村山早紀のレビュー一覧

  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    コンビニたそがれ堂シリーズの四作目。
    今回は、夏の終わりの『追いつけない』、秋の『おやゆび姫』、クリスマスの頃の『空の童話』、それに、短めのエンディング、『花明かりの夜に』の四話です。

    それぞれ、今では絶版になってしまった昔の児童書、『空の童話』によって、今の自分がある人々が出てきます。
    そして勿論、素敵で優しい、コンビニたそがれ堂の店長さんも。

    『追いつけない』は、最初からもう、読むのが辛くて、少しずつしか読み進められませんでした。
    きっと幸せになれるに違いない、というのはわかっているんですけれども。
    が、やっと読み進めた先では、そんな期待を裏切って、航さんは念願だったある事を成し遂げら

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    2014年01月13日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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    シリーズ三作目。
    今回は、『星に願いを』、『喫茶店コスモス』、『本物の変身ベルト』の3作が入っています。

    何となく、それぞれの大切なものは、「未来」、「過去」、「現在」、なのかな、と、読み終えて思いました。
    そして、みんな、その大切なものの更に先にある未来を、大切に生きて行くんだろうな、と。

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    2014年01月03日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    待望の竜宮ホテルシリーズ第2巻。
    今作からの新キャラたちがまたいい味を出してる。

    羽根つきペルシャ猫のペルさんがかわいい。本当に愛理のことが好きなんだなぁ。

    そして相変わらずひなぎくちゃんがかわいい。

    個人的にすごく意外だったのが、響呼さんの恋愛事情。
    そっち方面で進展があるとはまったく思っていなかったので、へえぇー、そ、そうだったのか……! と衝撃だった。でも自然な組み合わせだよね、うん。

    残念だったのは、誤植があったこと。
    “エピローグ 魔法の夜”でひなぎくがひまわりになっているページがあって、ひまわりって誰? と一瞬本気で考えてしまった。

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    2017年03月08日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    ネタバレ

    嬉しい嬉しい続編。
    クリスマス前のこのタイミングで読めて本当に良かった。
    風早の街のクリスマス、素敵なんだろうなぁ。
    表紙のこの羽の生えた可愛いにゃんこは?と気になりつつ読み始め。
    なるほどそういう事でしたか。
    読後に改めて見ると、ああもうなんて素敵なの、と顔がほころんでしまう。
    ひなぎくちゃんにとっての初めての人間界でのクリスマス。
    サンタさんを信じる純真無垢な姿がなんとも微笑ましい。
    今はもう子供たちを喜ばせる立場になりましたが、幼い頃の懐かしい気持ちを呼び起こされます。
    愛理ちゃんのお母さんが気になりますね

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    2013年12月21日
  • 竜宮ホテル

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    ネタバレ

    村山作品ではお馴染みの、風早の街の物語。
    お話の舞台は不思議な住人が集まる"竜宮ホテル"。
    あやかしを見る不思議な瞳を持つ作家の響呼、猫耳娘のひなぎく、管狐、人ならぬ者達。
    今回も魅力的な登場人物が沢山出てきます。
    優しい語り口のふんわりファンタジーで、読後感の良さは言わずもがなですね。
    ひなぎく視点の書き下ろし短編も良かったです。
    こんなホテルに住んでみたいなー。
    この物語もまだ続いていく様なので、楽しみに待ちたいと思います。

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    2013年12月19日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    今回はクリスマスヴァージョンでした☆
    響呼先生が実は怖いお話も好きだとか、愛理が受けてる呪いとか、ちょっとダークな面もチラホラありましたが、楽しく読めました♪
    安斎先生もいい味だしてました(奥様は幽霊だし・・p^^;)し、次が楽しみです~

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    2013年12月16日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    こころがほっとする作品。
    不安なことや些細なことの疲れをそっと癒してくれて、
    素直な心を思い出させてくれる。
    いろんな人のいろんな願いが世界をつくってるんだなぁと思う。

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    2013年09月02日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    ネタバレ

    空の童話にまつわる思い出をもった人たちがたそがれ堂に訪れます。ほかの作品とのつながりがいろいろからんでいたりしてほかの村山さんの作品を読み返したくなりました。

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    2013年07月16日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    ネタバレ

    コンビニたそがれ堂は
    会いたいだれかに送る招待状を売っている。

    つらい時期を過ごしていたり、
    節目を生きてる主人公達が、
    会いたい人と会いたい仲間に招待状を送る。

    読んでいて、最初しんどいけど
    最後に元気になれるお話達だった。

    誰かを恨んだり、憎んだりすることがないのに
    ちょっとしたホラーなとこがあったりして
    面白かった。

    私にも、会いたくて会いたくて
    会えない人に会いたい時に
    コンビニたそがれ堂に行けたらいいな、、、と思っちゃう。
    行くべき人だけが行ける素敵なコンビニ。

    せつなくてやさしい話。
    中学生の娘もお気に入り。

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    2015年05月06日
  • 魔女の友だちになりませんか?

