「おれにトス、持って来い!!!」「とべ ボールは俺が持って行く!」
主人公のウイングスパイカー・日向と、かつて敵だったセッター・影山がチームメイトになり、古豪が再び飛翔する!
前作『詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。』の時はどちらかというと「邪道」な作風でしたが、今回はジャンプならではの、仲間と切磋琢磨していく「王道」スポ根です。その王道の潔さと躍動感のある絵がハマって、読んでいて超気持ちいい!日向と一緒に跳んだ気分になれる、最高点のアングルからの「頂の景色」は、一見の価値アリです。
また、チームメイトのドラマも熱く、一度挫折したウイングスパイカー・東峰と、リベロ・西谷の試合シーン(3巻)は思わず震えました。トスを上げ、スパイクを打つ刹那のモノローグも、古舘先生独特の言い回しにゾクッとさせられます。
ボールが火の玉になるとか、殺人スパイクで相手選手をコートの外に跳ね飛ばすとか、そういうトンデモ超人技は一切無し。その代わり、心が火の玉みたいに熱くなる、久々に「キた」と感じたスポーツマンガです。
アニメ化をはじめ、舞台やゲームなど、今後も幅広い展開が期待できそう。(書店員・鮭)
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アツイ
匿名 2024年04月17日
伊達高校の青根くんが頼り甲斐があり過ぎてかっこいい。無駄におしゃべりな調子乗りプレイヤーと違って寡黙なところが好き
Posted by ブクログ 2023年11月24日
GWの合宿から1か月。インターハイ予選が始まった。
1回戦を終えると半数以上のチームが引退となるらしい。引退を迎えるって特別なことだよね。そんなびょうしゃがあった。
烏野は2回戦の伊達高と対戦。最強の囮が輝くほどチームが輝く。囮が機能した時は意外にも影山が嬉しそうだったよ!
無名だった主人公が、活躍し、成長し、世に知られ、ライバルが登場し、挫折し、立ち直り、一段と成長し、より大きな舞台に羽ばたいて行く。王道マンガ。
Posted by ブクログ 2023年01月08日
インターハイ予選
キャプテン澤村の友人
そして東峰の心を打ち砕いた伊達工業との再戦。
やっぱりスポーツ漫画は
試合がサイコーに面白い!
ついに始まったインターハイ予選。初戦は今年の烏野はこんなに違うのをアピールしそして、2回戦は強豪伊達工戦。初戦とは一味違う感じでとてもワクワクする。
ついに始まったIH予選。
強豪を相手にし、会場の雰囲気にのまれそうになる烏野チームの面々に、烏野の守護神・西谷くんが皆を鼓舞するのですが、これがもう最高っ!にカッコいいのです!
スポーツに限らず、こういう仲間がいると本当に心強いですね♪
IH予選すら始まっていない段階で、日本どころか世界を見据えた発言。完結し終えた今読み返すと改めてすげーなと。IHがゴールじゃなくてその先も2人は目指し続ける。
試合になったからには勝者もいれば敗者もいる。池尻はこれ以降殆ど出ないけど、確かにハイキュー!!史にしっかり足跡残したキャラだった。
遂に始まったインターハイ予選。
“墜ちた強豪 飛べない烏”屈辱的な名称を付けられ、這い上がろうと必死で練習した日々は報われるのか?
そして、一時は旭を飛べなくした原因、伊達工との対戦、新しい武器を手にリベンジなるか?
Posted by ブクログ 2021年05月08日
女バレの道宮さんと大地の会話が良い。
勝とうとしなきゃ勝てない。
「周りの連中に”絶対に無理だ”って言われても
主将(おれたち)だけはそれを言ったら駄目だろう」
はその通りだし、恰好良い。
人間だから挫けることも当然あるから、
俺には何言っても聞かなかったことにしてやるよ
も中々に殺し文句だ。
旭...続きを読むさんは社会人扱いされて気の毒だが
自分で外見からでもワイルドになりたくで
髭を伸ばしていたというのが可愛い。
武田先生が「皆は強いです。烏野は強いです。
”飛べない烏”がまた飛ぶところ会場中に見せてあげましょう!!」
と言うのもまた良くて、
”見よ 古兵烏野の復活だ”
の文字に合わせて日向が飛びアタックを決めるコマは
最高に恰好良かった。
常波との対戦で常波が14点目を取った時、
自分達で「たった1点で喜びすぎじゃねーか?」
と言うくらいなのに、西谷さんが本気で悔しがっていて、
みんなが取り返す!となっているのも熱い。
”多分この会場で誰も注目も警戒もしてない俺達に
烏野(こいつら)だけが本気だ”が泣けた。
初めて勝利の味を知る日向。
道宮さんや池尻くんの練習風景を描きながら
あの時もう少し頑張ってたら
もう少しバレーをやれていたんだろうか
の言葉は切ない。弱小扱いされていたって
真剣にやっていて、だからこそ後悔もしてしまって。
勝とうとしなきゃ勝てない、は池尻くんにも響いていて
そして別れ際に
”言いたくない…こんなの
なんかダサいし使い古された”台詞”みたいだし
引かれるかもな…でも
それでも言っておかなくちゃ”
からの
「勝てよ…! 俺達の分も!!!」
は痺れる。大地くんも勿論しっかり手を握って
「受け取った」と力強く言ってくれるのが最高だ。
”こんな風にあっけなく”部活”を終わる奴が
全国に何万人と居るんだろう
これが物語だとしたら全国へ行く奴らが主役で
俺達は脇役みたいな感じだろうか
それでも
俺達もやったよ バレーボール
やってたよ”
沢山の”脇役”の人たちを描くこのページで泣いた。
勝負だから全員が勝ち進むことはできなくて
主役になれるのは一握り。
仕方がないことはわかっているけれど、
こんな真摯な気持ちで向き合っていた気持ちが
切ないしなにかの形で報われて欲しいと思う。
伊達工業との戦いの前に菅原さんが後輩に頭を下げて
「エースの前の道も切り開いてくれ」と言えるのも
すごく恰好良い。
部員が多いと控えも多くて応援も激しくなる。
やっぱり雰囲気に押されるということはある訳で
それに加えての負けた経験に潰されかねない所を
西谷さんがスパッと空気を変えてくれて
「背中は俺が護ってやるぜ」はあまりにも頼もしい。
リベロの仕事は守備だけじゃなく、コートの後ろからのチームの鼓舞。
チームメイトは勿論伊達工業の人もかっけーと言っているのが微笑ましい。
「日向が光れば光る程相手のブロックは目がくらむのさ」
の言葉通り、日向が敵チームにも会場中にも認識された中で
影山と日向によって旭さんの前に
ネットの向こう側が切り開かれる。
菅原さんとの約束でもあり。
エースに憧れていた日向だが、自分が決めていなくても
囮がうまくはまってエースをアシストできた時の
気持ち良さを知る。
隠していた特攻もエースも、手持ちの武器を全部晒して
ここからが正念場。
雪辱を果たして欲しい。
インターハイ予選始まりました!
