知念実希人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今回は久々の短編集で色んな話が読めて良かったー!
季節限定の謎の肝炎を発症する高校生、有り得ない毛色に塗られた大量の猫の謎、そして鷹央先生の師匠であり同類である人物からの挑戦状……!
天久鷹央シリーズは長編もしっかりしたストーリーで面白いんですけど、短編は長編とはまた違った面白さがあるんですよね。
話がコンパクトになってもストーリーの芯はしっかりしてるから読み応えがちゃんとあって。
寧ろ「一冊でこんなに読ませてもらっていいの?贅沢では?」って気持ちになっちゃうというか。
今回も「どうやって決着をつけるのかと思ってたらこうやるのかー!」と唸っちゃう話がありました。
そしてあのシーンで「コナン -
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ、回を重ねるごとに段々社会派ミステリーに近づいていってる気がする。
今回のは本当社会派ミステリー感あった。
久々の天久鷹央シリーズ。
この作品から出版社が変わった関係なのか何となくイラストとか表紙の雰囲気も変わったような?気のせいか?
そしてしっかり鷹央先生の本領発揮のストーリー展開が楽しい!
私医療ものは話によって読むのにめちゃくちゃ時間がかかるんだけど、このシリーズだけはサクサク読めるし気が付いたら「えっ!?もう終わり!?」ってことが多いので相性が合ってるんだろうな〜と勝手に思ってる。
ラノベっていうのもあるんだろうけど、でも医療の説明はしっかりあるし本当に読み応えある -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の主観や激情、偏った考え方を持たず、なおかつ相手の言葉が真実か否か、また、言葉の裏に隠された真実を短期間で見極める必要ある
実際の精神鑑定医がどうなのかはわからないが、決して簡単にできる仕事ではないと感じた
詐病であろうがなかろうが、自分の下した判断によって被疑者の運命が変わるのはとても怖い
犯人が精神疾患を患っていたからといって、罪が消えるわけではない。しかし刑法には心神喪失状態の患者には罪は問えないと明記されている。ならば、その罪はどこに行くのか。誰がその十字架を背負うのか。
現代日本において、人を殺すこと自体が異常である。殺人を犯す者が正常であるわけがない。ただその異常が疾 -
Posted by ブクログ
父が亡くなった。『すぐに遺体を解剖してほしい』という遺言を弁護士に残していた。解剖結果、胃壁には暗号と『ムスメニイウナ』と言う文字が。父と交わした最後の会話がの『たんに血が繋がっているからといって、親子になれるわけじゃない。』が、外科医の娘に重くのしかかる。私は愛されていなかったのか…。知らなかった父の刑事としての過去と28年前に起こった連続幼児殺害事件。外科医の娘と同期の病理医、父と一緒に捜査していたという刑事とともに、謎を解き明かしていく。
衝撃的な始まりに、展開に目が話せなかった。
早い段階で、最後の結末を予想できたが、犯人は最後まで騙された感。知念実希人さんの作品は、初めて読んだが、他