村山早紀のレビュー一覧
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本屋さんの、心温まる物語です。
私は書店で働いたことはないのですが、この本を通して書店員さんのお仕事や、普段考えていることなどを知ることができ、より本が好きになりました!
本屋さん巡りをしてみたくなりました。
また、本の帯に書いてある「涙は流れるかもしれない。けれど悲しい涙ではありません」の言葉を意識しながら読み進めていたのですが、初めは帯の言葉に違和感を感じていました。しかし、最後の最後で「そういうことか!」となるようなちょっとした仕掛けがありました。
帯も含めて1つの作品だということを実感しました。
続編もあるそうなので、今から読むのがとても楽しみです! -
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桜風堂物語の続編だと知り、楽しみにしていました。
主人公、一整の周りに集まる人は
誰もかれも優しく温かでそっと手を差し伸べてくれるそんな人ばかり。
読みながら、私までとても居心地が良く、ずっとずっと見ていたいような、続いてほしいような
そんな物語でした。
私にとって
本屋は昔から、憧れの職業でしたが、
あらためて、これほど奥の深い、仕事だと初めて気づきました。
みなさん、本に対する愛がいっぱいで自分の仕事に誇りを持ち楽しく働いていて、
街のこういう本屋さんが、閉店することなく
ずっとこれからも続いてほしいです。
心に残る素敵なお話でした。
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Posted by ブクログ
桜風堂店主の言葉に『本を読むとは他人の人生を生きるということだ。自分ではない誰かの人生を辿り、その心で生きてみるということだ。…ひとは、一冊本を読むごとに、きっと、その本の分だけ、優しくなれるんだと…。ひとは本がなければ、ひとりぶんの人生しか生きられず、…』と本を売るという仕事が大好きな理由のひとつとしてあげている。そうだよなぁ。と改めて思う。
本を読むことが習慣化されていればそんなに意識することがないのだが、普段あまり読書をしない人にとっては、何が良くって読むの? 何が楽しいの?って思いを持つらしい。ごくたまにだが、そう言われたりする。今度聞かれたら店主の言葉を伝えようと思う。その通りだと -
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「宝探しの月原」と称される書店員のお話
詳細な感想は下巻を読んでから
だけど、序盤の万引きを巡るエピソードは実際に起こった事件・事故を元にしているので色々と思うところがある
書店で万引きした中学生が逃亡して事故にあったというニュース
その後に書店への批難の声が上がった事も実際の事件に似ている……
実際の事件はもっと酷かった気がしたので、ちょっと検索してみたら案の定、中学生側にあまり同情の余地がなかった
万引きで捕まって、正しい身元情報を述べずに警察を呼ばれ
連行される際に、自転車の鍵をかける許可を得てその場を離れ逃亡
警察官と書店員が追いかけて、中学生が線路内に立ち入って死亡
事件が -
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村山早紀さんの作品は、いつも心に響く想いを感じます。
心の底から欲しいと強く願った人ほど、コンビニ「たそがれ堂」は姿を表す。迷い込んだ人々は「たそがれ堂」で得たモノで、それぞれの物語に想いを乗せる。時には出会い、時には別れが綴られる物語であっても最後はいつも希望が残る。おでんとお稲荷さんの美味しそうな香りを今日も漂わせながら、お客さんを温かく迎える優しいコンビニ「たそがれ堂」。
児童書を元に文庫化した本作は読みやすく、『桜風堂ものがたり』シリーズと同じく風早の街で起きる物語(として『風早の街シリーズ』と言う括りもあるのですね。)のため、人を選ばずに心を癒やしてくれる力がありました。短編集で -
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コンビニたそがれ堂シリーズ
元々ファンタジーではあるのだけれど、久しぶりに読んだからか、よりファンタジー味を感じた気がします。
1つめは、小学6年生の愛が、幼い頃から兄妹のように仲良く過ごしてきたお隣の4歳上のお兄ちゃんへの淡い初恋を描いた『星に願いを』
2つめは、喫茶店を経営する老夫婦、宗一郎さんと鳩子さんの物語『喫茶店コスモス』
3つめは、ヒーローに憧れながらも、平凡な日々を送る良介が、失恋した夜に「悪の秘密結社」の求人広告を見つけたことから始まる物語『本物の変身ベルト』
それぞれにテイストは違うけれど、少し頑張ってみるきっかけをくれたのが、コンビニたそがれ堂。そうやって主人公たちが頑張っ