村山早紀のレビュー一覧
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PHP文庫の再販版には
作者のシリーズまたぎの
嬉しい短編があったので
集英社版から掛け替えました。
よりによってクリスマスの日に
仕事も住処も失った茜音。
公園で迷子の少女に出会い
送り届けた先のかなりや荘で
温かい歓待を受けるが
高熱でそのまま倒れてしまい…。
ちょっとずつ問題を抱えているらしい
住民たちの住んでいる、かなりや荘。
茜音は、そのみんなに好かれて
大家さんから仕事と
空き部屋を紹介してもらえたけど
そこに居たのは
四十九日を迎えて成仏できずにいる
問題大ありな漫画家の霊(^_^)
この作者の語り口は好きです。
こういう悪人のほぼ出てこない物語を
欲する時もあるのだ。
創 -
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この季節になると、読書にさえ温かくなる作品を求めてしまう私です。
そんな要求に応えるように11月初めに出版された村山早紀さんの作品を読み終えました。
5つの作品とも登場する人物全てが優しくて、さすがにここまでと思う反面ここまで書かなくては、今の世の中に「優しさ」なんて存在しないと思っている人が多いのかもしれない、読み終えて直後に考えました。
印象的なのは、やはり作品最初の「星降る街で」に登場する、失恋したての青年です。都会育ちの彼が働く田舎町で、ひとりぼっちで迎えると思われたクリスマスの日、著者お得意の猫が登場、猫を介していつも通う文房具店の店員と改めて知り合うストーリーとともに、青年の -
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ネタバレ水守響呼
風早こ街在住の作家。先祖の娘が妖精から授かった祝福の力によって、異界の住人たちを左の目で見ることができる。
ひなぎく
妖怪の隠れ里から来た猫耳の少女。響呼を姉のように慕っている。
錦織寅彦
櫻文社の若き編集者。父は辰彦。
草野辰彦
クラシックホテル竜宮ホテルこオーナー兼経営者。一流の俳優でもあり、ベストセラー作家でもある。本名は錦織辰彦。
錦織羽兎彦
寅彦の曾祖父。華族の若者。竜宮ホテル創設者にして冒険家。物語めいた逸話の多い人物。魔法や錬金術にきょうみをもち、自らそれを行なっていたらしい。
檜原愛理
響呼の高校時代の同級生。竜宮ホテルにあふコーヒーハウス『玉手箱』でアルバ -
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ネタバレ花咲茉莉亜
美しい長女。千草苑の看板娘で、併設されているカフェ千草の経営者。風早の街の聖母と呼ばれている。怪奇小説とホラー映画が好き。
花咲りら子
運動神経抜群で、物事を理論的に考える。、冷静な次女。姉弟の中でいちばんの寂しがり屋だが、ひとに甘えるのが下手。
花咲桂
母の面影を残す末っ子。彼の笑顔に誰もが心を開いてしまう。植物を操る能力が徐々に身についてきているところ。
花咲草太郎
風早植物園の広報部長。かつて妻を亡くしており、完全に立ち直ったわけではない。そのため、他者の悲しみには敏感。三人の子の父親。
花咲木太郎
草太郎の父。若い頃は有名なプラントハンターだった。現在は千草苑で造園 -
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ネタバレ花咲木太郎
風早商店街にある花屋「千草苑」の主人。若き日にプランツハンターとして世界中を旅した。
花咲草太郎
木太郎の息子。学者にして歴史ある風早植物園の広報部長。
茉莉亜
草太郎の長女。街で評判の美人。花屋に併設されたカフェ千草で美味しいお茶や手作りお菓子を出している。花屋の中に新しくできた、地元のFMラジオ局のサテライトスタジオで、週に二日夕方のパーソナリティとしても活躍している。
りら子
草太郎の次女。理系の高校生。黙っていればかわいいのに多少がさつで素っ気なく、いつも強気だけど実は人一倍傷つきやすく、優しい少女。
桂
草太郎の末っ子。本と猫が大好きで、心優しい小学生の男の子。少 -
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ネタバレ水守響呼
風早の街在住の作家。先祖の娘が妖精から授かった祝福の力によって、異界の住人たちを左の目で見ることができる。
ひなぎく
妖怪の隠れ里から来た猫耳の少女。響呼を姉のように慕っている。
くだぎつね
錦織寅彦
櫻文社の若き編集者。父は辰彦。
草野辰彦
クラシックホテル竜宮ホテルのオーナー兼経営者。一流の俳優でもあり、ベストセラー作家でもある。本名は錦織辰彦。
錦織羽兎彦
寅彦の曾祖父。華族の若者。竜宮ホテル創設者にして冒険家。物語めいた逸話の多い人物。魔法や錬金術に興味を持っていたともいう。
檜原愛理
響呼の高校時代の同級生。竜宮ホテルにあるコーヒーハウス「玉手箱」でアルバイトを