国内小説作品一覧

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  • 巴里製皮膚菓子
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    「あなたの眼差しの届く所で、私は、いつでも、二つの死を夢想する。愛する者の死、そして愛される者の死。ねえ、あなたならどちらを選びたい?」パリの穏やかな宵に響く貴金属たちの触れ合い。残酷なまでに欲望に忠実で、狂乱の光と沈黙の闇の空隙を縫うかのように貪り合うその高貴な腐食を、静謐な文章と先鋭な写真で描く写真小説集。
  • 公園 卒業式 小島信夫初期作品集
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    著者十六歳、岐阜中学校校友会誌に掲載された小品から、昭和二十年代までの初期作品を集成。第一高等学校時代の透明感溢れる心象風景を綴った伝説的佳品「裸木」や、同人誌「崖」に発表された「往還」「公園」などの戦前作品、また、著者固有のユーモアの深淵を示す「汽車の中」「卒業式」「ふぐりと原子ピストル」など、〈作家・小島信夫〉誕生の秘密に迫る十三篇を収録。
  • 永遠の都1―夏の海辺―
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    1~7巻748~902円 (税込)
    元海軍軍医の時田利平は、大正2年、三田綱町に開業。外科医の名声と妻菊江の実務で、時田病院は驚異的に拡張している。昭和10年、利平の長女で3人の男児の母親の初江は一高生の甥と密通し、次女夏江は陸軍中尉・脇敬助との結婚を諦めた…。
  • ブッチとその仲間たちの襲撃
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    1巻660円 (税込)
    耕平が住んでいる町ではハモンドのら猫強制収容所によるはげしいのら猫狩りが行なわれていた。自転車事故を起こした耕平は、気がついてみると魂だけが見知らぬのら猫ブッチの体の中に間借りしていた。わけがわからないままに耕平はのら猫たちと強制収容所との戦いにまきこまれていった。
  • ワンダフルな躾
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    井原嘉彦は40歳で脱サラし、ペットショップで修業した後にペットシッターと犬の散歩代行業をするショップを開業した。顧客は高級住宅に住む後妻の沙保里、キャリアウーマンの真由子など多彩。犬の躾が得意な井原の技は、はたして女性にも通用するのか? 書き下ろし長編回春エロス。
  • 夏物語 In The Summer Wind
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    幾つもの夏が通りすぎてゆく。そして、幾つもの夏が何かを落としてゆく。そこには恋があり、孤独があり、友情があり、そのすべてが物語を映している。そう、夏は出逢いにときめきを与え、別れに鮮かな彩りを添えてくれる。夏は不思議な、魔法の季節なのかも知れない――。夏に魅せられ、人生の断片〈スライス・オブ・ライフ〉を通底して見つめつづける著者が綴る、もの悲しく小粋な短編集。20の小さな物語に縫いとじられた、遠い夏の残照を、あなたに。
  • 砂にかいたラヴ・レター
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    10年前の夏。出会いは海岸道路。きっかけは、僕の古びたピックアップ・トラック。声をかけて来たのは彼女だった。23歳の由紀子は、僕より2つ歳上の彫刻家の卵。初めての個展を控え、作品を運ぶために、僕のトラックを借りたいという。そして、僕たちの夏は始まった。彼女は彫刻家を、僕は12歳で誓った夢を追って、2人はその夏を駆け抜けた――。僕の人生を変えた、少しだけ甘い想いと、かなり苦い涙。極上の青春小説。
  • 恋におちて
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    1巻220円 (税込)
    和枝は認知症を患っている夫・清一郎の介護に明け暮れる日々を送っていた。和枝が妻だということもわからないほど症状が悪化した清一郎は、たびたび「久美子」という名前を口にするようになる。「久美子に会わせろ!」そう叫びながら徘徊しようとする清一郎をなだめる方法が一つだけあった。それは何十年も前に流行ったある歌謡曲を聞かせること。この曲が流行した頃、清一郎は久美子という名前の女と浮気をしていたのだ。
  • 坊主頭と訓練と、青い空
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    1巻440円 (税込)
    塚本翔平は航空自衛隊の自衛官になることを志し、崎浜基地の教育隊で厳しい訓練を受ける日々。同部屋で生活を共にする森島や小幡に助けられ、何とか毎日を過ごしている。恋心を寄せる女性・琴乃も現れ…。 そんな中、小幡が壮絶なイジメに遭っていることが判明し、同部屋の翔平も処分を受けることに…。 男同士の友情や確執、そして淡い恋模様を描いた青春グラフティ。
  • 瞬きの中の君へ捧ぐ~K-POPアイドルとの恋~
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    1巻330円 (税込)
    K-POPアイドルのミンジュンは、元カノの日本女優、莉愛と、よりを戻す為に日本に来て、偶然入った公園で、香音と出会う。香音に相談に乗ってもらい、ミンジュンは、元カノの莉愛と話すが、冷たく突き放される。香音は、1年前に事故にあい、自分をかばって、目を覚まさない彼のことを、ずっと看病し続けていた。 ある日、莉愛のスタッフに、ミンジュンの為に莉愛は、別れを切り出したと言われ、自分を責める。香音も、彼の母親に、もう病院に来ないでと言われ悲しみ、公園に行って…
  • アイドル彼氏と10の不思議な恋
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    1巻440円 (税込)
    すうは、地味で、おとなしいOL。仕事帰りに、寂れた珈琲店で、店に置かれた本を読むのが日課。ある雪の日に、怪しげな黒ずくめの男が店に入ってきて、知り合う。彼は、なんと国民的なアイドルだった。すうとアイドル、ジュンは互いに惹かれあい付き合いだすが、ジュンはアイドルな他にも、不思議なことが、よく起こるのだった。優しくてカッコイイ王子様みたいなジュンが、影、ツンデレ、ヴァンパイア、鏡、パラレルワ─ルド、幽霊、天使など、変貌を遂げる、オムニバス形式の不思議な恋愛物語。
  • サファリコン
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    1巻330円 (税込)
    仕事は上手く行かず、婚前旅行で行ったサファリのど真ん中で彼女が姿を消し、かわりに現れた女に脅され迫られ翻弄される主人公・凌一を軸に、自分には理解できない他者と関わろうとする人たちの気付きと成長の物語。
  • 梅香る
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    1巻330円 (税込)
    一年前に離婚・脱サラ。居酒屋の店主となった黒澤は、単調ながら平穏な毎日を送っていた。そんなある日、黒澤は店で酔いつぶれていた客を拾ってしまい、そのまま居座られてしまう。更にはそこに、一年前に別れた元妻・文乃も絡んできて・・・。
  • プールとコーラと、缶バッチ。
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    1巻110円 (税込)
    男女の友情は存在するのか。スポーツカメラマンをしている夏美(31)は意外にも動揺してしまう。それは親友の宗一(31)が別の女性と結婚することになったからだった。好きという感情、すれ違いが交差する。 きらめく想い出とともに、せつなく迫るラブストーリー。
  • フランケン×クリエイター
    -
    1巻330円 (税込)
    男は生きた。激動の著作権売買の時代に。ライターとして、作家として。 この物語は、著作権売買という軸を通して、文筆業者の生き様を考える小説です。 誰もがわかっていても、当たり前すぎて見えなくなっているものもある、というお話。 あなたも作者/読者という立場から、文章を書く/読むという行為の原点を見つめ直してみませんか?

