知念実希人のレビュー一覧

  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    ネタバレ

     放送中のドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第7話を見ていて思った。ん? 原作にこんな話あったっけ? もしかしてドラマオリジナルか?

     …そんなわけなかった。原作は、2024年2月刊行の本作に収録されていたのだった。知念実希人ファンを自称する者として、本作の刊行を見落としていたのは、不覚も不覚。というわけで、1年以上も経ってから手に取ったのだった。

     Karte.01「禁断の果実」。毎年、決まった時期に肝炎を発症するという少年。その理由とは。もちろんその疾患は知らなかったが、もう一つの真実は薄々感づいた読者もいるのでは。一見つっけんどんな鷹央の言葉に、優しさが滲む。

     Karte.02「七色

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    2025年06月11日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    面白かったです

    「医は算術」と昔どこかで聞いた言葉があるが、それに絡めての話、そしてまさに仰天の展開でした
    こんな考えがあるんだ...目から鱗でした

    やはり小鳥遊先生の何気ない一言から導かれる鷹央先生の謎解き、最後の怒涛の展開は相変わらず面白いです。

    別の話で出てきた諏訪野先生とか、翼先生の名前が出てくると、やはりこの世界線で見られる話、いろんなところでクロスオーバーしないかな、と楽しみになってしまいます
    他の先生方も出てこないかなぁ

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    2025年06月09日
  • 優しい死神の飼い方

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    読みやすく、スッキリして、面白かった。
    戦いのシーンが、よくあるドラマの最後みたいな感じではあったが、クスって笑えるシーンや感動的なシーンもあり、死後のイメージが、本当にこんな感じだったらいいなーなんて思えたり。
    長い説明などは、読み飛ばしても全然平気なので、軽い気持ちで読書するにはぴったりかな!

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    2025年06月09日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    大好きな天久シリーズ。
    今回も面白かった。

    小鳥先生の恩師が癌になり、お亡くなりに。
    火葬後に頭蓋骨に銃弾の後が。
    癌で死亡したはずなのに。
    眉間を貫通する銃とは?

    小鳥先生の恩師からの指導に愛情を感じ、
    尊敬して、育っていったことがよくわかる。
    こんな恩師に出会えるとうれしいけど、
    そういう立派な人はなかなかいないよな。

    天久先生も内科の恩師だけど、酒豪でアルハラか(笑)

    笑いあり、真剣なサスペンス。
    おすすめです。

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    2025年06月09日
  • サーペントの凱旋 となりのナースエイド

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    前作を読まないと展開がわからない続編。これを読んで、前作読後のモヤっとした気持ちがすっきりした。
    夢のような医療には闇があるというドラマっぽい内容だけど、先の展開が気になるワクワク感もあった。
    竜崎と澪の信頼関係と命を助ける強い意志が、なんだかすっきりした。

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    2025年06月09日
  • 死神と天使の円舞曲(ワルツ)

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    シリーズ第3弾。
    今回は犬好きさんも、猫好きさんもドキドキ、ワクワクしてしまう展開。ラストまで落ち着かなかったです。
    レオ(犬)もクロ(猫)も、お互い自分の地上での器に誇りを持っているのが面白くて楽しい。
    2匹のやり取りこそ、親友という感じでホロッとしてしまいました。

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    2025年06月09日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    自らの本分をわきまえ
    自らの使命に従い
    自らの全力を尽くす。
    そうありたいし
    そうあり続けたい。

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    2025年06月08日
  • 天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

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    天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

    著者:知念実希人(チネン ミキト)

    **あらすじ**
    神酒クリニック。
    院長・神酒章一郎のもとに集まったのは、6人の天才たち。そしてその中には、あの天久鷹央の兄・天久翼の姿もあった。
    資産家から依頼された「息子殺害の犯人捜し」をきっかけに、違法賭博、誘拐、殺人と、事件は複雑な闇を孕んでいく――。
    現役医師・知念実希人による、もう1つの代表シリーズ。
    ハードボイルド医療ミステリー、開幕!

    **感想**
    天久鷹央シリーズが大好きな私にとって、スピンオフとなるこの天久翼シリーズのスタートはとても嬉しいものでした。鷹央の兄・翼が新たな舞台でどのような活

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    2025年06月08日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    鷹央と小鳥遊の出会いの物語。時系列的にはこれが一番最初だったようだけれど、どこからでも読めるのがこのシリーズの長所でもありました。まだまだ噛み合わない会話の応酬も楽しいです。なるほど、こうやって彼らはかけがえのない相棒になったのですね。そして宇宙人に命令されて殺人を犯したと主張する犯人の謎という事件もまた、さまざまな要素が絡んできてスケールの大きなものです。読み応えたっぷりの一作。
    宇宙人による拉致&手術、謎の脳梗塞、怪しい宗教団体、これらの要素がいったいどのように絡んでくるのか。スリリングな展開でぐいぐい引っ張られて一気読み。一件落着したかのように思えたあとの真相にも衝撃でした。ううむ、あの

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    2025年06月06日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    一気に読めた。
    鷹央先生の叔父さんで院長が容疑者として逮捕が近いかも、というピンチな状況なのに、なぜか、ほんわかした雰囲気だった。小鳥遊先生の支えがあることが鷹央先生に良い影響をもたらせていると院長が認識しているとわかるからだろうか。
    事件そのものは、医者が欲のために、健康な人を薬で病気にさせていたことを隠すのが目的だった。倫理観希薄な医療行為は恐ろしい。

