国内小説の検索結果

  • 恐怖の万歩計~銀座紅色診療所~
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    妻から、ダイエットのため、1日1万歩を歩くようにと万歩計を渡された今立達三(いまだちたつぞう)だが、なかなか、そのノルマをこなすことができない。そこで、今立が考えた方法とは……? (「恐怖の万歩計」より)銀座七丁目にある紅色診療所を舞台におこる、ちょっとHな珍事件の数々。自らも現役の医師である著者が現場での体験もおりまぜ描いた診療所シリーズ!
  • 女医彩子の欲望クリニック
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    彩子は自分の患者の病名を「3H(スリーエイチ)―シンドローム」と名付けた。3Hとは何の略なのか。彩子は、ヘッド(頭)、ハート(心臓)、ヘモ(痔(じ))の略だと医局長に説明するが、本当の意味は……!? (「駆け込み病棟」より) 医療現場では時として、男と女の人間模様が浮きぼりになる。そこで働き成長していく若き女医の姿を描いた傑作4編。
  • 女医彩子の華麗なる復讐
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    女医・彩子が住むマンションの隣人・黒金兄妹は、いったい何者なのか? 彼らが出した紅茶には睡眠薬が入っていた!? 翌朝寝坊して遅刻した彼女は、医局長から特別室の担当をはずされてしまった。大学院進学を希望する彩子を失脚させると、トクするのは誰か?……大学病院という複雑な組織の中で、たくましく、そして明るく生きる女医の姿を描いた好編。
  • 原発・日本絶滅
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    茨城県東海村にある原発に異常震動が発生。日本原子力研究所の湯原博士は原子炉を停止させるが、東菱研究所の井沢は、形ばかりの点検を済ませると、独断で運転再開に踏み切った。だが再び、異常震動が起こり、原子炉は破壊への暴走を始めた。炉心溶融(メルトダウン)、大爆発、避難する人々の大混乱。綿密な調査と膨大な資料を駆使して、原発倒壊の悪夢を赤裸々に描いた衝撃作。
  • 少年シーシュポス
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    1巻330円 (税込)
    1980年代、横浜市の新興住宅街のマンションから飛び降り自死した小学生五年生の短い生涯を描いた。 現地を取材、父親にも会い、資料を借り、執筆した。  中村民夫は新興の住宅街に一家がひっ越した。彼は当初から、この町になじめなかった。感受性の強い子で、新しい町の中にある学校での生活は次第に、彼の居場所がなくなっていった。彼の以前の学校を懐かしむ。又、おのれの不満、ストレスを日記に、詩に綴った。 交通マニアで、その推理小説を好んだ。彼は見よう見まねで、おのれの小説まがいなものを書くようになった。  そして、クラス替えがあり、その担任の女先生と折り合いが悪く、決定的に対決し、破局を迎える。
  • 藍の炸裂
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    1巻297円 (税込)
    サスペンスもない、ミステリーもない、純文学ノワール小説。 幼児性愛者で、教師で、人殺しの告白。悔いるふりをしながら自己弁護し、卑下しながらも際限なく他者を罵倒する。人生はゴミ箱の底にある。
  • 鎖国してはならない
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    ノーベル賞作家の心を打つ魂の講演集。宗教、文学、丸山眞男、ヒロシマ、「新しい人」の思想…様々なテーマへの熟慮を通し、ノーベル賞作家の語る主題は、“日本人は鎖国してはならない”という一文へと収斂(しゅうれん)する。希望を失わず、未来へつなぐため、プリンストン、北京、ベルリン他、「この惑星(プラネット)のすべての住人」に向けて国内外で行われた、魂の講演録。
  • 水球ヤンキース
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    男気あふれる昔ながらのヤンキー・尚弥が、上昇志向もなくダラダラ生きるマイルドヤンキーたちが通う高校に転校し、ひょんなことから水球を行うように。ライバルの強豪校を倒し、仲間とともに“ミズタマ”でてっぺんを取ろうと誓う…。アツイ男・尚弥&クールな龍二…ミズタマで結ばれた絆!友情、恋、そして水球!青春群像ストーリー。日本初、水球をモチーフにしたフジテレビ系大人気ドラマが青春小説として蘇る!
  • 愛を後悔している人の心理
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    1巻510円 (税込)
    終わってもなお幸せな恋がある。一方で、愛することで幸せを失う人もいる。いったい、この違いはどこから生じるのか――。本書は、著者に寄せられたさまざまな人生相談の中から、不幸な恋愛の具体例を取り上げ、愛に傷つく原因を心理学的見地から探っていく。間違った愛と決別し、幸せな人生をつかむためのヒントを与えてくれる書。

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  • 双子の星
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    1巻110円 (税込)
    「双子の星」双子の星のチュンセとポウセは夜の間は銀笛を吹くのが役目でした。ある朝、大烏と蠍がケンカをしてお互いにケガをしてしまいます。チュンセとポウセは彼らを介抱して家に送ってやるのですが、役目の時間がだんだん迫ってきます……。「月夜のでんしんばしら」ドッテテドッテテ、ドッテテド。ある夜、恭一は線路脇を歩いているとでんしんばしらが列を組んで行進していました。電気の大将が号令をかけています。2話収録。
  • 笑う20世紀(緑)
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    1巻385円 (税込)
    さびれた温泉地を盛り上げようと老人たちが考え出したのは…? 笑えるショートショート集 「自分の見たい夢を見ることができるなんて、それこそ『夢』みたいな話じゃないか」  おれの唯一の楽しみである日曜の午睡を邪魔した訪問者は、魚のような眼をした男だった。  男は答えた。 「その『夢』を現実にしたのが、我が社の開発した『ドリーム・マシーン』なのです。一本のカセットには、一つの物語が特殊な電磁気によって記録されています。これを機械にセットして、この『ドリーム・バンド』を頭にはめて眠ればいいのです」 (「夢みる瞳」より)  NHK-FM青春アドベンチャーでラジオドラマ化され、絶大な人気を誇った伝説のショートショート集、待望の新作が登場! すべて単行本未収録作品で構成された電子オリジナル。巻末には、著者自身による「自筆解説」が収録されている。 ・夢みる瞳 ・LA温泉郷繁昌記 ・北海道株式会社 ・農業後継問題 ・ガト王の靴の ・書評 ●藤井青銅(ふじい・せいどう) 「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、放送作家兼作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」をはじめ、書いたラジオドラマは数百本にのぼる。元祖「ヴァーチャルアイドル・芳賀ゆい」を伊集院光と共に創ったり、腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた男、でもある。
  • 笑う20世紀(紫)
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    1巻385円 (税込)
    死の間際、父が言い残したかったのは「ニャンコスター」だった…? 笑えるショートショート集 「な、なんだい。みんな、どうしたんだ?」  譲次は、自分を見つめる母の目が真っ赤に腫れているのに気付いた。あきらかに、それは泣きはらしたあとだった。 「!……ひ、ひょっとして……」  父はゆっくりとうなずいた。 「譲次、おめでとう」  そして、手に持った赤い紙を譲次に示した。 「召集令状だ。《一週間後の午前十時、両国国技館前に参着すべし》とある。相撲取りになって、お国のために尽くしてこい」 (「報国」より)  NHK-FM青春アドベンチャーでラジオドラマ化され、絶大な人気を誇った伝説のショートショート集、待望の新作が登場! すべて単行本未収録作品で構成された電子オリジナル。巻末には、著者自身による「自筆解説」が収録されている。 ・無駄のない人生 ・おいしい水 ・大合併 ・美しき夢の家族 ・報国 ●藤井青銅(ふじい・せいどう) 「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、放送作家兼作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」をはじめ、書いたラジオドラマは数百本にのぼる。元祖「ヴァーチャルアイドル・芳賀ゆい」を伊集院光と共に創ったり、腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた男、でもある。