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  • カフェ・シャルマントの幸せな一日
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    1巻220円 (税込)
    カフェ・シャルマントには、今日もいろんな客がやってくる。 食い道楽なカップルに、秘密を抱えた初心な二人、悩めるサラリーマンに、失恋したてで荒れる女子大生。物語を彩るのは、美味しいコーヒーとスイーツ。 コーヒーの薫り漂うこのカフェで、様々な物語を召し上がれ。

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  • ゴッド・ポーカー
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    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ 暴力組織を常備し、警察や政治にもコネを持つ宗教の仮面を被った犯罪組織により、主人公も拉致され重傷を負わされる。入院する母や三男、狙われている妹を守るため、主人公は絶縁していた天才ハッカーの次男と手を組み、犯罪組織に挑んでいく。被害者の会を作り、戦いを実況中継することでネットの注目を集めながら、記者や弁護士も味方につけ、ネット、法、マスコミの三領域で攻撃をしかける。同時に、主人公は自分だけが知らなかった家族の真実を知ることになる。戦いが優勢になりかけるが、被害者の会のサーバが乗っ取られ、ファンが守る妹のブログも誹謗中傷で機能が停止する。ネットからの目が途切れた瞬間に、敵の人海戦術により我が家が襲撃され、全焼させられてしまう。全てを失った四人の兄弟だが、長男の戦術、次男のハッキング、長女のネットでの人気、三男の武道を使い、復讐の最終決戦へと臨む。決戦では、全ての作戦がばれており窮地に追い込まれるも、その裏切りを読んでいた主人公が、最後に全てをひっくり返して勝つ。著者の犯罪被害者の経験も使い、宗教、家族、犯罪を通して、社会問題と人生について書いた、社会小説です。 ■著者プロフィール 慶應義塾大学卒業、UCLA留学後、大手IT企業にて勤務。学生時代に取得したTOEIC満点、ロサンゼルスの小学校での数学教師ボランティア、ビジネス現場における実践経験を基に、独自の英語習得法や学習法をブログ「一歩世界へ」やYouTubeにて無料配信中。
  • 星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に
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    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ 西新宿にある高層マンションから、一人の女性が飛び降りた。それは9月の終わり、涼しく空きらしい風が吹く頃だった。女性は後頭部から落下したため、即死ではあったが顔は原型を止めていた。それだけに、お通夜で集まった、女性の友人たちは皆、化粧をしてあげることにしたのだ。「綺麗な顔のままで、良かったね」薄く頬紅を塗った女性は、まるで生きているようにも見えた。安らかに眠る彼女と、棺に添えられた白いバラの花。享年26歳。友人たちは、泣き崩れた。女性が飛び降りる15分ほど前。彼女はマンションの管理人と会っていた。ひどく酔っているように見えた女性に「大丈夫ですか?」と声をかけた管理人が、生前最後にあった人物となった。それから遡ること2時間前。彼女は、自分のノートにこう記している。「未来がない。未来が感じられない。自分を完全に否定され、すっかり自信を失くしてしまった。ひたすら苦しい。息をするのも苦しい。消えてしまいたい。眠っていない。泣いてばかりいる。出口が見えない。未来がない。未来なんていらない。」 ■著者コメント 会社の内部告発をして逮捕された主人公と、自殺願望のある少女との恋愛を描いたものです。最近、ストーカーだとか、女性を傷つけ逮捕される事件が多く、その後の人生はどうなるのか、更生はあるのか、そんなことを問いかけたいと思っております。 ■著者プロフィール 東京都生まれ。歌手・中島みゆきの世界に引き込まれ、高校時代に家出して、自転車で日本を一周。北海道の牧場で野生の馬に乗り、将来はジョッキーになる予定だった。東京の雑誌社などでライターをする傍らで、東京ディズニーランドでカメラマンを務める。JTBなどで観光創出事業にも従事。外国人旅行客を日本に誘致するインバウンド事業にも興味があり、添乗員をしていたことも。小説を書くために仕事を失い、家庭を失い、あらゆるものを失い、世捨て人となり、海外を放浪。放送局のディレクターなども務める一方、旅行サイトの「京都の観光なら『ガイドブックス』や「たびねす」で、観光ライターとしても活躍中。舟橋聖一顕彰青年文学賞などを受賞し、文芸雑誌の「小説新潮」やスポーツ新聞などにも小説を掲載された経験もあり。
  • まつよい
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    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ 作詞家として活躍している一柳忠(ひとつやばぎ あつし)という主人公の現在と過去の思い出を通して、薫子という女性の青春が書かれたお話。忠が中学の同窓会幹事として電話をしているシーンから物語は始まる。1人だけの仕事部屋で世捨て人のような忠は、電話をしながら中学3年生の受験直前の時期のことを思いだす。次々に思いだされる高校受験直前の3ヶ月の思い出。その主役は薫子という魅力的な女の子だ。同窓会で高齢になって恩師たちに電話をしながら、交差するように思い出も蘇る。大学生になり、社会人になり、徐々に現代とリンクし出すと、忠はもう終わったといわれるようになった理由も明らかになる。まつよいは十五夜の前夜の月のこと。人はいつ未熟から脱するのか? 一つの答えに主人公たちは到達する。 ■著者プロフィール 1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店、市場調査会社、団体職員などをしながら、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストとしてデビュー。『Golf Planet』はゴルフエッセイとして複数の日本一の記録を保持している。2013年、『化粧咲き』が第1回マイナビ電子書籍コンテストで入選し、小説家としてもデビュー。他に『ヒーローたちにララバイを』の著書がある。
  • わたしはみどり
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    1巻330円 (税込)
    ★著者の1970~80年代の絶版本を電子で復刻する「みつはしちかこレトロスペクティブ」シリーズ第2弾!★ 思い出してください はじめての恋… 恋なんて気づかずに いちばんきれいな恋をしていた あの頃…
  • スキップみたい、恋みたい
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    ホテルでのお泊り、ディスコ、パーティー、学校などを拠点とし、屈託もなく楽しげな女の子たち。でも本当は、彼に言えない喜び、悲しみを胸にしまって生きている……。大好きな彼といつまでも一緒にいたいと思う半面、彼なしでもやっていける自立した女でもありたい、と思う女の子の、心の微妙さをモチーフにした、16の恋物語。奔放さと清潔さを合わせもち、かわいいだけではない彼女たちの日常をキッチリとなめらかに描いた、会心の小説集。
  • NHK連続テレビ小説 あまちゃん 1 おら、この海が好きだ!
