接することのできる後輩の一人でしかないことは理解していた。月に一、二回誘われる食事もマメに届く連絡も、誰にでも同じようにしていることだとわかっているのに、浩也から連絡がくるたびに、詩織の中には少しの期待が膨らんでいた。そんなある日、普段どおりの浩也との食事の後、詩織は酔った勢いで抑えきれない思いを伝えてしまう。しかし浩也の答えはNO。「詩織のことは好きだけど、恋愛感情ではない」とはっきり告げられ、詩織の片思いはあっけなく幕を閉じた。その日以来、少しでも早く浩也のことを忘れたい詩織は、浩也と距離を置くようになる。浩也からの連絡にはそっけなく返し、誘いは理由をつけて断り続けた。すると浩也はそれが気に入らなかったようで、「以前の関係に戻りたい」と言ってきて……。
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3.7すらりとした体型とクールな顔立ちから“クール・ビューティ”と思われている咲良。でも実は、その見た目に反してキャラクターグッズや女の子らしい服装が大好き。「男を手玉に取る魔性の女」なんて噂されてはいるものの、恋愛経験はゼロだし、もちろん処女! しかし周囲の目を気にするあまり、それを隠して噂通りの自分であろうと努力していた。そんなある日、咲良は他部署から異動してきたチャラいイケメン・隆見の指導係を任せられる。指導係、とはいえ隆見は数々の部署で功績を上げてきたエリートで、しかも社長の息子。「自分が彼に指導できることなんて何もない」と困惑する咲良に対しても、隆見はチャラついた態度で迫ってくる。そんな隆見に振り回されっぱなしの咲良だったが、彼が実は仕事に対しては真摯に取り組んでいること、そして意外にも誠実であることに気づき……。
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3.9宗教国家であるクトゥルエイフ国の第三王女・ミュリエルと隣国・アインガイム国のハルトヴィヒ国王の婚姻が決まった。先王から王位を簒奪(さんだつ)した過去を持ち、「死神をも斬り捨てる不死身の男」と噂されるほどに豪胆なハルトヴィヒだったが、馬車から降り立ったミュリエルを見て言葉を失った。ミュリエルは、喪服のような黒いドレスに黒い手袋という出で立ちで嫁いできたのだ。呆気にとられるハルトヴィヒと従者に向け、ミュリエルは穏やかに微笑み言う。「本国では『呪われた姫』と言われておりました」 王家の者にはあり得ない黒髪・黒い瞳を持って生まれたミュリエルは生まれながらに呪われているとされ、日がな一日神へ祈りを捧げながら慎ましやかに生きてきたのだった。夫婦として過ごすことでハルトヴィヒにも災いが及ぶことを危惧するミュリエルは、形だけの妻としてハルトヴィヒに接しようとするが、ミュリエルの呪いを意に介さないハルトヴィヒは、ミュリエルの求めを拒否。それどころか、本当の夫婦としてミュリエルに触れることで「呪いは存在しない」と証明しようと提案してきて……。
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3.8ブライダルスタイリストとして働く彩葉は、結婚を前提とした本気の付き合いだと思っていた彼氏に、東京本社への異動を伝えた途端フラレてしまった。傷ついた心を癒やすべく、一人旅行にでかけた京都で、行きずりの男と一夜を共にしてしまう。根が真面目な彩葉は、一夜の過ちを激しく後悔。二度とこんな過ちは犯さないと心に決めて、東京本社で仕事に精を出し始める。しかし、そんな彩葉に銀座の街で声をかけてきたのは、京都で一夜をともにしたイケメン・深水だった! なんと深水は彩葉の勤める会社の取引先の御曹司だったのだ。一夜の過ちとして深水と過ごした情熱的な夜を忘れたい彩葉とは反対に、深水は本気で彩葉に惹かれているという。イケメン御曹司から熱烈に迫られた彩葉は……!?
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4.7ウェブデザイナーの知紗は、仕事に燃えているものの支社長で鬼上司としてスタッフに怖がられている久原にダメ出しされてばかり。そんななか、母親の実家で行われた法事に出席すると、やってきたやたら声のいい僧侶は久原だった。週明け、会社でそのことを訊ねた知沙に久原は、実家を継いだ兄が交通事故で入院中のため、僧侶の資格を持つ自分が手伝っていると説明する。会社ではそのことを秘密にして欲しいと頼まれた知紗は、黙っている代わりに久原にもっと愛想よくして欲しいと言い出す。「――俺はお前を、落としたい」イケメンで仕事ができるのに無愛想すぎる支社長と、頑張り屋女子のヒミツから始まる甘い恋!
