すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ伊坂幸太郎は好きでよく読むけどこれは特に好きだった。
喋るカカシとかいうファンタジーな存在、変な島民たち、それらを変だと思いつつ順応していく主人公、すごく刺さった。現実には絶対にないのに、もしかしたらどこかにはこういう島があるのかも…と思わされた。
ちゃんとミステリーの部分もあって面白かったし、何よりキャラクターが良かった。
島に足りないものが何か、がわかったときの日比野の嬉しそうな様子で何故か泣いてしまった。日比野には幸せでいて欲しいと思った。
あと好きなのは、城山が島に着いて最初に民家を訪ねるシーン。それが桜の家だとわかった瞬間、こいつ踏むぞ、と思ったし、そのための花の種だったんだと気 -
Posted by ブクログ
リアル本にて。
神保町の東京堂書店で購入した。
本書はタイトルにある通り、「質問」をテーマにしている。
しかも、ただの「質問」ではなく「問い返し」、すなわち、「質問」に対する回答を受けて、更に関連する質問をしたり、補足説明を求める行為に焦点を当てている。
「問い返し」には、「質問」よりもさらに主体的に考える力と主体性が求められる。とある。
それはそのとおりとして、私はさらに、思考の瞬発力のようなものも求められると考える。
相手の回答を主体的に聞いて理解し、瞬発的に深く考え、次の疑問を瞬間的に言語化し、「聞き返す」。
周りを見渡してみて、これができていると感じる人って驚くほど少ない。
それぞれの -
購入済み
めちゃくちゃ読み応えある1冊でした
最後、壊理ちゃんのエピソードほっこりすぎました!満足です!
気になってた不和ちゃんの出身地は分からずだったな
熊のゆるキャラ県とは思ってる -
Posted by ブクログ
かなり長かったけど
途中から加速し最後は一気に、という
小説であればよくあるパターン
感想に替えていくつか引用を
『話すことは離すことでもある。過去を物語るのは起きた出来事を現在から引きはがし、過去に置いていくためです。
…
カウンセラーの手助けを借りながら、破局を生き延びる。すると、人生のある時期が終わっていたことに気づく。古い物語がかつてのものになっている。昔から続いていたものが過去形になる。』(P419)
『一人ひとりの心は決して文学を手放さないし、遠くには聞こえないような小さな声で物語を語り続けることをやめません。
…
物語のない人に、僕は出会ったことがない。』(P420)
『 -
Posted by ブクログ
ネタバレ四宝堂第六弾。
懐かしい、BOXYのボールペン。
スーパーカー消しゴムを走らせるのに使っていましたよ。
まさか四宝堂に登場するとは思っていなかった。
それも、いよいよ結婚に向けて荷物を片付けるために、
硯の個人的コレクションであるスーパーカー消しゴムを売る話で登場するとは。
昔、義兄になるはずだった人が、
事故で自身の父親と弟を亡くし農業を継ぐために縁談を断り、
会うことがなくなり、
だが時を経て、その人が作った野菜に巡り合う話でもあり、良かった。
温泉街を中心に地域を元気づけるスタンプラリーを始める話は、
スタンプも素敵だし、「銀座の総務」さんも登場したし、
ほんのり恋愛もからんでいて微 -
ネタバレ 購入済み
花村の人生の転機をじっくりと
エロさもストーリーも★5
花村さんがシュウに導かれ、甘く色っぽく感じる身体になって恋もして人生の転機が訪れます。そして、彼の有能な大人の一面も素敵です。年の差カップル誕生秘話、丁寧に描かれています。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。