【感想・ネタバレ】コンビニたそがれ堂のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

 前から気になっていた一冊。元気がない時、疲れた時にお勧め。

 たそがれ堂に訪れる人々のお話が5つ。短編なので、一つの物語があっという間に読める。優しすぎる文体にほっとでき、癒された。

 たそがれ堂の場所、店外&店内の雰囲気、店員さんがもつ柔らかい雰囲気、大好きになった。シリーズになっているので...続きを読む、ぼちぼち読み進めて心を浄化させてもらおう。そう思うと、楽しみが増えて嬉しくなった。

 「手をつないで」のお話が一番好き。女の子と母親の物語。パパさんが女の子にママの境遇を話してあげている場面にほろりとした。たそがれ堂も手を貸してくれた。色々あったけれど、親子の絆が深くなって安心し、泣けた。

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

心が軽くなる温かい読後感。元児童書(に加筆した)だけあって、難しい言い回しや表現が少なくて読みやすいです。それでいてスッと入ってくる優しい言葉の数々。大好きです。

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Posted by ブクログ 2023年11月04日

子供のときに読んだ。この本のタイトルを思い出すと、寒い日におでんの湯気でいっぱいのコンビニにいるような心温まる感覚になる。児童書のほうのイラストも込みでとても好きだった。懐かしいな。

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Posted by ブクログ 2023年03月29日

友人からおすすめしてもらって読みました。短編小説で読みやすく、どれもじんわり心温まる物語です。特に、時空を超えて音楽が流れる「桜の声」のお話が好きです。

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Posted by ブクログ 2023年02月03日

短いのであっという間に読み終わっちゃうけど、どの話もあたたかくて泣けた。
自分に優しくしてくれる人を、私も思いやりたいし大切にしたいし、同じように優しく接したい。
そういうごく当たり前だけど何より大切な気持ちに、改めて光を灯してくれました。

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Posted by ブクログ 2022年10月19日

とてもいい本…面白い本でした。特に最後の編 エンディングでは涙が出ました。
とても穏やかな気持ちになる…そんな本でした。

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Posted by ブクログ 2022年06月28日

元々児童書なのもあり、とても綺麗な言葉が多く心を打たれる言葉が多かった
手をつないで を読んだ時は、涙を堪えるのに必死でした

桜子さんの声の話も素敵だった

是非子供にも読んでもらいたい
全部が心温まる話です
たくさんの人にお勧めしたい本です!

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Posted by ブクログ 2022年03月08日

どのお話も素敵でした!
素敵な描写が詰まっていて心を癒してくれるので、このシリーズ好きになりました!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月18日

リカちゃん人形の話があって、内容が楽しいイメージだったけど、意外に切なくて面白かった!

猫が人間になる話があって、好きな親戚の男の子に自分が猫だということを言ってはいけない(言うと死んじゃう)のに、キスをして言ってしまった!

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

最近自分は疲れているのかもしれない。表紙だけ見て中身を知らずに買った本が、優しいお話である率がとても高い。
読み切り短編集で、どれも心がほんわか温かくなったり、しんみりキュンとしたり、ほっこり笑えたり、いい話ばかりで読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2024年01月04日

村山早紀さんの作品は、いつも心に響く想いを感じます。

心の底から欲しいと強く願った人ほど、コンビニ「たそがれ堂」は姿を表す。迷い込んだ人々は「たそがれ堂」で得たモノで、それぞれの物語に想いを乗せる。時には出会い、時には別れが綴られる物語であっても最後はいつも希望が残る。おでんとお稲荷さんの美味しそ...続きを読むうな香りを今日も漂わせながら、お客さんを温かく迎える優しいコンビニ「たそがれ堂」。

児童書を元に文庫化した本作は読みやすく、『桜風堂ものがたり』シリーズと同じく風早の街で起きる物語(として『風早の街シリーズ』と言う括りもあるのですね。)のため、人を選ばずに心を癒やしてくれる力がありました。短編集でしたが「あんず」はウルッときて好きになりました。