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4.0私はこの美しい幼馴染に、何年も片想いを続けている。 春の陽射しの中、赤絨毯が敷かれた階段を下りてくる新郎新婦。吉沢奈津は、初恋を実らせた姉の晴れ姿を見つめていた。新郎の弟・北島理玖にハンカチを差し出され、自分が涙を流しているのに気付いた。心配そうに顔を覗き込む理玖はいつもとは違って、スーツ姿で髪も整えられており顔の造りがよく見える。理玖に見惚れたり、はしゃぐ参列者の女性たち。彼女達のように無邪気に好意をあらわすことができたらいいのに……。そう思いながらも奈津は「幼馴染」という関係のまま気持ちを隠すと決めていた。——今さら好きだなんて……そんなの絶対言えないよ。 時は流れ、二十九歳の誕生日を目前にして『北島整形外科クリニック』での初出勤の日を迎えた奈津。セクハラに苦しみ前職を離れたものの、理玖の父であるクリニック院長の好意により、医療秘書として働くことになったのだ。大学病院で研修中の理玖も二年後にはここで勤める予定だという。嬉しいような困るような、そんな複雑な思いを抱えた奈津の前に白衣を羽織り、相変わらず綺麗な顔をした彼が現れて…… スパダリ御曹司と甘く切ない幼馴染の再会ラブストーリー!
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4.3とある事情で会社をやめた真白は、叔母が経営するカフェでアルバイトをしながら暮らすことに。この先の人生に不安はあるものの、ケーキ作りを任され、カフェの常連客と打ち解けることもでき、それなりに充実した日々を過ごしていた。そんなある日、叔母の息子が実家に戻ってきたことで、真白の生活は一変。アルバイトを辞めざるを得ない状況に……。「次の仕事を探さなくては……」と気落ちする真白だったが、常連客の一人から思いも寄らない誘いを受ける。「仕事を探すなら、俺のところで働かないかな?」 真白に声をかけてくれたのは、常連客からは「やっさん」と呼ばれている、ときどきカフェにくる大柄の男。長く伸ばした前髪で顔を隠した彼は、カフェではいつもケーキと珈琲のセットを注文していた。ケーキを選ぶとき、とても真剣な顔をすることと、笑うと八重歯が除くこと。彼について真白が知っていることはそれだけだった。「どうして私に声をかけてくれたの?」 不思議に思う真白に、彼が語った仕事内容とは……!?
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2.7広告代理店の総務部で事務員として働いている梨花は、心乱されることが苦手。日々を心穏やかに、平和に過ごしたい梨花にとっては、恋愛のときめきさえも邪魔なもの。だから恋愛をする代わりに、同じ会社の敏腕クリエイティブディレクターである尾上を遠くから見つめる「推し活」に精を出していた。そんなある夜、梨花は雨の中、公園のベンチでうなだれ、ずぶ濡れになっている尾上と遭遇する。ずぶ濡れの状態を見かねて傘を差し出す梨花に対し、尾上は不機嫌に暴言を吐いてくる。どうやら考え事をしていたらしく、梨花はそれを邪魔してしまったらしい。しかし、梨花が首から下げていた社員証を見た瞬間、その態度は一変。「やっと見つけた。俺の女神……」 意味深なつぶやきと共に梨花にキスしてきたのだ! しかも尾上は翌日から執拗に梨花につきまとい、「彼氏がいないなら付き合おう」とまで言ってくる始末。女神って何? 誰かと間違えているの? 推しと付き合うなんてありえない! 心穏やかに過ごせる平穏な日々を取り戻すため、尾上から逃げる梨花の運命は……。
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3.0大手文具メーカーの総務課に勤める六花は、ごく普通のOL。唯一の特技は字が美しいこと。それは高校時代、年上の幼馴染である悠斗にラブレターを出したくて一生懸命、字を練習した結果。しかし彼の卒業式の日、いざ勇気を出してラブレターを出したら、その直後に彼の友達から「アイツ、彼女できたらしいよ」と言われてしまい、人づてに六花は失恋。その後、悠斗は家庭の事情ですぐに引っ越ししてしまい、六花の初恋は慌ただしく終わってしまったのだった。元々恋愛に明るくない六花は、それ以来恋愛方面からは遠ざかっている。そんな中、勤めている会社のCEOが代替わりするという。新しいCEOは現CEOの甥。海外留学経験もある、若き御曹司らしく、色めき立つ女子社員。特に興味がない六花だったが、新しいCEOの顔を見て驚く。それは、六花がラブレターを書いた相手、悠斗だった。あれ以来、連絡もとっていなかったし、彼は忘れているだろう、と思った六花だったが、悠斗は六花のことを覚えていた。しかも、六花のことをアシスタントとして、そばに置きたいといいだして……。
