【感想・ネタバレ】進撃の巨人(34)のレビュー

あらすじ

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。



パラディ島以外の土地を踏み潰し、次々と命を奪っていく「地鳴らし」。一方、エレンの攻撃目標地点を見定めたアルミンやミカサ達。敵、味方、かつての仲間、数多の命を失いながらもついにエレンに追いつくが……。

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アニメ化や映画化、その他数多くのメディアミックスによって知名度は抜群の『進撃の巨人』ですが、内容は実に濃厚でシリアス。
主人公のエレンやミカサと共に「巨人の謎」を解き明かすように進む物語の過程で、「巨人の謎」「世界の謎」を解くための伏線が何重にも張り巡らされています。
まだ連載中なので真相は分かりませんが、「第1話に記載されている謎の数字」の正体など、まだまだ『進撃の巨人』には明かされていない謎が多いです。
エレンやミカサ、アルミンと共に、「この不条理な世界の謎」を解いていく。そんな楽しみ方をしていける作品です。

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感情タグBEST3

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歴史に残る名作

諌山先生、お疲れ様でした。
読者の祈るような希望的観測をことごとく打ちのめし、「今が一番地獄…」という絶望感をその都度更新してくる恐ろしい作品でした。最後の方はどう終わるのか考える事さえ苦しいまま、ただただ結末まで追っていました。

今後、これを超える漫画に出会えるか分かりませんが、この作品を産み出してくれた作者と同じ時代に生まれたことに感謝。

最後に不穏な空気を匂わせて終わるところは、壮絶な歴史を二度と繰り返すまいとどれだけ誓っても繰り返してしまう現実の世界をも示唆しているようで、考えさせられました。

10
2021年06月09日

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先生、お疲れ様でした。

言葉で表せない感情が今自分を襲っています。エレン、未来が見える以上はこうなることが分かってて酷いことをしてたんだなと。なんですかあの最期の顔は…。救われた顔をしてあれは狡いです泣

結局ミカサも生涯エレンを想い続けて亡くなったって事じゃないですか。なんて良い話なんですか。

そして最期の進撃のスクールカースト。まさかの本編と繋がっていたとは。ここで自分の涙腺は崩壊です。新しい世界で3人仲良く平和に暮らしてくれ泣

#ドキドキハラハラ #泣ける #エモい

8
2021年06月09日

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感無量です。賛否あるかもしれませんが、ちゃんと終わったことが素晴らしい。

連載版ではマフラーを巻いてくれてありがとう、で終わってました。
コミックではミカサのその後がなんとなく描いてあって、横にいるのはもしかしてジャン…??
進撃のスクールカーストが本編の続きかもと思うと、読み返したくなります

#ドキドキハラハラ

5
2021年06月09日

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長い長い物語の結末

進撃の巨人の最終回です。ああ、そういう終わりなのかという。一番最後の少年が気になるところですね。やはりループ的な話なのか。

4
2021年06月09日

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最高です

ついにこの日が来てしまったか…と最終回を読みました。私はサシャが大好きなんですが、最後に一瞬出てきてくれたことがとても嬉しくて泣きました(;_;)先生、長い間お疲れ様でした!ありがとうございました!

3
2021年06月14日

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大作!!

ここ数巻でもうみんなが報われる方法がないんじゃないかってくらい絶望してたけど、最後の最後で…。そして見事な伏線回収。本当に素晴らしいです。進撃の巨人は今まで自由を掴み取るために敵と戦っていくアクションものだと思っていましたが、本当はこんな愛の物語がだったのだと気付かされました。そしてやっぱりエレンはエレンのままだった!! 今まで人類や仲間のために命を落としてきた人達が頭に浮かんで涙がとまらないです。作者様、こんな大作をありがとう。お疲れ様でした。

3
2021年06月14日

cpf

ネタバレ

最高傑作

12年お疲れ様でした。

巻が進むに連れて世界が広がっていく展開は、子供の頃の新しい事に触れた時のようなワクワク感が蘇ったような感覚でした。

諸行無常が根幹のテーマの作品と感じていたので、終わり方としては最高だったと思います。

諫山先生の次回作も期待しております。

#感動する #深い #怖い

3
2021年06月13日

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出会えて良かった。

進撃を読み進める中でこんなに清々しく話が終わるとは少しも思っておらず、いい意味で裏切られました。
彼女の一貫した気持ちが、全てだったんだなと思います。
諫山先生、関わった全ての方、それから進撃の巨人に登場したみんな、ありがとう。お疲れ様でした。

#感動する #深い

3
2021年06月13日

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完結!!

