村山早紀のレビュー一覧
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今回は風早三郎さんの代わりに化け猫の『ねここ』が店番です。
三郎さんとはちょっと違う接客ですが、心の中の本意を見ぬかれそうな感じ。違うテイストで面白かったです。
たそがれ堂は、生きている人のお客さんだけでなく、心残りな死に人さんも来ている。
皆、お互いに語り合い、境遇を思いやる。
死んでからも、相手を思う気持ちに切なくなりました。
副題が「神無月のころ」で、私の誕生日が10月なので、なんというタイミングなんだろうと嬉しかった。
誕生日の月の物語、素敵ですね。
ラストのお話で「桂花陳酒」が出てきますが、若いころに何度か飲みました。甘いお酒です。今はもう、飲まなくなりましたが、久々に飲んでみ -
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花咲家シリーズの3作目です。
本作品では、タイトルにもある「旅」をテーマに、
花咲家の5人と飼い猫、それぞれを主役に据えた、
6編の短編集となります。
特に、本作品では、
ハートフルファンタジーの構成、骨格はそのまま、
色々な視点、切り口でストーリーが紡がれており、
マンネリ感が、うまく払拭できていたと思います。
しかし、本シリーズの特徴であり、面白みが、
花咲家の血を引く人々と植物との秘かな語らいと、
人知れず起こる小さな優しい奇跡とするならば…、
1作目ほどの感銘は、感じられなかったかもな~。
それでもね、花咲家の人々、特に子供たちが、
回を重ねる毎に、少しずつ成長していく様子はね、 -
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花咲家シリーズの2作目です。
1作目と比べて、ファンタジー色が強くなっており、
ハートフル・ファンタジー、ハートフル・ホラーの、
村山さんらしぃ作風であり、作品ではありましたが、
花咲家の人々と、植物との秘かな語らい、
そして、気付かれなぃほどの、小さな優しぃ奇跡が、
本シリーズの特徴であり、面白みであるとするなら、
ほんの少しばかりの、原点回帰も期待したぃかも…。
それでも、読み進める度に、じんわりと温かくなり、
最後にほろりとするお話は、村山さん、さすがです!
花咲家の人々、特に子供たちが、
回を重ねる毎に、少しずつ成長していく様子も、
家族小説として、次回作が待ち遠しくなる作品 -
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古来より、植物と会話ができる力を持ち、
老舗の花屋を営む花咲家の家族が織りなす、
ほっこり系のファンタジー小説の1作目です。
あやかし系の、児童文学作家さんらしく、
作品の世界観も、キャラクターも、作風も、
優しげな、ハートフル・ファンタジーでした。
最初のエピソードは、
今一つ、テンポに乗り切れず、
読むペースもあがりませんでしたが…、
キャラクターや世界観が馴染んだ、
2つめからは、とてもいぃ感じで…、
最後のエピソードでは、ほろほろと…。
「風早の街の物語」シリーズの中では、
あやかし系は控えめの現実路線ですが…、
そのバランスは、とてもよかったですね…。
植物と会話ができる力 -
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母親が家出をし、アパートを追い出された茜音は、心の奥深くに傷を持つ人たちがあつまるかなりや荘へに住むことになる。天才的な能力を持ち、運命を引き寄せる力のある茜音。彼女が運命を引き寄せる力は、周囲の人をも、明るく前向きにしてくれるような...そんな力です。
続きがありそうな気もしますが(かなりや荘の住人達がどのようになっていくのかも気になるところです。部屋の前の住人である、死んでしまった天才漫画家の幽霊も今後どうなるのか。)なんとなくこのまま完結でも違和感はないかもしれません。
この作家さんのお話には、悪い人も出てこないし、みんな優秀すぎるのではないかな?と思う部分も確かにありますが、この作家