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4.2海外赴任していた兄の帰国に合わせ、実家へ帰った玲奈。家族水入らずの夕食を想定していた玲奈だったが、実家に帰ってみると、そこには玲奈にとっては幼なじみかつ初恋の相手でもある兄の同級生、和己がいた。三年ぶりの再会は嬉しい反面、昔より遥かに男らしく魅力的になった和己に緊張し、戸惑う玲奈。食事が終わり、アパートまで和己の車で送ってもらうことになっても玲奈の緊張は晴れない。だが和己は昔のように玲奈をからかい茶化してばかりで、玲奈の緊張も和らいでいく。昔のようにじゃれ合っているうち話題は恋愛関係へと進み、玲奈はついついとんでもないことを口にしてしまう。「和己くんみたいなイケメンが昔からそばにいたから、他の男性には興味がわかなかった。和己くんのせいなんだから、責任取ってよね」 もちろん冗談のつもりだった玲奈に、しかし和己は「いいよ」とあっさりと答えてしまう。しかも玲奈を載せたまま、車は和己のマンションへと向かい……。
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4.326歳の結菜はある雨の夜、公園のベンチに腰掛けるずぶ濡れの男性と出会う。思いつめたような様子に、見て見ぬ振りをして通り過ぎることもできず傘を差し出し声をかけると、それは結菜の勤務する会社の社長・蒼士だった。大手自動車メーカーのトップに若くして上り詰めた蒼士は、整ったビジュアルもありメディアからも注目される、結菜にとっては雲の上の存在。もう二度と二人きりで言葉をかわす機会などないだろうと思っていた結菜だったが、どうしたことかその翌日から社内で度々、蒼士と遭遇するようになる。雨の夜の偶然の出会いが縁となって繋がったことを単純に嬉しく思う結菜とは異なり、あの夜の出会いを特別なものだと思っているらしい蒼士は、結菜のことをもっと知りたいと言ってきて……。
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4.6いけない子だ……命令がきけないのかい? ご主人様の仰せのままに―― “番犬”を愛し過ぎている大企業の総帥×主のことしか目に入らない美しく強靭な雌番犬 〈あらすじ〉これから君を抱く。だがこれは、ただの訓練だ。巨大企業を経営するロレンソ一族を守る“番犬”として育てられたローズ。彼女の主人で一族の総帥でもあるオースティンは、主(あるじ)の命令に従うためだけに生き、自分に心も身体も捧げるローズに人間らしい感情を教えようとするが…。一途な番犬を愛してしまった男と、主人の想いに気づかない最強女子のジレジレ、スチームパンク・ラブ。
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-「これも官能小説の体験モニターとして必要なことだからね」 出向先のイケメン社長の裏の顔は売れっ子官能小説家? 「雇用期間中、恋人は作るべからず」と勤務契約によって命じられた雪乃は、現在、彼氏ナシ男性経験ナシの奥手な23歳。住み込みで秘書兼メイドとして勤務するはずが、手違いで彼の経営する会員制クラブに出勤。VIP客の淫靡なゲームに巻き込まれ、夜は前後のオモチャにローションまみれ、強制ボディ採寸と、容赦なく繰り広げられるエロティック体験に心は揺れて……。(今度は私がゲームの賞品?)危ういシークレットパーティーの目隠しプレイで開花する無垢な雪乃とS系御曹司官能作家の淫らな婚前LOVEストーリー。
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3.0「あぁっ……お義父さま、ダメッ……。淳史さんがお風呂から上がってきちゃいますっ」夫の出張中、ひとりエッチを見られた優奈は義父に強引に体を求められ、それ以来、義父の部屋に呼ばれ夜伽を命じられていた。その背徳行為に感じる姿を、イケメン大学生である義弟の隼人に覗き見されてしまう。義父に前だけではなくアナルまでも責められた彼女が、快感開発のために強要されたバイブを装着していると隼人が帰宅し、応じなければ義父との行為を兄にばらすと禁断の関係を迫られる。細身の美形男子の初体験を指南する羽目になり、そこに未知の興奮と快楽の気配が……。義父と義弟、それぞれに求愛されながら密室調教は淫らに進められる。
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3.5設計事務所でインテリアデザイナーとして働く日下千歳は29歳。何をやるにも、どこに行くにも、一人のほうが気楽だと感じる、いわゆるソロ活女子。今は仕事が楽しいこともあり、恋愛に対しても消極的だ。しかし、リフレッシュ目的に出かけた一人旅行の最中、見知らぬ土地の解放感からか、千歳は行きずりの男性・影雪と一夜を共にしてしまう。その夜は盛り上がったものの、翌朝、後悔に襲われた千歳は、影雪一人を残し、そそくさとその場を後にする。それから数日後、旅先でのハプニングなど忘れた千歳は、いつものように無謀な営業を試みていた。営業先は大手商社である成瀬商事。度々足を運んでいるが、いつも玉砕している相手だ。今回もまた契約には至らず、肩を落として帰ろうとした千歳の前に現れたのは、影雪だった。なんと影雪は、成瀬商事の社長だったのだ。あの夜のこともあり影雪とは二度と関わりたくない千歳だったが、影雪はそうは思っていないようで……。
