sunさんのレビュー一覧
レビュアー
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インディーズマンガの可能性
佐藤秀峰編集長による電子書籍マンガ誌のもう半分の魅力を存分に味わえる一冊です。
郷田マモラの「[poor] ~ゼラニウムの誘惑~」は、欲望と裏切りが織りなす重厚なサスペンス。吉田浩の「やれたかも委員会」は、恋愛の「もしも」をユーモラスに描き、読者に軽快な笑いを届ける。左紳之介の「エルソナシンドローム」や牧鉄兵の新作など、個性豊かな連載・読み切りを収録。コメディからシリアスまで幅広く、商業誌では味わえない自由な表現が魅力となっています。
電子書籍の利点を活かし、実験的なストーリーやニッチなテーマが随所に。新人作家の斬新な視点とベテランの安定感が融合し、インディーズマンガの可能性を示しています。
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マンガに新風を求める読者に是非
巻頭の佐藤智美「真湖のワイン」は、繊細な人間関係とワインを巡る物語。
塀内夏子の「EVIL~光と影のタペストリー~」は、巻頭カラーの迫力あるサスペンス。
新連載「エルナトの海」(藤原嗚呼子)は、第1・2話同時掲載で壮大な物語の幕開けを予感させる。
「靴cream」(尾々根正+大鳥居明楽)や「たゆたふ金魚」(もりもりも)など、新連載も個性的。
読み切りでは「吉田貴司のスイートメモリー その5 師走の猫」や「あいこのまーちゃん」など、多彩な作品が揃う。
約522ページにわたり、サスペンスからコメディ、ファンタジーまで幅広いジャンルを網羅しており、商業誌の枠を超えた自由な表現と、新人からベテランまで豪華執筆陣によるオルタナティブな魅力が詰まっています。電子書籍の利点を活かし、実験的な試みが随所に見られ、マンガの新たな可能性を感じさせる。既存のマンガに新風を求める読者に是非!
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オルタナティブコミックの最前線
佐藤秀峰編集長による電子書籍マンガ誌のもう一つの顔。
郷田マモラの「[poor] ~ゼラニウムの誘惑~」を筆頭に、吉田貴司の「やれたかも委員会」など、9作品以上を収録しています。
サスペンスやコメディ、ヒューマンドラマまで幅広いジャンルで、商業誌では見られない自由な作風が魅力です。
郷田の「[poor]」は、欲望と裏切りが交錯する重厚な物語。
吉田の「やれたかも委員会」は、ユニークな視点で恋愛の「もしも」を描き、軽妙なユーモアが光ります。テレビドラマ化されましたね。
新人やベテラン作家の読み切りも充実し、多様な表現が共存し、インディーズマンガの可能性を体現する内容となっています。
電子書籍の特性を活かし、実験的なストーリーやニッチなテーマが際立っています。既存のマンガに物足りなさを感じる読者や、新たな才能を発掘したい人に最適ではないでしょうか。Side-Aと併せて読むことで、「マンガ on ウェブ」の全貌が見えてきます。オルタナティブコミックの最前線を体感できる一冊ですね。
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インディーズマンガの最前線
佐藤秀峰が編集長を務める電子書籍マンガ誌の魅力が凝縮された一冊。
佐藤自身の「描クえもん」をはじめ、塀内夏子の「EVIL」など、9作品以上を収録。
サスペンス、ギャグ、日常系とジャンルは多岐にわたり、既存のマンガ雑誌とは一線を画すオルタナティブな作風が特徴です。「描クえもん」は、マンガ家の苦悩と情熱を描くメタ的な物語。「EVIL」は、緻密な心理描写と緊迫感ある展開で、ダークな世界観が印象的。
新人作家の作品も多数収録され、斬新なアイデアと独自の画風が新鮮。
商業マンガの枠にとらわれない自由な表現が楽しめる。電子書籍ならではの利点を活かし、実験的なストーリーやニッチなテーマも積極的に取り入れる姿勢は、マンガの新たな可能性を示唆する。既存のマンガに飽きた人や新しい才能を発掘したい人に特におすすめ。インディーズマンガの最前線を感じる、読み応え抜群の一冊です。
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平和な時代の平和な漫画
プロレスがまだ「真剣勝負」と信じられて熱く支持されていた時代の空気を色濃く反映しています。
この時期は、プロレスのリアリティとエンターテインメント性が絶妙に混在し、ジャイアント馬場やアントニオ猪木といった実在のプロレスラーが実名で登場するなど、ファンにとって夢のような作品でした。
物語は、全米アマレスチャンピオンで「秒の殺し屋」の異名を持つ少年、リッキー大和が主人公。彼は「鉄人」ルー・テーズの弟子として日本にやって来て、戦国学園での紛争やライバルのナルシス・シュトラウスとの戦いを通じて成長します。力道山をモデルにした「力王岩」の忘れ形見という設定や、ルー・テーズ、カール・ゴッチといった伝説的レスラーの登場は、当時のプロレスファンの心を掴みました。特に、取材に基づいたリアルなプロレス描写と、少年漫画らしい誇張されたアクションが融合し、熱血かつ平和な青春ストーリーを織りなしています。
この漫画が「平和」と感じられるのは、プロレスの「強さ」と「正義」がシンプルに描かれ、現代のような複雑なメタ視点やシニカルな要素が少ない点にあるかもしれません。リッキーのお調子者な性格や、指四の字固めなどの技のインパクトも、純粋にプロレスを楽しむ空気を伝えています。また、平松自身がプロレスファンで、全日本プロレスや新日本プロレスに取材に行き、リングに上がった経験を活かして描いたことで、作品には愛と情熱が詰まっています。
1980年代初頭は、プロレスの「リアルさ」を信じるファンも多かった一方で、すでにエンターテインメントとしての側面も広く認知され始めていました。それでも『リッキー台風』は、その両方の魅力をバランスよく取り入れ、プロレスのロマンと興奮を純粋に楽しめる「平和な」作品として輝いています。 -
特技監督 中野昭慶
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