村山早紀のレビュー一覧
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花咲家シリーズ、第2弾。
前作よりも不思議感強い一冊。
大切な誰か、大切なものをを守りたい気持ちが一章ごとに温かく描かれる。
家族や友達は勿論、ひととは呼べないもの、時間的、空間的、次元的に遠いところに存在するものたちにも、そういう気持ちがある。
一章ごとに花咲家の誰かが中心になって描かれるのだが、前作で桂に助けられた猫の小雪も、メインの家族として登場するのが良い。
個人的に、「朝顔屋敷」がとても好き。
『プロローグ』
『魔法のコイン』
草太郎、月に二度の、勤務先の植物園の休園日。
カフェで、遠い昔の友人に思いをはせる。
『時の草原』
夏休み、桂、秋生、翼、リリカの4人は、自由研究と -
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ネタバレ村山早紀さんの作品は大好きなのだけど、酷い目にあったり、自己犠牲をしたりする猫たちが出てくるのだけは辛い…と、ちょっぴり間を置いていたのだけど、火車は、なんとも、心に残る話だった。
今回、猫ではなくて、人間と愛猫が一緒に怨霊化して復讐してしまう。それで成仏するならスカッと(スカッとまではしないか)まあ、一件落着な感じがあるのだけど、そのまま、善悪とか愛情とかなくなってただの怨霊になってしまう哀しさ、恐ろしさがある。
人を呪わば穴二つ?
酷いニュースが流れると、物凄い怒りに駆られるのだけど、報復するのも簡単なことではなく…悲しくて悔しいなあ。なんでそんな奴らがいるかな。 -
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コンビニたそがれ堂・第二弾
#雪うさぎの旅
新しいママとの暮らしが始まる前の冬休み。
田舎に預けられた小学四年生のさゆきは、雪うさぎと、大きい雪だるま、小さい雪だるまを作った。
その子達は、さゆきの大切なお友だちになった。
その後、街に戻ったさゆきから届いた手紙は、どこか寂しそうで…
雪うさぎたちは、さゆきが心配で風早の街を目指す───
もうね、この雪うさぎと雪だるまたちが、いじらしくて、いじらしくて、泣けた…。
でもまた雪は降るものね。
そうしたら、またいつか出会える?
そうだったらいいなぁ。
#人魚姫
真衣は引きこもりの十七歳。ゲームの世界が唯一の居場所。
彼女がたそがれ堂で見つけた「 -
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文章がとても柔らかく、温かな気分になれる一冊。
大切な探し物が見つかるコンビニたそがれ堂。
行きたいと思っても行けず、本当に欲している物があった時だけ辿り着ける不思議なお店を中心とした短編集。
どのお話も、優しくて切なくて思わず涙がこぼれてしまった。
独特な世界観だけれど、情景がすぐに頭の中に浮かんでくるし、登場人物等に感情移入しやすい丁寧な描き方だった。
神無月という事で、神様は不在。
その代り?にお化け(幽霊)たちが登場するが、ユーモラスだったり、優しかったり、寂しかったり……。
そんなお化けたちの姿にハッとさせられる事も多く、読みやすいので子供たちにも是非読んで欲しい物語だと思った