  • 笑う20世紀(ピンク)
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    1巻385円 (税込)
    テレビ業界には不思議なルールが存在する…? 笑えるショートショート集 「さぁさ、奥さん。これはお得だよ」  ターミナル駅の出口そば。粗末な台を前にして、髪をぴっちり七三に分けた男が、通行人を相手に大声をあげている。 「とにかく落ちる。よく落ちる。落ちすぎちゃって、ドーモスイマセン!」 『こらーっ。許可を得て商売しているのか! 著作権法違反の疑いがある!』 「やばい。GAGRACの調査員か」  男は舌打ちし、素早く台の上を片付け始める。客たちは右に左にわさわさと揺れる。  ……過去五十年にさかのぼり、すべてのギャグに著作権が認められた。その使用にあたっては著作権料の支払いと、著作権者の表示が必要になるのだ。 (「ギャグ著作権」より)  NHK-FM青春アドベンチャーでラジオドラマ化され、絶大な人気を誇った伝説のショートショート集、待望の新作が登場! すべて単行本未収録作品で構成された電子オリジナル。巻末には、著者自身による「自筆解説」が収録されている。 ・ギャグ著作権 ・ビックリスペシャル ・人材の豊富な放送局 ・バラエティ・ショウ ・素人の時代 ●藤井青銅(ふじい・せいどう) 「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、放送作家兼作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」をはじめ、書いたラジオドラマは数百本にのぼる。元祖「ヴァーチャルアイドル・芳賀ゆい」を伊集院光と共に創ったり、腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた男、でもある。
  • 黄塵を駆ける(上)
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    1~2巻495円 (税込)
    日清戦争を間近にひかえた中国大陸を舞台に、若き日本男児たちの活躍を描く  明治薩長体制の管理を離れ、広大な中国の大地に雄飛した今野頑太ら若き壮士たちは、自らの理想を大陸に実現せんと血と汗を流す。一方、上海行の船上で知り合った天草の少女・お静は、頑太を慕いながらも、苛酷な運命にもてあそばれて娼館へ売られていった…。  アジア十億の民衆の平和と幸福を追い求め、日中の交流に全人生を捧げた男たち。その熱血ロマンを壮大なスケールで描いた、傑作冒険小説。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • 高校放浪記
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    大学医学部への進学を夢見る耕三は、高校に入学する。しかしそれは、抑えがたい激情に翻弄される青春の旅の幕開けだった――。父親への反発、教師への反抗、学校や社会に対する怒り。授業をサボり、喧嘩に明け暮れ、家出、停学、そして……。不良学生のレッテルを背負い、果しない自虐と絶望と孤独に傷つきながら、自分は何を求めているのか、必死に追求する。70年代、高校生に圧倒的な共感を得た感動の手記が、今蘇る。時代を超えた青春の記録!
  • 苦い夏
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    戦争に敗れ、焦土と化した祖国、荒廃した人びとのこころ、行方の知れぬ友。貧困と自嘲の日々を青春はさまようだけなのか。みずからの世界を求めて、考え、悩み、自己を確立していこうとする“戦後の青春”を描く。
  • 麦熟るる日に
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    おれはいったい、何者になるんだろう。知への欲求と周囲の環境への嫌悪。独学で世界を切り開いていこうとする少年の前に立ちはだかる戦争。“昭和の青春”を生きた、自伝的三部作を収録。平林たい子賞受賞の名篇。
  • 余命500時間の心臓
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    1巻297円 (税込)
    全101章。死ぬ前の最後の息を吐き出すために、カウントダウン形式で疾走する超短編集。文字だけで描かれた絵巻物。一篇一篇は神経叢のようにつながり、時に激しく時に儚げに瞬く。
  • ほどよく長生き 死ぬまで元気 遺産そこそこ 遺書はしっかり
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    1巻880円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 家業の会社の営業をこなしつつ、作家として活躍する咲塚浩一郎は、親族が次々と病に倒れ、長期入院、はたまた急死と日々慌ただしい。だが、倒れるわけにはいかない彼は、ひとり歯を食いしばって介護に悪戦苦闘。我々はみな死や病と背中合わせに生きている。別れの時が訪れるまで、“みんな元気でいてくれよ”-主人公の心からの願い。読後、心にポッと温かさが残る愛あふれる介護小説。
  • ジングルベルが鳴りやまない
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    1巻220円 (税込)
    奇跡を信じても信じてなくっても。運が悪くってどうしようもなくっても。仕事に追われて疲れていても、受験勉強に追われても、皆に等しくクリスマスはやってくる──。 クリスマスをテーマにした、四つの物語。 年に一度の日だもの。クリスマスに奇跡を信じてもいいじゃない。

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  • 花色ハツコイ。 ~Ache for you~
    値引きあり
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    里緒のケガをきっかけに付き合うようになった里緒と純平。しかし、2人は別々の高校に進学し離れ離れになってしまう。不安な里緒に追い打ちをかけるように、純平は同じ高校に行った美都と毎週末一緒に帰ってくるようになる。さらに、純平の妹・亜希奈からは「純平さんに近付くな」と言われてしまい……。
  • 君のそばにいる条件
    値引きあり
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    大人気ゆーりの甘くて切ないラブストーリー。隣の部屋の住人は冷たいけど大好きな君。  両親のいない高校2年生のちなは、親戚の都合である家に引き取られることに。それは、中学生のころに失恋した彼、ユイの家だった。ユイは、モテるのに彼女も作らず告白されても冷たく断ってしまう。傷つくことが怖くて、自分の気持ちに鍵をかけるちな。でも、ユイの隣の部屋はドキドキの連続。ある日ついに、ユイに強引に迫られちゃった――!? 第5回魔法のiらんど大賞でW受賞した、ゆーりのラブストーリー。
  • ラスト・ダンスは、裸足で
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    南の島を旅するカメラマン。南の島から出てゆくロコ・ガール。潮風の中で、人生のターニング・ポイントを曲がる男、そして女。遠い海鳴りと同じように、揺れている恋がある。遠い追憶のように、砕けてゆく愛がある。陽射し。ヤシの葉音。通り雨。出会い。そして、長いお別れ―。それぞれの心が、夏という風景の中で、鮮やかに一瞬の時を紡ぎだす。人生にただ一度のSomethingを夏は、くれる。胸にしみる一杯のマルガリータにも似た、そんな、16編の夏物語。
  • ラスト・キッスは、湘南で
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    夏に失くしたものは、愛犬モモと、プロ・サーファーへの夢。明子、19歳。湘南・葉山の八百屋の娘。気取りも背伸びもしなくても、勝気な瞳とフランスパン色の肌がとってもチャーミング。大切なものを失った悲しみは消えないけれど、胸の奥にそっとしまった。そして、また夏がやって来た。熱い陽射しが連れて来たのは東京の大学生・雄作。ヨット部の合宿で葉山に来た彼は包み込むような微笑みで、明子の心を解き放ってゆく…。失った夢と新しい恋に揺れる心を描いた書き下ろし「恋キャベツ」他、湘南に生きる4人の女の子の恋物語。
  • ぼくとミセス・ジョーンズの夏
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    「長く、曲がりくねった道…。そんな人生の方が、人間的でいいと思うの」と彼女はいった。大学1年の夏休み、湘南の葉山マリーナでバイトしていた「僕」は、ボートを出せずに困っていた枝里を助ける。親しくすればするほど、枝里に惹かれていく。しかし、彼女には米軍将校の夫がいた…。表題作「ぼくとミセス・ジョーンズの夏」ほか1編。湘南の海と海辺を舞台に、真摯に海と向かい合う人生を描いた青春ラブストーリー。
  • ハイビスカスが散った