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4.3彩佳は25歳のウェディングプランナー。尊敬する先輩社員の早月に触発され、仕事に励み素敵な結婚を夢見ている。そんな彼女に飲み友達の上原賢人から「俺と付き合ってみない?」と何度もアプローチが。賢人は社交性も容姿も勤め先も一流で一見結婚に向いていそうだが、彩佳は彼の二面性がありそうな性格を敏感に察知して、断り続けていた。しかしある日、仕事で落ち込んでいるところを賢人に慰められ、弾みで体の関係を持ってしまう。その日以降、いっそう一途な好意を向けられ彩佳も徐々に彼に心惹かれていくが、二度目にベッドに誘われた際、有無を言わせずアブノーマルな行為をされ、戸惑いを隠せない。やがて彼の執着には意外な理由があることを知った彩佳は……。
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4.2旧家のお嬢様、及川澪は20歳の誕生日に両親から家の経済状況がひっ迫していることを知らされる。そして結婚を条件に援助を申し出た二人の人物の息子のどちらかと政略結婚するよう促され、候補者の二人に会いにいくことに。大学の准教授・成島貴士は知的で穏やかな紳士タイプ、一方、日下冬真は彼の父親の商社で働くサラリーマンで、縁談のことをよく思っていない、クールで愛想のないタイプだった。お試しで付き合うことになった成島とは順調に思えたが、急に性的な接触を求められて混乱してしまう。そんな澪を助けてくれたのは意外にも日下だった。それを機に日下とも同時にお試しで付き合うことになり…。最後まで目が離せない、トライアングルラブ!
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4.1【あらすじ】葉山椎は広告代理店に勤める27歳OL。仕事がハードで終電帰りは日常茶飯事。そんなある日、終電の中で眠りこけていた椎を見知らぬ男性が起こしてくれる。そして、その男性は椎のアパートの隣室に越してきた上、椎の会社に中途入社!? 初めて会ったはずなのに、彼・神谷梓は、椎の心が手にとるように分かる様子。生活面でも、仕事でも、何かと助けてくれる気の利いた隣人&同僚だと思っていたのだが…神谷には驚くべき秘密があって! 第9回らぶドロップス恋愛小説コンテスト、審査員満場一致の最優秀賞受賞作。プリシラブックス(新潮社)で書籍化。【第9回らぶドロップス恋愛小説コンテスト選評】●新潮社プリシラブックス編集部●最終選考に残った作品はいずれも力作ぞろいで、とても楽しく選考させていただきました。今回のテーマは「運命の恋」。この普遍的なテーマをいかに物語に深く取り込めるかが、評価のポイントになりました。 最優秀賞を受賞した『これはきみが知らない物語』は、とてもロマンティックでひたむきな愛を描いた作品です。とある事情から、ヒロインを守るためだけに生きる謎の同僚・神谷。その「事情」がユニークで面白いのですが、彼のヒロインを大切に思う気持ちが作品全体からひしひしと伝わってきました。一生懸命仕事に取り組むヒロインも好感が持て、彼女が失敗を重ねながらたどり着く幸せなラストには、きっとたくさんの読者が勇気づけられると思います。 ●らぶドロップス編集部●「運命の恋」。このテーマのもとに、一番多く集まったのは「初恋の人との再会」を描いた作品でした。(中略)そんな中、テーマをどう料理し、オリジナリティのある物語に仕上げたか、が受賞の最大のポイントとなりました。 最優秀賞を受賞した本作は、選考側の予想を裏切る“運命の恋”に出会わせてくれました。ヒロインの前に、突然現れた謎めいた男性。彼女には、彼の記憶はまったくないのに、彼はどうも彼女のことを知っているようなのです。急接近していく二人、なのに、なぜか結ばれそうで結ばれない…。ミステリアスな作品ですが恋愛のときめきやモヤモヤもしっかりと描かれていて、特にラブシーンの巧さはダントツだったと思います。
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4.823歳の小野晴香は、婚約者だと思っていた幼馴染から突然の結婚報告を受け、彼を見返したい気持ちで婚活をすることに。しかし参加した書道合コンでセクハラから救ってくれた29歳の講師・天沢瑛雪のことが気になってしまい、婚活よりも書道に目覚めた晴香は、天沢の主催する書道教室に通い始める。そんなある日、晴香はころんだはずみに天沢とキスをしてしまう。思わずはじめてだと口にすると、実は天沢も女性と付き合った経験がないと打ち明けられる。さらに、晴香の婚活の理由を聞いて、自分と付き合ってみないかと提案されて……。経験のない同士、ぎこちなくスタートした恋の行方は?