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    1~26巻165円 (税込)
    大人気ドラマ「NHK連続テレビ小説 あまちゃん」シナリオの電子書籍版。朝ドラの連続感を1週毎にまとめて全26巻配信。各巻に出演者約30名の電子版オリジナルコメントを収録。宮藤官九郎さんのシナリオの特徴は「読んでも面白い!」こと。重みのある夏ばっぱの発言、春子のイライラ感やアキの心模様が鮮やかによみがえります。第1回コメントは夏ばっぱこと、宮本信子さん。物語は24年ぶりに帰ってきた天野春子が地味で協調性も存在感もない一人娘、アキを連れて帰ってきたことから始まります。廃線の危機にある北三陸鉄道、まめぶ、訛っていない足立ユイ、海女クラブ、琥珀……すべての伏線がここに。第1弾は16歳の新人海女誕生まで。
  • ロマン亭艶聞
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    きみのパイ、真ん中のイーピンをツモりたい……昭和の初め、職にあぶれた久吾は、出版社社長のお情けで新橋の雀荘「ロマン亭」の住み込み仕事を得た。折しも第一次麻雀ブームで、繁盛する店を仕切るのは妖艶な未亡人。さらには可憐な愛娘、眼鏡の美人記者、三十路の人妻作家……と、春情少年に硬軟両方のパイ漬けの日夜が始まろうとしていた。昭和ノスタルジック官能書下し。
  • 誇るべき物語 小説・ジョン万次郎
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    1巻1,221円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1841年1月、万次郎は漁に出て遭難、鳥島へ上陸した。5月、アメリカの捕鯨船ジョン・ホウランド号に救助された万次郎は、船中で英語を学び、航海士になりたいという夢をもつ。開国への道を拓いた万次郎の足跡を、最新資料とアメリカ本土、他を実地踏破して描いた直木賞作家・有明夏夫の力作。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 永遠と刹那
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    1巻220円 (税込)
    美しい彼の描いた『運命』という絵は、離れた場所にある二輪の花が茎を絡め合っていた。 僕が偶然ネットで見つけた女の子。 彼女は誰なのか。 自分へとまっすぐに向けられた同性のクラスメイトの心を踏みにじってしまった過去が、僕の中で甦り始める。 彼は十年も前に終わった恋を自分自身でもどうにもできずに一人続け、絵を描く。 僕がネットで起こした行動から、彼の過去の恋に小さな誤算が生じる。 彼が僕を受け入れてくれた幸福の一方で、僕は彼と彼女との「運命」に気づいてしまうが。

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  • 河童 首が落ちた話
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    1巻110円 (税込)
    「河童」芥川龍之介の晩年の代表作。当時の日本社会を風刺したと言われている。ある精神病院に入院している患者が、河童の国へ迷い込んだ話をする。奇妙な面白さの中にも考えさせられる河童の社会とは。「首が落ちた話」戦争で敵に遭遇し首を切られ、走馬燈のようにこれ迄の人生を振り返りひどく後悔する。もし助かったら罪を償いたいと誓う……のだが。
  • ああ玉杯に花うけて
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    1巻110円 (税込)
    幼い時に父を亡くし、豆腐屋を営む叔父を手伝って暮らす主人公の青木千三。千三と首席を競い合い、浦和中学へ進んだ柳光一との友情を軸にお話は進みます。貧困、いじめにくじけそうになりながらも、たくましく乗り越えていく。志を高く持つ少年たちにすがすがしさを感じる。昭和初期の作品ながら、時代をこえて訴えかけてくる少年文学の傑作。
  • 炎精(かげろう)
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    1巻770円 (税込)
    謀略と欲望の渦巻く魔都「上海」が、人の運命を呑みこんでゆく  大東亜戦争前夜。魔都「上海」を、時の波にもまれながらさまよう三人の男女。国籍も親もわからない季乃、彼女の幼なじみで演劇の世界に夢を馳せる隼人、その妻、凛子。彼等の流れ着く先はどこなのか…。壮大なスケールで描かれる、戦慄の長編サスペンス。 ●山崎洋子(やまざき・ようこ) 1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。
  • くろねこルーシー ~はじめての子育て~
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    迷信を信じ、縁起を担いでばかりいる気の小さい占い師・鴨志田賢。妻の幸子と5歳の息子・陽は、そんな賢に奮起をうなすために別居している。がんばろうとは思うものの、なかなかトンネルを抜け出せず、わびしい一人暮らしをしている賢の前にある日、ルーシーという名の黒猫が現れる。「黒猫……なんて不吉なんだ……」と思う賢の気持ちをよそに、ルーシーは自分が産んだ2匹の子猫を置き去りにしてしまう。いくら黒猫といえども、小さな生命を見殺しにすることが出来ない賢は、イヤイヤながらも子猫の世話をしはじめる。すると……鴨志田の運勢は次第に上向きになり始めていく。「福を運ぶ黒猫?」この2匹と出会った鴨志田の人生は大きく変わっていく。それは親子2代に渡ることになることを鴨志田は知らなかった……。
  • 幼獣マメシバ マメシバ一郎 一郎と二郎の奇妙な生活
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    家から半径3キロ以内で生きてきた男、芝二郎。憂いた母の鞠子が仕掛けた冒険で、二郎は地球の裏側アルゼンチンに到達。あれから2年……二郎は再び引きこもっていた。日々の相棒は、マメシバ一郎と、パソコン。労働なんてナンセンス。 そんな二郎の元に、母から次なるミッションが下った。1日仕送り一〇〇〇円。但し「お手伝い」を毎日する事。今ではすっかり自宅に引きこもり、悠々自適なニート生活を送っていた二郎にとって、晴天の霹靂。相棒のマメシバ一郎を使って、母親に抗議ビデオを送りつけようと撮影していた。そんな二郎の元に母親からの紹介だというひとりの女性が現れたことから、思わぬ事態に……。
  • GSワンダーランド
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    ビートルズ公演初日に影響され、日本でも楽器を手にした若者たちが次々とバンドを結成。GSブームが突如花開いた!ブーム全盛期の1969年“ザ・タイツメン”も急遽デビュー。キャッチフレーズは<タイツを穿いてニュー歌謡>。フリフリな王子様スタイルに女の子たちはたちまち夢中になった。人気の中心は、美形のキーボードのミック。ところがミックは、ホントは女だった!歌手希望のミクがソロデビューを交換条件に、男装してメンバーに入ったのだ。ミクは秘密を隠しながら、メンバーと一致団結し、デビュー曲「海岸線のホテル」のヒットを狙うのだったが……。映画では描かれなかった『GSワンダーランド』の全貌が明らかになる!
  • ツイン・ルームから海が見える
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    波の音だけが聞こえる静かな夜。悲しい想いに流した涙も、切ない程の心の迷いも、明日になれば、肌を焦がす真夏の太陽が乾かしてくれる。――ハワイ、ワイキキ・ビーチにある南十字星(サザン・クロス)ホテル。僕は、プールの救助員兼探偵をしている。この熱い島のリゾート・ホテルを訪れた女の子たちの話をしよう。とびきりチャーミングで、すてきにわがままな彼女たちの、少しホロ苦い6つの恋の物語。大好評『南十字星ホテルにて』シリーズ。
  • 南十字星ホテルにて
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    ワイキキビーチの東のはずれ――南十字星ホテル。プールの救助員兼探偵、それが僕の仕事だ。僕の前に現れる女の子たちは、輝く肢体と意志的な瞳を持ってるけれど、心は波立つ海の様に揺れている。結婚前夜、まだ迷っている女の子。想う人を待ち続ける地元の娘(ロコ・ガール)。この熱い島ではみんな、装いを脱ぎ捨て、本当の自分を見つけることができる。僕の胸に、鮮やかな想い出と、真夏の香りを残していった彼女たち。海辺のホテルで僕が出逢った、少しせつない6つの恋の物語。
  • プールサイドで踊ろう
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    ハワイ。ホノルル国際空港。今朝も僕はロケ隊を迎える。ケン・タナベ、27歳。日系四世。ロケのコーディネーターをしている。――夢と挫折に揺れる和美。終わった恋を胸に埋めた美樹。泣きたい程の不安を抱いた明実。そして、いつも大人でいようとした信子…。次々と訪れるロケ隊。瞬間の煌めきと一粒の涙を残し、少しだけ違う自分を見つけて、彼女たちは日常へと帰っていく。生命の輝きを映す四つの書き下ろしラヴ・ストーリー。
  • パイナップル巨人軍
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    ちょっと走れば息も絶えだえ。平均年齢75歳、ハワイ日系一世の野球チーム、パイナップル巨人軍。対戦成績361敗2分0勝という空前絶後の最弱チームだ。ひょんなことから彼らと対戦するハメに陥ったのが、東京から撮影にきたロケ部隊、その名もマヒマヒ・タイガース。貧乏症のプロデューサー、日和見ディレクターにオカマのヘア・メイクと、こちらも史上空前の軟弱チーム。パイナップル畑の撮影許可を賭けて、マウイ島に火花を散らす老若男女と犬一匹、いま世紀の一戦の幕が開く!
