知念実希人のレビュー一覧
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ネタバレ『スワイプ厳禁』にて起こった事件を別の視点からさらに掘り下げた作品。まさかあんな真相だったとは……。
結局、怪異なんかよりも人間が1番怖いじゃないか!いい加減にしろ!!
事件当事者のインタビューをする様子を振り返るかたちで話は進んでいくんだけど、最初からなにか違和感は感じてたんだ。というのもインタビュアーが端からバカにした感じで告白を受け取っている感じで、敢えて喧嘩を売っているように見えたからだ。真相を知った今では至極当然の反応だったんだと納得してるけど。冒頭にも記しましたが、ホラー系の作品って最終的に怪異なんかよりもそれを生み出した人間が1番怖いって結論に辿り着きがち。なんとも業の深い生き物よ……。
こういう作品のことを「モキュメンタリー」って言うんでしょうか?『変な家』の大ヒット以降こういう形式の本が増えていますね。以前から同じような雰囲気の本はあったのかもしれないけど、このように一つのジャンルとして確立されたことはすごいことだと思います。私たち読書好きの人間としても、本による新しい表現に出会わせてくれたことを嬉しく感じていますよ。勝手に自分以外の読書好きの方も一括りにして代弁しちゃったけど、そう思ってますよね?
さて『スワイプ厳禁』『閲覧厳禁』と来て、次は『エゴサ厳禁』に移るわけですが、こちらは話の繋がりはあるんでしょうか?それも含めて読むのが楽しみです! -
Posted by ブクログ
ネタバレX(旧Twitter)にて、作者の知念実希人さんの投稿されている内容に興味を持ち、今回初めて拝読。
殺人ミステリー、男女関係、親子愛など様々な人間関係を楽しみながら読み進められた。
第二章まではかなり謎解きが続き、起承転結の「起承」の部分が長く書かれていた印象。
登場人物が医師や看護師ということもあってか、作中の語彙が知的な気がする。桜庭さんの血の描写がリアルで、このような残酷な描写は現実味があればあるほど恐ろしいものだと思った。
最後の「転結」の部分はトントン拍子で進んでいき、警察側の視点も相まって焦燥感がある。
病院内を移動するので場所の描写が多くあったが、5階建ての建物の内部が分かりやすく書かれており、すんなり読むことができた。
下調べをせずに拝読したのだが、仮面病棟という作品もあるそうで、何か繋がりがあるのでしょうか。別の作品も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ21作目
今回は短編2編です。天久鷹央、小鳥遊優、鴻ノ池舞の3人が絡みながら医療的に謎が解けていく安定のパターンでした。二つ目の短編はアニメで放送済みの内容だったので、思い出しながら読みました。
このシリーズって表紙がちょっとネタバレになっていますよね。まあ、キーがわかっていても過程が面白いのでいいのか。
エクソシスト事件
入院した生後六ヶ月の乳児は筋肉の収縮や弛緩などが繰り返し見られるが、検査しても異常が見つからない。統括診断部に持ち込まれた案件なのに天久は珍しくなかなか原因が掴めない。その家庭は旧家に嫁いだ分家の嫁で、本家の姑が厳しく、いつも嫁に当たり散らしており、ついにはお祓いを始めたりしたのだが、なんとそれで孫の症状が治ってしまった。
ナイト ミュージアム事件
急患で運び込まれた患者はすでに息絶えていた。左足の膝の上から足がちぎれており、まるで噛みちぎられたような断面。しかも、患者の血が青いのだ。
これって、青くなるまで生きていられるものなんだろうか?と思いました。どのくらいで苦しくなるんだろう。