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    探偵・沢田麻里のもとに若き上院議員リック・シンプソンの身辺警護の依頼が舞い込んだ。依頼人は知的で美しい彼の第一秘書ジーン・フェレル。プエルトリコ人との混血で、人種差別反対を主張するリックには脅迫が絶えないという。三日後ハワイに到着したリックをマリーは出迎えるが、その後、狂信的な白人組織から彼への脅迫状が届く―マリーはテロリストからリックとジーンを守れるのか?夢を追い続けることの大切さを感じさせる大人の恋愛サスペンス。
  • 君といたホノルル
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    探偵事務所を開いて一年目、沢田麻里は太極拳教室の師匠、至さんからある相談をもちかけられた。六十八歳になる日系人のタマエさんが彼女の食堂にいやがらせに来るチンピラを太極拳で追い払いたいというのだ。麻里と至さんは、いやがらせの正体を探るうちに、タマエさんの意外な過去を知る。ちょっとした選択が決めてしまう人生の成功と挫折。最後にたどり着く本当の幸せとは何か。ほろ苦いラストが胸をしめつける感動作。
  • バトン・ガールは、もう泣かない
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    L・Aはリトルトーキョーに育った日系の女の子、石崎真夏・16歳。バトン・チームの花形として鳴らした技は、その名も必殺“稲妻スピン”。太平洋第七艦隊へ入隊させられた恋人ヘンリーを追って、はるばる来ました横浜へ、さかまく波をのりこえて。個人選手権をめざして、ロス仕込みのバトンがうなる。横浜を見舞う熱い台風、真夏の本当の夏がいま始まる。抱腹と落涙、そして感動の青春コメディー小説、書下しで堂々登場。
  • ジェームス・ディーンに、似ていた
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    涼川万里。愛称バリ。バイクの爆音から付けられた名前だ。愛車VTZ250を駆り、ルート246の女狼と呼ばれたバリは、ライダー同士のいざこざから逃れるように、単身アメリカへ。やがて恋におち、18歳の誕生日を迎え、そして女になった。彼の名はジミー。日米の混血。顔貌も生き方も、どこかジェームス・ディーンに似ていた。けれど悲しみは突然、音をたててやって来た。遠く長いお別れ―。傷心のまま帰国したバリは、バイクを捨て、ジミーへの愛を胸に、生きる。舞台は東京。新しい、そして本当の青春が、旋律を奏で始める。愛と悲しみを青空のパレットに描きつづける著者が贈る、渾身の書下し青春小説。勇気の速配便です。
  • カラーに口紅
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    生家は神田のトンカツ屋、大学では柔道部の女子キャプテンで黒帯の極め付き硬派、森原ケイ・22歳。ひょんなことからスタイリストとなって広告業界へと飛びこんだ彼女は、やがて憧れの海外ロケへ。失敗も、争いも憎しみも、そして恋も知った。幾つもの夢が彼女の前を通り過ぎ、九つのラブ・ソングに彩られて九つの物語が生まれた時、ケイは初めて泣いた。愛した。戦った。そして、人生に乾杯した―。海と空と風と虹とをこよなく愛する人気赤丸急上昇の気鋭が放つ愛の物語。
  • 海潮音・牧羊神
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    1巻550円 (税込)
    英・独・仏・伊等の西欧詩を美しい日本語にうつしかえ、その韻律と色彩の薫りをたきこめて、わが国の詩歌にかつてなき荘厳さをもたらした不朽の名著「海潮音」に、劇作詩「牧羊神」を併せ、上田敏詩集に編まれた部分をも含めて完璧なものにした本詩集はその流麗典雅な諧調と新鮮な感覚により強く今日に生きている。
  • 海辺のロンリー・ハート・ガールズ
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    一着の古いアロハ・シャツ。絵柄は〈虹の雨の木〉。陽に灼かれ風に打たれ、色褪せながらも愛されつづけたシャツの30年に及ぶ時代に沁みこんだ追憶を通して少女の心を描いた『虹を着ていた4人のロコ・ガールたちの短い物語』。人生の分水嶺ともいうべき晩に、ビリヤードの試合で自分を賭けた少女の物語『エイト・ボールを夜明けまで』。そして、年代物のギターを片手に、島中の虹の行方をSALEしている不思議な少女の物語『虹先案内人』。その他、ハワイを吹きぬける風の中で少女たちが紡ぎだす恋の物語・全8編。
  • 挑発BABY
    値引きあり
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    1~3巻286~346円 (税込)
    失恋から何をやっても無気力な高1のノア。退学しようと職員室に向かったその途中、悪い噂が絶えないバンド“HOPE”のやつらに退学届を奪われちゃった! 変態ナルシストのハル、腹黒セレブなカイ、俺様で王様なレオ――。「返して欲しかったら、協力しない?」脅されるまま軽音部に入ったノアの学校生活はどうなっちゃうの!?  『GOLD WOLF』シリーズで大人気、星のキュートでおしゃれなラブコメ!!
  • Red Moon~ヴァンパイア~
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    1巻440円 (税込)
    颯太とあおいは、ラブラブカップル。ある日、颯太がインドに出張に行くことになり、あおいは、颯太が早く帰って来るように、本に載っていた赤い満月の魔法をかける。次の日、颯太は帰ってくるが、様子が、おかしい。実は、帰ってきたのは颯太に化けたヴァンパイアのテミナだった。あおいは間違えて、ヴァンパイアを呼び起こす魔法をかけてしまった。テミナは、人間になりたくて『あおいを本気で好きにさせ、血を吸うことができれば、テミナが人間になり、あおいはヴァンパイアのなる』約束を、上級ヴァンパイア、ライアとしていた。
  • 枯れ田んぼ
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    1巻770円 (税込)
    夫からの催促で熟年離婚に至った私は、友人夫婦の経営するパン工房で住み込みの見習いを始めた。二人の息子は年子で大学生。大学の寮の生活費は、夫との話し合いで夫が3分の2、私が3分の1の負担した。 幾年か過ぎて、見習いも卒業したころ、図書館で何気なく山野草の本を見ていたら、紀伊上臈杜鵑の花を見つけた。昔学生で山岳部に居た頃、和歌山の親友が、この花の自慢をよくしていた。絶滅種で断崖絶壁に垂れて咲く幻の花だとか。私は、本物のこの花を見たくなった。二人の息子が社会人になったのをきっかけに、私は和歌山のその花が見られる田舎に移り住んだ。ところが其処は 30年ほど時がタイムスリップしたような、昔の時代に生きる里だった。 その里で経験する、数々のカルチャーショック、私は此処で行きぬかねばならない。猛烈なサバイバルが始まった。美しい紀伊上臈の花に魅了され、稲刈りの終わった赤とんぼの舞う枯れ田んぼの風景に癒され、戦いながら、この里に居場所を見つけ、さらに前を向いて行く、お一人様の人生なのだ。
  • 当たるも八卦 当たらぬも八卦 「占い」に一喜一憂した一女性の青春
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    1巻330円 (税込)
    「西の方角に引っ越すと、生命か、名誉か、財産を失う」と占い師に言われたにも拘わらず一家は父の故郷・鹿児島に疎開する。すると、終戦三日前に町は爆撃に遭って全焼、その一ヵ月後、焼け跡の片付けのとき負った怪我が原因で父が急死、続けて翌年、東京に引揚げる日を数日後に控え今度は祖母も体調を壊し他界――。中学、高校生の頃、そんな体験をした私は、その後、「占星術」や「八卦」、「夢占い」などに興味を持つようになった。以来、学校を出て求職や転職の問題などが生じると、知人から聞いた「算盤占い」の老師をそのたび訪ねるようになった。すると不思議にも予言が的中、仕事が望む方向に進んだり、夢にまでみた外国人秘書への道が開けたり、かと思うと公私ともに幸せをもたらせてくれる人物に出会ったりした……。戦後に青春を送った一女性の自伝的小説。 ■CONTENTS 【序章】私と「占い」/(1) 占い師が予言した父の死/(2)「算盤占い」が的中した姪の半生/(3)「星占い」が当たったヨーロッパ旅行【一章】鹿児島へ疎開/(1) 枕崎台風と、父の死/(2) 屋根の上の初恋/(3) 祖母の骨壷を抱えて帰京【二章】卒業、就職/(1) 一軒の家に四所帯が同居/(2) 戦後の筍生活/(3) 高校卒業、そして就職/(4) 夜間の英語学校 /(5) 郵便物の検閲――“秘密の翻訳工場”/(6) “秘密の翻訳工場”で働く学生たち【三章】「算盤占い」/(1) 秘書への道 /(2) “筆頭秘書”を目指し職場を転々/(3) 予言が的中したK氏との出会い/(4) 文学のこと、同人雑誌のこと/(5) ローマ行きの話が具体化/(6) K氏の計画が挫折/(7) “生涯秘書”の資格を習得【おわりに】「占い」その後
  • 不倫判事~女裁判官物語~
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    京都地裁の裁判官・松宮亜紀子は、写真週刊誌やストーカー傍聴人に追われる美貌の持ち主。私生活では夫と別居、青年弁護士と不倫している……。そんな彼女が担当した大学教授殺害事件の公判が、意外な方向に展開した。提出された現場の遺留品が、すべて亜紀子の所持品だったのだ。次第に窮地に立たされる彼女の運命は……!?
