村山早紀のレビュー一覧
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ネタバレ月原一整
心優しい、銀河堂書店文庫担当。他者と関わることを避ける傾向にあるが隠れた名作を見出す才能がある。
卯佐美苑絵
銀河堂書店児童書担当。内気で夢見がちな美しい娘。絵を描くのが得意。画像に対して天才的な記憶力を持つ。
三神渚砂
銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。人脈づくりがうまく、勝ち気で元気。いろんな意味で強靭な娘。苑絵とは幼馴染。
柳田六朗田
銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた男。趣味の料理と酒関係の本の棚作り、壮大なディスプレイ作成に定評がある。人望がある良き店長だか、駄洒落と悪乗りが好き。
塚本保
銀河堂書店副店長。外国文学担当。知的な紳士。何かとクールでスタイリ -
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ネタバレ月原一整
心優しい、銀河堂書店文庫担当。他者と関わることを避ける傾向にあるが隠れた名作を見出す才能がある。
卯佐美苑絵
銀河堂書店児童書担当。内気で夢見がちな美しい娘。絵を描くのが得意。画像に対して天才的な記憶力を持つ。
三神渚砂
銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。人脈づくりがうまく、勝ち気で元気。いろんな意味で強靭な娘。苑絵とは幼馴染。
柳田六朗田
銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた男。趣味の料理と酒関係の本の棚作り、壮大なディスプレイ作成に定評がある。人望がある良き店長だか、駄洒落と悪乗りが好き。
塚本保
銀河堂書店副店長。外国文学担当。知的な紳士。何かとクールでスタイリ -
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村山早紀さんとげみさんのコラボ。
紫色と藍色に輝くのは黄金の星。
その中心に青年と亀、彼らのバックには満開の桜の木という…なんとも優美な表紙の絵。
3つの短編はとても優しい。
「花ゲリラの夜」綺麗で強い薔薇のようなさゆりさんは、私を散歩に誘うと町中に種をまく。
知らぬ間に咲いて誰かが喜んでくれたら幸せな気分になる。
そう、花は誰かを幸せにして、誰かに勇気を与えてくれるのかもしれないと思う。
「春の旅人」遊園地で見かけたおじいさんから聞いたのは、若い頃に北極星から来た亀と話をしたこと。
この星で生まれて宇宙へと旅立つ、同じこの星で生まれた、地球のきょうだいと呼ばれたことを。
まるで夢のよ -
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優しい世界 村山さんの描く世界はいつも優しく、思いやりに満ちている。
こちらの小説も例に漏れず、思いやり、慈しみそして望郷の念に満ちている。
かつて、百貨店に行くときはおめかしし、最上階のレストラン街で緊張しながらスプーンを動かし、屋上の遊園地ではどの子もよそ行きの顔を忘れて遊んでいた。
そんなことを懐かしく思い起こさせてくれると同時に、人と人の温かさ、良い思い出の持つ力強さを感じさせてくれる。
そして、奇跡を起こすのは、実は名もなき人たちの誠実な毎日なのだ、と気付かされる。
世知辛い世の中で、この小説を読むと癒され、明日も頑張ろう、私にできることをしようという気持ちになれる。 -
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ネタバレクリスマスイブの夜に住む場所も仕事も失った主人公の茜音が、カーレンという少女に出会ったことをきっかけに、洋館のアパートかなりや荘の住人になります。
かなりや荘の住人たちは皆心のどこかに傷を負っていますが、互いに寄り添い合って暮らしています。自分が大変な時でも他人を思いやる優しい住人たちに、心が温まりました。
繊細な性格の母を持ち苦労の多い人生を送ってきた茜音が、自分では目指そうと思わなかった漫画家になるという夢に向かうところまででこの巻は終わりました。
自分に自信が無かった茜音が才能を見出され、未来に目を向けていく様子に胸が熱くなりました。
続巻があるので、まだ深掘りされていない住人のお