  • 水平線ストーリー
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    心をとらえた一枚の写真(ワン・シーン)が、僕の胸で、潮の香りにつつまれて一編の小説になる。砂浜に並んで坐り、最後の夜を一緒に過ごした彼女。オール・ブラックスに憧れて、チョコレート色の肌を汗のしずくで輝かせながら駆けていった少年。失った恋の思い出に、一粒の涙をこぼしたあの娘。汗も涙も思い出も、海からの熱い光で、少しだけ大人の色に変わる。34編の恋の真空パック。鮮やかな日々を描いた小説集。
  • 島からのエア・メール
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    南の島を旅する男。南の島に生きる女。潮風と遠い海鳴りが、静かに恋を紡いでゆく。ビールのように泡沫と弾ける恋。カクテルのように夜と溶けあう恋。ワインのように胸を赤く染める恋。海辺の街は、まるで出逢いと別れの回転木馬――。誰もが通りぬけてゆく、ちょっとした挫折、ちょっとした勇気、ちょっとした希望を、幾つものベイ・エリアを舞台に描く、幾つもの心の物語。遙かなる潮騒と人々のさんざめきに彩られた、鮮やかで爽やかなショート・ストーリーズ。
  • 苦い旋律
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    奇抜な求人広告に応募した一貫寺邦子は、下着メーカーのメルヘン産業・曄道征四郎社長の有能な秘書となった。花嫁修行で通っている茶道師範・藤野登志子の手によって、邦子は異常な性の洗礼をうけ、官能の渦の虜となった。多彩な人間関係と、妖しい性の世界を巧みなストーリー展開のなかで描いた鬼才・梶山季之の異色長編。
  • のるかそるか
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    東京オリンピックを数年後に控えた東京は、千載一遇のチャンスとばかりに、一攫千金をもくろんだ怪しげな人間が金の臭いを嗅ぎつけて世界中から集まっていた。地面師の吉村貴市もその一人。口先三寸で手に入れた六本木の60坪の土地を武器に大博打を計画した。ペテン師野郎のあの手この手の欲と色にまみれた騒動を描いた傑作長編。
  • 黒い船渠
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    超大型タンカーの建造計画がユニオン社から発表され、造船界は争奪戦の火蓋を切った。受注のカギをにぎる造船工学の権威、的野博士が突然謎の死をとげ、設計図が紛失する。企業の存続を賭けた暗闘は、幻の産業スパイ“香港グループ”の介入にまで発展し……。複雑に絡みあった造船界の謎を、鬼才・梶山季之がつぎつぎと暴く傑作サスペンス。
  • 華麗なる疾走
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    モンテリ24時間レース。轟く排気音、爆走する高性能車。オイルが焼け、タイヤがきしむ。夜を徹して熱狂する観衆。呼び屋稼業に失敗し、逃げるように海外へ出た牧は、久しぶりに胸の高鳴りを憶えた。このレースを日本に……。その瞬間から、自己の再起と男の意地を賭けた一匹狼の闘いが始まった。
  • 火の曳航
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    「僕のヌードモデルになって下さい!」思いきって声をかけると、匂いたつように美しい人妻は、意外にもすんなりと承諾してくれた。そして撮影の日、レンズから覗いた彼女は……。若いカメラマンが体験する不思議な性を描いた「聖・スキャンダル」ほか、強烈なエロチシズムに満ちた推理タッチのスリリングな傑作短編集。
  • オレゴン夢十夜
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    「私」は日本人の女に絶望する。そして女を女たらしめている男にも絶望する。いたたまれず、憑かれたように飛行機に飛び乗り、はるかオレゴンの深い森に降り立つ。さあ、ここからなにが始まるか? 少女以来見続けてきた夢の実現か。あるいは、愛によって生きる人間らしい生き方の確認だろうか――。奔放に飛翔し、漂う自由な精神を力強く描く長編。
  • 来宮心中
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    “どうしても別れなきゃならなかったら、死んじゃいましょうか”人妻である房枝との恋が行き詰まった時、もし彼女が死のうというならば、自分が尻込みすることは許されない。若き日にフランス文学を学んだ著者が、その夢を日本の風土にとけこませ、浄瑠璃のように語り流す表題作ほか「黒髪」「逆杉」「停電の夜」「春の夜の出来事」など収録の珠玉作品集。
  • おとしばなし集
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    江戸戯作の深い造詣にささえられた、石川淳の軽妙な話体による“おとしばなし”と、世界名作のパロディ。おとしばなし堯舜・李白・和唐内・清盛・業平ほか。小公子・蜜蜂の冒険・乞食王子・家なき子ほか。小説の約束事に拘束されない、自由で楽しい小説集。
  • こんぺいとう
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    “源さん”こと市川源三郎は、気のいい白バイ隊の一員。襟章はこんぺいとう一つ。親切でいわくつきのモツ焼き屋の春代小母さんとの仲が、美人カメラマン原さをりの出現で険悪になり、悩む源さんは転倒事故をおこして入院することに…。違反者から罵られてもじっとガマンの白バイ隊員が、季節をぬって走る姿を軽快に描くユーモア長編。
  • あひる飛びなさい
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    “商法の法は魔法の法や”と闇市から身を起こし、一大観光事業をめざす横田大造元兵曹──。“日本人の手で、日本の空を”を合い言葉に、国産飛行機誕生に一生を賭ける加茂井元技術中尉──。戦後の混乱期を舞台に、独自の道を歩む2人の男の奇妙な友情を、軽快かつユーモラスに描く感動作。
  • 軍艦ポルカ
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    パチンコが好きなのではない、軍国主義者では決してない。私が「軍艦マーチ」にこだわるのは、ただそれが何ものにもかえがたい青春の苦悩と歓喜そのものだからなのだ……。若い海軍士官時代を回想したユーモアあふれる表題作ほか、温かい善意に裏打ちされたエスプリが光る軽快な作品集。
  • ゆめぐに影法師
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    ガンで死んだ作家のキョーコ、交通事故死した通訳のヨーコ。二人の美人ユーレイが、生前果たせなかったアメリカへの旅へ。ヴァージニア、ニューヨーク、アルバカーキ、ニューイングランド、デンバーなど。それぞれの街の光、風、匂いを感じながら、若い二人が引き起こす愉快な出来事とは……。著者の新境地を拓くファンタスティックな物語。
  • カフェ吉祥寺
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    1巻550円 (税込)
    実際の金融事件を元に、元銀行マンの沢村の周りで繰り広げられる様々な人間模様を5つの物語から楽しむ新感覚の「金融小説」です。 ▼もくじ 沢村という男 ニューヨークの怪人 年度の初めの取引は寿司屋にて 私募債の画面 為替予約 君子危うきに近づかず
  • 雲の肖像
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    恋は時に他の感情の仮面をかぶることがある。二人は知らずに危険な関係へと入って行った。――電機会社の社員である夫の生き方に不満と危惧の念を抱く妻の立子と、彼女に同情を寄せる向こう見ずで一本気な村上。テレビ電波の免許をめぐる関連産業間の熾烈な争いを背景に、若い人妻と誠実な青年が奏でる愛のロマネスク。美しくもつつましやかな愛のゆくえを鮮やかに描く。
  • 少年―ある自伝の試み―
