村山早紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・空を泳ぐ鯨
・シンデレラの階段
・夏の木馬
・精霊の鏡
・幕間
・百貨の魔法
以前に読んだ、この作者が書いた本屋を舞台にした作品の時も書きましたが、経営努力なしの経営再建の話は現実味が全くなくて白けてしまいます。
いやこれは子ども向けだから、とか、ファンタジーだから、というのは、なしです。
そういう言い訳を用意しているのなら、まったくの夢物語にシフトすればよい。
現実に軸足を置いているのなら、少なくとも現実的な問題には現実的な対応をして欲しい。
この百貨店に努めている人たちが、職場を、そしてお客様たちを大切に思っているのはわかる。
それはもう過剰にそう書いてあるから、子どもにだっ -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ子ども向けの本をどう書くべきか、というのはなかなか難しい。
村山早紀さんによる児童書を書くための指南書。ノウハウより心構えに重きが置かれた本。現在の児童書の傾向や、村山さんが子どもの頃に読んでいた本、使っている道具、スケジュール、参考文献、新人賞について、などなど。
でもこの本の一番良いところは「書きたい」と思っている大人そして子どもへのメッセージもあるところでしょうか。そういう本はなかなかなさそうです。
書き方のくだりでは、プルーストも今で言う付箋で加筆していたことや、「耳をすませば」の雫ちゃんも思い出したりしました。なんにせよ作品を書くというのは大変そうです。
ご自身の短編作品を用 -
Posted by ブクログ
風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ることしかできなかったアカネヒメ。まだ小さな力を使って、風早の人の幸せを守ろうとするが....
各章のタイトルは、オルゴールの秘密、夢みる木馬、たそがれの約束、人魚姫の夏、春色のミュージカル、永遠の子守歌。
2000年代に児童書として刊行された5編の作品に書き下ろしを1編加えて改訂したもの。連作短編の形だけど、一つの物語