村山早紀のレビュー一覧

  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    ネタバレ

    月原一整
    心優しい、銀河堂書店文庫担当。他者と関わることを避ける傾向にあるが隠れた名作を見出す才能がある。

    卯佐美苑絵
    銀河堂書店児童書担当。内気で夢見がちな美しい娘。絵を描くのが得意。画像に対して天才的な記憶力を持つ。

    三神渚砂
    銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。人脈づくりがうまく、勝ち気で元気。いろんな意味で強靭な娘。苑絵とは幼馴染。

    柳田六朗田
    銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた男。趣味の料理と酒関係の本の棚作り、壮大なディスプレイ作成に定評がある。人望がある良き店長だか、駄洒落と悪乗りが好き。

    塚本保
    銀河堂書店副店長。外国文学担当。知的な紳士。何かとクールでスタイリ

    0
    2023年10月23日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    ネタバレ

    月原一整
    心優しい、銀河堂書店文庫担当。他者と関わることを避ける傾向にあるが隠れた名作を見出す才能がある。

    卯佐美苑絵
    銀河堂書店児童書担当。内気で夢見がちな美しい娘。絵を描くのが得意。画像に対して天才的な記憶力を持つ。

    三神渚砂
    銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。人脈づくりがうまく、勝ち気で元気。いろんな意味で強靭な娘。苑絵とは幼馴染。

    柳田六朗田
    銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた男。趣味の料理と酒関係の本の棚作り、壮大なディスプレイ作成に定評がある。人望がある良き店長だか、駄洒落と悪乗りが好き。

    塚本保
    銀河堂書店副店長。外国文学担当。知的な紳士。何かとクールでスタイリ

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    2023年10月20日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    人の子の暮らしのすぐそばで、長い時を生きる魔女たちは暮らしている。魔女たちにとって人の子の一生は一瞬のものだけれど、それでも、出逢った人たちのことを魔女は忘れない。人の子のささやかな想い、懸命な願いを陰日向に支える魔女たちは、儚い命の思い出を優しく暖かく抱きしめ、魂の眠りを守る。

    生きることへの愛に溢れた作品。人間を愛おしく思う気持ちが湧き上がってきて切なくなる。

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    2023年10月13日
  • コンビニたそがれ堂

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    最近読んでいる本が自己啓発系やビジネス系ばかりになっていたので、久しぶりにほっこりしたいなーと思い、SNSで紹介されていたのを思い出して手に取りました。

    著者の本は初めて読んだのですが、目的を十分満たす、心休まる時間を過ごせました。著者は児童文学賞を受賞していることからも、とても読みやすく、普段、頭を使って読むことが多くなり、どことなく本を読むことが疲れる感じになっていましたが、これからもこういった本が読みたい、読書ってやっぱりいいなーと思い出せた、いい時間でした。

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    2023年09月17日
  • 春の旅人(立東舎)

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    村山早紀さんとげみさんのコラボ。

    紫色と藍色に輝くのは黄金の星。
    その中心に青年と亀、彼らのバックには満開の桜の木という…なんとも優美な表紙の絵。

    3つの短編はとても優しい。

    「花ゲリラの夜」綺麗で強い薔薇のようなさゆりさんは、私を散歩に誘うと町中に種をまく。
    知らぬ間に咲いて誰かが喜んでくれたら幸せな気分になる。
    そう、花は誰かを幸せにして、誰かに勇気を与えてくれるのかもしれないと思う。

    「春の旅人」遊園地で見かけたおじいさんから聞いたのは、若い頃に北極星から来た亀と話をしたこと。
    この星で生まれて宇宙へと旅立つ、同じこの星で生まれた、地球のきょうだいと呼ばれたことを。
    まるで夢のよ

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    2023年09月12日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    目に見えない存在を信じる事は、とてもあたたかく平和をもたらす事なのだと思いました。
    生きる年月がとても長い魔女。それに比べたら人間の生きる時間はとても儚い。けれども、時の流れの中でたくさんの命が理不尽にも奪われる過去がある。それでも魔女は手を差し伸べ、いつの時代も見守り祈っている。安らかな夜が訪れるように、と。
    魔女を見たことはありませんが、その存在はいると思う。いると思う。それだけでも、何かに守られている気がするのは、もしかしたら魔法なのかなと信じたいです。

    0
    2023年09月10日
  • 春の旅人(立東舎)

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    ネタバレ

    優しい気持ちになれる本
    挿絵がタイプすぎて、パケ借りして読んでみたら、お話も可愛くてじんわりあったかくなった。

    最後の詩がすき

    0
    2023年08月11日
  • その本の物語 上

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    上読み終わったとこやけど既に好き。ルルーの成長や悩みや楽しさに思わず感情移入する。素直で可愛いルルーが好きでルルーみたいな魔女に会いたい。150年前の話が悲しいけど温かくて好き

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    2023年08月07日
  • 約束の猫

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    これは人前で読んだらアカンやつ(T0T)寝る前に読んだけれど…特に子猫が…。・(つд`。)・。そんな(←どんなだ(^^;))猫の短編集(=゚ω゚=)みんな強く生きていってほしい!

