村山早紀のレビュー一覧

  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    「宝探しの月原」と称される書店員のお話

    詳細な感想は下巻を読んでから


    だけど、序盤の万引きを巡るエピソードは実際に起こった事件・事故を元にしているので色々と思うところがある

    書店で万引きした中学生が逃亡して事故にあったというニュース
    その後に書店への批難の声が上がった事も実際の事件に似ている……

    実際の事件はもっと酷かった気がしたので、ちょっと検索してみたら案の定、中学生側にあまり同情の余地がなかった
    万引きで捕まって、正しい身元情報を述べずに警察を呼ばれ
    連行される際に、自転車の鍵をかける許可を得てその場を離れ逃亡
    警察官と書店員が追いかけて、中学生が線路内に立ち入って死亡
    事件が

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    2024年02月15日
  • さやかに星はきらめき

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    ネタバレ

    なんと暖かくて優しい物語だろう。

    こちらの作者さんの本は別でも読んだことがあるのだけど、前読んだ本(数年前でタイトル失念)も優しくて素敵なお話だった。

    今回は遠い未来の世界に住む人(人間だけではなくネコビト、イヌビトなど)のお話。主人公であるネコビトのキャサリンは編集者として働いている。仕事でクリスマスの素敵なお話をまとめた本を作ることになり、いろいろな話を集めていく。様々なお話があるけど、どれもクリスマスにぴったりでなんだか心が温かくなる。

    個人的には、地球に残されたロボットと付喪神のお話が好きかな。

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    2024年02月15日
  • トロイメライ

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    小さな物語にそれぞれ味があって、少し切なくもあり、温かくもあり、楽しませていただきました。

    挿絵も綺麗で、物語をイメージしながら読み進められました。

    ありがとうございました。

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    2024年02月12日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    逢えない人を思い、現実なのか夢なのかわからない中で会って、心残りになっている思いを伝える。
    こんな町と本屋さんが存在したら行ってみたいな~ と誰もが思えるような優しい物語でした。

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    2024年02月08日
  • コンビニたそがれ堂 花時計

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    シリーズ第9弾。

    大切な探しものがある人だけがたどり着ける
    不思議なコンビニたそがれ堂
    今回も店番はねここ。
    店長の風早三郎は、旅に出てるらしいです。
    「柳の下で逢いましょう」「約束の夏」「踏切にて」
    3篇を収録。

    「もしもあの時・・・」
    人生の選択やら出来事やらで、やり直したいって思いが
    何かの拍子にヒョコっと顔を出したりする。
    普通に考えると、終わった事なんだけど
    コンビニたそがれ堂にかかれば、そうでもない。

    「柳の下で逢いましょう」の反則技とも思える
    あの状況は、本当に鳥肌モノでした。

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    2024年02月04日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    昔は本屋さん沢山あったな~と懐かしく読みました。
    気持ちや風景の細かな描写が分かりやすく想像力が膨らましながら読めてとても良かったです。

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    2024年01月31日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    桜風堂ものがたりの続編。前作も優しい奇跡の物語だったけど、今回もさらに奇跡の物語だった。
    地方の小さな書店なので、やはり色々な困難が…そんなところに銀河堂書店のオーナーからの提案、桜風堂書店を助けてくれる人々…そして桜野町の『星祭り』の日に起きた奇跡、心温まる物語でした!
    それぞれのキャラの今後も気になるなぁ…

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    2024年01月07日
  • コンビニたそがれ堂

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    村山早紀さんの作品は、いつも心に響く想いを感じます。

    心の底から欲しいと強く願った人ほど、コンビニ「たそがれ堂」は姿を表す。迷い込んだ人々は「たそがれ堂」で得たモノで、それぞれの物語に想いを乗せる。時には出会い、時には別れが綴られる物語であっても最後はいつも希望が残る。おでんとお稲荷さんの美味しそうな香りを今日も漂わせながら、お客さんを温かく迎える優しいコンビニ「たそがれ堂」。

    児童書を元に文庫化した本作は読みやすく、『桜風堂ものがたり』シリーズと同じく風早の街で起きる物語(として『風早の街シリーズ』と言う括りもあるのですね。)のため、人を選ばずに心を癒やしてくれる力がありました。短編集で

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    2024年01月04日
  • 桜風堂ものがたり

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    優しい奇跡の物語だった。
    万引き事件の結末は辛くてこのまま読み続けられるかと思ったけど、最後は幸せな気持ちでいっぱいになりました。
    このシリーズ続きがあるならぜひ読みたい!

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    2023年12月28日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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    コンビニたそがれ堂シリーズ
    元々ファンタジーではあるのだけれど、久しぶりに読んだからか、よりファンタジー味を感じた気がします。
    1つめは、小学6年生の愛が、幼い頃から兄妹のように仲良く過ごしてきたお隣の4歳上のお兄ちゃんへの淡い初恋を描いた『星に願いを』
    2つめは、喫茶店を経営する老夫婦、宗一郎さんと鳩子さんの物語『喫茶店コスモス』
    3つめは、ヒーローに憧れながらも、平凡な日々を送る良介が、失恋した夜に「悪の秘密結社」の求人広告を見つけたことから始まる物語『本物の変身ベルト』
    それぞれにテイストは違うけれど、少し頑張ってみるきっかけをくれたのが、コンビニたそがれ堂。そうやって主人公たちが頑張っ

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    2023年12月20日
  • コンビニたそがれ堂

