村山早紀のレビュー一覧

  • 百貨の魔法

    Posted by ブクログ

    老舗百貨店で幻の魔法の白い子猫に会えたなら、お願い事を一つ叶えてもらえるローファンタジー連作短編集

    創業50年、業界苦境のなかでも、創立から続くお客様をおもてなしする心を持って前向きに頑張る人々を描いた優しい作品です

    …とても良いお話なのですが、後半お腹いっぱいになってしまいました

    結局、経営は回復したんでしょうかね…

    0
    2022年03月26日
  • 百貨の魔法

    Posted by ブクログ

    桜風堂ものがたりの姉妹本。
    出会うと願いを叶えてくれるという白い猫が、ふと現れる。舞台は、百貨店。戦後の暗い世の中を変えようとして建てられた百貨店が、多くの人達に愛されている事が伝わってくる。

    0
    2022年02月16日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コンビニたそがれ堂第七弾。「雪柳の咲く頃に」魔神が食べられちゃう話はどこかで聞いたことあるようなと思ったが楽しかった。「小鳥の手紙」は巣箱を使って早くに亡くなったお母さんへ手紙を書いた子どもが返事がもらえる話。優しい素敵な話だった。「百貨の魔法の子どもたち」はステンドグラスにはまっている猫にお願い事をするために百貨店に忍び込む瑛太が喧嘩していた友だちと出会って二人で目的を果たす話。わくわくして楽しかった。

    0
    2022年01月22日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

    Posted by ブクログ

    桜風堂の続編!
    桜風堂と銀河堂書店のみなさんに、もう一度会えてとてもうれしかった。

    すべてがうまくいきすぎるんだけど、それでも、大人だからこそ、ああ、こういう優しい世界があってもいいよなあ…と思わせる極上のファンタジー。
    村山さんは大人を泣かせるのが上手すぎ。

    桜野町と昔話の下りとか、蛇足じゃない…?と思われそうなところをそう思わせないで収めているのがすごい。

    0
    2021年12月14日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

    Posted by ブクログ

    人は悲しい過去と決別し前に進めるようになるには本によって勇気づけられ本が味方になって歩いていけるのかもしれない。
    何気に行っている本屋さんですが本をより知ってもらうためのpop作成などもう本屋さんのすごい努力や本を売りたい、世の中に出したいという愛情が詰まっていて、明日も本屋さんに行ってみようと思いました。
    人の温かい気持ち、百貨の魔法を読んだ時も感じましたが、こちらの本でもその温かさに泣けました。

    0
    2021年12月04日
  • コンビニたそがれ堂 祝福の庭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コンビニたそがれ堂第六弾。今回はクリスマスにまつわる話。「ガラスの靴」のつむぎちゃんはなんで優しい女の子なんだろう。夢をかなえるサンタさんのようだった。かわいくて優しい女の子だから、あなたはいつかきっと幸せになれるんだよ。心の拠り所になる勇気が出る言葉だった。「神様のいない家」のこずえは優しさと行動力で老女のかたくなな心を溶かした。「祝福の庭」の秀一と圭介が不思議なおじいちゃんを助ける話も友情が素敵だった。世の中の全ての人によいクリスマスを。

    0
    2021年11月27日
  • 百貨の魔法

    Posted by ブクログ

    星野百貨店にある都市伝説"魔法の猫"に纏わる短編集。
    短編はそれぞれ少しずつ重なり合い暖かい色になっている。
    人の棘に触れ、癒されたい時におすめの本。

    0
    2021年11月16日
  • ルリユール

    Posted by ブクログ

    本の修復や造本をする職人ルリユール。
    瑠璃は魔法のような技術を持つルリユールのクラウディアと出会う。
    本を愛する人たちの不思議な物語。本にまつわる思い出や思い入れを包み込むように、本に新たな命を宿す。
    本は単なる記録媒体ではないんだなとしみじみ思う。

    0
    2021年10月07日
  • アカネヒメ物語

    Posted by ブクログ

    まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。

    0
    2021年09月29日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

    Posted by ブクログ

    書店をめぐる人々の暖かい繋がりを描く作品。後半では前半の過程をふまえ積極的に動き出す人々の様子が描かれる。

    0
    2021年09月20日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

    Posted by ブクログ

    バスと電車で読んだ。世界の優しさと風景の美しさにぐっと引き込まれる。後編もバスや電車などの移動の際に読もうと温めておいているが、残念なことに機会が無く1年以上過ぎた今も読めていない。

    0
    2021年09月09日
  • その本の物語 上

    Posted by ブクログ

    病院で眠り続ける友、沙綾のために、物語を朗読する南波。
    朗読される本は、子供のころ、二人のお気に入りだった『風の丘のルルー』。
    人間に嫌われる魔女として生まれたルルーの冒険と遍歴の物語だ。

    魔女で、少女と聞くと、ほうきに乗って、配達するのか? いや、それは魔女の宅急便だろう、と自分の貧困なイメージが嫌になる。
    ルルーが巡る町の描写は美しく、ホルトさん一家や、医者志望のカーリンなど、個性豊かな人物もたくさん登場する。
    何より、移動の幅が大きい。
    時空名で移動してしまうのだから。
    この想像力に、感心してしまう。

