知念実希人のレビュー一覧

  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    ☆4

    シリーズ(多分)15冊目

    氷魚先生vs鷹央先生の師弟対決!面白かった~!
    鷹央先生の師匠である氷魚先生との絆にグッとくるものがあったのですが、弟子である小鳥先生との信頼関係もどんどん深まってきていて、これからの展開もとても楽しみです❁⃘*.゚

    カレーとお菓子しか食べられないと思っていた超偏食の鷹央先生ですが、お酒と一緒なら他の食べ物も食べられることを知れたり、鷹央先生の秘密がシリーズを読み進めるごとに暴かれていくのも嬉しいです!

    「七色の猫」で登場した猫のハリーくん、また登場してほしいなぁ~と思っております。

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    2024年12月05日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    天久鷹央シリーズ第十一弾。

    プリンターのインクにメチルアルコールが使われているとは知らなかったし、
    その毒性を中和させるのにエチルアルコールが良いのも知らなかったので面白かったが、
    プリンターのインクのようなちょっとの量で酔っ払うの?とは思った。

    それでも、
    処女作が衝撃作だったゆえに苦悩するミステリー作家に、
    最近の作品の方が物語の深みがあって好きだ、と言って悩みを解放する鷹央は素晴らしい。
    SNSの批判より面と向かって言われた賞賛の方が心に響くというのは、
    体験談だろうか。

    小鳥遊の先輩がキックボクシングの試合直後に死んだ事件の方は、
    神のハンマーときた時点で電気だとわかったので、

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    2024年12月05日
  • 久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    鷹央先生の成長の様子が見れるのと、それを小鳥先生が感じ取っているのが良い。謎自体は医学知識がないと逆にオーソドックスに感じそう。

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    2024年12月04日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    天久鷹央シリーズ第十弾。

    時計台が屋上に立つ廃病院には呪いの噂があり、
    そこでまた一人の自殺者が出た。
    だが、その娘は母親が自殺する訳がないとかたくなに主張する。
    「呪い」といえば黙っていられない鷹央は、
    インフルエンザにかかりしながらも調査に乗り出す。
    といっても、廃病院に行かされたのは小鳥遊と鴻ノ池。
    女の幽霊が現れて、二人は逃げ帰るが…。

    前回にひきつづき、鴻ノ池はすっかり統括診断部のメンバーとして活躍している。
    しかもかなり古いホラー映画の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を見ていたとは。
    あの映画は素人が撮影したことになっており手振れがひどく、
    車酔いに弱い自分は途中で気持ちが悪

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    2024年12月03日
  • 十字架のカルテ

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    新人医師の主人公は精神鑑定医を目指している。院長に弟子入りした彼女は統合失調症や解離性同一性障害の可能性がある者と面接をしながら事件の真相と心の闇を暴いていく。

    心神喪失者は無罪。これは正しいのか。そんなことを考える話。微妙な違和感とそれが解消される爽快感があった。

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    2024年11月28日
  • 黒猫の小夜曲(セレナーデ)

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    シリーズ2作目。
    今回の主役は黒猫のクロ。

    その他の登場人物は
    南郷純太郎 サウス製薬会長
    小泉昭良 サウス製薬社員(営業部)
    小泉沙耶香 サウス製薬社員(会長秘書)
    阿久津一也 サウス製薬社員(資料室勤務)
    桜井知美 阿久津一也の恋人
    柏村摩智子 小泉沙耶香の妹 後にサウス製薬に入社
    峰岸誠 大学薬学部教授
    白木麻矢 クロのパートナー

    今作はサウス製薬で研究されて新しく出来る薬品をめぐっての物語。
    ミステリーなのですが、ファンタジー要素が多いので深刻にならずに楽しめました。
    また、1作目で主役の犬のレオが時々出てくるのがちょっぴり嬉しかったですね。
    近々、シリーズ3作目を読もうと

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    2024年11月27日
  • 時限病棟

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    仮面病棟の続編ということで迷わず読んだが、面白かった。リアル脱出ゲームっぽい展開が続くが、実際に命の危険に晒されながらのリアル脱出ゲームとなるとストレスがすごそうだし、そりゃ仲間割れするよなと思う。

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    2024年11月26日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    今回も長編です。

    最近は鴻ノ池さんの活躍が
    増えてきて楽しい

    しかも、今回は鷹央先生が
    インフルエンザという事で
    調査はコトリ先生と舞ちゃんのペア

    大型バイクや合気道など、
    前回からアクティブな面が描かれ
    アニメ化も楽しみです

    謎解き自体は、
    そんな病状あるの?と
    初めて聞いた事だったので
    医学の素人では推理出来ませんでした

    最後、まさかのコトリ先生のモテ期

    このモテ期は次作に続くのかな?