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    私とは一体何者なのだろうか? 現在の私と少年時の私とはどのように関わっているのだろうか?――大正時代、東京・渋谷に少年時代を送った著者が、過去のさまざまな経験の全像を文献や証言によって詳細に検証しつつ、《過去》の持つ意味を探る。キリスト教体験・恋愛と性・学校生活と交遊・読書体験などを、渋谷の町の変遷を背景に回想し、少年の精神の形成を辿った自伝長編。
  • 酸素
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    神戸の〈日仏酸素株式会社〉は海軍と結びついて造船用の酸素を納入していた。その会社にひとりの青年が翻訳係として採用されたが、彼は非合法活動のために特高に追われる身だった……。日ごとに緊迫の度を増す開戦前夜の暗い時代相の中に、実業家、軍人、地下活動家、女流画家などさまざまに入り乱れる多彩な人物群像、幾重にもからまり合う恋愛心理を冷徹な筆に描く長編。
  • 湿った空乾いた空
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    可憐でやさしく、それでいて嫉妬深く自己中心的な女性M・Mと、ゼンソクの持病がある作家の「私」が、外国旅行をする。ラスベガスでの大喧嘩からはじまって、パリの空港で別れるまでの、一組の男女の繊細な感情の揺れ動きを吐露した表題作。他に、別居した妻と入籍を迫るM・Mとの間で、自己の“青春の復活”を凝視する「私」の緊張感を表白した『赤い歳月』を併録する。
  • 恋愛自由自在
    -
    この本には、どうしたら、相手の男のコに気に入ってもらえるようになれるのか、どうやったら、いつまでも彼の気持ちを引きつけておけるのか、ってヒミツのテクニックが、ギッシリと詰まっています。何回も読み返してください。デートする前にもした後にも、恋愛の文法や法則を暗記しちゃうくらい、何回もです。なぜって、学校のお勉強同様に、恋愛にも予習や復習が必要なんですから――。街でのデートの仕方から具体的な恋愛相談まで、クリスタルな恋愛講座。
  • ラヴェンダーの丘
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    1巻374円 (税込)
    大倉治郎、48歳。かつては国際商社マンとして活躍した。今は第一線を退いて欧亜商事札幌支店苫小牧出張所の所長をしていた――が、元CIA要員、クロフォードからの電話でたちまち過去へと引き戻されてしまう。北方領土の近く、真琴内という小さな漁港で不穏な動きがあるという。謀略阻止の依頼だった。昔の仲間“ジャン”も駆け付けた。過去の罪を背負ったまま生きていた大倉は、自分の死に場所を求めるようにして真琴内へと向かう。
  • 闇の中の哄笑
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    1巻396円 (税込)
    エリート中のエリートだけが宿泊を許される伊東の名門ホテル。そこに日本の政財界を動かす3人の男達が顔をそろえていた。偶然をよそおった出会いだったが、裏側には権力への激しい執念がどす黒い渦を巻いていた。“汚れきった保守政権は、いまや国民に見放されている。思い切ったスケープゴートをささげ、大衆の信頼を回復しなければ、現体制と我々は破滅だ。”知恵と策謀が火花を散らして斬りむすぶ時、嘘部の末裔“黒虹会”が日本の将来を賭けた大作戦を開始する。 カバーイラスト/杉本一文
  • 闇の中の系図
    -
    1巻396円 (税込)
    天才的な嘘つき浅辺宏一の前に、そんな彼の才能を必要とする秘密組織があらわれた。それは古代より日本の歴史を陰からあやつる謎の一族“嘘部”の集団〈黒虹会〉だった。そして彼もまた闇の中につづく血筋の一人であることを知らされた。――現代によみがえった“嘘部”の活動が開始され、日本の永続的繁栄を目指した雄大な嘘が、いまや国際的なスケールで展開されていった……。日本の歴史と政治の暗部にするどく切りこんだ、著者会心の嘘部シリーズ第1弾! カバーイラスト/杉本一文
  • ママの恋人
    -
    1巻418円 (税込)
    ママの三年来の愛人は、ママの男として、彼以外考えられないほど完璧だった。両親の結婚の破綻を知らずに、私は二十三歳、婚約者がいる。今、サヨナラを言おう。ママの女としての幸福のために、ママに。私の幸福のために、婚約者に。そして、旅に出よう――。心にひりつき、滲みとおる。ほろ苦い、大人の恋の掌篇集。
  • 魔女街
    -
    1巻396円 (税込)
    人の欲望には限りがない。金がなければないで、より高望みをするものだ。例えそれが空想の世界のものであっても――。 倒産寸前の木工所に勤める紬康平は、ある日銀座通りで一人の男に声をかけられた。男は超能力の研究家と名乗り、康平の特殊な能力を調査したいという。そして男が主宰する研究所に職場を移してから、康平の生活は一変した。贅沢な毎日と、彼を取り巻く美女たち。彼の持つ特殊な能力とは何だったのか。表題作ほか、日常性の裏側にある魅惑の世界を描く5篇を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 都市の仮面
    -
    1巻374円 (税込)
    中小企業のセールスマン駒井は、味けない毎日から抜け出たいと強く願っていた。そんな時、思わぬ幸運が舞い込んだ。一流商社から、ただ優雅に暮らし、遊ぶことだけを条件に、引き抜かれたのだ。都心に豪華マンションを与えられた彼は、とびきりの美人から奇妙な研修をほどこされた後、流行のファッションに身を包み、毎夜、一流のクラブに出入りするようになった。だが、享楽の果てに彼を待っていたものは……。表題作ほか、何げない日常生活にひそむ恐怖を描く力作5篇を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 獣人伝説
    -
    1巻440円 (税込)
    ある朝、神崎順一郎は来ているはずのない伊東のホテルで目ざめた。しかもポケットには“G・O・D”と記された一枚の奇妙なカードが入っていた。これは何だ。どこで手に入れたのだろう。――だがこの日から、彼は不思議な力を持つようになった。まるで悪魔のように薄気味悪く、いやらしい尾をたらした“有尾人間”が見分けられるようになったのだ。そして彼等に出会った時、神崎はいつの間にか襲いかかり、首を締めあげていた。鬼才が現代の悪魔狩りをテーマに描く、会心の伝奇長編。 カバーイラスト/杉本一文
  • ダブル・スチール
    -
    本多陽一郎、四十六歳。かつてプロ野球の名投手と謳われながら、賭博事件に巻き込まれ、八百長投手の汚名をきせられ球界を追われた男。妻の借金絡みの不祥事も公となって、逃れる様に日本を去って十八年。今ではパリのオペラ通りに日本料理店を構え、地味な生活を営む。そんなとある日、本多は一人の少年と出逢う。ミッシェル寺井。アマ野球チームの剛腕投手。本多は寺井をプロ投手として育てあげ、やがて日本へと導いてゆく。汚辱と栄光の過去は時を越えて、東京の空に弾けた――。
  • 邪火神
    -
    時は、第二次世界大戦直前、僕の尊敬する博士が、南洋探険からみやげに持ち帰ったのは奇怪な火だった。火はそれ自身生きており、いけにえさえ要求する恐るべき火だという。実際、博士は探険途中で、火がひとりの水兵と、原地の娘ふたりを呑み込んだのを目撃していた。はたしてその火の正体は…?が、この未知の生命体が博士の家族や、いずれ戦争に突入した日本に、恐るべき災いをもたらすことになるのだった。――川又千秋の、冒険とメルヘンの秀作集。
  • 下町探偵局PART1
    -
    1~2巻440~484円 (税込)
    下町(しもまち)探偵局、ところが東京・両国にあるところから人呼んで下町(したまち)探偵局。仕舞屋(しもたや)の二階でひっそりと開業中。久しぶりに登場した依頼人は、なんと顔見知りのラーメン屋の出前の女の子。実は、ある大金持ちの家にお手伝いさんとして転職したいので、そのお屋敷の内情を探ってほしいというのだ。さっそく、調査は開始されたが……待てよ、なんとはなくオカシイゾ。探偵局の面々に、大家のお婆さんや下駄屋の悠さんが絡まってくりひろげる人情探偵劇。
  • 殺意の法廷
    -
