村山早紀のレビュー一覧

  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ネタバレ

    絵を描くことが大好きな少女と、その周りの、とてもやさしい人たち(と、幽霊)の話。

    主人公の茜音は、色々と、かなり不幸な筈なのだけれど、人との縁にとても恵まれているおかげで、何とか幸せに生きています。
    でも、それは、何かの加護があるからという訳ではなく、茜音のやさしさと笑顔が引き寄せるご縁。
    そして、幸と不幸があっても、幸の方をより強く感じられる、心の持ちようではないかと。
    どれだけ幸せが寄ってきてくれても、それまでの不幸に縛られていたら、幸せがまた離れていってしまうような気がします。

    そんな茜音が、ふとしたご縁で住む事になった「かなりや荘」は、大家のマダムを始め、何かしら心に傷を負った人た

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    2019年11月17日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    ネタバレ

    何でだろう、いつも泣いてしまう。
    設定はまごうことなき現代なのに、どこかノスタルジックで懐かしい。
    もうね、猫の話がダメ。涙腺を直撃する…
    あと、時計台の音楽が鳴り始めた所で涙腺崩壊した。しんどい。、

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    2019年08月18日
  • トロイメライ

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ あえてSFに分類する。三つの物語からなる短編集。表題作が3分の2を占める。地球温暖化で、人口が激減した近未来。労働力、家族やペットはロボットによって補われている。そんな中、「砂漠の国」で戦争が起こり、ロボットが兵士として徴用される。そして、子供たちは未来を変えるために… 大人が読むべき本。

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    2019年07月15日
  • トロイメライ

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    村山早紀せんせいの文章にげみさんの絵。
    これ以上ないという組み合わせ♪
    表紙の青年って、あの人だよね。
    読み終えて見返してなんだか切ない。
    でも、切ないだけでない美しさがたまらない。
    表題作、未来の、やりきれない世界だけど、あのラストに
    大きな希望を感じる。
    でも、個人的にはお雛様のお話が1番かな。
    もう、もう、窓から見てる姿もうふふとなる。
    ずっと手元において、読み返して、本をなでてしまう。
    そんな1冊。

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    2019年06月04日
  • アカネヒメ物語

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    桜風堂ものがたりの作者のほかの作品が読んでみたくて
    手に取ってみた。

    現実的な世界から自然なかんじで
    空想物が出てくる。

    神様なのにとてもかわいらしくて
    主人公とのやりとりもほほえましい。
    私にもこんな世界が見えたら楽しいだろうなぁ。

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    2019年05月31日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    ネタバレ

    努力している人にプレゼントを贈り自分の幸せと重ねるお爺さん。
    占いの仕事を通じ、出会った人々の幸せを願う女性。
    家族みんなが笑顔で幸せな時間を過ごせるようにと願う仔猫。
    ささやかな日常生活の中での小さな幸せ。
    感謝する気持ち、人を思いやる純粋な心。
    いつもこのシリーズで自分のあるべき姿を考えるヒントを頂いている。
    また次のお話を読むことができたらと期待。

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    2019年04月30日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    猫たちがやさしい。猫たちと共に暮らす人たちもやさしい。そして ねここさん ありがとう

    子供のころ飼っていた猫が年老いてふといなくなり、兄弟で探し回ってよく遊んでいた空き地で見つけたけれど、その後息をしなくなったことを思い出した。

    長女が先生からもらって来た猫がちょっと大きくなって、外に出したまま仕事から帰って「にゃーこ!」と呼んだら庭の木からザザーッと降りてきて飛び付いてきたこともあったなぁ

    石塚夢見さんの猫の漫画「またね!」もいいですよ (^^♪

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    2019年03月19日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    ネタバレ

    安定のコンビニたそがれ堂シリーズ第8巻

    ▼収録作品
    「しっぽの短い麦わら猫は その1」
    「サンタクロースの昇天」
    「勇者のメロディ」
    「しっぽの短い麦わら猫は その2」

    コンビニたそがれ堂に向かう千春ちゃんが健気すぎてもう。たそがれ堂を目指すくだりは1巻の「あんず」を思い出した。入って早々、「うわあ、ちっちゃい」と言ったねここにムッとする千春ちゃんがかわいい。化け猫になれる薬がほしい、と言う千春ちゃんに対するねここの答えに「どうしてなの?」とびっくりして泣いちゃう辺りは何度も読み返した。切なすぎて。ねここがもう手にすることができないものを、千春ちゃんは持ってる。ねここにはそれを千春ちゃんが

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    2022年08月22日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    ネタバレ

    初めてここに感想を書くので、こんな感じでいいのか分かりませんが……。
    かなり長々と書いてあります。
    そして、ほとんどがネタバレです。

    コンビニたそがれ堂シリーズは4年前くらいから読んでいて、猫たちの星座もとても楽しみにしていました。
    ……やはり、素敵なお話でした。
    読めて良かったと、そう思いました。

    「サンタクロースの昇天」
    『サンタクロース活動』がとても楽しそうで、私もやってみたくなりました。そして、プレゼントを贈った相手の笑顔が見られたら、きっと幸せな気持ちになれるだろうな、とも思いました。
    周太郎さんが魂の緒を引いて空を飛ぶところもとても気持ち良さそうで、読んでいて楽しくて。ある意味