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-モニカは皇城勤めの魔法薬師。皇帝陛下の密命で新薬を開発中だ。そんなある日、モニカの実験室に被検体の美青年・フィンがやってきた。フィンはかつて敵国で暗殺者をしていた危険人物……のはずが、なぜか出会ったばかりのはずのモニカを溺愛してきて、「好きだよ。ずっと好きだった」と告白する。モニカを城内の嫌がらせから救い、働き過ぎれば体調を心配し、薬の実験にも協力的なフィン。だが突然キスをしてきたり、際どい触り方をしてきたりと、あらゆる意味で型破りな被検体に、モニカは翻弄されるばかり……。それでも意外な優しさや頼もしさに触れるたび、少しずつ心惹かれていき、媚薬の実験でついに一線を越えてしまう。「自分で作った魔法薬で、こんな目に遭っちゃうなんて……」 ひたすら甘く抱かれ、快感に溺れるモニカ。愛と薬の効能で、フィンとは身も心も結ばれる寸前。しかし皇城に渦巻く陰謀が、二人を引き裂こうとして……。
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4.5「この関係ってセフレですか?」 「あくまでも契約上のお付き合いです」 憧れの女性を描き続ける人気イラストレーター×恋を知らず30歳を迎えた出版社の経理担当 〈あらすじ〉 私がいやらしいポーズをとると、あなたの年収が増えていく――。 処女のまま30歳になった涼乃は、人の頭上にその人の年収が見えるという特殊能力を得る。いろんな人の年収が知りたくなり婚活パーティーに参加した彼女は、自分といると年収が増えるイラストレーターの泉に興味を持つ。スランプに陥った泉のために涼乃はモデル契約を結ぶが、オークションにかけられた没落令嬢、痴漢に遭うOLなどポーズの要求はしだいに過激になり……。
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4.5地方銀行の窓口で働く天音は、2年前手ひどい失恋を経験し恋愛には臆病になっていた。そんな彼女に支店長から見合いの話がもたらされる。顧客に有力な取引先を紹介して貰う見返りに、見合いをセッティングしなければならなくなった支店長たっての依頼。断り切れず承諾した天音の相手として現れたのは、何と2年前に自分を振った大輝だった。食事の後、スイートルームに連れ込まれた天音はなし崩し的に、大輝に抱かれてしまう。それは、信じられないほどの甘い時間で…。好きな人との再会は吉と出るか、それとも銀行の不正を巡る陰謀!? 一筋縄ではいかないお見合いラブストーリー。
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3.3今日も、おまえをイカせてやろう 突然の淑女レッスン!? 教育係の厳しい特訓は…■名家の娘だと判り、淑女教育を受けさせられることになった小間使いのビビ。謎めいた貴公子クリストフは、ビビを巧みに煽り彼女にレッスンを受けさせ、さらには賭を持出し処女まで奪ってしまう。「素直に認めろ。気持ちいいんだろ」未知の快楽に戸惑いながらもクリストフを見返すため勉強に励むビビ。的確な指導と淫らな愛撫でレッスンは進むが…。
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3.4傲岸不遜な財閥当主・花小路伸の花嫁として買われた斜陽の華族令嬢・織江。迎えた初夜――伸の手には縄が!?緊縛を受け身体中を這い回される指と舌。さらには張り型まで使われて! 恥辱にまみれながら溢れ出る蜜。抗いながら絶頂へと達して打ち震える身体。被虐の悦びに目覚めた織江が気づいたのは純愛。倒錯した形でしか愛せない夫を癒せるのは、自分だけだということも……。