    ホテルの一室で男女の他殺死体が発見された。男はやりての市会議員、女は愛人でクラブホステス。“政治がらみの犯行”の疑いから、気鋭の検事・将田知彦が半ば強引に捜査に加わることになった。そして事件の容疑者として野々口雄次が逮捕されたという記事を読んで老弁護士・朝日岳之助は愕然とする。国鉄職員時代、冤罪事件に巻き込まれた同僚・野々口健蔵の息子だったのである。朝日は弁護を申し出るが、雄次はその申し出を拒み、かたくなに心を閉ざすのだった――。
  • 恋人たちの憂鬱
    -
    どんな恋人たちにも時間は等しくながれる。愛し合い、いさかい、投げかけるキスや言葉のどこかにやがて見えかくれする別れの予感。それでも男と女は熱いため息で不安を吹き消し、真実のひとかけらを探そうとする。喜び、哀しみ、別れの後の未来を胸にしまいこんで――。さまざまな愛のきらめきを描いた、10の恋物語。
  • 幻視街
    -
    1巻440円 (税込)
    大暴風の襲来に荒れ狂う海。その中に浮かんでいた一つの生命が、波が激しく打ち寄せる岸壁を這いのぼり、近くの家に助けを求めた。それは記憶をなくした全裸の男だった。彼は、温かく迎え入れてくれた一家をまたたく間に惨殺し、東京へ向かった。なぜ、そうするのか、彼にはまるでわからなかった。ただ、そうしなければならぬような指令が、どこかから与えられるのだ。その命令者とは……。そして男は誰なのか……。現代社会の中に突然ひらく、恐怖のかずかずを描く傑作群。 カバーイラスト/杉本一文
  • 海援隊烈風録
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    瀬戸内海の塩飽諸島出身の船乗り、高次は、幼少時より千石船の船頭になることを夢見ていた。だが、ある日、江戸湾で黒船を目撃し、より大きな海に乗り出すことを決意し、咸臨丸に乗船して太平洋を横断。勝海舟、ジョン万次郎の志に共鳴し、格段に進歩した新興国アメリカの文明に度肝を抜かれる。このまま日本が鎖国を続ければ世界から取り残される……。だが、帰国した日本には攘夷の嵐が吹き荒れていた。高次は坂本龍馬と出会い、運命をともにしてゆくが……。
  • 女ざかり
    -
    1巻528円 (税込)
    私の女としての人生は、何なのか、何だったのか? それぞれに自問をはじめた女ざかりを生きる3人の女性たち――家庭の平和、自分の愛がおびやかされると、わき眼もふらずに立ち向かっていく加世、髪ふり乱したり泣き叫んだりするよりは沈黙を選ぶ乃里子、初めて自分の将来に不安を覚える独身のキャリア・ウーマン、麻子。輝やくような若さが刻々と朽ちつつある実感、今でなければ何もかも取り返しようもなく遅いという切迫感のはざまで、女たちのひたむきな自立がはじまった――。
  • 悪魔の圏内(テリトリー)
    -
    会社へ出勤する代りに、好きな時間に街に出て、若者の嗜好を探る自由勤務。給料は保証され、遊ぶ金まで支給されるこの恵まれた条件に、諸橋は二つ返事で飛びついた。だが半年もすると、会社だけでなく社会からも取り残されたような疎外感に、彼の心は蝕まれていく。一方、一人暮らしの老女が複数の犯人に惨殺される事件が発生。やがて犯人の一人とおぼしき若者の死体が山中から発見された。この二つの事件に共通する遺留品は、一匹の猫の毛だった! 歪んだ現代を描く本格長編推理。
  • 八月十五日の開戦
    -
    1巻682円 (税込)
    昭和20年8月15日、日本の無条件降伏にもかかわらず、ソ連極東軍事司令官は北海道占領作戦を発令した。3日後、ソ連軍は北千島の辺境・占守(しむしゅ)島に上陸を開始する。島に配備されていたのは、熾烈な戦場を生き抜いた男たちであった。故郷への帰還に思いをはせていた彼らは、敗戦後の祖国と民族の分断を阻止すべく、再び過酷な戦いに突入する……。太平洋戦争における日本軍最後の戦いに身を挺した人々の壮絶な物語。
  • ブラック企業に勤めているとはいいたくない
    -
    1巻261円 (税込)
    中小企業の食品卸会社に勤め始めた主人公の久美。初日から、就業規則のない会社に対して、ブラック認定。働かない社長、口だけの役員、怒鳴り癖のある営業、改善を求めても変わらない体制に嫌気がさします。続く解雇、消費期限改竄、産地偽装、横領、賄賂等々。どんどんでてくる会社のブラックな面。久美は、人にいえるような会社で働くために、退社を決意する……。第3回マイナビeBOOKコンテスト入選作品 【内容】 一・初日 二・社長 三・解雇 四・同僚 五・横領・賄賂 六・退社
  • 坂口安吾3冊セット 『黒田如水』『織田信長』『堕落論』
    値引きあり
    -
    1巻330円 (税込)
    昭和初期「無頼派」の代表的作家として活躍した坂口安吾。 数多くの作品を発表した彼の作品の中から、 歴史小説2作、そして戦後の日本人の価値観を変えた名作『堕落論』を 一冊にまとめたお得なセット本が登場。 【収録作品】 ◆黒田如水 戦国時代屈指の知将「黒田如水」。 戦国という壮絶な時代に生きた彼の生き様を、 歴史書を基にした詳細な時代描写で生き生きと描いた作品。 ◆織田信長 天下取りに王手をかけようとする壮年期の信長と松永弾正、斎藤道三の3悪党。特に、信長と松永弾正との間の奇妙な友情ともいうべき関係には、なれあいがなく、理屈ではない男の意気が漂う。一度ではなく、何度も読み返し、著者の信長をはじめとする登場人物への深い洞察を味わいたい作品。 ◆堕落論 人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。 ――混迷した終戦後の社会において、虚飾を捨て、現実をあるがままの姿で受け入れ、人間本来の姿に徹すべきなのである。 人間の本質を鋭く突いた、現代においても、否、今だからこそ読んでおきたい作品。
  • 痛妻
    -
    勅使河原比呂志、32歳。大手芸能プロダクションのチーフマネジャーとして将来を嘱望される彼には、ただ一つの悩みがあった。それは最愛の妻・鏡子の異常なまでの嫉妬心。昼夜をわかたず、あらゆる手段で比呂志の素行を監視し、粗相が見つかれば空恐ろしいお仕置きを科すのだ。そんな比呂志の目下の夢は、類い希な才能に恵まれた明日香を超一流の女優に育てること。ところが、些細な出来事から始まったプロダクション社長と明日香の口喧嘩が、芸能界を震撼させる大騒動へ発展。老獪な伝説の女優、芸能界の黒幕…魑魅魍魎の蠢く事態に、ついに「痛妻」が立ち上がる――。
  • 超合本 青春の門 第一部~第七部 【五木寛之ノベリスク】
    -
    第一部 筑豊篇──筑豊の地で生まれた伊吹信介。幼い頃に死んだ父伊吹重蔵。女一人で家を守る母タエ。情に厚い竜五郎らに見守れ、精悍な青年に成長する。幼なじみの織江との愛と性。ふくらむ人生への希望。信介は東京に出ることを決意する。誰もが一度は通りすぎ、だた一度しか通ることが許されない、それが青春の門。世代を超えて共感を呼ぶ史上最大のビルドゥングスロマン第一部。──そして第七部 挑戦篇まで。
  • 法廷殺人の証人
    -
    弁護士の菊間武郎(きくまたけお)の息子が誘拐された。容疑者の女が自首してきたが、解放されて一旦帰宅したはずの少年は、再び姿を消してしまう。その行方もわからないまま、公判は開始。容疑者の弁護を買って出たのは、なんと被害者である菊間本人だった。さらに、弁護側証人が、密室状態の控え室で謎の死を遂げる! 謎が謎を呼ぶ事件に、赤かぶ検事が鋭く斬り込んでゆく――。
  • 生かされてあるいのち
    -
    1巻3,080円 (税込)
    戦前・戦中・戦後を背景に、数奇な運命を精いっぱい生きてきたアカネの半生。作家・芹沢光治良の弟子であった作者が恩師に捧げる自伝的長篇小説。

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  • ラブ▼サイエンス! ~理系男子と上手に恋する方法~
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    高校1年生の真木風香は、入学式でひとめぼれをした。相手は科学部部長、驚異的なイケメンの秋吉和樹先輩 。なんとか接点を持つべく、さっそく入部届けを出しに部室へ向かった風香だが、そこで見たのはなんと2時間待ちの大行列! しかも、秋吉先輩は女の子には見向きもしない“超科学オタク”たった。 前途多難、理系男子攻略への挑戦が幕を開ける!!