本誌でも最終話何度も繰り返す読みましたが、単行本で完結して改めて終わりを実感して泣きました。謎のまま終わったミカサの頭痛に関する伏線も改めて回収されたのでその点はスッキリしました。

3
2021年06月09日

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とうとう終わってしまった…
やっぱり最後はエレンそうなるのか
仕方ないとはいえやるせない、ミカサが可哀想すぎて(涙)
当分余韻が残りそうです

2
2022年01月25日

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最高の漫画でした!

漫画というよりもはや歴史と言った方がいいほど重厚な内容だったと思います。伏線回収やエレンのミサカの気持ちを見てからまた読み直したくなります。いやー、本当にすごい作品でした。

2
2021年09月09日

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人は繰り返す…

どんなに大きな犠牲を払った戦争でも
民族紛争でも
犠牲の上に乗り越えたのに
また、人は繰り返す…と言う無言のメッセージが込められていて
切なさと感動で終わりました

何故、ユミルは王を庇ったのか…
奴隷だから忠誠心しか持たない傀儡だから、誰もがそう思っていました

まさか愛していたからとは…
両親を殺され、奴隷としてしか扱われなかったユミルは愛を知らない、恐らく優しくされる事も知らずに生きてきた
子種を授かる為だけの立場でも、巨人として褒められ褒美を与えられ…もしかしたら短い人生で唯一認められた、自分を認めたのはフリッツ王だけだったのではないでしょうか
役に立てば褒められる、フリッツ王に褒められたいから役に立って来たユミル
愛されたかったんですね

2
2022年09月29日

cEo

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おまけ

本編もさることながら、おまけが秀逸。
いい作品はどれも、最後はどれだけ雄弁でもあっけなく感じ、オチを待ち望んでいたけど寂しく感じる。
これからまた彼らに会いに行こう。
きっと新たな一面に気付けるから。

2
2021年06月10日

ネタバレ

神話のような

雑誌版の終わり方も綺麗でしたが、少しあっさり気味で物足りなさを感じてました。
単行本版で追加されたページでガラッと意味合いが変わるエンドでこちらのほうが個人的に好みでした。

#切ない #ダーク #エモい

1
2021年10月01日

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結末、良かったです

エレンは、死ななきゃ物語として終われないというのは、分かってはいるけど、やっぱり死んでしまったのね、と、悲しくなるラストでした。報われる部分もあるけれど、失ったエレン、サシャ、ハンジなどの主要人物が、やっぱり寂しいです。とくにエレン。でも、物語としては、うまく決着したと思います。
ただ、エレンがラスボスになって、敵みたいになったのは、悲しい展開だった。まぁ、そうでなければ、ライナーやアニ達の壁の外のエルディア人ともう一度仲間になれる事もないのだと思うと、また仕方のない展開だったのかもしれないけど、切ない展開だった。

1
2021年08月06日

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ついに

楽しみにしてて一気に読みました。終わり方ご残念だなと思うことが多い中、本当にいいラストでした!最後まで読んだ後もう一度1巻から読みたくなりました。

1
2021年06月26日

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ラスト

最後のアルミンとの話は、感慨深いものがあった。
過去と未来関係なく干渉できる事が、そのような選択をさせてしまったのだろうか。

#ドキドキハラハラ #切ない

1
2021年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

☆完(全34巻、139話)

〜序章〜
・人類は壁の中で100年間生きていた
・壁の外には巨人がいた
・ある日ウォールマリアの壁が大型巨人により破壊され人類の活動領域は後退

〜エレン巨人化編〜
・5年後エレンやミカサは訓練生を卒業
・壁の砲台点検中に再び大型巨人が現れ壁を破壊
・エレンは巨人に食べられる
・巨人を倒す15m級巨人の奇行種が現れる
・正体はエレン
・ピクシス司令の命によりすぐに壁奪還作戦が開始
・エレンが巨大岩で壁を塞ぐことに成功
・審議にかけられリヴァイ兵長のいる調査兵団の所属となる