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    2024年11月24日
  • ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    私にとって初めて医療系の本。とにかく最高でした‼️ 最後になるにつれ涙腺が緩み切ない気持ちになりました。

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    2024年11月24日
  • 十字架のカルテ

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    感想を書くのが難しいと思った一冊。
    精神科領域の診断は本当に大変なのだなと感じた。それが裁判や起訴不起訴の判断材料に使われるなら、医師の負担やストレスも大きいものなんだろうなと思う。
    個人的には、犯罪行為においては精神状態に関わらず裁かれるべきだと思っているけど、現実的にはそうも言ってられないんだろうし、難しいなとつくづく思う。
    一口に精神疾患と言っても多種多様で、そういう勉強にもなりました。

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    2024年11月23日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    推理カルテの6冊目になるのかな。
    相変わらずのテンポの良さと軽妙なギャグ。
    結末がかなり強引ではあるが、読んでて楽しいから問題なし(笑)。
    巻末の書き下ろしの『朝霧明日香』さん、怖いなぁ(笑)。

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    2024年11月23日
  • レゾンデートル

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    末期ガンの外科医が弱みを握られたことから事件に巻き込まれ、切り裂きジャックと化するお話。展開が分かりやすい。描写がイメージしやすい。よくドラマである話っぽい。ベタなとこが面白すぎ。知念先生のデビュー作とは驚き!

    ただ一点気になるとこ、捜査に行き詰まった刑事が別の方面から揺さぶりかけるって沙耶に接触したじゃない、動揺した沙耶が雄貴の部屋の鍵がかかった引出し開けてナイフとカード見つけるじゃん、んでいざこざあって逃げ出す、追う雄貴、逃げる沙耶、転倒してそのまま意識失う雄貴、それ見つけて救急車呼ぶ刑事、病気悪化で入院する雄貴。
    なんで刑事はその後、沙耶から話聞いてないん?てか、その時に部屋に入ったら

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    2024年11月22日
  • 火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    今回は長編

    第1章が終わった時点で
    事件解決で次の短編と思いきや、
    まだまだ続く…

    今回は鷹央先生も
    頭を悩ませてました。

    自然発火の原因で
    病気とか診断を下す系ではないからか?

    でも、リンで発火は、
    鷹央先生なら思いついても良さそう

    コトリ先生は、
    相変わらず春が来ない

    しかもRX-8を買い替えることになるとは…
    車両保険で賄えないのかな?

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    2024年11月21日
  • 十字架のカルテ

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    精神疾患による殺人。それは不起訴となり、加害者は殺人を犯しておきながら罪に問われることなく、治療を受け世に戻る。
    その罪の十字架は誰が背負うのか。
    精神鑑定医は、加害者と面接をして何の精神疾患を患っているか詐病ではないかを鑑定する。
    今までニュースなどで何気なく見て、モヤモヤしていた十字架の行き所に答えは出ないけど、多くの人が持つ可能性のある心の闇にどう向き合って行くか、しっかり考えていかなければならないと思う。

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    2024年11月20日
  • ムゲンのi : 下

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    担当患者2人のマブイグミを次々に成功させた愛衣。3人目のマブイグミを行う中でイレス患者たちが23年前に起きた通り魔殺人の犯人と繋がっていた事を知る。犯人の少年Xは愛衣にとっては忌まわしき存在であった。特別病棟に眠る最後のイレス患者の正体に迫った時、難事件の真相が明らかとなる。

    医療とファンタジーとミステリーが融合した新しく、これまでに読んだことのない感覚を覚える小説でした。全ての伏線が回収されて真相が明かされた時に知る、タイトル「ムゲンのi」の意味に感銘を受けました。

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    2024年11月17日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    ミステリー要素というか
    医療現場のお仕事や人間関係のお話。
    でもでも!泣けました
    
    
    【私たちは、ただ血管を紡ぎ合わせているんじゃない。患者の人生を、ひいては「人」そのものを紡いでいるんだ】
    
    心臓外科ではないけど、大きな手術は2回。
    わたしは2回人生を紡いでもらったんだなぁ。

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    2024年11月16日
  • 屋上のテロリスト

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    舞台は壁により、東西に分断された日本。その壁を壊し東西を統一するテロを計画する18歳の少女沙希。

    まず設定が面白い。そして18歳の少女の企みがお見事。
    登場人物達と同じように何が起きているのか?どうなるのか?とワクワクさせる展開。面白かった。

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    2024年11月13日
  • 神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    プロローグ、エピローグと短編/中編3本に
    オマケページまでついた
    お得感満載な本作

    杠さんが、今回は味方として
    結構登場していて楽しませてくれます

    鷹央先生が
    オカルト、詐欺などの問題を
    相変わらず次々と解決して
    スカッとしますね

    オマケページもよかった

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    2024年11月11日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    知念さんの作品は初めて読みました。祐介が少しかっこ良すぎるかなと思いつつ、感動しました。
    仕事の評価で若い人から〇〇のようになりたいと言われることは、これ以上ない褒め言葉だと思う。
    隠し事や秘密も周りの人のために必要なこともある。周りの人のことを考えればこそ。
    祐介の人生この先どうなるか気になる。
    多くの人が信頼を寄せる祐介は幸せになってほしいし、なれるのではないかと思っています。

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    2024年11月08日
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)

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    外科医の主人公が、手術中の事故で医者の父親が死んでしまった。と思ったら父親と同様に教授選に立候補していた医者や現教授まで死んでしまった。偶然なのか事故なのか…!?と謎解いていく話。

    誰が犯人なのか最後の最後まで分からず、真相も意外性があってよかった。
    さすがお医者さんが書いた作品という、知識が詰まっていた。
    警察よりも主人公の方が事件の行動力あるのと、無職の探偵の調査力が高すぎるのは少々違和感があった。

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    2024年11月08日