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    2025年06月06日
  • 猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

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    面白かった。
    ドラマやアニメになる前から、このシリーズは面白い。
    知念さんの作品は最近子供も含めて大ファンです。

    今回はクローズドサークルで殺害された天才教授の謎を解き明かしていく。
    プロローグから大体犯人は想像できるのだけど、毎回の医療テクをこめた謎がよく考えられていて面白い。

    小鳥先生と天久先生のギャグもいつもながら面白いですね。
    今回は元カノが表れて、ギクシャク。というか元カノが嫉妬してつらく当たる。
    なかなか面白いやり取りでした。

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    2025年06月05日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    ネタバレ

    鷹央の天敵、叔父の天久大鷲が容疑者となる。大鷲は嫌なヤツだと思っていたけど、地域医療のこととか、鷹央のこととか、ちゃんと考えてはいるんだなと少し見直した。次は是非一度、天久翼先生と鷹央先生とで一緒に謎を解いてほしいなぁ。
    アニメ化に次いでドラマ化もされ、このシリーズが大好きな私は本当にうれしい。

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    2025年06月05日
  • 猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

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    今回は山奥にある洋館が舞台で、クローズドサークルっぽい設定がいつもと違って新鮮だった。
    統括診断部の3人の団結力というか、お互いが信頼している姿が凄く印象的だった。

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    2025年06月04日
  • 黒猫の小夜曲(セレナーデ)

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    死神シリーズ第2弾。
    前作は犬(レオ)でしたが、今作は猫(クロ)が大活躍。
    ミステリとしても前作より深くなり、先が読めない展開でより面白かったです。
    レオとクロの関係が人間との生活で変わっていくのなんて、読んでいて癒されました。

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    2025年06月04日
  • 吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

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    まるで吸血鬼がいるかのような事件。不気味だな〜気持ち悪いな〜、と思いつつも、鷹央先生と小鳥遊先生と鴻ノ池ちゃんのトリオのやり取りがちょっとコミカルで愉快で、シリアスさが軽減されますね。鷹央先生の情緒がすこしずつでも育っててほほえましい。事件の真相はおぞましいし顔を顰めてしまうけど、切なくて悲しかった。
    鷹央先生は謎を解くことを楽しんでいるけれど、決して探偵でも警察でもなく「医者」であることが大前提にあるから、そこはとても信頼できる。患者のことをだいいちに考えてくれる医者がたしかにいるんだとわかることがうれしい。

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    2025年06月03日
  • ヨモツイクサ

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    ネタバレ



    全く事前情報なしに読みました。

    茜の体力についてだったりポテンシャルの高さからきっと何かあると違和感を覚えながらでしたが、結末でなるほどと納得でした。

    予想はしていたのに告発されるページの表現にゾッとしました。
    疾走感のある文章でどんどん引き込まれる感じが読んでいて怖さも感じながらとても楽しめました!初めての知念実希人先生の作品でしたがこんなに面白いとは。医療知識も相まってとても怖かったのですがその分面白かったです!

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    2025年06月01日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    連作ミステリ。「禁断の果実」「七色の猫」はややあっさりめの謎かな。とはいえ「七色の猫」の謎はなかなかに奇想天外でした。だってさまざまな色に塗られた猫がいっぱい放される事件って……猫好きからすると「なんてことするんだ!」ですね。ただフィクションとしては、面白い状況かも。
    そしてメインの物語である「遺された挑戦状」はやはり白眉。鷹央が唯一尊敬する存在であり、同類でもあった御子神氷魚の死。病死としか思えない状態でしかも現場は密室であったが、生前の彼女の言葉からそれを殺人と確信した鷹央は捜査に乗り出すことになりますが。冒頭に現場見取り図があるので、絶対トリックがあるよねこれ、と考えたら解けました。犯人

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    2025年05月30日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    呪い、超常現象を医療から解決していくのだろうけど、プロローグにある布石がどう展開していくのかも興味深い作品だ。私もリングを読んだ時はこれまでのホラーとは一線を画す作品であった。シリーズが進むに連れ恐怖感は薄らいだ記憶がある。

    3つの呪い、水神の祟り、化け猫の憑依、皮膚を通過する弾丸、いずれも医療とどう繋げていくのか楽しめる。最後の皮膚を通過する弾丸は、小鳥の恩師のご遺体に弾丸が何故あるのか?単純に手法を紐解くだけでなく、背景の人間関係に切なさを感じる。

    プロローグでの鷹央の「正解のない問題」の意味、小鳥がひと皮むけるのはよかったが・・・。鷹央、小鳥、舞のトリオが益々息があってくる。軽快な医

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    2025年05月30日
  • 仮面病棟

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    偶然当直でやってきた病院で立て籠もり事件に遭遇するが病院側も何か隠している様子で…?知念先生らしい医療ミステリー(ミステリー要素強め)。エンタメ感が強く文章も読みやすいので疲れてる時に最高。伏線回収が気持ちいい。

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    2025年05月30日
  • 悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    ずっと同僚看護師(男の)が怪しいと思って読んでたから、まさかの結末でした。
    小鳥先生の恋..実る日は来るのか?!

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    2025年05月29日