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    2019年02月18日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    優しく優しく心を包んでくれる。
    猫に柔らかく温かく触れるみたいに。
    心優しいサンタさんたち。
    みんながそういうふうにいられたら、世界はどんなに
    生きやすくなるだろう。
    誰かにもらった優しさを、他の誰かに返したいと思える
    人でありたい。
    やってきた人を幸せにと願う占い師さん。
    その手はとても柔らかくて温かい。
    最後に彼女を待っていたこと目が溶けるほど号泣。
    それまでは、ほとほとと涙していたのが堰を切って
    しまった。
    ちなみに、マーチ限定なら、私を1番元気にするのは
    「レイダース・マーチ」♪

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    2019年02月14日
  • あなたのとなりにある不思議 ぞくぞく編

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    ぼくはこわい話が好きなのでこの本にしました。この本は、こわくてきょうみがでて、おもしろいです。こわい話がきらいな人でも、おもしろいのでぜひ見てください。

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    2019年02月13日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    作中の本屋さんで働きたいと思った。
    優しい文体で、伝えたい感情がシンプルに伝わってくる。
    私が後世に伝えたい本はこの本だと思う。出会えてよかった。

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    2019年01月30日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    疲れた心に優しい「コンビニたそがれ堂」♪そして今回は「百貨の魔法」番外編が半分を占めている贅沢仕様(*^^*)魔法に守られている街、風早の不思議で素敵なお話をずーっと読んでいたい(*´∀`)それから、ねここさんの出前はぜひ頼みたい!お稲荷とおでんを(*゚Д゚*)

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    2019年01月23日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    雪うさぎの旅
    人魚姫:ネットゲーム 
    魔法の振り子:クリスマス ホテル コーヒールーム 湖
    ねここ:花火

    フィクションだから、ええ?っていう展開もありますが、まあ夢があっていいなって思います
    作者さんは、大人の人なのにピュアなお話が得意ですね
    こんな世界、好きです

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    2018年12月18日
  • 春の旅人(立東舎)

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    「花ゲリラの夜」「春の旅人」「ドロップドロップ」の3編
    どの作品も春のあたたかさやふんわりした雰囲気の中に、春独特のひんやりした感じや脆さ、もの悲しさが含まれていた。
    「花ゲリラの夜」と「春の旅人」は、人間関係や戦争も背景にあるけれど。そのことを除いても春独特の雰囲気に溢れているように思えた。
    「ドロップドロップ」はかわいい感じ。

    村山早紀さんのお話とげみさんのイラストがとても素敵でした。春夏秋冬で続編を出してもらえないかな?と思います。
    げみさんのイラストも、いつも表紙カバーで見ているのとは、ひと味もふた味も違い、想像以上に素敵でした。

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    2018年12月14日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    ネタバレ

    積ん読より(購入済み)。

    ヤバイ、やっぱりジーンとくるよ。ほっこりと泣ける。
    百貨の魔法の番外編も読めて、大満足。
    しかし、年をくったせいか、涙腺ボロボロだな~(笑)

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    2018年07月04日
  • コンビニたそがれ堂 祝福の庭

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    今回はクリスマス特集!(*^^*)♪どの話も胸にキュッときて涙が出ちゃう(--、)サンタさんいたら良いな~(*^^*)プレゼントはいらないから、仕事終わりで一緒にお茶したいな~(^.^)♪お手伝いは無理ですゴメン(--;)店長が帰ってきたら、ねここさん登場しないのかな~(-.-)でも表紙には登場しているし!と期待していたら、店番していて嬉しかった♪

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    2018年06月08日
  • 花咲家の旅

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    ネタバレ

    花咲家シリーズ第三弾。
    今回のテーマは「旅」

    なるべく遠くへ行くのもいいし、近くでもいいけれど、旅の意義は、日常を離れることだろう。
    花咲家は仲のいい家族だけれど、それだけに、それぞれがお互いのためを思い、与えられた自分の役割をきちんと果たそうと無意識に努めている部分もあるだろう。
    旅に出て一人になることは、家族には打ち明けられない自分の本当の気持ちと向き合う機会かもしれない。
    合わせて、他の旅人のさまざまな思いも知る。


    第一話 浜辺にて
    店の改修工事のため、思わぬ休日ができた木太郎は、遠い昔の新婚旅行先を訪ねて、亡き妻を偲ぶ。
    年老いた人の若き日に向けられた優しいまなざしがいい。

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    2018年05月12日
  • 花咲家の人々

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    風早の街にある、和洋折衷でレトロな洋館。
    カフェも併設された花屋の千草苑。
    そこに住む、花咲家の人々の物語。
    花咲家の人々は植物と交流できる不思議な能力を持つ。

    シリーズ一作目なので、やさしい語り口とともに中にご案内される。
    人々や植物に、「ようこそ」「ようこそ」と迎えられるようにして、おそるおそる覗くと…
    黄昏時の光に満ちた、不思議で、喜びと、ちょっとした悲しみに満ちた幸せな世界だった。
    失った人に対する思慕にあふれている。
    いのちについて、みんなが考えている。

    『黄昏時に花束を』
    祖父・木太郎(もくたろう)さんの幼なじみで初恋の人が、疲れきって外国から帰ってきた。
    長女の茉莉亜は、花屋

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    2018年04月14日
  • アカネヒメ物語

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    ネタバレ

    アカネヒメの一言目のセリフが妙に気に入ってしまい、何度も読み返してしまった。こんなキュートな神様がいるなら友達になりたいよ。
    アカネヒメ、あの風早三郎とも面識あるのかしら、なんて思わず考えてしまった。
    そしてすごくエクレアが食べたい。

    それにしても風早の街、作家(小説家、漫画家など)が多い。すごい街だなあ。

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    2018年04月15日