〜女型の巨人編〜
・エレン初めての壁外調査
・女型の巨人の襲撃
・捕獲に成功するが逃げられる
・エレンが巨人化するが捕獲される
・ミカサとリヴァイでエレンを取り戻す
・壁の中へ戻りアニに声をかける
・アニこそが女型の巨人だった
・エレンとミカサ、アルミンでアニを生け捕り
・硬い物質に覆われてしまう
・壁の中に巨人が埋まっていた
・ニック司祭がその秘密を知っていた

〜エレン覚醒編〜
・巨人が突如壁内に現れる
・壁を調査するがどこも壊れていなかった
・ライナーたちは古城に立て篭もる
・ユミルが巨人に変身しみんなを救う
・ライナーとベルトルトが自身が巨人と明かす
・エレンとユミルを攫う
・ユミルは過去にライナーと一緒にいた戦士を食べたことで巨人の力を得た
・追ってくる調査兵団
・エレンが一瞬だけ巨人を意のままに操れるようになる
・調査兵団がエレンを奪い返し壁の中へ戻る
・ユミルはライナーとベルトルトと行動を共にする

〜王政打倒編〜
・巨人の正体は人間であることが判明
・エレンとクリスタは中央憲兵から命を狙われる
・命を受けていたリーブス商会を調査兵団の傘下にする
・エルヴィン団長は王政打倒を志す
・ハンジとリヴァイは第一憲兵団を拷問
・クリスタこそヒストリアが真の王家だった
・ヒストリアを女王にすり替える作戦
・第一憲兵のリヴァイの師匠ケニーのせいで作戦は失敗
・エレンとヒストリアは捕えられる
・リヴァイたちは第一憲兵のマルロを仲間にし中央憲兵のアジトを襲撃
・エルヴィンは王政の腐敗を暴き統制を手にする

〜真相編〜
・エレンとヒストリアは地下にいた
・エレンの父グリシャはヒストリアの姉フリーダの持つ始祖の巨人の力を奪いエレンに食べられることで力をエレンに授けていた
・ヒストリアは父を裏切りエレンを助ける
・エレンは硬質化の液体を飲みみんなを救う
・巨大化したヒストリアの父をヒストリアが倒す
・女王に即位
・体制は変わる

〜ウォールマリア奪還作戦〜
・硬質化の能力を身につけたエレンはウォールマリアの壁を塞ぎに行く
・ライナーたちの強襲に遭う
・ライナーを瀕死にするがベルトルトが空から襲来
・大型巨人に変身した爆風で多くの兵団員が死亡
・壁の外も獣の巨人のジークが投石をし兵団員ほぼ全滅
・エルヴィンが囮となりリヴァイが巨人をつたってジークのもとへ
・ジークに瀕死の重症を負わせるが四つ足歩行の巨人に奪われる
・ベルトルトはエレンが意表をつき倒す
・熱風により瀕死となったアルミンを注射により巨人にさせ生きながらえさせる
・エルヴィン団長は死亡

〜グリシャ編〜
・地下にあった書物を読み記憶が蘇るエレン
・昔巨人の力を所有していたエルディア人は大国マーレを蹂躙
・しかし9つの巨人の力のうち7つをマーレに奪われ敗北
・王のフリッツは始祖の巨人の力を持ち去りパラディ島に逃げる
・グリシャイェーガーはマーレに潜伏していたフクロウから進撃の巨人の力を継承
・エレンたちはついに壁外の海へ

〜4年後編〜
・4年後
・鎧の巨人を誰が受け継ぐか最終審査に入っていた
・ライナーやジークたちエルディア人たちはパラディ島に逃げたエルディア人たちを恨んでいた
・戦鎚の巨人のタイバー家はエルディア人でありながらマーレ国を裏から操っていた
・タイバー家による演説が始まる
・潜んでいたエレンは演説中のタイバー家当主を巨人に変身し殺害
・同タイミングでミカサやリヴァイたちも強襲
・広場はパニック
・戦鎚の巨人を倒そうとするが顎車力獣の巨人が抵抗
・戦鎚の巨人の力はエレンが取り込む
・飛行艇でパラディ島へ戻る
・ジークはすでにエレンたちと手を組んでいた
・戻る際に戦士候補生ガビにサシャが殺される

〜3年前編〜
・襲撃から3年前
・パラディ島にマーレ軍が視察
・ジークの手先である義勇兵のイェレナが裏切りハンジたちと交渉
・ジークはエレンの力が王家の血を引くジークがいれば始祖の巨人の力を発動できることに気づく
・イェレナたち義勇兵は調査兵団に技術提供を行う

