村山早紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
魔法とか魔女とか、そういうファンタジー的なお話が好きで手に取った一冊。
長い年月を生きる魔女たちが儚い命人の子に関わって出会いと別れを繰り返す話だった。
もっとフランクに楽しくゆるく見れるかなと思っていたが、人間との別れの話(死についての話)が多めで、読み終わったときは面白かった!よりも悲しい、切ないなど死について考えるの感情の方が大きかった。
話自体は魔女の存在を信じ愛したくなるようなそんな作品で素晴らしかったが、個人的にもうすこしあたたかいゆるいお話の方が好きなので星ひとつ減らした。
この世界のどこかにも魔女やおとぎ話ででてくるようなものたちがいて、人間にバレないようひっそり旅をしなが -
Posted by ブクログ
もとは児童書ということもあって、非常に優しく心地よい作品。
本当に大切に思っている探し物がある人のみがたどり着ける、必ず探し物が見つかる不思議なコンビニ「たそがれ堂」を舞台に、日常の小さな悲しみや不安を抱えた登場人物が少しずつ、本当に少しずつ救われていく物語。この作者の描く「魔法」は派手でもなく劇的でもない。日常に寄り添い、悲しみを抱きしめ、孤独の隣に居てくれる。人によっては物足りないのかもしれない。それは満ち足りているからなのか、小さきでは救われぬ程に埋められぬものなのか。どこか足りない寂しさを抱えている人は読んでみてほしい。ベッドサイドに置いておけば人に優しくなれるような気がする……。そん -
Posted by ブクログ
慎ましく実直に生きて来た律子が人ならぬ存在となり(体は孤独死)可愛がっていた植物や猫たちの魂、魔人と共に空飛ぶキャンピングカーに乗り、行く先々でささやかなカフェを開いて、めぐり逢った人たちの心を温めていく。
「孤独死」したとされる人が、本当はこうであってくれたなら!!!と心から思うお話だった(第一話)
「あれが要るなあ」と思っただけで必要な食材が現れる空飛ぶキャンピングカーが、めちゃくちゃ素敵。
主人公の律子が浮き足立ったり取り乱したりしない人柄であることと、私と同じぐらいの年齢(50over)なのが、昨今のこうしたファンタジーと少し違う雰囲気を醸していて、読み心地・居心地がたいそう良か -
Posted by ブクログ
久し振りの村山早紀さん。
大好きなシリーズの2作目『星をつなぐ手』を手に取った。
『桜風堂ものがたり』の魅力は何といっても絵本や童話のようなピュアな世界観。
作中の桜野町の穏やかな空気感と、そこを吹き抜ける優しいあたたかな風に包まれたような心地よさが心を解きほぐしてくれる。
昨今、大型書店の出店、電子書籍の普及で町の本屋が消えつつある。それは本好きにとって、とても悲しい現実。
この物語は一人の書店員の想いが本を通じて
書店員、作家、出版社、読者のあたたかい手で繋がっていく。そして「人と本」「人と人」本の輪が広がり大きな輪になり奇跡が起こる。
読んでいると不思議とあたたかな涙が頬をつたる。
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Posted by ブクログ
空港をテーマにした連作短篇集の第2弾。今回は「十二月の奇跡」、「雪うさぎの夜」、「竜が飛ぶ空」、「屋上の神様」、「夢路より」の5話を収録している。
最初の2話は還暦を過ぎた身には痛い話だった。人生を振り返り臍を噛む主人公に訪れた癒やしとは……。順調に読み進め、(今回は猫が出てこないなあ)と思っていたら、最後の「夢路より」で登場した。やっぱりこうでなくちゃね。
いつもどおりの村山さんで安心して読める。ただ、1話を除いてファンタジー要素がメインなので、読み手を選ぶかもしれない。ぼくはそれこそが村山さんだと思っているから、まったく気にならなかった。