村山早紀のレビュー一覧

  • 花咲家の人々

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    古来より、植物と会話ができる力を持ち、
    老舗の花屋を営む花咲家の家族が織りなす、
    ほっこり系のファンタジー小説の1作目です。

    あやかし系の、児童文学作家さんらしく、
    作品の世界観も、キャラクターも、作風も、
    優しげな、ハートフル・ファンタジーでした。

    最初のエピソードは、
    今一つ、テンポに乗り切れず、
    読むペースもあがりませんでしたが…、

    キャラクターや世界観が馴染んだ、
    2つめからは、とてもいぃ感じで…、
    最後のエピソードでは、ほろほろと…。

    「風早の街の物語」シリーズの中では、
    あやかし系は控えめの現実路線ですが…、
    そのバランスは、とてもよかったですね…。

    植物と会話ができる力

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    2015年05月16日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    母親が家出をし、アパートを追い出された茜音は、心の奥深くに傷を持つ人たちがあつまるかなりや荘へに住むことになる。天才的な能力を持ち、運命を引き寄せる力のある茜音。彼女が運命を引き寄せる力は、周囲の人をも、明るく前向きにしてくれるような...そんな力です。
    続きがありそうな気もしますが(かなりや荘の住人達がどのようになっていくのかも気になるところです。部屋の前の住人である、死んでしまった天才漫画家の幽霊も今後どうなるのか。)なんとなくこのまま完結でも違和感はないかもしれません。

    この作家さんのお話には、悪い人も出てこないし、みんな優秀すぎるのではないかな?と思う部分も確かにありますが、この作家

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    2015年05月09日
  • その本の物語 上

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    入院している友達に読み聞かせをする少女と、その本の中に出てくるルルーのお話。

    ページをめくる度に広がるルルーの世界がワクワクする。
    魔女がいた世界、魔法があった世界。
    人間と魔女という中世の社会構造を加えつつも、どことなくファンタジックで、
    豊かな世界観に酔いしれた。

    続きが気になる。

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    2015年05月09日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    友人のおすすめで。
    やさしい文体で、やさしい物語。あとがきの「日々繰り返される選択」の話に共感するし、物語からは自然と「どんな人にも、瞬間を選ばず、いつ別れが訪れるかわからないんだなぁ」としみじみ思った。
    読んでいた物語のあとがきと、自分の読後の想いが重なったと感じたのはこれが初めてかも。

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    2015年05月02日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ネタバレ

    心が傷ついた人たちが集うかなりや荘に茜音が招きいれられることにより、みんながどのように幸せになる方向へ進んでいくのか、この後がとても気になります。

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    2015年05月01日
  • 花咲家の休日

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    花咲家シリーズ第2弾。ある一日の出来事を花咲家の人たち一人一人の視線で進んでいく連作短編集。
    悲しく辛いこともありましたが、花咲家の人たちの優しさや植物たちの救いもあって、読後はとても穏やかでした。
    花咲家の人たちはみなさん、植物への魔法が使えるからなのか、どこか神々しい雰囲気があるなあと読むたびに思います。とてもみなさん穏やかで優しいのだけれど、そのことがどこか人間離れしているように思えます。

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    2015年04月24日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    前作よりちょっと重め?
    「死」や「別れ」がテーマになってるみたいです
    振り子の主人公はあれで幸せなのかな…

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    2015年04月22日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    全体を通して、あたたかな物語(舞台はほぼ冬だけど)
    この本は、これから続く物語の序章のような感じ。登場人物がみんな優しい人ばかりで読んでいると、こちらも優しい気持ちになれるような、そんな本です。

    とりあえず、焼きたてのメロンパンが食べたくなる…と思います(笑)

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    2015年04月20日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ネタバレ

    こういうタイプの小説は初めて読んだ気がします。目が良すぎて、自分の絵を評価できない。主人公の性格は「童話」よりですが、著者の経歴をみて納得。児童文学畑の方なんですね。児童文学からの小説家って、梨木香歩先生とか大好きなので、ちょっと期待。オレンジ文庫ではじめて、シリーズ物を前提に、とあとがきにあったので、続きが楽しみです。

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    2015年04月04日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ただいま!風早の街。

    村山早紀さんの、新しいシリーズが始まりました。

    舞台は、風早の街の山の手にある、かなりや荘。
    マリアさまのようなマダムに迎え入れられた、心に傷を持つ住人たち。
    プラス、優しい幽霊。

    まだやっと、スタートラインという感じなので、早く続きが読みたくてたまりません。

    かなりや荘の近くにある、三日月パン屋さんのメロンパンが、とても美味しそうで、読んでいると、パンを食べたくなってしまいます。

    海馬亭や竜宮ホテルに続き、また、住んでみたいところが増えました。

    読み終えた後、外はまだまだ寒いのに、心がぽかぽかとあたたかくなります。

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    2015年03月24日
  • その本の物語 上

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    『風の丘のルルー』という本を朗読するという体裁で再編集されたもののよう。幼いころ、こういう魔女や魔法使いが出てくるお話をワクワクしながら読んだなぁ。この物語は幼いころに読んでいないはずなのに、この物語の情景が心に浮かび、とても懐かしい気持ちになった。小さな魔女の少女ルルーが、傷ついたり喜んだりしながら、少しずつ成長していく姿をおっていくのは、とても微笑ましいかった。小さな本好きさんにぜひ読んでほしいなぁ。