  • カミュの客人
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    青山の表通りから少し入った閑静な住宅街に、カミュという小さなバーがある。入口に“Camus”というプレートのある店が、この小説の舞台である。カウンターのなかにいるマスターの秋月(あきづき)の目からみる“人間模様”は、あくまでクール。常連客とは一線を引く秋月だが、いつしか渦中に巻き込まれ……。バーの照明は、訪れる客を役者に変える。
  • 円卓の七人
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    スイスのホテルで円卓を囲む謎の七人。国籍も人種もまちまちな彼らが謀るのは、日本のある企業の強制的乗っ取りだった。「株が買い占められている」依頼を受けた国際政経興信所の黒石は見えない敵の正体と狙いを追う。外人投資の実態とスイス銀行の内幕を、独自の情報で暴く、国際経済小説の力作。
  • 超特急燕号誘拐事件
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    昭和10年、超特急燕号は、奇妙な事件に巻き込まれた。走行中に起きた殺人事件、そしてトンネルの中で、機関車と一等車が突然消えた。重なる事件は混迷の度合いを深めていく。伯爵家の出である、四条杉彦と連れの小百合は駆け落ち途中で、この列車に乗り合わせていた。そして、陸軍高官のさる高貴な身分の人物も乗り合わせていたのだった。
  • ヨコスカ・ガールに伝言
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    万里村桂、26歳。生粋の湘南娘。ヨコスカCIAとしての顔を持つ彼女は、駐留する米軍から特殊な仕事を依頼されていた。今回の要請は、中佐の娘の家出捜査であった。父親は、「どうしようもない娘」と言うが……。桂はかつての時分を思い出し、さっそく彼女の足跡を辿りはじめた。勇んだ恋、控えた恋、人の生き方を海辺に暮らす男女の事件で描く“ライフスタイル小説”。
  • ハンバーガーが死んでいく
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    万里村桂――米軍横須賀基地から依頼されたトラブル解決人(シューター)。サン・ディエゴ時代の元恋人・トニーが横須賀に赴任してきた。ハンバーガーとコーラで十分楽しかった日々が懐かしく思い出されるが、5年ぶりに再会したトニーは、どこか様子が違っていた。やがて、トニーの副業・英会話教室に疑惑が……。意を決して、元恋人を調べ始めた桂を待っていたものは!?
  • 六本木バナナ・ボーイズ
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    涼太郎と岩田は生まれも育ちも六本木。幼なじみの悪友で、ナンパもケンカも、いつも、つるんでやってきた。涼(リョウ)はヌード専門のカメラマン。岩田(イワ)は代々続いた魚屋をシーフードカフェに改め、シェフに納まった。こんな二人が、出稼ぎ外人と関わりを持ったことから、物語は始まる……。
  • さよならは、カンパリ・ソーダ
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    キーンとよく冷えたトロピカルカクテルのようなラヴ・ストーリー。 たった30秒のコマーシャル・フィルムに命を賭けて来た著者ならではの軽快で簡潔な文章、そしてストーリー展開。しかし、そこにはちょっぴりホロ苦い、男と女の機微が滲み出ている。 日本初の横組み小説で話題を呼んだ、著者出世作。
  • 染色体
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    友人の死……、そして、最愛の者の死――生きていることと死ぬこと、そこに一体どれだけの違いがあるのだろうか。冷徹な目で事象を見つめ、その本質を見極めるグラフィックデザイナーの第一人者が、生者不可避の「死」をテーマに捉(とら)え、読者にいやが応でも個々の結論を迫る、人間触発の凄(すさ)まじい力書。
  • 覗くなかれ
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    ●マンションの向かいの部屋の覗きにのめり込んでいた男を待ち受けていた陥穽●部下の女性から誘われた男が体験するただならぬ関係●九年前に別れた女と再会した男が息を飲む女の嗜好の変化●風鈴の音に身も心もざわめく女の密やかな打明け話●下着を着けずに靴屋へ出掛け、試し履きをする女が若い男性店員に持ち込んだ難題――名手がエロスを極める7編の妙技。
  • 血まみれの野獣
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    世界最速と謳われた天才二輪ライダー・鶴田敏夫の前途に翳りなど微塵もなかった。ところが、悪徳金融業者の罠に陥ちた両親が自殺する悲劇が! さらに敏夫は恋人と引き離され、レース界を追放される羽目に! 両親の墓前に再起と復讐を誓った敏夫。数年後、F1界の頂点に彼の姿があった! 復讐の結末は? 三億円事件のモデルと噂された衝撃作。
  • Dr.フロイトのカルテ
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    Dr.フロイトは名探偵だった? 世紀末のウィーンを舞台に若き日のジークムント・フロイト博士が、医学生フェリックスを伴って奇々怪々の難問を解決する奇想天外の歴史ファンタジー! 講談社WH文庫の復刊が電子書籍で読めます!
