知念実希人のレビュー一覧
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サーペントの凱旋 となりのナースエイド
著者:知念 実希人
**あらすじ**
「となりのナースエイド」シリーズ再び! 難病シムネスの驚くべき真実。
あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。
火神の死から三年、ナースエイドと外科医の二刀流で働く桜庭澪は、新時代のがん治療装置「オームス」のテストオペレーターとしてハイレベルな手術を一手に引き受けていた。
オームス実用化に向けた重要な手術を控えたある日、医師免許を剥奪され海外に渡っていた竜崎大河が突然姿を現す。
澪と大河は再びタッグを組み、シムネスの驚くべき秘密に迫っ -
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前作が面白かったので、今作も楽しみにしていたのですが、その期待を裏切ることなくとっても楽しませて頂きました!
「天久翼の読心カルテ」というタイトルなのに、前作では翼先生があまり目立っていなかったような気がするのですが(勝己に全て持って行かれてしまっていたような感じが…)今作では翼先生もしっかり活躍していたのが良かったです!
ただ…翼先生、やっぱり鷹央先生と兄妹なんだなぁと思ってしまう言動がたくさんあって、それがまた読んでいて微笑ましかったです❁⃘*.゚
翼先生のこれからの展開がとっても気になるので、是非とも!続編を希望です!!
それにしても真実さん…すごかったなぁ…。
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ネタバレストーリー構成は良かった。
序盤は謎解きのために行動し、翻弄され、終盤に差し掛かるにつれて集めたピースが繋がっていき、最後はさらに上をいく結末を迎えるという展開は王道でも十分楽しめた。
四元美咲という存在も良かった。漆原亮に心を開き、友達と言える関係性になっていくまでの言動の変化は、シンプルに「良い関係性を築けて良かったね」と思えた。
一方で、下記2点ほど疑問を感じた。
①なぜ漆原亮は雪乃と付き合ったのか
いくら姉が特別だからと言って恋人を作ってもおかしくはないが、姉が大好きなら恋人を作る必要はなかったのでは?とも思った。
②姉・圭子と恋仲になったのはなぜか
家族が実質二人きりになったことで普 -
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火葬後の頭蓋骨に鉄の塊が・・・しかも、死亡診断では頭に銃傷がなかった・・・
皮膚を貫通せずに人を銃殺できるのか・・・
そして、「正解のない問題とは」・・・
今回も非常に面白くワクワクしながら読めました。
推理カルテなので短編ですが、やはり「透過する弾丸」がよかった。
最後は本当に泣きそうになるぐらいいい話でした。
このシリーズを通して自分なりに推理する癖がつくとなぜそうしたのか。
本質を考えながら読む癖がついてきた気がします。
非常に近い答えまで導くことができました。
自分の成長を感じます。すごく個人的ですが・・・
個人的にもこの章はかなり好きです。 -
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ネタバレオリジナル版は2016年4月に角川文庫より刊行されたが、読んでいない。『天久翼の読心カルテⅡ 淡雪の記憶』と改題されたリニューアル版の刊行を待っていた。しっかりと、「天久鷹央の推理カルテ」TVドラマ化!の帯付きだ。
とりあえず、裏表紙のあらすじを見ると、連続ビル爆破事件だと??? 前作も十分に物騒だったが、本作を読んでみて、すげーすげー、弾けぶりに苦笑せざるを得ない。もはや前作以上に、登場人物が医療関係者である必要なくね?
クライアントに呼ばれて一同が駆けつけると、そこには記憶を失った女性が。もちろん、神酒クリニックで預ります、はい。天久翼の腕をもってしても、心は読めないし、記憶を取 -
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天医会病院長の天久大鷲が執刀した都議会議員の容体が急変し、患者自身も大鷲に殺されると訴える騒ぎが起こる。やがてそれは殺人事件にまで発展し、大鷲に容疑がかかった。過去最大級のスケールの事件を描いたミステリです。
犬猿の仲である鷹央と大鷲ですが、二人とも医療に対する真摯な姿勢は確かだし、その点ではお互いを認め合っているのにほっとさせられました。そしてこの二人の喧嘩にも近いやり取りがとっても楽しい……! 大鷲、いろんな面で器の大きい人物だという気がしました。今作、最大級にカッコよい人物です。そして今回も登場した杠。彼女もなかなかに曲者ながら、自分のポリシーをしっかりと持って活動し、そこまで悪辣ではな -
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北海道の病院に勤める外科医・佐原茜の家族は、7年前忽然と姿を消した。茜の実家は、地元の人々に禁足地とされている「黄泉の森」と呼ばれる森の近くにあった。茜の家族以外にも、黄泉の森を開発しようとした作業員が行方不明になるなど、不可解な事件が起きていた。茜は家族の失踪と黄泉の森に関連性を見出し、ヒグマ猟の名目で森に足を踏み入れるが…?というストーリー。
面白かったけど妊娠中に読むものではなかった…
グロテスクな描写が多いので苦手な人は注意。
ところどころ「なんでこんなことするの?」とか「こうすれば良かったのに」とか不可解な行動があるけど、終盤で綺麗に回収されていた。
中盤から先の展開がなんとなく読