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    2015年02月20日
  • その本の物語 下

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    面白かった
    よくできてると思ったら元々出版してた自分の本があるらしい

    一部しか使ってないみたいだからすきな人は全部よみたいかも

    チートっぽいとは思ったけど
    その一見なんでもアリな魔法もアリな気になった

    面白かった!(*´∀`)

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    2015年02月02日
  • その本の物語 上

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    物語の中のお話、魔女ルルーの物語を主軸に話が進む。読んでると、ふわっと心踊るファンタジーを感じる素敵なお話でした。下巻が楽しみ。

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    2015年01月03日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    ネタバレ

    カフェかもめとたそがれ堂を続けて読んで。
    ほっこりするなぁ。

    4つのストーリーに共通して「空の童話」という本が出てきます。
    子どもの頃に読んだ童話が影響するって
    その人を形作っていくっていうのがなんかいいなと。


    ”追いつけない”のお兄ちゃんが本を抱いて泣くシーンは切ないね。
    本を汚されても怒らずガマンしているとこが。

    ”空の童話”の斎藤さん。書店員。
    町の本屋さんのことを知っていただけに
    なんだか親近感がわくとこもあったなぁとしみじみ。


    p176に風早の街の言い伝えが要約されている笑。
    他作品を読んでたら、くすっとなる感じ。

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    2014年11月18日
  • その本の物語 下

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    思ったとおりのハッピーエンドで良かったよ(ToT)しかも、ルルーに出会えるなんて最高!つらい経験を積み重ねてきた分、みんな素敵な大人に成長するんだなぁ(*´-`)でも現実はなかなか厳しいぞ(--;)いやしかし、小さな魔女ルルーが頑張っている姿に自分も頑張らなきゃ!と元気と勇気をもらったp(^-^)q まさに言葉は呪文だ(^^)だから読書は止められない♪

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    2014年10月13日
  • 花咲家の休日

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    【収録作品】プロローグ/魔法のコイン/時の草原/死神少女/金の瞳と王子様/朝顔屋敷/エピローグ ~薔薇に朝露の光ありて
    *気づかれずに人を守る人?たちの話。きれいごとには違いないけれども、こんなふうに優しい気持ちを持ちつづけることができたらとつい願ってしまう。

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    2014年10月12日
  • 花咲家の休日

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    お父さんの草太郎、末っ子の桂、次女のりら子、猫の小雪、祖父木太郎、長女茉莉亜。それぞれのある日の不思議な出来事たち。怖いことの奥にある哀しみも共に、優しい気持ちがふんわりと包んでいるようでホッとする。

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    2014年10月12日
  • 竜宮ホテル

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    ネタバレ

    ぐわっ、なんだ、この激かわな表紙はっ!
    はっ、しかも村山さんではないですか~~~!!
    くー、村山さんは既に花咲家シリーズがっ、
    けど、やっぱこれも読みたい!!
    っと、結構悩んだ挙句にやはり買う。

    これもまた風早の町でのおはなし。
    またワールドが広がってゆくねえ、でもいいなあ、素敵だなあ。海の近くの、緑の多い、そして坂と川のある町っとゆーのが私の中のイメージ。

    大人の女性のためのファンタジーを、というのが原点でつくられたお話、とゆーことでしたが、
    まあ、自分が大人の女性、とゆーカテゴリーに入るのかはどうかとして、確かにとっても素敵なファンタジーでした。
    私も好きでしたっ!小公女セーラのあのシ

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    2014年10月09日
  • 花咲家の休日

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    勤め先の植物園がお休みの朝、花咲家のお父さん草太郎は自らの少年時代を思い起こしていました。自分の耳には植物の声が聞こえる。その「秘密」を抱え周囲の「普通」の友人たちとは距離をおいてきた日々。なのにその不思議な転校生には心を開いた…。月夜に少女の姿の死神を見た次女のりら子、日本狼を夢見、探そうとする末っ子の桂、見事な琉球朝顔を咲かせる家を訪う祖父木太郎。家族それぞれの休日が永遠に心に芽吹く、シリーズ第二弾!!

    【感想】
    少し切なさの混じったお話があった。でも、心温まるお話もあって良かった。

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    2017年08月04日
  • 花咲家の休日

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    ネタバレ

    おおっと新刊でてたのねーっと早速買い。
    今回はお父さんカバーでグリーン基調。
    家族それぞれの不思議な体験のお話。
    まあ、彼ら自身が不思議そのものだけれど・・・。

    一巻で感じた文章の口調への違和感は今回は全くなく、
    そーゆー作品なのだ、とゆー認識が自分の中で既になされている模様。

    転校生は異世界の王子様、かあ。
    いやあ、不思議は不思議でも、そこまでいくとは
    おもってもみなかったので、いい意味での驚き。
    つかの間の再会が素敵でした。
    このお話がイチバン好きかな。
    人形のおはなしはちとオソロシかったですが、
    王子様を守る猫、かあ。そーいや前回も猫の話があったはず。やっぱ不思議なおはなしに猫はお似

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    2014年09月25日