村山早紀のレビュー一覧
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ネタバレ序章 白百合の花
第一話 夏の終わりの朝に
幕間1 〜カーテンの向こう
第二話 遠いお伽話
幕間2 〜ケンタウロスとお茶を
第三話 人魚姫
幕間3 〜Let it be
幕間4 〜神様の手
終章 星をつなぐ手
あとがき
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前作を読んで、ぜひ2巻も!と思い、手にとりました。
いつも誠実に生きていれば、自分の知らないところで、誰かを助けることができる。
きっと誰かが見ていてくれる。
自分に直接得することはなくとも、それは何も変え難い大切なものになるだろうな、と思いました。
ストーリーとしては、めでたしめでたしで大変安心でよかったですが、前作と似たような展開だな、と感じてしまった所が残念かな…。(こういうストーリーがお約束な作家様なのかな?)
ともあれ、桜風堂スピンオフや星野百貨店の登場する『百貨の魔法』も読んでみたいと思いますので、まだまだ村山先生ワールドを楽しみたいと思います!
街中にある本屋さんも、知らないうちにどんどんと閉店してしまい、残るはチェーン店のみ…(チェーン店も大好きでありがたいです!)
どうか心地の良い、ワクワクできる空間を守れるように、できる範囲となってしまいますが私もお店でお買い物をしよう…! -
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今回の一冊は、3話の中編で構成されている。
大筋は⋯
主人公の月原一整は、辺鄙な田舎で営業していた桜風堂書店という本屋にカフェを併設し、営業を引き継ぐことを決意した。
その前は、街のデパートに入っている銀河堂書店に勤務していたが、独立して自身が理想とする本屋を開店することが夢だった。
もう一人の主人公である卯佐美苑絵は、街の本屋に勤め、一整とも一緒に勤務していた。
一整が独立をすることになり、苑絵をはじめ前の本屋に勤務していた仲間たちは、一整の本屋開店に協力を惜しまない行動をする。
実は一整と苑絵はお互いに惹かれ合うものがあるのだが、二人とも消極的な性格が災いし、お互いの気持ちを伝えることなどできていない。
3話ともに摩訶不思議な狐の昔話も絡みながら、辺鄙なところに新たに開店した桜風堂書店は、人伝に評判を呼んで繁盛が見えてくる。
これも元店主たちや銀河堂書店の仲間たちによる強力の賜物だった。
数日前、私の住んでいる街で頑張っていた書店が閉店となってしまった。
本屋さんがどんどん消えてゆく時代に、優しい人たちによって本屋さんを維持して行くと云う、本好きの者にとってはユートピアのような物語となっている。
工夫次第では小規模本屋さんでも生き残る術はあるのかも知れないと思わせる物語だった。 -
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『桜風堂ものがたり』続編
「四月の魚(ポワゾンダブリル)」ヒットの立役者になった
一整だったが、奇跡はそこで終わらなかった。
書店だから、1冊売ったら終わりじゃない。
読んでいると、心が痛い状況が見えてくる。
実際に、電子書籍で読もうとは思わないの?って、何度も
聞かれたけど、電子書籍だと本を捲る感触やインクのニオイが
しないでしょって、答えるに留まっている。
そういう読者の一人でもある自分も、シリーズものが
すぐに手に入らないのは、辛いって気持ちはよくわかる。
それを思う書店員さんの気持ちにも初めて触れた感じ。
そういう細かいところがすごくリアルです。
優しい奇跡・・・本当に優しい人たちによって
桜風堂書店が守られている事が幸せでした。 -
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リアルとファンタジーの融合。
四季の移ろいを感じるお料理と情景のあたたかな暮らし。
意識しなければ気付けない、日常の中の大切な実はお気に入りだったひととき。
時々は気づいて大切にすくいあげようと意識するのに、いつのまにかまた指の隙間から零れ落ちるようにおざなりになってしまう。
慌ただしい日常の全てのそういう瞬間をすべて大事にすることは難しいけれど、紛れもなく自分にもそういうひとときはあるんだと、思い出させてくれる。
三章のセンシティブなトピックについては、急に現実を突きつけられたようでなかなか消化できずにいたけれど、キャラクターによって意見が違い、すんなりと受け入れられるものがあったことが救いとなった。