〜エレン別人編〜
・エレンは独自の動きをしたとして懲罰房へ
・イェレナが過去にエレンと接触していたことが発覚
・エレンはジークに操られているとザックレー総統は考える
・ザックレーは反兵団破壊工作組織イェーガー派の仕業により殺される
・エレンは懲罰房から脱走
・イェーガー派の兵団たちと合流しジークのもとへ
・脱走したガビとファルコは偶然にもサシャの両親の家に保護される
・サシャと仲良くしていたマーレ人のブラウンのレストランへ
・調査兵団も同時に現れワインの中にジークの脊髄液が混入していることが発覚
・ミカサとアルミンはエレンと話し合う
・エレンは最早別人になっていた
・アッカーマンの正体は巨人の力の一部を宿した人間だった
・イェーガー派によりミカサたちは牢屋に入れられる

〜シガンシナ区強襲編〜
・逃走しようとしたジークをリヴァイが捕獲
・ジークはエレンとともにエルディア人安楽死計画を立てていた
・自決覚悟のジークによりリヴァイ重症
・ジークは始祖ユミルの力で復活
・リヴァイはハンジとともに逃亡
・車力顎獣鎧の巨人がエレンを襲撃
・エレンとジークが接触する間際に少女兵ガビによりエレンが撃たれる
・ジークは撃たれたエレンの頭部との接触に成功
・ジークとエレンで父グリシャの記憶を辿る
・進撃の巨人の力は未来の能力者の記憶を辿ることができた
・つまりエレンは過去のグリシャの行動を操っていた
・エレンは始祖の力により時鳴らしを発動
・壁の中の全巨人が一斉に行進

〜最後の足掻き編〜
・ミカサやアルミンはライナーアニたちとともにエレンを止める決断
・イェーガー派の阻止を突破し飛行艇でエレンを追う
・エレンのもとへ辿り着く
・エレンは過去の九つの巨人を生み出し抵抗し窮地
・顎の力を継承したファルコが空から救出
・ジャンがエレンの首を爆破
・巨人の元となったムカデのような光物体が現れそこにいたエルディア人を無垢の巨人にしてしまう
・直前に逃げたミカサとリヴァイ、巨人の力を継承した者たちで進撃の巨人となったエレンに挑む
・口の中にいたエレンの首を斬るミカサ
・ミカサこそがユミルが待っていた人物であった
・本物の愛の強さを知ったユミルはエレンの願いである巨人化の力を全エルディア人から取り除く
・エレンの首はミカサにより埋葬
・エレンを倒したアルミンが英雄となり各国との交渉をしていく

[総評]
前半〜中盤のワクドキと
中盤〜後半のワクドキが全く違う
別の作品かってくらいテイストも話の主幹も変わっていくからすごい

0
2025年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「進撃の巨人」
100年に1本の傑作。
時代を映すというよりも、人間の普遍的な人格バリエーション
を的確に抉り出す天才の所業。
友人曰く「地獄のミルフィーユ」の世界を背景に、
人と人はなぜ殺しあうのかを端的に突き詰めた神話を堪能できる。

必謬性が貫く不完全な人間の「社会」の残酷や地獄をこそ祝福するラースフォントリアーの「ニンフォマニアック」。その中に出てくる世界樹の存在。世界樹は北欧神話の伝説で、「社会」から「世界」へと誘導するディープエコロジーの原典だ。
ディープエコロジーは大虐殺を肯定する。「世界」の痕跡たる森を守る為には、人間を根絶やしにせよ。ドイツのホロコーストの根源にも通づるロジック。この事実から学ばない限り、アニミズム的信仰は許されない。
そこに回答を見出すのが「ニンフォマニアック」であり、「進撃の巨人」だ。
「社会」から「世界」へ
ではなく
「世界」から「社会」へ

ハンジとエレンが巨人の謎について語りあかす話の中で、巨人には質量がない、というくだりが出てきたときに、この作者はジャンルを超えてこの世界の存在を作品に刻印するつもりなのかもしれない、とドキドキした。そして驚くべきは、その予感を超えて「進撃の巨人」は全巻を通して、世界の存在が人間をどこへ導くのかの補助線をすら提示している。