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    ネタバレ

    表紙からしてちょっと小学生向けすぎるかーっと思いつつも
    大好きな村山早紀さんなので手にとる。

    結構深い内容のような気が・・・・。
    ルルーが魔女だ、と告白した時にカイが逃げ出したのは私もちょっとショックだった。
    え?そーゆー展開なんだ、と。
    まああとで謝りにくるんだけど。
    なるほど、あそこであっさり受け入れられたら話が簡単に終わっちゃうし、
    きっと綺麗事すぎるんだろうな。
    そうだな、と思う。何考えてるかわからない相手ってのはコワイ。
    たとえば犬、とか猫、とかは結構表情あるような気がするんだけど、
    鳥、とかはこう感情が見えない、とゆーかよくわからない、という部分で
    かわいいっと思うんだけどふいに

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    2013年01月20日
  • ルリユール

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    ネタバレ

    壊れた本をまるで魔法のようになおす技術ルリユールの様に、読み手の心をほぐしてくれる様な物語でした。現実とファンタジーの世界が混じり合ってふわふわしているような雰囲気に心が温かくなるのを感じました。クラウディアさんのルリユールの技術は素晴らしいのに、ちょっと抜けたところのある点や、瑠璃ちゃんのしっかり者なのに危うさを秘めていそうな点等、魅力的なキャラが多くいました。人間に化けてアルバム作りをお願いしにきた茶虎猫のみよ子が特に好きです。私もクラウディアさんにルリユールの技術を教わりたいなぁ…。

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    2025年12月21日
  • 不思議カフェ NEKOMIMI

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    ネタバレ

    メルヘン?ファンタジー?
    根本的な始まりを許容すればのほほんとした暖かなお話し。

    個人的には初めから異能者であればファンタジーとして受け入れやすかったかも。

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    2025年12月10日
  • 風の港 再会の空

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    空港を舞台にした、出会いや別れ、それぞれのターニングポイントを、ちょっと不可思議なエッセンスを織り混ぜながら綴られた物語。ほっこり感動したいときにオススメ。

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    2025年12月09日
  • 風の港 再会の空

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    前回に比べて、ファンタジー要素が増えていたような・・村山先生らしさが出ていたと思う。
    空港って、そんなお話が生まれる場所なんだな。

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    2025年12月06日
  • 街角ファンタジア

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    わたしは、一番最初のお話が一番好き❤️

    優しい人のお話で、ほんわか。

    あ、それは、全編そうなんだけど。

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    2025年11月26日
  • 不思議カフェ NEKOMIMI

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    感想:
    リアルとファンタジーの融合。
    四季の移ろいを感じるお料理と情景のあたたかな暮らし。
    意識しなければ気付けない、日常の中の大切な実はお気に入りだったひととき。
    時々は気づいて大切にすくいあげようと意識するのに、いつのまにかまた指の隙間から零れ落ちるようにおざなりになってしまう。
    慌ただしい日常の全てのそういう瞬間をすべて大事にすることは難しいけれど、紛れもなく自分にもそういうひとときはあるんだと、思い出させてくれる。
    三章のセンシティブなトピックについては、急に現実を突きつけられたようでなかなか消化できずにいたけれど、キャラクターによって意見が違い、すんなりと受け入れられるものがあったこ

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    2025年11月25日
  • 約束の猫

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    こちらも子猫が出てくる短編が4つ。
    儚くて切ない感じなんですがほんのり暖かだったりでした。
    挿絵もいい味出してて眠くならず一晩で読めました。

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    2025年11月10日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    とんでもなく辺鄙な場所にある桜風堂を任された月原一整くんのその後を描いた作品。でも、リアルな書店経営の話ではなくて、かなりファンタジーに寄った作品だった。
    「優しい怪異」、「秋の旅人」、「時の魔法」の3話を収録した短篇集で、今回は一整くんは脇役だ。1話と3話の主人公は卯佐美苑絵ちゃんだ。過去3作はもはやおぼろげにしか覚えていないが、同じ書店員だった苑絵ちゃんのことはなんとなく記憶にあった。
    あとがきによれば、一整くんたちの物語は今回でおしまいとのこと。好きなシリーズだったので残念だ。

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    2025年10月26日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    桜風堂シリーズ最新作にして完結作。作品に流れる空気が変わらず優しくて癒される。ファンタジー色がより強まり不思議な存在が登場するがみんな温かさをもって町の人たちを見守ってくれていて怖くない。「秋の旅人」のお話が好きだった。ついつい世界も人間も暗いところが目についてしまうけれど、一整達のように美しいところや良いところも忘れずにいられるようにしたいと思った。

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    2025年10月06日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    桜風堂シリーズ。めちゃくちゃ良かった…このシリーズ大好きやから皆久しぶりって気持ちで読める温かさ。そして不思議な存在にも温かさを覚えて怖くない、皆に幸あれ。ほっこりぬくぬくと読み終わり後書きに読みたい話がひょっこりしてて期待しちゃう。好き

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    2025年09月30日