勝者だけでなく敗者にも光を当てて描かれているのがすごく好きでした。泣けました。
伊達工戦が始まり、変人速攻をお披露目する場面、そして旭さんの道が開ける場面、高揚しました。
Posted by ブクログ 2020年07月15日
インターハイ予選の話になりました。
そういえば高校生を主人公にしたスポーツ系のコミックって大体5巻ぐらいになってくると他校のライバルたちもいっぱい出てきてますます面白くなりますね。
そういう意味では、「ハイキュー!!」もこれからが目が離せなくなるというところ?
と思いつつ読みだしたら案の定でした。...続きを読む
澤村キャプテンの元チームメイトがいる常波高校に、旭さんの因縁の伊達工業、すでに登場している青葉城西、そして王者・白鳥沢。
チームにもそれぞれ個性がある上、さらに個性的な選手が出てくるから面白い。
それからこの巻から女子バレー部も出てきましたね。
1回戦は常波。試合よりは、その試合を観戦している他チームが気になります。うわーーー観察されてるよ。
今回の名言・というか気になる言葉
「勝利に飢えた小さなケモノが初めて勝利の味を知る」
うちの次男にも勝利の味を知ってほしいなぁ(笑)
「こんな風にあっけなく”部活”を終わる奴が全国に何万人といるんだろう」
うちの長男(部活じゃないけど)、試合で終わることができず、コロナで全試合中止となってあっけなく終わる予定です。せめて試合させてほしかった・・・
Posted by ブクログ 2015年09月15日
部活やりたくなるなぁ。伊達戦のノヤっさんカッコいいなぁ。伊達工の中では二口が好き。
しかし何よりも重要なのは5巻での潔子さんの可愛さだ
Posted by ブクログ 2014年05月11日
いやちょっとこれ、泣けます!!
IH予選が始まりました!の巻。
3年生にとっては、負けたら最後の試合ですもんね、色々思い入れがありまくり。わかる!わかります!!だから泣けてきちゃうんですよねー!
トーナメントは1回戦でほぼ半分が涙しちゃうわけで、そういう学校にもスポットライトが当たるから、読むのを...続きを読む止められないわけですよ。
初めて公式戦で勝利を手にした日向。どこまで勝ち進めるのか、ワクワクします。
そしてちょいちょい入るネタがくすっと笑えて楽しいです。あぁ、普通の男子高校生だなあっと思えて笑えます。
潔子さんの激励も良かった…!!(´∀`)
ほぼ初心者だがポテンシャルのある少年と才能はあるがチームメイトから見限られた少年が同じチームで全国を目指す青春バレーボール漫画の第五巻。
いよいよインターハイの県予選が始まった。
今までの練習試合と違って負けたらそこで終わりという緊張感が烏野全体を包む。
音駒に敗北し再戦を望む烏野にとって...続きを読む県予選で負けていられないのだ。
一回戦の常波には危なげなく勝てた烏野だったが二回戦の相手はかつて東峰が徹底的にマークされ攻撃の手を出せなかった伊達工だった。
因縁の対決に自然と熱が入る烏野の部員たち。
しかし観客席は伊達工の応援団の熱がすごくそこに部員数や期待の差を感じてしまう。
すこし不安がるみんなを西谷が背中は俺が護ってやると言って鼓舞するのだった。
「伊達の鉄壁」の異名を持つチーム相手に烏合の衆の烏野は日向と影山中心に攻撃を仕掛けていく。
しかしその手も伊達の鉄壁に阻まれていく。
音駒の時と同じで日向の攻撃にびっくりした相手選手もやがて慣れて攻撃を見切ることができるようになっていたのだった。
それを読んでいた影山は日向に守備の手の薄い所に飛べ、そこへ俺がボールを持っていくと言った。
今までと違って日向に選択できるようになった実力がついたからこそできる速攻攻撃だった。
その攻撃を止めることに集中する伊達工の選手や監督たち。
しかしそれこそが囮として日向を使いほかの烏野選手に目がいかないようにする作戦だったのだ。
インハイ予選が始まり練習試合と違って緊張感がはんぱない。
その前の練習だけでなく試合のなかでも進化していく日向をはじめとした烏野の今後が楽しみ。
菅原さん大人だな。同じチームでも試合に出れる人数は決まっているし、強い人が入れば自分の立場も危うくなる。それでも投げやりにならないで努力していてえらい。