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

心が温まりました。特に拾われた子猫が先天性の重い病気でもう長くないと自分でわかった時 人間に姿を変えて家族特にお兄ちゃんにお別れを言うお話。子猫はお兄ちゃんに救われた、でもお兄ちゃんも子猫に救われていた。会えなくなっても見えなくなってもきっとみんなどこかでつながっている…涙がホロっとでました

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

最近読んでいる本が自己啓発系やビジネス系ばかりになっていたので、久しぶりにほっこりしたいなーと思い、SNSで紹介されていたのを思い出して手に取りました。

著者の本は初めて読んだのですが、目的を十分満たす、心休まる時間を過ごせました。著者は児童文学賞を受賞していることからも、とても読みやすく、普段、...続きを読む頭を使って読むことが多くなり、どことなく本を読むことが疲れる感じになっていましたが、これからもこういった本が読みたい、読書ってやっぱりいいなーと思い出せた、いい時間でした。

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Posted by ブクログ 2021年08月09日

若い頃はまだ住まいの近くにコンビニがなくて、独身寮に住んでいた私は夜お腹が空いても買いに行く場所がなく、年末年始やお盆の時期も事前に必要なものを買いだめしておかないといけなかった。年末年始に開いていたのはお寿司屋さんぐらいだっただろうか。幕張がまだ単なる埋立地だった昭和50年代後半の首都圏は、どこも...続きを読むそんな感じだった。

実家のある九州の片田舎になるとなるとさらに夜間空いているお店などなくて、午後7時を過ぎると飲み屋以外は空いていないというのが当たり前の風景だった。24時間営業のコンビニがあれよあれよという間にあちこちに出来て、日常生活がぐっと便利になった。ここ2年ほどはジョギングを趣味にしているが、場所によっては1キロの間に数店のコンビニが営業しているところもあって、夏場のジョギングでは給水所代わりに立ち寄って飲料水を買うなど便利に利用している。

コンビニは24時間空いている便利なお店だが、用事がなくてもちょっと立ち寄ってみたくなる場所でもある。何か面白い雑誌はないだろうかとか、スイーツの新商品は出ていないかななどとふらっと立ち寄る人も少なくないのではないだろうか。考えてみれば独特の雰囲気を持ったお店なんだなと思う。

村山早紀さんが書かれた「コンビニたそがれ堂」は、駅前商店街のはずれにある不思議なコンビニが舞台となった短編集だ。コンビニというどこの街にもある場所ながら、そこが不思議な空間となって不思議な話が展開する。

「早風という街の駅前商店街のはずれに赤い鳥居が並んでいる場所があり、夕暮れ時に行くと不思議なコンビニ「たそがれ堂」を見つけることがあるという。お店に入るとレジの中に店員さんがいるが、長い銀色の髪に金の瞳という不思議な雰囲気のお兄さんだ。たそがれ堂に行くと探しているものが必ず見つかると言われているが、いつでも行けるという場所でもない。そんな不思議なコンビニに出会った人や人ではないものが、自分が探していた大切なものに出会い心温まる物語が育まれていく。」

この物語の舞台となっている風早の街は、以前ご紹介した「百貨の魔法」の星野百貨店がある街だ。「百貨の魔法」は魔法と奇跡を感じられる素敵な物語で、心温まる素敵な物語だった。村山早紀さんの他の物語にはどんなものがあるのかなと思い探していたら、「コンビニたそがれ堂」の舞台も風早だと知り迷わず購入して読んだ。

ワクワクしながら読み進めたが、予想に違わずどの短編も心温まる素敵な内容だった。いろいろと落ち着かない世の中だが、だからこそこういった心休まる物語をゆっくりと読む時間を作るのは大切なことだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2021年05月26日