作中で最も印象に残るエピソードは、壁の外の真実が明らかになったあと、壁の外の子供ガビと、壁の中の村の子供がぶつかり合うところ。
「なぜ先祖のしたことで私たちが憎み合わないといけないの?」
ガビは壁の中の悪魔と教えられてきたエルディア人が、自分と何ら変わらない人間であると気付き葛藤と懺悔に苦しむ。先輩のライナーと同じ苦しみの連鎖。  
このエピソードはイスラエルとパレスチナの戦争を例に出すまでもなく、人間社会のセンサーとして後世に残る神話だと感じる。

エレンとアルミンとミカサ
エレンが求める自由とアルミンが求める自由の違い

エレン本人も自身をどこにでもいる馬鹿だと言っていたが、どこにでもいる一般的な人間が求める自由は、しがらみや抑圧による縛りがない状態のことだ。

アルミンの自由は、縛りがある社会を生きつつ、その外側に思いを馳せる態度の事だ。
社会からはみ出した目に見えない世界の存在を諦めずに肯定し続ける事。それは決して物理現実や人間社会を否定しない。すべてが包摂されるからこそ世界の存在は肯定され得る。

エレンは他者に縛られない状況を目指して大量殺戮を決行した。
でもアルミンを知っているから、自分の選択は間違っているとも感じる。
エレンはアルミンやミカサに殺戮の行く末を託す
これは何を意味しているのだろう?
エレンに共感できる読者の肯定?
人類の8割を滅ぼしたことで将来守り通した仲間たちの国も滅ぼされるけど、
自意識は共有できるよ?
つまりまだまだ整理がついていない、、、また追記することがあると思う。

0
2025年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと辛かったけど、面白かった。

巨人の力がない世界になったってことはわかった!ただやっぱりユミルがよくわかりません…
ミカサがもたらす結果を何でユミルは興味持ったの?ジークが言うようにエレンが好きすぎて巨人を倒せるくらい力出せるとかおもしれー女って思ったの?
エレンがミカサのこと大好きなのも嬉しかったし一旦巨人になった人も元に戻ったのも良かった。
子どもといたミカサはジャンと一緒になったのかや最後の最後、あの子どもが木の中で何と出会うのか出会わないのか気になる…

0
2024年07月12日

ネタバレ 購入済み

長い映画シリーズだった

画力についてネタにされる進撃だが、1巻に比べて、画力がかなり上がっている。
そして、自らゲスと言うアルミンと、アニメだとよりゲスミンになったエレンをいじくるアルミン。
原作だと、ゲスみが物足りなくなるとはな。
オマケがオイコラ感。

#アツい #ドキドキハラハラ

0
2024年04月21日

匿名

ネタバレ 購入済み

この作品に出会えてよかったです

自由を求めるエレンも未来の記憶に縛られて本当の意味では自由ではなかったのかもしれないと思いました。
最後にユミルはフリッツ王が矢を受けて殺されるのを庇わずに子供達を抱きしめていた。
ミカサちゃんが自らの手で愛するエレンを殺めたことでユミルは愛の呪縛から解放されて、フリッツ王に従い続ける(巨人の力があり続ける)ことをやめたため、巨人の力を無くすことになったのだと解釈しました。
この作品は大好きでずっと読んできましたが、本当に考えさせられる深いお話でした。
この作品に出会えてよかったと心から思います。

#感動する #深い #泣ける

0
2024年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思っていた以上に壮大で深いテーマの物語でした。人類はなんのためにいるのか、人間はなんのために生きるのか、そんな哲学的なテーマも含みつつ、実際の歴史を投影するようなストーリーも非常に奥深かったです。

0
2024年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
やはり最後はミカサがエレンを仕留めた。ミカサが最後は選択する。
エレンが命を捧げて巨人をなくすも、人々は闘いを繰り返すってなんなんだろう。

あらすじ
エレンの背骨にたどり着いたが、これまでの巨人によって阻まれる。アルミンがジークを説得して、戦況が好転。地鳴らしを止めることに成功する。
エレンは、地球を元に戻すために闘いを起こしたのだ。しかし、この世から巨人が居なくなっても闘いは終わらなかった。

0
2023年11月11日

匿名

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名作完結

マジですごい話だった。ほんと諫山先生凄すぎる。世界トップクラスの面白さ。最後に少し未来の情報を見せてくれて、それが決していい未来ではないところで終わるのも進撃らしいと思った。神作をこの世に生み出してくれてマジ感謝。

#泣ける #感動する #ドキドキハラハラ

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2023年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 エレンは自分が完全な悪役になり、仲間達にそれを倒させ英雄とすることで世界を救おうとしていたんですね。結末はある程度予測はできていたものの、あれだけの力を持っていたのを目の当たりにしていただけに、もっとベストな解決方法があったのでは無いか、と思ってしまいます。
 エレンがアルミンに、ミカサには幸せになってもらいたいけれど自分のことを引き摺っていて欲しい、と話すシーンは年相応の男の子、って感じで好きでしたね。
 最終巻を読むまでにかなり長い時間がかかってしまったので余計にラストはエレンにも幸せになって欲しかったなぁ、と悲しい気持ちになりましたが、予想外な展開が次々と起こるすごい作品でした!

