村山早紀のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
待ち遠しかった、花咲家の2作目、『花咲家の休日』。
プロローグを読んだだけで、懐かしい風早の街に帰って来た、という、何とも嬉しい気持ちになります。
1話目は、草太郎さん視点の『魔法のコイン』。
その後、桂くん視点の『時の草原』、りら子視点の『死神少女』、猫の小雪視点の『金の瞳と王子様』、木太郎さん視点の『朝顔屋敷』と続き、エピローグは、茉莉亜視点。
最初のうちは、ほんわりと楽しく、暖かい気持ちで読めるのですが、私は、『金の瞳と王子様』辺りから、じわじわと涙腺が・・・。
村山早紀さんの、今まで読んだ、猫にまつわるお話の思い出も、一気に蘇ってきて、それらを重ね合わせたりして、小さな小雪の、健 -
Posted by ブクログ
コンビニたそがれ堂で、村山さんにハマったので風の丘のルルーとは、この本で出会いました。小さい頃にルルーと出会って、この本で再会した方は、懐かしさと新鮮さが入り交じった不思議な読後感なんだろうなと、少し羨ましく感じる。個人的には、上巻の傷つきながらも身近な人の幸せを願い、風の丘にたどり着くまでのストーリーが好きだった。下巻になると、急にスケールが壮大になりドタバタ感に若干ついていけず少し飽きてしまった。これも、既にルルーの物語を知ってた人は、抵抗なく読めたんだろうなと思う。それでも、最後までルルーとペルタと旅ができて楽しかったのは間違いなし!主人公の魅力は下巻も衰えない。エピローグも爽快な終わり
-
Posted by ブクログ
自分が本当にしたい生き方とは何か。ここで逃げてもいいのか。それとも手を差し伸べたいのか。後悔することにはならないか。
人との関わりって、折々に分岐点があるけど、南波ちゃんの選択は、どうだったのかなぁ。あんな選択をしたら、きっと後悔するよね。
私はどちらかというと沙綾ちゃんみたいな体験をしたことがあって、そういう時、周りの人は南波ちゃんとは違う道を選んでくれたので助けられた方ですが、もし、南波ちゃんみたいな態度を取られたら、やっぱりつらかったろうと思います。とても、沙綾ちゃんのように、優しく微笑んではいられなかったと思う。
でも、南波ちゃんが抱えてた弱さは、みんなが持っているもの。彼女を責めるこ -
Posted by ブクログ
この世で売られている全てのものから
本来はそこにあるはずのないものまで
心から願いばどんな探し物も必ず見つかる魔法のコンビニ
たそがれ堂のシリーズ第二弾
今回はホラーチックな物語で4人の女の子が登場します。
パパの再婚で風早の町に引っ越したさゆきの物語<雪うさぎの旅>
新しい街、新しいお母さんん、新しい学校
まだ馴染めずにいたさゆきは引っ越しの準備の為
田舎に預けられてた時に友達代わりとして作った
雪うさぎと雪だるまの事を思い出し会いたくなります。
もうネタバレになっちゃっていますが
けなげで儚い、行っちゃダメだよ〜〜と
言ってやりたくなります。
いと -
Posted by ブクログ
本編はf-Clan文庫版で書いてるので、番外編のみ。
番外編はひなぎくちゃん視点の物語。
日々木くんの優しいウソににんまりしてしまいました。(笑)
素直でいい子なひなぎくちゃんを騙しちゃダメですよと思いつつも、こういう夢のあるウソなら咎められませんね。
本当に子供が好きなんだなと思いました。
そして初登場の月村先生。
言いたいことをズバズバ言う強烈なキャラですが、素直になれないだけで、とても優しい方です。
大好きです。
…というか、この本に悪い人は一人も出てこないんですね。
みんないい人、みんな優しい人。
本当に人を幸せにする本だと思いました。
続編も手元にあるので、さっそく続きも読みた -