村山早紀のレビュー一覧
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古来より、植物と会話ができる力を持ち、
老舗の花屋を営む花咲家の家族が織りなす、
ほっこり系のファンタジー小説の1作目です。
あやかし系の、児童文学作家さんらしく、
作品の世界観も、キャラクターも、作風も、
優しげな、ハートフル・ファンタジーでした。
最初のエピソードは、
今一つ、テンポに乗り切れず、
読むペースもあがりませんでしたが…、
キャラクターや世界観が馴染んだ、
2つめからは、とてもいぃ感じで…、
最後のエピソードでは、ほろほろと…。
「風早の街の物語」シリーズの中では、
あやかし系は控えめの現実路線ですが…、
そのバランスは、とてもよかったですね…。
植物と会話ができる力 -
Posted by ブクログ
母親が家出をし、アパートを追い出された茜音は、心の奥深くに傷を持つ人たちがあつまるかなりや荘へに住むことになる。天才的な能力を持ち、運命を引き寄せる力のある茜音。彼女が運命を引き寄せる力は、周囲の人をも、明るく前向きにしてくれるような...そんな力です。
続きがありそうな気もしますが(かなりや荘の住人達がどのようになっていくのかも気になるところです。部屋の前の住人である、死んでしまった天才漫画家の幽霊も今後どうなるのか。)なんとなくこのまま完結でも違和感はないかもしれません。
この作家さんのお話には、悪い人も出てこないし、みんな優秀すぎるのではないかな?と思う部分も確かにありますが、この作家 -
Posted by ブクログ
ただいま!風早の街。
村山早紀さんの、新しいシリーズが始まりました。
舞台は、風早の街の山の手にある、かなりや荘。
マリアさまのようなマダムに迎え入れられた、心に傷を持つ住人たち。
プラス、優しい幽霊。
まだやっと、スタートラインという感じなので、早く続きが読みたくてたまりません。
かなりや荘の近くにある、三日月パン屋さんのメロンパンが、とても美味しそうで、読んでいると、パンを食べたくなってしまいます。
海馬亭や竜宮ホテルに続き、また、住んでみたいところが増えました。
読み終えた後、外はまだまだ寒いのに、心がぽかぽかとあたたかくなります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレぐわっ、なんだ、この激かわな表紙はっ!
はっ、しかも村山さんではないですか~~~!!
くー、村山さんは既に花咲家シリーズがっ、
けど、やっぱこれも読みたい!!
っと、結構悩んだ挙句にやはり買う。
これもまた風早の町でのおはなし。
またワールドが広がってゆくねえ、でもいいなあ、素敵だなあ。海の近くの、緑の多い、そして坂と川のある町っとゆーのが私の中のイメージ。
大人の女性のためのファンタジーを、というのが原点でつくられたお話、とゆーことでしたが、
まあ、自分が大人の女性、とゆーカテゴリーに入るのかはどうかとして、確かにとっても素敵なファンタジーでした。
私も好きでしたっ!小公女セーラのあのシ -
Posted by ブクログ
ネタバレおおっと新刊でてたのねーっと早速買い。
今回はお父さんカバーでグリーン基調。
家族それぞれの不思議な体験のお話。
まあ、彼ら自身が不思議そのものだけれど・・・。
一巻で感じた文章の口調への違和感は今回は全くなく、
そーゆー作品なのだ、とゆー認識が自分の中で既になされている模様。
転校生は異世界の王子様、かあ。
いやあ、不思議は不思議でも、そこまでいくとは
おもってもみなかったので、いい意味での驚き。
つかの間の再会が素敵でした。
このお話がイチバン好きかな。
人形のおはなしはちとオソロシかったですが、
王子様を守る猫、かあ。そーいや前回も猫の話があったはず。やっぱ不思議なおはなしに猫はお似