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    心が温まりました。特に拾われた子猫が先天性の重い病気でもう長くないと自分でわかった時 人間に姿を変えて家族特にお兄ちゃんにお別れを言うお話。子猫はお兄ちゃんに救われた、でもお兄ちゃんも子猫に救われていた。会えなくなっても見えなくなってもきっとみんなどこかでつながっている…涙がホロっとでました

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    2023年12月18日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    続編と思ったら番外編。ファンタジーでした。これまでの二冊との違和感はあるものの、これはこれで楽しく読みました。

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    2023年12月05日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    表紙と題名が素敵でずっと読みたかった本。
    実際に本物の魔女が出てくるお話。
    外国のファンタジーではなく、日本的で、不思議な雰囲気。
    「眠りを守る」という題名のように人間を愛し、見守り続ける魔女達のお話。

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    2023年11月28日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    シリーズ第8弾。

    「いらっしゃいませ、お客さま 
     さあ なにを お探しですか?」
    今回は、まるっと猫さんのお話です。
    化け猫になりたい子猫に、ねここが聞かせた猫語り。

    ・しっぽの短い麦わら猫は その1
    ・サンタクロースの昇天
    ・勇者のメロディ
    ・しっぽの短い麦わら猫は その2

    今回は、泣けます。
    優しさと温もりで胸がいっぱいになって泣けます。

    今作を一言でまとめるのなら
    「世界には、優しい奇跡が満ちているんだねぇ」
    でしょうか・・・(〃▽〃)ポッ

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    2023年11月26日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    シリーズ第7弾。

    この世に売っていないはずのものまでが
    なんでもそろっているという
    不思議な魔法の「コンビニたそがれ堂」のお話が2編。
    『百貨の魔法』の番外編が1編収録。

    ・雪柳の咲く頃に ・小鳥の手紙
    ・番外編 百貨の魔法の子どもたち

    番外編は魔法のコンビニと魔法の子猫の
    コラボ作品です。

    人の子が魔法を夢見、信じるならば、
    魔法の側もきっと、人の子を愛し、
    力を貸してやろうと思うものなのよ。

    おとぎ話のような楽しくて、優しくて切ない話と
    いつもの温かいお話が心に沁みます。

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    2023年11月26日
  • コンビニたそがれ堂 神無月のころ

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    シリーズ第5弾

    不思議なコンビニたそがれ堂。
    店長は風早の街を見守る神様のはずなのに
    神無月のころ、店長がいない?
    店番のアルバイトは、まさかのねここ??

    ・序章 神無月のころ ・幻の遊園地
    ・夏の終わりの幽霊屋敷 ・赤い林檎と金の川
    ・終章 三日月に乾杯

    神無月のお留守番は、ねここでしたぁ~
    今回も感動と泣ける話が盛りだくさん。
    ねここの着物が不思議でステキだなぁ~

    初めて南部弁の活字を見た!
    ルビ無しで、一般の人は意味がわかるのかなぁ~?

    お気に入りは「幻の遊園地」

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    2023年11月26日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    シリーズ第4弾。
    この世に売っていないはずのものまでが
    なんでもそろっているという魔法のコンビニ

    ・おいつけない・おやゆび姫・空の童話
    ・エンデイング~花明かりの夜に

    切なくて温かくて優しい物語たちだけど
    心に残る言葉や心くすぐる小物たちもステキです。
    「子どもの本はね、人の人生を作るのよ」
    「本当に大切な願い事は、言葉にしなければいけない
    そうでないと叶わない願い事もあるのです」
    斎藤さんのお子さんは、ステキな夜を過ごしたんだねぇ

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    2023年11月26日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    シリーズ第2弾。
    ・雪うさぎの旅・人魚姫・魔法の振り子
    ・エンディング~ねここや、ねここ 4編を収録

    大事な探しものがある人は 必ず ここで見つけられる
    そんな魔法のコンビニ たそがれ堂
    今回の奇跡の招待状は、どこに届くのでしょうか・・・

    ありがちがキレイなだけのお話じゃないところが好きです。
    それでも、一番のお気に入りは「魔法の振り子」
    我が家としてホテルを愛する方は、ホテルからも愛される

    ホテルマンとしてお客様と接する事で、人を見る目や
    言葉の真実を読み取る力がつく。
    あぁ~老舗ホテルっていうのは、こうじゃなくっちゃと
    嬉しくなりました。

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    2023年11月26日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    本屋の仕事について色々と知れる本だなあと思った。この本を読むと本屋の棚やPOPを今まで以上に注意深く見るようになる。本屋さんの仕事って奥が深いなあと思った。
    それから自然と情景が浮かんできて、物語にどんどん引き込まれるような文章だなあと感じた。
    オウムとのやり取りも可愛らしい。
    上巻が読み終わってすぐに下巻を読まなくちゃという気にさせられる。たまたま上巻と一緒に買ってあったからすぐに読むことが出来たので良かった。
    続きが楽しみです

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    2023年11月18日
  • 約束の猫

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    村山早紀さんとげみさんのコラボ。

    瞬く星空の下なのかと思ったが、透明の傘をさしているのは雪なのか⁇
    とても幻想的で、青年を見上げている白い猫が、なんとも言えずに愛しい…。
    そんな表紙に惹かれて、ページを捲る全4話。
    表題作の「約束の猫」が、表紙となったのが読んだあとにわかる。


    こんなにも猫が身近に感じられるとは思わなかった。
    そばに居てあたりまえのような存在になっている。
    実際、犬としかいっしょに生活したことはないのだが…。
    それでもこれほどまで猫に惚れるとは…。


    「七日間のスノウ」拾った子猫を家族に内緒で、こっそり育てたけれど…。家族の愛を感じられる(涙腺崩壊もの)

    「五千年ぶん

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    2023年11月17日