子供向け??と思ったらやはり児童書をリメイクしたものらしい。

毒にも薬にもならず、記憶にも残らなさそうな・・・

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Posted by ブクログ 2021年05月18日

ハッピーエンドばかりではなく、登場人物がそれぞれ傷を負いながらひとつの答えにたどり着く様が魅力の本作。とあるバザーで偶然この本と出合った私。もしかするとこの本が、私にとっての「たそがれ堂」なのかも。

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Posted by ブクログ 2021年04月29日

恥を忍んで告白する。
村山由佳さんの作品を読んでみようか、と思って探しに行って、間違えて出会ってしまったのがこの作品。
しかし、こちら村山早紀さんも、児童文学でかなりのキャリアのある書き手のようだ。
本作ももとは児童書で、それを大人向けに編集しなおしたものらしい。
間違ったなどと思って、大変失礼いた...続きを読むしました。

ずっと風早町の人を見守り続けるお稲荷さん。
それがたそがれ時になると、コンビニとなって、大切なものを探している人々の前に現れる。

ふんわり、ハートフルな雰囲気ではあるけれど、時空がぐいぐい操作されるので油断できない。
人間だけがこのコンビニで探し物をするかと思っていたら、いやまあ、どうして。
いろいろな技が繰り出されてくる。
なかなか面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年02月08日

この本は元々児童書だそうです。(後書きより)
そのこともあってか、読んでいて非常に癒され気持ちが暖かくなります。
また解説でもありましたが、"うまく伝えられなかった「さよなら」についての物語"というのはその通りだと思いますし、読んだ人は共感できるのではないでしょうか。

短編が何...続きを読む個かある形ということもあり、疲れた時にまた読み直したいです。

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

二度目ましての作家さん
・コンビニたそがれ堂・手をつないで・桜の声
・あんず・あるテレビの物語 5編を収録

風早の街。大事な探し物がある人には不思議な風が吹く
気付くと紛れ込んでいる商店街の外れの古い路地
赤い鳥居に稲穂のマークの不思議なコンビニ
その名もコンビニたそがれ堂

じんわりと温かくて優...続きを読むしくて、切ない不思議たちが
蓋をしていた昔の思いをノックする
続きを読みます♪

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Posted by ブクログ 2023年10月24日

 10巻もシリーズ化されている『コンビニたそがれ堂』です。読めばきっとあなたも、おでんとお稲荷さんが食べたくなります。(って、そっちかい!)

 おそらく人気の秘密は、敬体でやさしい文体、分かりやすい表現と展開など、まるで童話か児童書を読んでいる感覚です。
 と思ったら、元は児童書だったんですね。文...続きを読む庫化の際、大人向けに加筆修正されたものだそう。

 基本的に一話完結の短編集で、5話あります。たそがれ堂は、大切なものを探している時だけ、その人の前に現れるという不思議なコンビニでした。
 夕暮れ時、赤い鳥居、稲穂の紋に赤い看板、銀色の髪と金色の目をした店員ときたら‥もうこれ、赤いきつねですね。きつねの神様ですよ。
(あ、因みに緑のたぬきは出てきません、ハイ。)

 どの話も温かさと切なさで、グッときます。村山早紀さん、日常の隣にある不思議な世界を描くのがお上手です。叶わなかったこととか、誰かに伝えそびれた言葉とか、そういう願いや想いがもし届くとしたら‥と、それが夢物語だとしても琴線に触れるのでしょうね。大人ほど響くんだと思います。

私の前にもたそがれ堂が現れないかなぁ。
いい意味で、狐につままれてみたいなぁ。
幸せのお裾分けやおこぼれが欲しいなぁ。
(お前にゃコンコン(来ん来ん)。きつねだけに‥。)
ですよねー。

