こよの作品一覧

「こよ」の「その本の物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • その本の物語 上
    4.1
    1~2巻682~726円 (税込)
    ずっと友達でいられると思っていた。なのに約束を破ったのはわたし――。病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、きょうも朗読を続ける南波。それは二人が子どもの頃に好きだった魔女の子のお話だった。遠ざけられても、裏切られても、なお魔法の薬で人々を癒そうとした風の丘のルルー。大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら。今を生きる十代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、遥かな魂の物語!

ユーザーレビュー

  • その本の物語 上

    Posted by ブクログ

    優しいお話に心癒された休日。

    本作に登場する『風の丘のルルー』が児童書として存在することを初めて知りました。これからも多くの子どもたちに読まれるシリーズ本になることを、願いたいです♪

    さて、下巻も現実とファンタジーが行き交う展開でありましたが、夢は叶うこともあるんだよと、優しい笑顔で語りかけられたような読後に包まれました。

    村山早紀さん作品は『風』『夢』『魔女』のキーワードがよく使われる印象ですが、どの言葉も同じ優しさが見えてくる?気がして、とっても不思議です。

    本作を読む中で、同じ温かさを感じる言葉を探してみると面白いかもですね♪

    『くま』

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    2025年06月06日
  • その本の物語 下

    Posted by ブクログ

    私は今日も、優しい日差しが差し込む病室で眠るあなたに『風の丘のルルー』を朗読する。

    今日は千鶴先生も隣で聴きたいって言うから、いつも以上に頑張らなきゃね。

    でもさ。私の朗読を聴いていると癒やされるって、千鶴先生の言うことは大袈裟だよね。私にそんな魔法みたいな力は、あるはずないのにね。

    感想です。
    始めからファンタジー1色の小説なのかな?と思っていましたが、なるほど。現実世界の女の子が読み聞かせてくれる絵本の世界との行き来といった構成なのですね。
    村山早紀さんらしい優しい世界観、ちょっと心にチクッとくる悲しみに、しっかりと没頭させてもらいました。早く下巻も読み終えたい!!



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    2025年05月17日
  • その本の物語 上

    Posted by ブクログ

    上巻だけ読んでも素敵な物語。
    村山早紀さんのお話はどれも心が癒される。
    まさにタイトル通りの【その本の物語】。

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    2024年09月26日
  • その本の物語 下

    Posted by ブクログ

    あなたは、『魔女とか魔法とか』を信じているでしょうか?

    『魔女』と聞いて何を思い浮かべるかは人それぞれだと思います。そもそもそんなもの物語の中の存在と一笑に付される方もいらっしゃるでしょう。しかし、中世ヨーロッパにあっては、『魔女』の存在を大人たちが信じた先に『魔女狩り』という蛮行を繰り返したことは歴史に深く刻まれてもいます。未知なるものを恐れ、噂が恐怖の感情を呼ぶ中に追い詰められていった数多の人たち。なんとも悲しい人間の歴史の一コマです。

    そして時は流れ、『魔女』は国境を越え、この国のテレビ画面を席巻する時代が訪れました。「魔法使いサリー」、「魔法の天使クリィミーマミ」、そして「魔法少女

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    2024年05月15日
  • その本の物語 下

    Posted by ブクログ

    「今日もしだめな自分だったとしても、明日は少しでも強くて立派な自分になろう。明日まだむりだったとしても、あさってはしあさってはがんばろうって、その繰り返しが大事なんじゃないかな、と思うんだ。
    最初っから強い人なんて、きっとどこにもいないんだよ。みんなきっと、優しくなりたい、強くなりたいって歯を食いしばってる。だめな自分、弱い自分が好きになれなくて、許せなくて、たまに泣いちゃったりしながらね」

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    2020年08月01日

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