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4.0仕事帰りに突然異世界に転移して二年。立花凛は魔剣士団の事務方として働きながら穏やかな日々を過ごしていた――ら、国王と魔剣士団国境警備団団長からとんでもない極秘の依頼が舞い込んだ。 「リンよ。そなたにある男の性欲処理を頼みたいのじゃ」 「……はい?」 殿方の『一部分』に御奉仕せよと? なんで私が!? 絶対無理!! 治療と言い換えたって無理!! 一瞬の迷いもなく拒否……しようとしたのだが、「命に関わる」「御奉仕する女性の素性はバレないようにする」と説得されて、「手だけの奉仕なら」としぶしぶ王命を受けることに。そして、凜は足先まで覆う漆黒の外套の頭巾を目深に被って顔を隠し、ある部屋へと訪れる。明かりひとつない部屋の隅にある寝台に腰掛ける不機嫌そうな男は、凜の天敵、美貌の魔剣騎士オスカー・ガーランド。治療行為……そう思っていたのに、いつのまにか凜は『奉仕』にのめり込み、オスカーの雄を激しく卑猥な音を立てて攻め立て―― 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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5.0この度、見知らぬ世界にトリップしました私、坂内優希(19)と申します。 恐怖に怯えながら森をさまよっていた時、目を包帯で巻かれた美しい青年と出会いましたが、言葉巧みに騙されてその青年と主従契約を結ばされてしまいました。 「ンフフフフ……やっと見つけた。僕のご主人様」 自分から奴隷志願とか、ドMですか!? 絶対契約解除して元の世界に帰るんだからぁ!! やたらと懐いてくる奴隷を解放しようと奮闘するヒロインが、戦闘能力レベル100の美しい奴隷となんだかんだラブラブ幸せになるお話。 ※こちらの作品にはイラストが収録されています。 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
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3.3お前たちは結婚したから――え?本人不在でいつの間に話が進んでいたの?――困惑が隠せない高槻穂乃果、22歳。娘を溺愛し「すぎる」父のせいで恋愛偏差値は低め。でも好きな人はいる。それが父の部下で、父を尊敬し「すぎる」永倉孝介、30歳。このたび、父の策略でめでたく孝介と結婚「設定」になった穂乃果……でも全然嬉しくない。監視目的で形だけの夫婦なんて意味がないから。子供扱いして夫婦らしく接してくれない孝介にヤキモキする穂乃果。しかも孝介の部下にキツい言葉まで浴びせられて心が折れそう。孝介はそもそもどうして無茶な設定を受け入れたのか、彼の本心は?体当たりでぶつかる穂乃果の想いは孝介に伝わる……?
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3.8「お前のすべては俺だけが知ればいい」 意地悪皇弟殿下×考古学オタク 美貌の皇弟大佐との淫らで危険な合法的取引!? 考古学者のゾーイはバロガロス帝国と軍事協定を結ぶための通訳に抜擢される。 彼女を指名したのは相手国の皇弟で、かつて袖にしたヴァルゼスだった。 彼は滞在中にゾーイを口説き落とすという。 「俺を少しでも憐れだと思うのならお前に触れる権利をくれ」 跪いて懇願されある約束と引き換えに体を許してしまうゾーイ。 情熱に翻弄され乱れた一夜。 隠していた想いを自覚するも彼女にはヴァルゼスを受け入れられない事情があって!?
