知念実希人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ黒幕予想外れましたー。ずっと赤羽が爆弾犯の主犯だと思ってましたけど、まさかそういう関係だったとは……。知念実希人さんの作品は、証拠や根拠が文章の中にちゃんとちょっとずつ示されているんですが、全部見つけられませんでした。悔しい!
今回は、前作と違って翼が主人公感ありますよね。人間の表情だけじゃなくて、文字だったり猫だったり、そんなところからも真意を探れるなんて本当に妖怪と言われても仕方ないですね(笑)エピローグに、翼目線でみんなの思考を読み取っていたのが、あ!なんかいいなぁ、このかんじ、翼は色々過去にあったけど、今を仲間と楽しく生きてて良かった、と思えました。
続編もあるんですかね?鷹央→鷹央→翼ぐらいの頻度で読みたいです。
翼は相変わらず童顔イジリされてましたね。翼も鷹央も、全部大人の容姿を真鶴に吸い取られてしまってるんですかね?(笑) -
Posted by ブクログ
タイトルに『天久翼』とあって、ああ『天久鷹央』の兄の話なんだな……そう思って手にとって読んだら、ちょっと想像と違っていた。確かに『天久翼』は出ているけれども、主人公の立ち位置というわけではないので、ちょっと首をかしげてしまう。怪訝に思っていたら、元々のタイトルは違っていたらしい。なるほど……めちゃくちゃ納得した。
タイトルに惑わされたものの、物語としては大変好みでした。アガサ・クリスティの『パーカー・パイン』に似た感じでもあり、人死にのない必殺仕事人的な、あと年齢がばれちゃうけれども、なつかしの『ハングマン』を思い出す。
読んでいてとても楽しかったので、続編を読むのが大変たのしみ。 -
Posted by ブクログ
朝早かったんですよ。
いつもより一時間くらい早く起きなきゃならなくて、朝が早かったです。若い時、20代30代の頃はね。なんとかなったんです。時間作って20分も寝れば回復したわけです。コーヒーとか飲んでカフェインを摂取すればね。なんとか動けたわけです。
今は全然だめな訳です。
早く寝ようって思っていたんですが……この本を手にしてしまいました。うっかりです。読み始めたら面白かった。まあ、でもこの年になると気になる本であっても、中断するなんてのも出来るようになるんです。子育てを経験していますんでね。人間の子どもってのは、こっちの都合なんぞ考えることなんて普通はしないし、まあ子育てだけに関わらず、未来の自分のために読書を中断して別のことをするってのは、社会人なら出来るわけです。しかし、今回は出来なかった。
それくらい面白かった。
主人公たちの関係も、それと対比するような被害者との関係も、ちょうどオリバー・サックスの著書『レナードの朝』を読んだことも多分影響している。読書というものは面白い。以前読んだ違う本が今読んでいる本に深みを与えたりする。
このシリーズの既刊も残すところ、あと一冊……楽しみなような、このまま読むのはもったいないような…… -
Posted by ブクログ
天久翼の読心カルテⅡ 淡雪の記憶
著:知念 実希人
---
**〈 書籍の内容 〉**
爆破事件の鍵は、記憶を失った美女。
茅場町を皮切りに都内で多発する連続ビル爆破事件。
人々がテロに震撼する中、天久翼を含めた神酒クリニックの六人は、ある電話をきっかけに記憶を失った美女「赤羽」と出会う。
過去を失い、翼でも心が読めない謎の女性。だが、彼女こそがテロの鍵を握る人物で……。
記憶と事件が結びつく時、驚きの真実が明らかに!
現役医師によるハードボイルド医療ミステリー第2弾。
---
**〈 感想 〉**
天久翼シリーズの第2弾。天久鷹央シリーズと比べて、医療そのものが中心テーマではない点が大きな特徴です。とはいえ、事件に介入し、その謎を解き明かしていくという基本のスタイルは共通しており、知念実希人さんらしい緻密な構成力が光る一作でした。
本作では、神酒クリニックの6人のスペシャリストたちが、それぞれの専門性を活かして捜査にあたるというチームプレイが魅力。医療ミステリーというよりも、サスペンス要素の強いハードボイルドな展開が印象的で、通常の犯罪を扱うことによって、よりスリリングで現代的な物語となっています。
また、翼の読心能力が通じない「赤羽」という存在が、物語の大きな鍵になっており、読者としても彼女の正体と記憶の断片がどのように事件に結びついていくのか、最後まで目が離せませんでした。
天久鷹央シリーズを読んでいる方にも、新鮮な視点で楽しめる内容になっており、知念作品の新たな側面を感じられる一冊です。 -
Posted by ブクログ
主人公のひとりが新しい愛車に御満悦なシーンを先に読んでいて、何かあったんだなあとわかっていたけれども、何が起きたのかイマイチわからなくて隔靴掻痒だったけれど、この話を読んで大納得した。なるほど、彼のお人好しが起因だったのね。
主人公ふたりの絆というか、関係がしっかりしたものになっているのが、あからさまになったこの話、でも色っぽい話にはならないのが素晴らしい。
毎度毎度、主人公のひとりが不憫なので、話は面白いのにどうにも★を五つ付けるのに抵抗を感じている。果たして、彼はいつになったら報われるのであろうか……最近、ミステリと物語の面白さもさることながら、下世話にそればかりを気にしてしまっている。