  • ハニー★ダーリンS。
    -
    ワケあって、地味っことして生きる高2のリン。 だけど、突如目の前に現れた如月高トップヤンキーズと、はちゃめちゃな毎日を過ごすうちに見事打ち解けちゃった! 楽しい夏休みに突入し、みんなとはじめての夏祭り! この日ばかりは地味っこを脱出し、可愛く着飾ったリン。 ワクワクドキドキの中、とんでもないハプニングが起こっちゃって!?
  • NEED ~それでも君を、求めてる~
    -
    優しい友達、温かい家族、そして、大好きな片想いの相手。高校2年生の朝子は、幸せな毎日を生きていた。でもある日、その幸せは壊れてしまう。突如訪れた、失恋。冤罪で父親が捕まったことにより崩壊していく家庭…。深く傷つく朝子に、同級生の有沢くんはなぜか冷たい態度を取り続ける。実は有沢くんは、とある“秘密”を抱えていて――。 苦しいほどに切ない、衝撃ラブストーリー!
  • 君だけを。
    -
    高2の深海こはくは、小さなトラウマを抱えている。 ある日の通学途中、対向電車で見かけた他校の少年に恋をしてしまったこはく。 切ない目をした、名前も知らない彼。もう一度会いたくて、あの駅で降りたこはくの目の前に、なぜか彼が現れて……。  君が好き――。愛することを知って大人になっていく、こはくと萩の姿に大号泣! 『君の居ない世界で』で感動を呼んだ元田有が描く、通学電車の奇跡の恋。
  • 恋するお仕事~憧れカレ氏に、kissされて~
    -
    「犬の散歩から夜逃げ手伝いまで?」の看板を掲げるなんでも屋さんで働く柚菜のもとに、依頼人、姫香が訪れた。傲慢で超お金持ちな姫香の依頼内容は「もうカレ氏がいるので、親が勝手に決めた婚約者に浮気をさせて、婚約を破断したい」だった。そんなメチャクチャな依頼を、無責任な社長はあっさり承諾。仕方なく姫香の婚約者が専務を務める会社に潜り込んだ柚菜は、婚約者である雅也の姿にビックリ。ハゲでデブなおじさんを想像していたのに、実物の雅也は超イケメンで優しい人。雅也に惹かれていく柚菜だったが、雅也には、姫香と結婚しなくてはいけない理由を知り………。イケメン御曹司と、なんでも屋さんで働く女の子のシンデレラ・ストーリー。
  • 太陽の意図
    -
    1巻385円 (税込)
    「現役精神科医が描く心理小説」  父親の脳障害に悩む大里勇樹は、ある日、見知らぬ男に声をかけられる。  男の主宰する芝居の主役として、勇樹の父親を抜擢したいのだと言う。  太陽にまつわる奇妙な体験。  芝居を通して見えてくる「太陽の意図」とは――?  表題作の他、悪徳女医の半生を描く『青白くも遠き足音』を掲載。  人々の苦悩をリアルに描き出す渾身作

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  • 早読み!日本の文学作品 その1
    値引きあり
    -
    1~2巻165円 (税込)
    数々の日本の名作文学が即わかる、早読みシリーズ第一弾! 夏目漱石、芥川龍之介といった総勢17名、計36作品の日本を代表する作家たちの名作文学作品が、即わかる! 詳細な解説はもちろん、用語解説などもついて、小説の世界観をサクッとまるわかり! 数々の名作文学を手軽に楽しんでしまえる一冊です!