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3.025歳の美緒は幼い頃からずっと勉強一筋に生きてきた。恋愛経験といえば、中学生の頃に塾が一緒だった男の子とたった三ヶ月、恋人ごっこのような日々を過ごしたことがあるだけ。社会人になってからは仕事一筋に生きてきたおかげで、今ではそこそこ良いマンションで悠々自適な一人暮らしを満喫していた。そんなある日、美緒のマンションの隣の部屋に、とある男性が引っ越してきた。挨拶に来た男性の顔を見て、美緒はビックリ仰天。彼はなんと、中学生の頃の美緒の元カレ・樹だった。聞けば、樹は大学卒業後すぐに会社を立ち上げ、今は社長として忙しくしているらしい。都心から離れた郊外に家を建てたが、通勤には不便だからと会社から近いこのマンションを平日の住まいとして借りたという。偶然の再会に心踊らせる美緒だったが、見違えるほど素敵な男性に成長した樹の姿に、昔と何ら変わらない自分が恥ずかしくてたまらない。親しくしていたことはもう過去のこととして気持ちに蓋をしようとする美緒だったが、美緒の気持ちを知らない樹は昔のまま、美緒に優しく接してくる。そんな樹に心絆された美緒は、生まれてはじめての自分磨きを開始するが……。
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4.3わたくしで熱を鎮めてください 抗えない力で激しく結ばれる二人! 神聖な力を持った美しく逞しい第三王子×出生に秘密がある痣持ちの神官見習い 〈あらすじ〉 幼い頃に火事に遭い右半身に炎の痕が残っている16歳の神官見習いリディア。 “建国の始祖の生まれ変わり”といわれる第三王子カミーユが聖壁を修復させるところをのぞきに行った彼女は偶然カミーユと触れ合い、体に不思議な感覚が走る。その直後、リディアは国を守るためにカミーユと一緒に閨神事を行う番(つがい)に選ばれる。二人は離宮にこもってひたすら交わり魔力を奉納することになって…。
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2.9しっかり者に見られがち……だけど実際はドジで引っ込み思案な詩織と、容姿端麗でみんなの人気者の勇士は幼馴染み。面倒見の良い勇士は幼い頃から、なにかと詩織の世話を焼いてくれていた。そんな関係は大人になっても変わらず、会社の後輩によるストーカー行為が原因で無職となった詩織は、勇士に仕事を紹介してもらうと同時に、彼のマンションで同居することに。初めは遠慮したものの、兄弟のようにして育った仲の二人。遠慮することはないという勇士の優しさに甘えてしまった詩織は、すぐに後悔することになる。「俺さ、誰にでも優しいわけじゃないの、気づいてる?」 二人きりの生活が始まった途端、勇士は詩織を“女”として扱い出したのだ。ファーストキスを奪われ、「ずっと昔から好きだった」と伝えられた詩織は……。
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4.0大安、吉日。愛海と肇は結婚した。経営不振にあえぐ会社を立て直さんと、躍起になっている愛海の祖父による強引な政略結婚だったが、実は二人共に一目惚れ。互いに強く想い合っているのに「政略結婚」という前提がため、相手に愛されている確信が持てず、不安を抱いたまま新婚生活がスタートする。しかも田舎育ちの愛海は恋愛経験ゼロで、肇に触れることさえできない。そんな愛海に、肇は「一週間ごとにステップアップ計画」を提案する。月曜日がくる度に「名前で呼び合う」「手を繋ぐ」「同じベッドで眠る」……と夫婦になるためのミッションをクリアしていく二人。ようやくキスまで辿り着き幸せを噛みしめる愛海だったが、肇はもう我慢の限界。数日後に迫った愛海の誕生日に「愛海の全部をもらうよ」と大胆な宣言をしてしまい……。
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2.0幼くして母を事故で亡くした若崎詩帆は、父からは「母の事故の原因はお前だ」と責められ、双子の妹の渚からは「呪われた女」としていじめられ続けたことで、人付き合いが苦手な根暗女子に育ってしまった。そのせいで25歳になった今でも恋愛経験はゼロ。友人もろくにいない。最も長い付き合いとなっているのは、入社当時からの上司、御曹司の東郷正臣。彼とはかれこれ5年の付き合いになるが、仕事熱心な鬼上司である正臣の前では、いまだに詩帆は萎縮してばかりいた。そんなある日、社長に就任した正臣により、詩帆は強引に社長秘書にされてしまう。社長秘書なんて務まらない、と突然の人事に呆然とする詩帆。しかも悪いことは続くもので、借りていたアパートが火事に見舞われ全焼。住む家を失った詩帆に救いの手を差し伸べてくれたのは、正臣だった。「俺のマンションに空き部屋がある。落ち着くまでそこに住めばいい」という彼の言葉に甘えることにした詩帆だったが……。