  • 小説版 Wake Up, Girls! それぞれの姿
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    気鋭の演出家・山本寛が贈る2014年新春アニメの注目度No.1作品をノベライズ。新人アイドルユニット「Wake Up, Girls!」の7人がオーディションを受けるまでのエピソードを描いた、シリーズ構成・待田堂子書き下ろしの一冊。
  • 巴里祭
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    かの子の特異な学的資質が豊かに開花している「巴里祭」は、抒情風のリズムのうちに芸術家かの子の眼に映ったパリーの姿が、単なる旅行者の観察を越えて内面からとらえられている。「河明かり」はかの子の女性観が表白されている点で最も成功した作であり、「雛妓」は芸術家の誕生を主題とした名品である。
  • 薄田泣菫詩集
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    藤村・晩翠時代の後を承けて泣菫有明時代を作った詩人泣菫が、日本王朝文化の深い教養と西欧詩人の研究をもとにして織り上げた古典主義的技法は、「若菜集」以来の感動を詩壇に与え、日本近代詩に革命的展開をもたらした。ここに収めた作品は現在の若い読者の理解と鑑賞に堪え得るよう精選したものである。「暮笛集」「ゆく春」「二十五絃」「白羊宮」「十字街頭」を収録。
  • 【合本版】お女ヤン!! イケメン☆ヤンキー☆パラダイス
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    1巻8,690円 (税込)
    超セレブ・綾瀬ミホは、白百合女学園の高校2年生。男勝りな性格を隠し、学園のマドンナと呼ばれる完璧なお嬢様生活にうんざりしていた。そんなとき突然、現れたスーパー☆美フェイス☆イケメン!! びっくりして男を投げ飛ばし怪我をさせたことでミホの生活は一転!??? この男、実は南校6代目と呼ばれる有名ヤンキー・千里で――。破天荒な凪、フェロモン爆裂の葵、爽やか兄貴の与四郎、キューティーボーイひなた、ジョーシキハズレな千里の仲間たちも加わって、とんでもないことが起きる!!!!! ※この合本には、『お女ヤン!! イケメン☆ヤンキー☆パラダイス(1)~(10)』が収録されています。
  • べんがら炬燵 醤油仏 死んだ千鳥
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    1巻220円 (税込)
    「べんがら炬燵」討ち入りを果たした赤穂浪士たちのその後。細川家預けとなった浪士たちと接伴役の伝右衛門の交流。ついにお仕置きの日が……心温まる感動作。「醤油仏」鳥取藩の武士、左次郎は、江戸で慣れない日雇い仕事をしていた。ある日醤油飲みの賭けで稼いでいる伝公と仲良くなる。「死んだ千鳥」道ならぬ恋に駈け落ちした墨江と賛五郎。しかし二人は江戸で長年の貧乏暮らし。京都で行われる矢の競技で手柄を立てれば道が開けるのだが五十両が工面できない。世間知らずの二人はどうするのか……。
  • 月を抱く妻
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    建築家の水間鏡造は、運命的な出会いの末、美砂と結婚する。美砂の亡くなった前夫は気鋭の彫刻家だったが、その人気作「スフィンクス」は半裸の彼女に生き写しだった。美砂は彫像のモデルだったのだ。夫婦の営みのなかで性への奔放さを見せる美砂の姿と、スフィンクス像を重ね合わせ、不安を抱く鏡造。妄想は妻と前夫との過去へと膨らんでいく。人気官能作家の新境地!
  • ありんこアフター・ダーク
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    異才・荒木一郎の幻の青春小説が甦る! あの荒木一郎が、モダンジャズに魅入られた若者たちを、ジャズの名曲にのせて描いた半自伝的青春物語。そこには都電が走りミニスカートがあふれる懐かしい東京があり、酒と煙草、そしてハイミナールに溺れる若者たちがいた。 本書は、若さの残酷性と繊細な感性に彩られた見事な傑作である。
  • 幼獣マメシバ 望郷篇
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    ◎幼獣マメシバ・一郎と不惑の40歳・二郎のデコボコ兄弟の珍道中が再び始まる! 相棒のマメシバ一郎を引き連れて、二郎は一人暮らしなのに家出する。◎ローカルU局発の大ヒットシリーズ、最新作! 「幼獣マメシバ」(2009)、「マメシバ一郎」(2011)、「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」(2012)で多くの視聴者から大反響を受けて続編制作決定!公式YouTubeチャンネルで公開される“一郎”関連の動画再生数は140万回を突破!カレンダーも発売になるなど、知名度・人気NO.1の愛され犬・一郎が帰ってきた!◎芝二郎・四十歳の「ニート魂」は今も健在。ペットショップでのアルバイトも続けていたが、思うところあって一人暮らしの家から二郎は「家出」を試みる。一郎を連れた二郎が行き先として選んだのは、親戚で友人でもある陽介が住む島。なんだか元気のない手紙を送ってきた陽介を驚かせてやろうと、自分たちが向かうのを知らせることなく島へと降り立ったのだった。しかし目当ての陽介も彼の飼い犬の三郎も行方不明。圏外表示のスマホを握り締めて途方にくれる二郎が出会ったのは妙な地蔵を売り歩く老婆に、一郎を「三郎様」と崇める村長候補。そして元占有屋の治郎丸との意外な再会。一郎と二郎は島の村長選挙に巻き込まれながら陽介探しを続けるが……。◎2014年9月20日(土)より、映画『幼獣マメシバ 望郷篇』公開
  • 四コマ マンガ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 トメちゃん、みちるくん、ミンちゃんやプリくんが出会いをまちわびています。遊びざかりのチビッコたちは落ち着きなくとても元気。これからいろんなことを知って成長していくだろうと思います。
  • はみだし外資マンの邦銀買収
    値引きあり
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    米資本の大手銀行「ホライズン・ステート・バンク」は、死亡寸前の邦銀「かみかぜ銀行」をタダ同然で買いたたき、42人の占領スタッフを東京へ派遣した。リストラで収益率を上げ、株価を高め、最終的には日本の個人金融資産をごっそりアメリカ本国へかっさらう!ところが、責任者マービン・バトラーの前に、日本でも特に不可解な人種「銀行マン」が鈍重に立ちはだかる。保身、根回し、なあなあ主義との、果てしない消耗戦が、いま始まった。
  • あなたの気持ち
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    30歳を目前に控えたなつき。イラストレーターと物理学者の卵という、二つの顔を持つ。恋人は妻子持ち。気ままな独身生活の心地よさの中で、何か大きな変化に飢えていた。ある日、なつきは、出版社のパーティーで、カメラマン・矢沢と出逢う。大酒呑みで、離婚歴2回、しかも仕事でほとんど日本にいない矢沢。そんな彼に、アザラシ・ウォッチングの旅に誘われた。彼の「人生観が変わる」という言葉に惹かれて、なつきはマドレーヌ島へ。二人の心に、運命の扉が開きつつあることを、まだ気づかずに……。傑作結婚小説。
  • 帝王(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「もっと自分が熱くなれる世界があるんじゃないか-」工業高校を卒業後、工場作業員や大型トラックの運転手を経験した青年は一念発起し、ホストの世界に身を投じる。酒を一滴も飲めないにもかかわらず、青年は人柄と努力でナンバーワンホストに君臨。そして23歳の若さでキャバクラ経営に乗り出すことに。店舗の火災や、知人の裏切り、巨額の借金など数々のトラブルに青年は見舞われるが…。首都圏に十数店舗、海外進出も成し遂げたキャバクラ業界の帝王・輝咲翔の半生をもとに、倉科遼が描いた成功物語。コミック化、テレビドラマ化もされた原作小説を電子化。
  • 神名火(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自分を陵辱した男と暮らし始めた女(「五十猛」)。日本海の岩窟で焦がれる男を待つ女(「静之窟」)。入水を救われた男と愛し合う女(「浮布」)など。<官能的関係を生々しく描きながら、本書には縹渺と海風が渡っている。人間の穢れ、愚かさと聖性が、始まりの風景さながらに混然としている。この豊かさに胸をつかれる>(小池昌代さん解説より)山陰地方を舞台に、男女の情欲が運命の糸に絡め取られていくさまを静謐な文章で綴り、神話的世界にまで昇華させた作品集。野間文芸新人賞、木山捷平賞など、数々の賞に輝く作家が、その評価を一躍高めた注目作を初めて電子化。