  • 鉄路の月
    -
    1巻838円 (税込)
    幼い姉弟が母の病気を治したい一心で百キロも遠い医者の元へ薬を貰いに鉄道線路を伝って歩いて行く。しかし、帰って来ると母は亡くなっていた…。
  • となりの芝生が青かったころ
    -
    1巻330円 (税込)
    社会統計学者のジャック・アレンは、来日して十四年。本業は、統計の専門知識を生かしてのコンサルティングだが、その傍らで、文化交流の一環として、何人かの日本人に英語を教える仕事を続けている。  ジャックは、ここのところ、なにもかもが、上手く行っていないと感じている―難聴を患い、妻とは諍いが絶えず、取り組みたかった仕事は、同僚に「横取り」される。雑誌を開けば、大学時代の友人のサクセス・ストーリー。 「なんでこう、他のやつにばかり、いい風が吹くのか」  そんな思いを抱えて過ごしていたある日、彼は、同僚の紹介で、新しい英会話の生徒、川喜多奈那子と出会う。絵の勉強をするために、イギリスに留学する予定で、その準備として英会話に力を入れたいという彼女は、自分のここ数年の暮らしについて綴った英語の作文を、添削して欲しいと依頼する。  興味本位でその依頼を引き受けたものの、自分よりはるかに年下で、さほど面白い人生経験を積んでいるとも思えない日本人女性の「作文」に、当初、ジャックは、何の期待も抱いてはいない。ところが…
  • シンパイとハッピー
    -
    1巻261円 (税込)
    心配性のシンパイと楽天家のハッピー。仲がいいけど性格の異なる二人は一対のてぶくろの右手と左手。あるとき、いたずらなネズミがハッピーをどこかへ連れて行ってしまいます。気の弱いシンパイは意を決して一人で探す旅に出て、コオロギ、小スズメ、アリと出会いながら、ハッピーを救い出そうとするのですが……。勇気と友情というテーマを擬人化したてぶくろに託した短編童話です……。シンパイがいるから、ハッピーがいる。二人が揃って一つの人生……。
  • さらば友よ
    -
    1巻385円 (税込)
    私立探偵の須藤は自分の事務所で依頼人に自殺されてしまい、それが一連の連続自殺事件と関連があると考え、インターネット上で人格データとしてのみ存在している元相棒に相談に行く。やがて捜査をするうちに自殺した依頼人について不審な点を見つけ、現実世界に戻るが、そこで自身の体を操られる事態に至る。そして、危機を脱した須藤は再び元相棒の下を訪れる。 ■著者コメント サイバーパンク風のハードボイルド探偵もので、主人公と元相棒との友情とその齟齬の結末を描いており、軽く読める。本好きな人間にはにやりとできるディティールがいくつかあります。 ■著者プロフィール 1990年、北関東とも時には南東北とも言われる栃木県にて生まれる。哲学を学びつつ、如何にして社会にもぐりこんで金銭を得るかを模索する。亀を二匹飼っており、ペンネームの「たあとおる」は「タートル」をもじってつけた。酒と寿司が好物であり、たまに魚を買ってきて卸したりする。またよくウイスキーを好み、ほぼ毎日飲酒浸りの日々。好きな作家は、レイモンド・チャンドラー、ヘルマン・ヘッセ、司馬遼太郎など。
  • 心臓の鼓動がしない彼女
    -
    1巻385円 (税込)
    同窓会の帰り道、祠で見つけた少女は心臓の鼓動がしていなかった。心臓が動いていないのに生きている少女を見つけた須藤眞人は、迷うことなく彼女を家族に迎え入れた。しかし、世間に心臓が動いていない人間などいない。この秘密は、なにがなんでも知られてはならない――。 ■著者コメント 心臓の鼓動がしない人間、という非日常的なことを中心にしました。SFやファンタジーではなく、ごく普通の世界で、心臓の鼓動がしないなんていう信じられない人間がいたら面白いと思いました。 ■著者プロフィール 一九九四年三月生まれ。大阪生まれの鳥取育ち。関西学院大学教育学部所属の三回生。転勤族であったため、関西に十年以上住んでいるにもかかわらず標準語が抜けない。高校、大学と放送関係の部活に所属し、朗読や脚本づくりに精を出す。個人制作で企業の商品CMやオープンキャンパスの映像も手掛けることもあり、現在は小学校の教員採用試験を受けるべく勉学に励んでいる。
  • かちかちやま外伝 うさぎの罪
    -
    1巻385円 (税込)
    うさぎはなぜ、たぬきを殺したのか?そして、うさぎには罪はあるのだろうか?誰もが一度は読んだことのある「かちかちやま」。その後日談を軽妙なタッチで描いた本作。うさぎの動機を探るうちに見えてくる、「真実」。動物たちが「正しさ」という唯一の尺度でうさぎの罪を真剣に議論していく。そこには、裁くということの根源的な危うさと意味が描かれている。 ■著者コメント 「かちかちやま」のうさぎには罪があったのか?動物裁判というユニークな切り口で、その罪を検証していく。新米のハリネズミ弁護士と共に、うさぎの罪を探り、弁護していく中で、改めて罪とは何か、正しさとは何か? 考え直すことのできる作品。
  • あなたが創る最強の「わたし」の物語
    -
    1巻385円 (税込)
    この作品は、読者参加型の本です。作品中の「わたし」のなかに読者の固有名詞を入れて読んでください。「わたし」の人生の生き方が激変し、最強のわたしの物語が始まります。悩みやストレスは、解消されます。愛と勇気がもたらされるこの本は、「わたし」の真実の味方になります。 ■著者コメント 本作品は著者が長年勤務した金融機関を退職後に書き上げた教養書です。仏教書をはじめ多数の宗教書、思想書を読み解き、著者が辿り着いた「解」を小説の手法を使って、読者参加型の啓蒙書に仕立て上げました。現代人の心の迷いと疲弊を取り除く特効薬にもなる手法が紹介されています。 ■著者プロフィール 京都生れ東京育ちの団塊の世代。長年、損害保険業界に身を置き、リタイア後に小説・脚本などの文筆活動に入る。特に仏教の研究・実践については現役時代を通じてのライフワークとして研鑽を続けている。
  • 父親のカタチ
    -
    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ どこにでもいる一家を支える父。思い描いた父親像とは違うけれど、それも家族の幸せのためと懸命に仕事に打ち込んでいた。しかし、そんな忙しい毎日の中で息子の様子がおかしいことを妻から告げられる。毎夜うなされる息子の状態は一向に改善の兆しを見せない。父は、言い知れぬ不安を胸に、ある場所に赴く。にわかには信じ難い話に疑いを抱きながらも息子のために行動する父。それは、やがて紛れもない現実だと知ることになる。何かに苦しむ息子を父は決死の覚悟で救出に向かう。彼は、シュールな出来事の中で何を見付けることができたのか。
  • 音の連鎖
    -
    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ 時間の歩みは人それぞれであり、それでも時間は人々の思いに繋がっている。 複数ある物語が一つになるとき、奇跡は起き、夢をみることができ、朝を迎える。 ■著者コメント 物語を繋げてみました。自分が好きな物語を書いたつもりです。 登場人物が際立つようにユニークな設定にし、最後は愛を感じられるような作品にしました。
  • フレンド
    -
    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ 「愛」って何だ? 二人の女性の間で、大学生の川崎俊は悩み苦しみながらその答えを探す。 子供から大人へ、知りたくもなかった、でも誰もが上る大人への階段。 真っ直ぐに恋愛と向き合った青年の青春恋愛物語です。 ■著者コメント という気持ちに正面からぶつかった作品になってます。 恋愛の光と絶望、その心を余すことなく描き切りました。
  • 風と旅とオートバイ
    -
    1巻495円 (税込)
    自由を求めて走るだけが旅じゃない、自分を求めて走る心の旅もあるのだ 「オートバイ乗りは見慣れた風景のなかを走っているのに、どこか違う世界に迷いこんでしまったような感覚で、今日も自ら風を起こして風景のなかを走り抜けていく」「束の間、日常生活から離れ、独りの旅人になることで心の扉が開かれる」  本当の自分を求めて彼らが繰り返す小さな旅の終わりは、より大きな新たな旅の始まりなのだ…。心の旅をテーマにした珠玉の短篇12篇を収録。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
  • 軍配者天門院(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 応仁の乱後の群雄割拠の時代。大和の山中に隠棲する天涯孤独の時宗の僧・天門院洙令は大和一国の支配を狙う越智家栄に招かれ、軍配を渡された。英雄不在の曖昧模糊とした時世のなかで、洙令は軍配者としてどう戦い、人間としていかに生きるのか。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 崩壊メインバンク(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 融資、人材派遣、株式持合いの三点セットを武器に産業界を傘下においてきたメインバンク。金融再編成のもとで激しく揺れるメインバンク側の欺瞞と銀行のあり方に鋭く迫る、経済小説。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 職員室(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 最寄駅から50分という場所にある埼玉県の小さな小学校に、男女ふたりの新採用教員がやってきた。彼らを待ち受けていた難題、珍題、大事件…。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 一分ノ一(上)
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    敗戦後の一九XX年、米英中ソに分割統治された日本。ソ連占領下の北ニッポン山形管区米沢地区に暮らす地理学者・遠藤三郎の元を、密入国した西ニッポンの極道者が訪ねてくる。日本統一運動の志士に誘い込まれたサブーシャは、返事をする間もなく、雪の国境へと連れ出される。奇想天外な冒険小説、いざ開幕!

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