0
2023年09月04日

匿名

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最終話

最後の戦い…
エレンの人生を思うととても切ない。
記憶の中(?)でアルミンと話すエレンの本音で涙が…
素晴らしい作品に出会えて良かった。

#泣ける #切ない #感動する

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2023年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに最終巻。

一瞬平和になったかに見えた世界のすぐ先に、エレンの首が埋められた木のすぐ先で、あんなにして守ったパラディ島に爆弾が撃ち込まれ、廃墟になった町がまた森に帰る。

巨人がいてもいなくても、人間は殺戮を繰り返すということか。
あれだけ、こんな34冊も悲劇の殺戮の物語を描いて着地しておきながら、どうやっても人々は殺しあうラスト。
これは決してフィクションではない。
人として生まれて、またこの世界に次の世代の子供を産み落としながら、こんな絶望的な物語が巨人がいないだけですぐそこで起きている世界にいることに気づかされて、なんて人は愚かなのだろうと思う。
こんな、人の残酷さを描きながら、人々を守るために人を殺すという選択とは、という戦争がなくならない理由を突き付けられたような物語。
この物語がこれだけ読まれている世界であってもやはり戦いはなくならない。
私もその人間の一人なのだ。
ずっと心の中に置いておきたい、本当に自分に生き方を問う崇高な物語だった。

0
2023年06月15日

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凄かった

アニメを一気に観て、アニメの続編を待てずにこちらで購入して読んでしまいました。後悔はしてないです。
最後の最後に、これまで全く触れて来なかったミカサの気持ちに対して未練たらしく本音を告げたのは凄く良かったです。ミカサとくっついて欲しかったけど、これ以上の終わり方はないな〜という感じでした。
本当に面白かったです。所々で笑える箇所を作ってくれるのも良かったです。

#切ない #泣ける #感動する

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2022年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメで一気に観てしまい、もうどう結末されるのかが気になって仕方なくて漫画を手に取った。
ミカサがエレンにキスをした瞬間、エレンに本当に安らぎが訪れたのがわかって、彼もそれを求めていたことがわかって、泣けてきた。
やっと自由になれた。自由になりたいって気持ちからも自由になれて、よかった。

0
2022年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮大だった…

みんなが巨人になった時はこんな酷いことあるか…って思ったけど戻ってよかった。
エレンのミカサへの気持ちも聞けてよかった。
いや、切ないけど。切なすぎるけど。

複雑に絡み合ってて難しいのでまた最初から読み返したい。こんな話を最初から考えてたのかな、すごすぎる。
リヴァイ兵長生きててよかった。

0
2022年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この漫画を読んで本当に良かった。
読もう読もうと思って前評判に気圧されて、なかなか読む覚悟がなかったけれど、1巻を読み始めてからはどんどん引き込まれていき、1週間かけて(実質3日間)最後はじっくりと意味を噛み締めて読んだ。

結果に驚きつつも、納得して、多少終わっちゃったという焦燥感も感じながら今日余韻に浸る。

平和の為に犠牲になるのではなく、戦うことを肯定し、自己の思想を貫くエレン。でもその是非を決めるのは最愛のミカサだった。結果、争いは無くならず、最後パラディ島が攻め込まれてたんだけど、それでもミカサが生きていた時は平穏だったのかもしれない。

人が最後にとる決断って、最終的にはエゴ(誰に幸せになって欲しいか)なんだなと腑に落ちた。

0
2022年02月01日

ネタバレ 購入済み

???!?!?!?

いやいい終わりなのかこれは?面白い、面白いんだけど物凄く既視感がある終わり方だったんだよね?

某反逆の皇子のロボットSFと同じ結末じゃねぇかなぁ?