  • 幸福の王子(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ふと気がつけば、30代。独身、子どもなし。でも、彼がいなくても、これといって不自由は感じない。-世間でおひとりさまと呼ばれる女性たちの心の揺れや、勝ち組既婚女性の、幸せとは程遠い結婚生活を描いた6つの切ないショートストーリー。「買うと結婚できないと言われながらも、勢いでマンション購入に踏み切った女」「浮気が絶えないダンナの元を飛び出してきた親友とその息子を養うことに生きがいを感じる女」「同窓会で忘れられない人の存在に気づいた女」…。女性の心の奥に潜む湿った部分を抉り出しながらも、アラフォー世代の共感を呼ぶ。
  • 汚名の広場
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    泣いたよ。負けることがくやしかったから、俺は泣いた。男というのは、そういうものさ。負けて笑うのは、男じゃない……一度、勝負の世界に生き、頂点に立ちかかった。引退し、酒に溺れてしまった元レーサー。自らの存在を賭けた勝負がいま始まった。傷心の男の情念を描いた、傑作ハードボイルド長編。
  • われらが時の輝き
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    ラグビーのFWをやっていた私にとって、かつてはグラウンドが男の戦場だった。今、私にとっての戦場は会社であり、街路であり、酒場だ。血で血を洗う社内の抗争。血を流しながらなおも牙を剥く若社長とベテラン常務。その中で男の絆と愛を失わずにいさせるものは何か。そして生きていく誇りとは。
  • 街のアラベスク
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    なぜだろう、この街を歩いていると、僕を通り過ぎていった愛しい人たちへの想いが甦る。まるで、街角の風景が、あの恋の記憶を永久保存していたかのように。井の頭公園、麻布十番、銀座、五反田、神楽坂、浅草、蒲田、新宿・十二社、善福寺──ふとした瞬間浮かび上がる、嘘のなかった誓いの台詞、息も詰まるような別れの言葉。東京という街のアルバムに綴じられた、切ない恋の物語。
  • ひきこまれて~傷を舐め合い、抱き合う~
    -
    1巻330円 (税込)
    恋人の浮気をきっかけに自宅に引きこもった狭山奏流。ある日、配達員である中井から荷物を受け取る。その数日後、奏流は中井とばったり出会ってしまう。奏流はその場から逃げ出すが、中井に捕まり連れ込まれてしまうのだが……。 引きこもりと配達員の不器用なラブストーリー。

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  • 安全な卵の見分け方
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    1巻495円 (税込)
    『蒼穹のジャック』として配信していた作品に、補筆し改題したもの。本書は不幸にも牧場経営にしくじり負債をかかえながらも、「養鶏」で再起を図ろうと苦闘する男のノンフィクションとも言える物語である。借金取りに追われたり、交通事故にあったり、卵が売れなかったり等々様々なトラブルに見舞われながらもめげずに生きる姿は、作者の資質なのか意外に湿っぽくなく、ユーモアさえも感じられる。補筆箇所では、卵アレルギーの子を持つ親に喜ばれることで、化学添加物を一切使わない自家配合の飼料に自信を得て、タマゴ屋として力強く歩もうとする様子が描かれる。
  • さばえ近松文学賞2014~恋話(KOIBANA)~
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    福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2014年度版。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)それでも人は恋をする~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 福井県出身の直木賞作家・藤田宜永さんが特別審査員を務めています。 ◆近松賞 「大阪新町はすかい慕情」  原 里佳 ◆優秀賞 「人形の伝言」  菅原哲夫 「シャル ウィー?」  古林邦和 「水底の櫛」  成田えりこ ◆佳作 「紬歌をもう一度」  馬来田朋恵 「匠九代娘」  二川夏紀 「捨てる女 拾う女」  田中園枝 「石田縞恋歌」  後藤利巳 「帰省」  立野裕太 ◆松平昌親賞 学生部門 「レンズの向こう側」  徳永 雅 ◆審査員特別賞 学生部門 「彼と私をツナグもの」  竹澤彩里
  • 走っても走ってもあたしまだ十四歳
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    1巻110円 (税込)
    小学6年生のマユコは、163センチの身長のせいでクラスでは巨人扱い、すごく生きづらい。年をごまかして中学生グループに交じり、一緒にダンスする時間が心の拠りどころ。ある夜も家を抜け出し踊りに行こうとしたら、売れない作家のマリコ叔母さんが何故かついてきちゃった――。歯がゆい日常を変えたくて、たった一つのアクションに託す、踊る十四歳の祈りとは。 本作品は、山内マリコ短編小説集『さみしくなったら名前を呼んで』のうちの1編を電子化したものです。
  • 最後の贈り物
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    1巻1,408円 (税込)
    友和は弟を列車事故で喪った。自分のせいで死んだと苦しむ友和を、小料理屋を営む妻は懸命に支える。そんな時、開発計画が持ち上がり、小料理屋は追い立てに遭う。黒幕は最愛の母を自殺に追い込んだ伯父だった。友和は闘うことを決意するが……。家族はついに砕け散ってしまうのか? 注目の劇作家が、絆の意味を問う!
  • 横浜グラフィティ
    -
    横浜が最も輝いていた1967年。 青春を命懸けで駆け抜けた伝説の不良グループがいた。 その名も「ナポレオン党」。 彼らは、午後6時になると海岸通りのマリンタワーの下に集結した。 リーダーがトヨタS800を駆って轟音とともに走り出すと、あっという間に30、40台が後ろにつらなる。 吉田橋から伊勢佐木町のメーンストリート、親不孝通りの裏道を疾走する、あうんのカーレースが始まる。 スマートなファッション、ジャズとロック音楽、ダンスパーティーに女と車。 永遠に刻まれる、若者たちの鮮烈で繊細なひと夏の青春群像劇!
  • 北方定点
    -
    1巻330円 (税込)
    気象技術者として国を挙げての激動の時代を生き抜き、四十余年の勤務を終えて定年退官した主人公が、退官後の余生の生き方を探ろうとして思い立った三陸海岸への旅で、数奇な運命に翻弄されて物故した若き日の旧友にそっくりなイメージの青年と出会い、戦前・戦中・戦後にかけての時勢の推移を振り返る。
  • 悪夢 童貞 未亡人
    -
    1巻110円 (税込)
    「悪夢」都会で毎日、忙しく働き、満員電車で家の戻り、ただ食べて寝るだけ生活。毎日同じ生活に、ある日凶悪なものがわき上がる。「童貞」ある日童貞を捨てて帰宅すると今までは何か違って見えた。大人への一歩近づいた男の感情。「未亡人」守山千賀子は私を見るといつもくすぐったいような表情をする。いったい好かれているのか嫌われているのか……。政治家の夫に先立たれ10歳も年下の高木を玩具にする。奔放な未亡人の話。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 真珠夫人
    -
    1巻330円 (税込)
    読みやすい!これならわかるから面白い!日本文学史上最高の美女。たぐいまれな美貌と知性を持つ男爵令嬢。男たちを魅了しても決して体は許さない瑠璃子。金で買われるように恋人と引き裂かれ、親子ほど年の離れた卑しい成り上がりの荘田の後妻として嫁ぐとき美しい少女は復讐の女神となった。恋人の直也のためにあくまでも貞操を守り抜く。果たして瑠璃子の運命は?処女のプライドをかけて世の中と戦う潔さ、男の価値観を覆す、そして惑わされる男たち。汚れなき真珠の心を知った時、感涙に咽ぶ。何度も映画化、ドラマ化された作品。主人公の瑠璃子は柳原白蓮をモデルにしたとされる。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • ろくでなし奮闘~淫邪教団を潰せ!~
    -
    味木法律事務所の調査員・通称“ろくでなし”こと三橋玄章は、テレビプロデューサーの北川から、新興宗教の調査を頼まれた。夜ごと、集団で淫靡な踊りを舞いながら、UFOを呼ぶというのだ。三橋は、偶然知り合った城之内千春がその霊能舞踊の会の会員だと知り、探りを入れる。が、彼女は忽然と消えてしまう。千春の行方は? 教団の真の目的とは!? 痛快悪党小説(ピカレスク・ロマン)!
