歴史に残る名作
諌山先生、お疲れ様でした。
読者の祈るような希望的観測をことごとく打ちのめし、「今が一番地獄…」という絶望感をその都度更新してくる恐ろしい作品でした。最後の方はどう終わるのか考える事さえ苦しいまま、ただただ結末まで追っていました。
今後、これを超える漫画に出会えるか分かりませんが、この作品を産み出してくれた作者と同じ時代に生まれたことに感謝。
最後に不穏な空気を匂わせて終わるところは、壮絶な歴史を二度と繰り返すまいとどれだけ誓っても繰り返してしまう現実の世界をも示唆しているようで、考えさせられました。