期待値が高すぎたのもあって面白かったんだけど疑問が残りまくる終わりだと思う。

#感動する #ドキドキハラハラ

0
2023年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ようやく読み終えた。途中まではふーんて感じで読んでいたが、マーレの動きが描かれ始め、巨人の力を戦術的に使った戦争に話が入り急に面白くなった。そういう訳にいかんだろうがエレンに生きててほしかった

0
2022年03月02日

ネタバレ

レビュー1

レビューです
このレビューは私なりに解釈したものです。
お気に障ることもあるかと思いますが書き散らかしてこの世に投げます。

さて、あなたには
「その人が生きているだけで自分が生きる許可をくれるような人」がいらっしゃるでしょうか。家族ではなくとも、心の中からあなたの何かを信じたり肯定してくれる人。許可、としましたが、それは勇気だったり、喜びだったり、理由だったりします。心に背負った傷によって変わります。ミカサにとってはエレンは命そのものだったかもしれないし、ユミルにとってフリッツ王は生きる強さの象徴だったかもしれません。


そういう体験をしたことがある人には、この話は至極明解な、わかりやすく真っ直ぐな「真実の愛が呪いを解く物語」の進化系です。「真実の愛の対象が許しがたいことをしたとき」私たちはどんな決断をするのか。


ユミルがフリッツ王に憧れたのはその強さであり横暴さであったろうと思います。大人しく力の弱いユミルにとってその強さは憧れであったことでしょう。一方で、そんな憧れの対象は何もかもを踏みにじり、人権を無視し、女子供の見境なく蹂躙します。この人は間違っていると悩みながらも、愛ゆえに従順であり続けます。それを否定することは自分の中の強さに対する憧れを否定することにもつながりますから、なかなか受け入れることはできません。
長い苦しみの中、ずっとずっと愛する人の命令を守り、巨人を生み続けるユミル。
ユミルが自分とフリッツ王を投影できるよう用意されたのがエレンとミカサであることは明確にわかることと思います。

0
2022年01月02日

do0

ネタバレ 購入済み

無事完結して良かった。

連載が始まった頃は、これはどう終わるつもりなのだろうか見当もつかず。中盤以降は広げた風呂敷をどう畳むのかと話の内容以上にヒヤヒヤしました。
終わってみると、なるほど確かにベストで王道な終わり方だと思いました。
いきなりこの巻だけ読んでも内容についていけない&序盤の伏線が重要なので、こつこつと33巻分読んでからどうぞ。
以下、どうしても言いたいネタバレ。





…あの人が生き残るなんて微塵も思わなかったよ!誰かを庇って死ぬと思ってた、てか海外のファンとかがお葬式してなかったか?あれは早まっただけだったんか…そうか…まぁそれはそれでよかったわ。

#アツい #ドキドキハラハラ #深い

0
2021年08月19日

ネタバレ 購入済み

なんつー結末…

悲劇は人の心に残る。だからこそ、この壮大な話にハッピーエンドを期待していた。

結局重荷を一人で背負い込んでしまったエレン。
彼をそうさせたのは、仲間を信じた結果、彼らが死んでしまった過去にあったのかもしれない。

大切な人たちのために、死を選んだエレンの孤独を思うと、胸が張り裂けそうだ。

#切ない

0
2021年06月26日

ネタバレ 購入済み

伏線回収して完結です

長期連載終わりましたね。ストーリーが間延びしたところもありましたが、うまくまとめて完結しています。エレンの最期はミカサが手を下すとの予想が当たりました。諫山先生の次回作も期待しています。

#泣ける #切ない #深い

0
2021年06月19日

TT

ネタバレ 購入済み

終わった。。

めちゃくちゃ人が死んだけど
なんだかんだでまとまった。。
ミカサの最後の行動と巨人の力がなくなったことが個人的にはいまいちよくわからなかったけど
終わり方としては悪くなかったかなと思います。

#切ない #ダーク

0
2021年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 シリーズを包括するような感想を書かなければ...あとで読み返してちゃんと評価しなければ...と思ったら、8月10日に読み終えてから、一ヶ月以上経ってようやく読み返した(9月14日)。
 正直間を空けすぎて、もっと感想が新鮮なうちに、まとまらなくても良いから書いておくべきだった気がする。しょうがないので、簡単にまとめておくことにする。

 エレンが結局悪者になり切ることなく、それを演じた上で英雄を創り出して平和を築こうとするのかな、というのは割と予想通りだった。一応彼らの物語としては、それなりに得たものはあっただろうけれど、結局またも戦争が起こるだろうことは示唆されていて、これだけ辛い物語だったんだから、もう少し幸せに寄っても良かったんじゃないか、と思わないではない。散々いがみ合って来た人々同士が共闘したり、和解したりするのにはぐっと来た。