  • 天使か女か
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    「それであたし、今夜はだれと寝るの?」──現在の恋人・杉山と、以前関係のあった今西。福井県東尋坊(とうじんぼう)の夜、則子(のりこ)は二人のうち、どちらを選ぶか迷っていた。(久しぶりだから、今夜は今西さんと楽しんでみたいわ)と思う則子を、杉山は許してくれるのだが……?〈「北国の夜」〉 惑いながらも、禁忌をこえる男と女。人間の葛藤を鮮やかに描きだす富島文学の珠玉集!
  • 魔殺指鬼
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    1~3巻605~660円 (税込)
    「ああああああ、内部(なか)に、私の内部に蛇がああああ」……見よ、みるみる上気する白い女体の表面に次々と隆起が生じていく。指一本で相手を倒し、人間に取り憑いた魔性のものを“揉み出す”整体師二人。中年の男の名は蘭城(らんじょう)。相棒の美青年は猫馬(びょうま)。彼等は京都の資産家、葉月家の虫を揉み出しにかかるが、その背後には強力な妖術使いが!「指殺」を操る新ヒーロー登場!
  • 女たちの祝祭(パレード)
    -
    重森洋介は、隣接するマンションに住む女子大生の様子を覗き見るのを週末の愉しみにしていた。だが、別の部屋に視線を移すと、そこには見知らぬ男と浮気する妻・真子(まこ)の姿が――。週明けの月曜日、洋介が帰宅すると、その男が平然とした顔で我が家に……(「奇妙な同棲」)。奔放に、大胆に、ときにはもの悲しくも、愛を支えに生きる女性たちを描いた傑作小説集。
  • 惚れたらあかん~大阪ヤクザ、恋愛中!~
    -
    女子大生の小田真夏は、エリートの石橋左京と交際中。そんな彼女の目の前に、ある日突然現れたのは、大阪の超有名ヤクザ・役座一路(やくざかずみち)。「役ちゃんて、すっごいかわいくて純情で、いい人だもん」と、真夏は恋に落ちてしまう。しかし役座は、恐い“極妻”もいて、組同士の抗争に明け暮れる身。「わしに、惚れたら、あかんでぇ」と言うのだが!? 痛快極道ラブストーリー!
  • 抗争~ごろつき~
    -
    有栖川組の若頭・砂田が、ヒットマンに狙われた。跡目相続を巡る抗争が勃発したのだ。一方、一度は極道の世界から抜け出したものの、悪の魅力が忘れられず、組に戻った瞳(あきら)と涼の前にまたもや事件が! だが、仲間を目の前で殺されたとき、二人の中で何かが弾けた! 熾烈な報復、リンチ! 二人の運命は? 現代ヤクザ社会に生きる若者をリアルに描く傑作異色長編第2弾!(『ごろつき 2 (抗争)』改題)
  • 暗号名ブルー
    -
    深夜の相模湾で繰り広げられる銃撃戦。冷静に引き金を絞る秘密諜報員、柊一の暗号名はブルー。不当な品物の密輸や密入国の阻止が彼の任務である。その最中、ターゲットの貨物船から逃げ出した中国人女性は記憶を失っていた。謎の組織に追われる彼女が握る秘密とは!? そして、孤高の諜報員の運命は大きく動き出す。アクションと恋が激しく交錯する海洋サスペンス!
  • 恋と男と革命と
    -
    1巻495円 (税込)
    冒険小説の世界に新たな境地を拓いた傑作短編集  ロシア革命勃発の五年後、一九二二年の新生ソ連に密航した革命の闘士・高田平作は、モスクワで美しい人妻ニーナと出会い、激しい恋におちた。折りしも、たずね求めた友人がチタにいることを知った平作は、ニーナと再会を約束してシベリアへ。だが、彼を執拗に追う特務機関員米村憲兵大尉もその情報を得てチタへ向かっていた…。  表題作の他、全5作品の短篇小説を収録した傑作短編集。 ・恋と男と革命と ・野菊の島 ・蛮地の神 ・イルゼの旅 ・東から来た男 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • 壮士、荒野を駆ける
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    1巻495円 (税込)
    中国大陸を舞台にした壮大なロマンあふれる物語  昭和八年六月、はてしなく広がるゴビ砂漠の中、西域に向かう東干(トンガン)の騎馬武装兵の一隊があった。その中に、妙齢な女性と醜男の兵士という日本人が一組。それが、中国辺境に日本勢力の楔をうち込むために、東干民族を率いる馬長英に嫁ぐ由利とその護衛の佐藤上等兵だった…。  軍の密命を帯びた日本人男女、その苛酷な三月余の旅を雄渾に描いた「東干」など、中国大陸に材をとった、中篇3作品を収録。 ・東干(トンガン) ・大別山日報(ターピエシヤンエルパオ) ・易水 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • ぼくの小さな祖国
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    1巻495円 (税込)
    日系移民の末裔たちが繰り広げる南米の小国のクーデター  二派の武力抗争が続く南米の貧しい小国。老大統領を補佐するロドリゲス少佐は、国庫の外貨を奪い、大量の武器密輸入で一挙に反対派を壊滅するべく、大博打に出た。忠実につき従う混血のジョン。二人の武器密輸の道案内に立つ乞食(カポクロ)の少女カルメン。三人はともに日系移民の末裔であり、日本に見棄てられた民衆でもあった。彼らが忠誠を誓い手に入れようとする“祖国”とは?  第87回直木賞候補となった、移民史を問う衝撃の長篇作品。また、彼らそれぞれの生きざまと冒険の成り行きが独特な手法で語られ、小説構成上の実験が試みられている。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • 旅人よ ロン・コン〈母の河(メコン)で唄え〉
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    1巻495円 (税込)
    東南アジアから南米まで…旅する人たちのロマンを描いた傑作冒険小説  東南アジア旅行中に秘密仲買人に間違えられた深川の師匠・加納清吉郎は、日本語を話すユピンという女にラオス国境へ連れていかれるが、革命が起こり、メコン河を下る演芸船にかくれて危うく窮地を脱する。ユピンを連れて帰国した師匠は四年後、再びラオスを訪れるが、そこには思わぬ陥穽が仕掛けられていた…。(「ロン・コン」)  第85回直木賞候補となった本作は、「父ちゃんバイク」「ロン・コン」など珠玉の短篇が収録された作品集である。 ・ロン・コン〈母の河で唄え〉 ・ロン・コン PARTII〈母の河に眠れ〉 ・父ちゃんバイク ・花を浮かべて ・顫音(トレモロ) ・熱い冬 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • JOKER GAME
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    ◎AKB48 北原里英 主演で映画化!◎死を賭けた「ババヌキ」――生き残るのは運じゃない。『リアル鬼ごっこ』『王様ゲーム』を超える、恐怖とサスペンス、そして頭脳戦!◎生き残りたければ、「ババヌキ」をしなさい。日本児童の学力低下を食い止める法案「義務教育延長法」が制定された。義延法では特に、日本の若者の人間力の向上を目指した。若者の優劣は、生命力と交渉力と僅かな運で決まる。選別するシステムの名は「校友カード」――それは、〈ババヌキ〉だった。◎赤沢千夏は県立の進学校に通う高校3年生。文科省の指導により、今日から3年生全員での“合宿”が行われる。合宿初日、担任からクラス全員で“ババヌキ”をすることが発表される。カードは各自10枚。カードの交換の仕方は各自の自由。決められた時間内であれば、校舎内の移動も自由。但し決められた時間には教室に戻っておかなければならない。カード交換により、手持ちにペアカードができたら教師に提出することができる。カードを全部教師に提出するか、「契約システム」を使って他人にカードを引き取ってもらうことができればクリア。カードの中には1枚だけジョーカーが含まれており、最後までジョーカーを持っている者が負け。ゆるい雰囲気ではじまった“ゲーム”だったが、その日の“敗北者”が決まった瞬間、生徒たちはこれが自らの命を賭けた“ババヌキ”であることを知るのだった…。生死を賭けたババヌキに最期まで生き残るのは誰なのか…。◎映画『ジョーカーゲーム』DVD、絶賛発売中!