    村山さんの作品だから、きっとハッピーエンドなのだろう。
    そうでなくても、どこかに救

    0
    2021年08月29日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コンビニたそがれ堂第四弾。「追いつけない」は兄を慕う弟の気持ちが奇跡を起こした。短い話だったが一番よかった。「おやゆび姫」はおやゆび姫がうちにいてドールハウスの品物を使ってもらえるこんな夢みたいなことがあればいいなとほっこりした。「空の童話」は閉店することになった町の本屋さんの店員と常連の客との間で奇想天外な話が盛り込まれていて結局続けることになった話。現実離れしすぎていたが、言葉の端々にはっとさせられた。「神はそのひとが乗り越えられる試練しか与えない」「ほんとうに大切な願い事は言葉にしなければいけない」

    0
    2021年07月23日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

    Posted by ブクログ

    シリーズ読破できていないけれど、この作品はむしろ今読んだほうがいいと伺って読みました。
    作品の根底には、はっきりと明記はされてはいないけれど、今の世の中と同じように、流行病が広がっていて、辛さや気持ちが塞ぎ込んでしまうのが、手にとるようにわかる。
    物語の中でも、流行病は終息せずに終わる(だと思う)。

    けれど、コンビニ堂や風早神社の存在や主人公の風早神社の娘である沙也加ちゃんの頑張りや人柄が読んでいて、疲れた心をじんわりと解きほぐしてくれるようでした。

    異聞とあるように、番外編のような存在だけど、むしろこのシリーズの基盤となる物語のような気がした。

    0
    2021年07月20日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

    Posted by ブクログ

    タイトルに「異聞」とある通り、今作はコンビニたそがれ堂の店主である風早三郎神社の娘・沙也加の目線から描かれる三作からなる。
    表紙をめくると、扉にアマビエのしおり。
    「切り取って、しおりとしてお使い下さい」とあるが、もちろん本好きな人間にそんなことは出来ない。
    この原稿を書いていたのが、ちょうど去年の春先だそうで、未知のウイルスに何も出来ないことをもどかしく思う気持ちが、作品の端々に感じられる。
    いつもならば、たそがれ堂に行けば、心から欲しいと願うものは手に入るはずなのに、今回の未知の病気に対する薬は手に入らず…
    それから1年。
    今もまだ日本国民はコロナ禍に苦しめられている。
    なのに、世界中から

    0
    2021年07月08日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

    Posted by ブクログ

    上下巻通じて
    優しい優しい本

    ほとんど本はネットで買ってしまっていたけれど、
    本屋さんを覗きに行きたくなった

    0
    2021年07月02日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

    Posted by ブクログ

    このご時世になってから、風早の街に行ってはデトックスしている回数が増えた。如何ともし難い状況下の中で感じる閉塞感や、やるせ無さ、虚無感とか言われるものの中で過ごしていると自分のなかの優しさとかあたたかい感情が少なくなってしまう。忘れたくない感情や想いを風早の街に行けば思い出せるし、思いだすことをよかったね、と認めてくれるような気持ちになるからだ。もちろんミステリやホラー小説も読んでいるし、面白いと思うが、純粋に楽しむためにも自分を忘れないようにしたい。そのためのデトックスとも言える。また遊びに行きたい。

    0
    2021年06月23日
  • 約束の猫

    Posted by ブクログ

    子供にも読める、大人向けのファンタジー絵本/童話。
    絵も含めて「サッと読める優しい話」を読みたい時にはオススメ出来ます。佳作。
    こういう物語を素直に受け止められる大人でいたいものです。

    0
    2021年06月20日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

    Posted by ブクログ

    『きっと人間たちは…魔法なんてない、全部科学で説明できることだって思ってる』

    科学技術が進んだ現代社会。『人間の世界には魔法はないんだよ』と言い切れるくらいに、この世のことは次々と科学の力で説明されるようになってきました。もしタイムマシンがあって、例えば江戸時代の人が現代社会に現れたとしたら、鉄の塊が空を飛ぶのを見上げ、天守よりも高く聳え立つビル群を目にし、そして江戸の屋敷にいる人が京の都にいる人と画面を通じて気軽に会話できる、そんな光景を目にしたとしたら、それは妖術の為せる技だと思うかもしれません。もちろん、現代社会にだって解明されていない事ごとは沢山存在します。しかし、それは単に私たちが

    0
    2021年06月16日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルに「異聞」とつく通り、いつものコンビニたそがれ堂シリーズとは、ほんの少し違い、今作では、3話とも、風早三郎を祀る神社の娘さんが語り手です。

    一番心に残ったのは、冬のエピソードです。
    主人公の沙也加は、病弱だった母を早くに亡くしたり、年の離れた幼い弟の面倒を見たりで、年齢よりも大人っぽく思えるけれど、でも、本当は、まだまだ成長中の高校生で。
    彼女が、幼いときに欲しいと言えなかったクリスマスプレゼントをやっと望んで手に入れられたのが、本当に少し大人に近づいた時なのかもしれないです。

    2020年、コロナ禍のもとでの春・夏・冬の出来事なので、読んでいて、去年の不安感や閉塞感を思い出しました

    0
    2021年06月15日