 個人的には、キーパーソンであったはずのヒストリアがかなり唐突にフェードアウトして、ところどころでバックアップしてくれるのみになったのが、やや残念だった。
 また、ユミルやミカサの心境があまりはっきりとは描かれていなかったために、正直色んなものが解決した原理みたいなものは、あんまり納得しきれていない。ミカサの何にユミルが可能性を見出したのか、という点については、友人から「ユミルはフリッツ王を愛していたがゆえに止められなかったが、ミカサはエレンを愛しているがために止められるから」というようなことを聞いて、そのときは「なるほど」と思ったものの、やっぱりどうにも腑に落ちないというか、もう少し心の動きを明示して欲しいなと思った。
 巨人の大元になった光る生物もなんだったのかは明かされなかった気がするし。

 ミカサの「私たちの家に帰りたい」以後の一連のシーンとか、それに関連して一話の「お前髪伸びてないか」あたりとかも、結局よく分からなかった。
 それから、読み返してみるとあまり気にはならなかったものの、初読では、過去のユミルの選択によって巨人の力が継承されなかったことで、この世から巨人の力が消えたとするなら、ものすごいタイムパラドックスが起きるんじゃないのか、と思った。再読を終えると、ある程度の出来事まではレールが敷かれていて、起こったことは起こったこととして変わらないものの、決断が下されたその時点からは消失が反映される、という感じで考えることもできるかなあ、と思うけれど...。

1
2022年09月14日

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途中までかな

1巻のスタート時は、超大型巨人が出現し、主人公エレンの過酷な運命が始まる。主人公が母親を失うっていう衝撃的な事件は、強烈なインパクトを持っていて、作品の出だしは、この物語の結末がどうなるのか?とても惹き付けられた。
作者自身がリヴァイに言わせてるように、エレン達が壁を超えて海にたどり着いたところまでは、王道的な感じで良かったかな。
問題は、この作品の物語理由(世界観を作り出している理由)、巨人の謎の部分が、開示されたところから、人間の愚かさ重視になって、フィクションの産物である「巨人」をどうにか結びつけてるような感じ。巨人の謎、エレンの父親の謎(地下室の謎)、壁の外側の謎、明かされていくことで、もはや1巻の出だしとは別作品のような方向へ。後半は、生々しい「人間性」を全力で押し出すように物語はあっても、エレンとミカサの関係、エレンとジークの関係など、登場人物の1人と1人を結ぶ近距離での関係性だけを個々に抽出して観ると、その関係に希薄な部分があって、後半の物語全体にある「人間性」に追い付いて来ない感じ。この作品は人が死にすぎるせいもあって、1人1人の登場人物の「人間」「魂」「心」が大事にされてないのに、「人間性」に重点をもっていくから、世界観とキャラクターのバランスが悪くなってしまったのが、後半のモヤモヤさを否めないのかも?そしてそのまま突っ走った挙げ句、物語の終わりは突然、この作品のラスボスとヒーローは同一人物でしたーって終わる。後半で解明される謎を、この方向でもっていくなら、例えば北斗の拳の原作者である武論尊先生ぐらいの登場人物を書く力量が欲しかったかも?
と、あくまで私の独断的な感想であります。
ミカサの秘密とか、アッカーマンって?というのも、薄いんだよなぁ~?
恋愛面も希薄だし、あぁ、愛情がないんだな。
「人間性(特に人間の悪)」を描くなら、そこにちゃんと「人間(特に愛)」を存在させないと、東野圭吾先生みたいにとか。
人間の中の良いところと悪いところのバランスが、うまくとれてないかも?でも、それも人間だからと言ってしまうなら、読者への愛が足りないことになっちゃうかも?
それでも、始祖ユミルに繋がるラストの大樹まで読めまして、この作品を読み終えられて良かったです。

#ドキドキハラハラ #切ない #ドロドロ

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2022年07月25日

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伏線回収最高

作者の思いがエレンなどのキャラクターたちから読み取れました。伏線がえぐいジーニアス
正義が勝つと言った、端的な物語ではなく、歯痒いでも納得のできる物語です。
連載は終わっても読み継がれていくのだろうと思います。

#カッコいい #深い #感動する

0
2021年06月15日

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