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    2023年07月14日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    桜風堂物語のファンタジー部分スピンオフ短編集。
    むしろ、「星をつなぐ手」以降の月原一整・透少年・「風猫」藤森正太郎・沢本来未、そして多分の卯佐美苑絵 のカフェ書店についての続編があってもいいのではないか。本=書店を愛する人びとの温かい作品群である。

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    2023年07月21日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    桜風堂番外編。

    まさに「夢ものがたり」

    ほわっと楽しめました。

    最初の透とその友達2人の冒険もなんかいいなあ、と思いながら読みましたが、都会で人間関係うまくいなかなかった人が田舎で自分を取り戻すーかどうかは田舎出身の私にはちょっとひっかかりました。
    「都会では、空気が読めない善人は、嫌われてしまうこともあるのだ。」
    これは田舎も同じ。そして、都会なら逃げ場もあるけど田舎にはない。

    そんな現実はともかく、桜野町はあくまでも架空の町。夢を見させてくれる町。
    読んでいる間は現実を忘れて、どっぷり夢の世界にはまって幸せな気持ちに。

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    2023年05月30日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    『桜風堂ものがたり』の続編。
    作者さんとしては、当初考えていた物語を二冊にわけて刊行することになったようなもの、だとのこと。

    『桜風堂』ファンとしては、同じ登場人物が出てくることに喜びを感じました。(特にやはり月原一整!)

    月原一整が引き継ぐことになり、いろいろな問題点を解決してくれる仲間が登場するのも悪くはなかったですが、この本では、イベントの発案から当日までの流れの部分がよかったです。自分自身、去年、あるイベントに携わって大変だった経験があるからだと思いますが。

    本屋さんにあまり足を運んだことがない人にこそ読んでほしいかな。

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    2023年05月29日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    夢ものがたり。

    最後が少し戸惑ったけど
    どれもやっぱりあったかくて良いお話。
    このシリーズに出会えてよかった!
    まだ出てきてない人達のお話も読みたいな。

    アリスで始まり、アリスで終わった。
    優しい人たちがたくさんだ。
    心地良い。

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    2023年05月29日
  • 百貨の魔法

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    優しい世界 村山さんの描く世界はいつも優しく、思いやりに満ちている。
    こちらの小説も例に漏れず、思いやり、慈しみそして望郷の念に満ちている。
    かつて、百貨店に行くときはおめかしし、最上階のレストラン街で緊張しながらスプーンを動かし、屋上の遊園地ではどの子もよそ行きの顔を忘れて遊んでいた。
    そんなことを懐かしく思い起こさせてくれると同時に、人と人の温かさ、良い思い出の持つ力強さを感じさせてくれる。
    そして、奇跡を起こすのは、実は名もなき人たちの誠実な毎日なのだ、と気付かされる。
    世知辛い世の中で、この小説を読むと癒され、明日も頑張ろう、私にできることをしようという気持ちになれる。

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    2025年12月18日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    百貨の魔法の番外編を読む前に一旦休憩して
    百貨の魔法を読みました。
    その方がとても楽しめました。
    夢をみること、信じることのできる人になりたい。

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    2023年05月11日
  • 桜風堂夢ものがたり

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     少年達に人気の怪談話の舞台になりやすかったりする山間の小さな書店に迷子になった大人や、本の編集者の父を持つ 娘などが様々な思い出を胸に訪れる物語です。

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    2023年04月03日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ネタバレ

    クリスマスイブの夜に住む場所も仕事も失った主人公の茜音が、カーレンという少女に出会ったことをきっかけに、洋館のアパートかなりや荘の住人になります。

    かなりや荘の住人たちは皆心のどこかに傷を負っていますが、互いに寄り添い合って暮らしています。自分が大変な時でも他人を思いやる優しい住人たちに、心が温まりました。

    繊細な性格の母を持ち苦労の多い人生を送ってきた茜音が、自分では目指そうと思わなかった漫画家になるという夢に向かうところまででこの巻は終わりました。
    自分に自信が無かった茜音が才能を見出され、未来に目を向けていく様子に胸が熱くなりました。

    続巻があるので、まだ深掘りされていない住人のお

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    2023年03月16日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    幕間2〜ケンタウロスとお茶を
    とても染みました。
    編集者に夢を釣り餌のようにされて、自分の大切なケンタウロスのお嬢さんを漫画の中で死なせてしまった来未の苦しさは、読んでいて辛かった。
    大切な夢や想いを、自らの手で汚さざるをえなかったことで、自分自身をも責めていた来未が悲しかった。

    来未が桜風堂に一歩踏み出すことができて本当に良かった。

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    2023年03月11日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    夢ものがたりだけあって、幽霊小咄みたいな話。桜風堂の続きだけど、一整くんは脇役で星野百貨店時代の仲間が主人公でした。一整くんの話も読みたいなぁ。

    昔読んだ本にあった『人は二度死ぬ、一度目は本人が死んだとき、二度目はその人のことを知ってる人が死んだとき』っていいうのを思い出した。そう、死んだ人の何かが私の中に残っているんだよなって。

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    2023年02月26日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    「桜風堂ものがたり」の続編です。
    前作で話の中心となった作家・団先生の小説「四月の魚」
    たくさんの人々を動かし、小さな書店を何とか立て直した月原一整ですが、今作は時代小説の人気作家
    高岡源の小説で奇跡が…
    奇跡起こりすぎですけどいいんです‼︎
    町の人が全員良い人すぎですけどいいんです‼︎
    それがこのシリーズの良いところ(*´∀`*)

    悪い人ひっとりも出ません笑
    素直に癒されてください。

    そんな人にオススメです♪

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    2023年02月22日