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Posted by ブクログ 2023年06月05日

次回の読書会課題図書。

地の文がですます文調で始まる三人称目線で、それだけで児童文学っぽいなと思っていたけど、どうやら児童文学を大人向けに仕様を少し変更したのがこの作品らしい。

読みやすくてハートフルな本だとは聞いていたが、本当にその通りで、
不思議なコンビニ「たそがれ堂」をハブにした連作短編の...続きを読むどれもがスルスル読めてじんわりほっこりするお話だった。

全体を通して、変化や別れに対峙する時にじわじわと沁み入る切なさややるせなさという感情に焦点が当たっていて、大人が読んでもホロリとくる。
特に「あんず」は何気にネコ好きなのもあってストレートに泣けました。

さて、そんな切なさ、やるせなさを乗り越える具体的な方法として、コンビニ「たそがれ堂」の存在はまさに児童文学的で、ファンタジー要素がとても強い。リアルに揉まれた大人にとっては、なんかちょっと甘すぎんなーと思いがちなんだけど物語を追うにつれ、なんだかやるせなくてつらい時、自分の中に自分とは違うある対象から見えているかもしれない世界を想像するということは意外と効果的な気もした。いや、まあより切なくなっちゃったりもするんだけど。

どんな状況下においても想像力は自由。
ちょっとだけ夜と霧を思い出した。

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Posted by ブクログ 2023年04月02日

大事な探しものがきっと見つかる不思議なコンビニたそがれ堂のお話。
5つの短編集になっており、どの作品も温かくて優しい。元々は児童書であり、今回の文庫化で大人向けに加筆修正したものだそう(作者後書きより)。私は特に「あんず」の物語が好き。作者の死生観がこの作品には強く表れていると思う。悲しいことも、見...続きを読むえなくても近くで見守ってくれていると思えたら、また歩き出せる、そんな気がする。残念なのはたまに文章のリズム?というか言い回しが私と合わなくて、違和感を感じてしまったこと。そこだけ残念。

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Posted by ブクログ 2023年03月12日

色々な本を読んでいると時々、優しい内容の本を読みたくなる。探し物を見つけられる不思議なコンビニ、たそがれ堂。立ち寄る人は吸い寄せられように扉をくぐる。そしてどんなカタチでも救われるのだ。叶わない願いでも。

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Posted by ブクログ 2023年03月11日

あとがきを読んで、元は児童書だった事を知った。
子供の頃に、出会っていたら夢中で読んだのかもしれない。

ファンタジーで癒される短編集。

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Posted by ブクログ 2022年07月31日

「あんず」の話が1番好きだった。文章は児童向けならではの文章の書き方が多かったけど、内容はシリアスなものや、考えさせられるようなものもあった。オムニバスなのでサクサクと読みやすい。

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Posted by ブクログ 2022年04月09日

ちょっと物足りないなと思ったら児童書だったと納得。
それでもほっこりするいい話が多かった。

個人的に【あんず】が好き。

現実にもこんな素敵なコンビニあったらいいのにな〜

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

ほっこりやさしい気持ちになれるファンタジー。
短編でさくっと読めます。

複雑な話もないのでわかりやすい。
読み終わったあとで、児童書だったと知って納得。

ちょっと切なくて温かくてよいお話。
心が疲れたときに読みたい本です。

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Posted by ブクログ 2022年01月07日

普通のよくあるいい話だと思いました。感動ということはなかったけれど、90分でサラッと読めるので、続きも読もうと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月18日

「消えてしまうわけじゃない。誰の魂も、どんな想いもね」 ――あんず より

童話のような語り口で紡がれる風早の街にある不思議なコンビニを訪うお客さんの物語。
心の汚れた大人になった私には清らか過ぎて邪念が祓われそうだった。
重病の猫あんずの話にぐっときた。

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Posted by ブクログ 2021年08月27日

読みながら、何となく子供に人気の本のようなストーリーだなと思いながらよんでいたら、やっぱり元々児童書だったようでした。
とてもファンタジーでほっこりしました。

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