知念実希人のレビュー一覧
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シリーズ第6巻。
教室の窓から差し込んでくる光に目を細めながら、真理子先生は、テストの採点をしていた。
そのときに突然大きな音がして、ロッカーの上に置いてあった華ちゃんの作品が壊れて細かいブロックが錯乱した。
窓も閉めているし、誰が入ってきたわけでもないのに何故⁈
まるで透明人間の仕業のようなこの不思議な事件にミステリトリオが動き出す。
華ちゃんの作品が置いてあった場所に今度は天馬くんの作品を置いてみると…。
今回も鮮やかに天馬くんは謎を解明する。
作品が何で作られていたのか、太陽の光を集めたものとは…。
そして、事件が起こったのは天気の良い日だったこと。
いつもながら理科系というか、 -
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シリーズ第5巻。
雪のミステリーサークル事件のときに登場した1年生の種田空良くんが、学校の敷地の隅にある池の底に何かいる⁈と言い出して、美鈴ちゃんまで見てしまったものが「龍」のようなもの。
だが授業が始まる寸前なので慌てて教室に戻り、お昼休みに確認に行くと消えていた。
真理子先生からは、職員室に置いてあったお菓子がたびたびなくなるという。
2つの事件を解こうとする天馬くんだが、新たに神社での盗難も何か関係が…。
だが、『龍のすむ池事件』と『密室の職員室事件』の犯人を見たのは美鈴で、咄嗟にとった行動は庇ったからで…
それも見事に真相を見抜いたのは天馬くんで、おまけにこの事件を一番いいかたち -
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シリーズ第4巻。
科学クラブ部員の島谷瑠香が、ウサギ当番の飼育係のためにお世話をしていたある夕方、突然ウサギが消えていた。
密室の状態なのにどういうこと?
真理子先生と一緒に島谷がお世話をしたあと、鍵はかけて出たはずなのに…
真理子先生は、「ミステリトリオ」の3人に謎を解いてもらうことに。
前回からの6年の松本和也の工作紛失も関わっていて、なにより島谷が科学クラブだということもヒントに。
天馬くんも苦戦したものの見事に解明。
美鈴のこんなときにさらりと運動能力発揮するの⁇と思える箇所もあり、さらには陸の合気道を活かして相撲で和也に勝つってところも面白い。
今回は、生きもののお世話をすることの -
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変人揃いの神酒クリニックに就職した外科医の九十九勝己が事件に巻き込まれていく話。
「天久翼の読心カルテ」とあるが、天久翼は主人公ではなく、クリニックの院長である神酒がメイン。天久鷹央シリーズのような装丁で展開することにしたのなら、今後は天久翼をメインにシリーズ化していくのかな?登場人物の超人ぶりが天久鷹央シリーズを上回っているので、いくらでも展開できそう。主人公の独白で「このクリニックの従業員、キャラが濃すぎるぞ!」というシーンがあり、その通り過ぎて笑ってしまった。
主人公が総合格闘技をやっているパワー系という冒頭の描写で、確実に暴力沙汰になるな…と予想できたが期待を裏切らなかった! -
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ネタバレ長編作品。
今回もさくさくと読めて楽しかった。
やはり長編の方が自分は好きかな。
ある日救急外来に搬送された身元不明の男性。 夏の夜なのに、体が冷たい!死因はまさかの凍死!
その後も2人目の凍死の死体が。
この謎の死体が連続爆破テロという凶悪事件と絡んでいく。
テロリストとの爆弾解除のせめぎ合いはハラハラもの。
さすがに爆弾は破裂して関係者が死亡するみたいな展開はなかった。
タカタカペアと研修医の鴻ノ池の3人のセットは面白い。物語に広がりを増してくれる。
やはり被害者の父親の解剖を頑なに拒否する姿に違和感を覚えたがそれは伏線回収されすっきり。 -
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「サーペントの凱旋」を先に読んでしまい、
後の話がわかっていたが、面白く読めた。
PTSDで医療ができなくなった女医が看護師をサポート
する仕事「ナースエイド」として働きながら、
患者に寄り添える女医にもどっていくお話。
主事項である桜庭とは対比的に技術のみを習得した
天才外科医竜崎とコンビを組みながら、
様々な手術により患者を助けていく。
小説はすぐ天才を作り上げるけれど、
本物の天才はどういう人物なんだろうか。
自分よりも賢くできる人は多く見たきたが、
彼らを遥かに超越する人って。想像できん。
ちょっと感情的な桜庭さんですが、人間味があり
応援したくなる。
続編にも期待。