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3.0有名ホテルのエントランスに併設されたカフェで副店長として働いている糸井まどかは、ホテルで行われる大企業の新社長就任記念パーティにウエイトレスとしてヘルプに入ることに。パーティでの給仕などしたこともなく、困惑しつつも必死に仕事をこなしていたが、招待客から理不尽な言いがかりをつけられてしまう。困り果てていたまどかを救ってくれたのは、パーティの主役である新社長・如月昂だった。翌朝、早番シフトで店に入っていたまどかは、モーニングコーヒーを飲みにきた昴と再会する。聞けば、昴は海外から帰国したばかりで住居が決まっておらず、当面の間はホテル暮らしを余儀なくされているという。互いに惹かれるものがあったのか、それ以来、昴はカフェに頻繁に姿を見せるようになり、まどかもそんな昴の来店を心待ちにするようになる。けれど相手は大企業の若手社長。自分とは住む世界が違う、と立場の差を思うまどかは昴と距離を置こうと考え始める。そんなある日、まどかにストーカーの影がちらつき始め……。
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4.3小学生の頃、理科の先生にイタズラされかけたことがトラウマとなり男嫌い・白衣嫌いになった美紀は、大人の男性と関わりたくないという理由から保育の仕事をしている。そんなある日、大病院の院内保育にヘルプで行くことになった。白衣男子が大勢いるまさに地獄のような現場に疲れ果て、げっそりとした心地で休憩をとっていると、見知らぬ男性に話しかけられる。ボサボサ頭にラフなジャージ姿の彼は、見とれてしまうほどにきれいな顔をしているのに、なんだかとても気だるげで、美紀は彼が長期の入院患者であることを悟る。男性嫌いで近づくことさえためらう美紀なのに、相沢と名乗る彼とは肩を並べてベンチに座り、気軽に言葉をかわすことができた。後日、再び院内保育のヘルプに入った美紀は、そこで信じられないものを目にする。入院患者だとばかり思っていた相沢が、白衣を着て颯爽と院内を歩いているのだ。しかも相沢は美紀に気がつくと嬉しそうに寄ってきて「今夜食事に行こう」と気安く誘ってくる。大嫌いな白衣を着た相沢を目の当たりにした美紀は……。
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4.5就職活動に失敗し、就職浪人の覚悟を決めた絢乃。そんな時、大智の母から、都心で弁護士をしている5歳年上の幼なじみ・大智に「就職先を世話してもらえばいい」ととんでもない提案をされてしまう。実は大智は絢乃の初恋の人。高校生の頃に突然キスをされて以来、顔を合わせるのは6年ぶり。複雑な思いを抱えたまま上京した絢乃を、大智は変わらぬ優しさで迎え入れてくれ、落ち着くまで一緒に暮らそうと提案してくる。しかも紹介してくれた仕事は、大智の勤める弁護士事務所の受付。家でも職場でも大智と一緒。夢のような幸せな生活に、絢乃の恋心はどんどん熱を帯びていき……。
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3.5花嫁修行の一環として王宮で侍女をしているフェルダは、最近婚約者から一方的に婚約破棄されたばかり。伯爵家の娘ではあるものの、もともと掃除が大好きで行動的な性格のフェルダは「もうこの際、侍女として生涯独身で過ごすのも良いかもしれない」などと考えながら王宮での侍女生活を楽しんでいた。ある日、フェルダは王宮北棟の掃除をしていた。そこは第三王子レイナードの管轄で、立入禁止の書斎では悪魔の召喚術や死霊を呼び出すための降霊術が研究されていると噂されていた。いつも通り熱心に掃除をしていると、本が落ちるような物音が聞こえてきた。音のするほうへ行くと、どうやら立ち入り禁止の書斎のようだ。思い切って扉を開けると、そこには埃にまみれたレイナード……と、汚れ放題、ひどい有様の室内! お掃除好きの血が騒いでしまったフェルダは、黒い噂などすっかり忘れ書斎の掃除を買って出てしまい……。
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4.0ある日、明日奈は再婚を考えている相手に紹介したいという母親に連れられてホテルにやってきた。そんな相手がいるのも明日奈は初耳。驚くいっぽうで、女手ひとつで苦労してきた母親の幸せそうな顔がうれしくもある。しかしいよいよ相手と対面してみると、相手はなんと明日奈の勤め先であるカフェチェーン「フルール」をはじめとした企業を統括するエムズホールディングスの社長だった。しかもその横に座る社長の息子は、明日奈の上司である事業推進部部長・瑞樹。瑞樹が御曹司であったことも初めて知ったし、瑞樹が義兄になるという事態に明日奈は言葉を失くす。それもそのはず。実は、瑞樹と明日奈は一週間前に一度だけ、一夜を共にしていたのだ。みんなのあこがれの的であるスパダリ上司・瑞樹と身体の関係を持ってしまった。それだけでも明日奈にとっては予期せぬハプニングなのに、この上、瑞樹が義兄になる!? あの夜のことはすっかり忘れ、兄妹として付き合おうとする明日奈だったが……。
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