  • この手がキミに届くまで
    値引きあり
    -
    高1の尾崎心春は、弓道部の矢野くんと念願かなって付き合うことに。ミステリアスでつかみどころのない矢野くんとの恋はいつも不安ばかり。その頃から心春の前に不思議な魅力を持った男の人が現れるようになり……。
  • 144000人の帰還
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    1巻385円 (税込)
    西暦2020年秋、世界で144000人が宇宙船で救出され大気圏へ一時避難、再び地球に帰還。未来を予測する衝撃の書。
  • レクイエム・影と光の中に
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    1巻220円 (税込)
    壮年期を迎えた一人の女性が、親族や隣人の死を通して人生を見つめなおしていく物語です。  題名の『影と光の中に』は、ロマン・ロランの小説『魅せられたる魂(みせられたるたましい)』の中の、 『……彼の部屋の明暗の中に、一々の動作を包む影と光の中にいる。人はもはや彼の顔や、彼の言葉を描く必要はない。 彼はわたしたちの呼吸に混じっている……』からとりました。  彼とは、主人公アンネットが後半生に出会った盟友、ブルノー伯爵のことですが、社会主義運動に身を投じ、消息の絶えた友の死を彼女はこのように予感します。  そして彼が(その死によって)、人々にはもはや心配する必要がなくなった存在であることを理解します。  この小説を通して私の書きたかったこともそこにありました。  不幸にして死というものが避けられなくなったときでも、人生を輝かせて生きることもできるということを、実際にある人々を通して学んだことを、書いてみたいと思いました。  家族をはじめとした人との絆、かかわりも考えてみたかったことの一つですが、死の問題とともに、生きるということを見つめたいと思いこの小説を書きました。
  • 夏花
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    著者のもっとも多作だった時代の秀作を集めた短編集。鋭い感性と美貌ゆえに奔放に生きた女性が、自ら崩れていく薄幸な宿命を描いた「傍観者」「夏花」。青春の清冽で一途な恋愛を、谷間の自然の中に描いた「伊那の白梅」、「石の面」「かしわんば」「薄氷」「騎手」「失われた時間」「暗い舞踏会」の九編を収録。愛ゆえに数奇な運命をたどる男女を淡々と描いた名作選。
  • 三ノ宮炎上
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    “そのころ、わたしは三ノ宮ではいい顔だった”太平洋戦争敗戦直前の神戸・三ノ宮。荒廃して行く人々の間で時代にあらがい、野生の純粋さをもって満たされぬものの中をひたむきに生き抜く、美しい不良少女の姿と、戦災で燃え落ちる街への挽歌を奏でる表題作ほか、女性心理の妖しい美しさをリリカルに描く傑作九篇を収録。
  • 火の燃える海
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    海にきらめく不知火のように、燃えて消えていった愛のいたみ。戦前から戦後の14年間にめぐり会い、別れ、おし流されていった石見光二が、かつて有明みよ子の眼の中に見たものは激しい愛情に燃える火ではなかったか。男女の交情と流離を香り高く描く表題作ほか「ある旅行」「訪問者」「盛装」など十篇を収録。
  • 楼門
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    出世欲も捨て、名聞とも隔てられた男の孤独、倦怠、憂悶、諦念が、古都の楼門を冴え冴えと照らす白い月に浮かび上がり、凄絶な絵画のように描かれた「楼門」ほか、人生のさりげない側面を淡々とした筆致で描き、垣間見る一瞬に生の真実をとらえた「ある日曜日」「北国の春」など心に沁みる珠玉の十編を収録。
  • 白い牙
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    “わたしの憧憬。わたしの夢。わたしの悲願。わたしの生命。……”ガラスの破片のようなきらめきと危うさを持つ沙夷子の愛は、療養中の妻ある学究の徒・康之へはげしく傾斜する。乱脈な父母の生活、大人の愛欲の世界への嫌悪から、純粋で観念的に育ってゆく少女の愛のかたちを、リリックに描いて、幼い愛の終りを予見する。
  • 冬の月
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    過ぎ去った日々のきらめく記憶の断片、懐かしき伊豆の海、山……。数十年を経て相見える旧友との交情、ふたたび蘇って来る若き日の情熱。少年の頃の肉親や、新聞記者時代の体験から生まれた、著者のロマネスクな世界を淡く、涼やかに描きだす珠玉集。表題作のほか「土の絵」「ある交友」「明るい海」「海の欠片」「四角な石」など九編を収録。
  • 青葉の旅
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    愛別離苦――たまさかの出会いに垣間みる人生の断片、愛の余情を描き、男と女の哀しみとわびしさを浮き上らせる珠玉集。結婚20年を迎えた妻の哀愁にみちたひとり旅を描く表題作のほか「波の音」「良夜」「トランプ占い」「別れの旅」「冬の外套」「一年契約」「春の入り江」「城あと」の八編を収録。
  • 兄いもうと 子規庵日記
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    正岡子規の妹・律は、幼いころ「私は兄さまのお嫁さんになるんよ」が口癖だった。実際、二度結婚し、二度とも離婚して実家に戻る律。やがて、脊椎カリエスを病み、激痛にのたうちまわりながら仕事を続ける子規の闘病生活を、彼女は命を燃やすかのような献身的な看病で支える。壮絶な兄妹愛を描く傑作長編!
  • 春雷
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    1巻440円 (税込)
    父清四郎が94歳で不慮の事故で死亡。母千代もその2年後にこの世を去った。重度の痴呆症であった母に父清志郎の死を伝えるすべはなかった。夫婦それぞれの骨は、父は本家のカトリック教会の納骨堂に入り、母は代々の墓がある浄土宗のお寺に入ることになった。『父ちゃん死んだら一緒に天国へ行こうね』と生前繰り返し言っていた母であったが…。死して二人は、宇和島と松山、100キロも離れた別々の場所に納骨されることとなった。 残された子供たち5人それぞれの思いと三男構造に伝えられた母からのメッセージ。母の思いは遂げられるのか。 松山、宇和島を舞台背景に、主人公毛利構造の母への思いを、情感あふれる筆致で書き綴る「春雷」書き下ろし。 通常価格400円のところ、今だけキャンペーン価格100円で読むことができます。
  • 華族探偵1 避暑地の憂愁
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    1~3巻198円 (税込)
    元子爵の有働久爾彦(うどう・くにひこ)は三月十日東京大空襲の日に焼け跡から救った希巳(のぞみ)少年とともに暮らしている。 ある日、占領軍の情報部に所属する従兄弟が有働家を訪れた。機密文書を取り戻すという依頼を受けた久爾彦は希巳とともに真夏の軽井沢へと向かう。そこは占領軍の将校や旧宮家の姫君が毎夜ダンスパーティに興じる夢の世界だった。 占領下の日本を舞台にしたロマンティックサスペンス! 進駐軍の謀略にスパイ、没落華族、大盗賊がうごめくノスタルジックハードボイルドワンダーランドをお楽しみ下さい。 エンターブレイン社ビーズログ文庫の復刊です。
  • 家族の時代
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    49年連れ添った両親が離婚を宣言。が、これからも生活は今までどおりだという。息子、娘たちは理由がさっぱりわからず、それぞれの家族を含めて、大騒ぎに。どうやら、長年世話になった家族同然の女性に遺産を分けるためらしいが……。それぞれの思惑と愛情が交差して、意外な結末にたどり着く。読売新聞夕刊に連載したユーモアあふれ暖かみのある家族小説。

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