村山早紀のレビュー一覧

  • 風の港 再会の空

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     今日、9/4は関西国際空港の開港記念日。
     空港は世界に続く扉がある場所。帰るための場所。飛び立つまでのひとときを過ごす人達のお話。夢破れて帰郷する亮ニ。フライトが大幅に遅延し、夢にあふれて過ごしていた日々を振り返る。いつの日にか忘れていたあるものに気づく。物事がうまくいかない時は待ってみよう。良い風が吹くまで。気持ちが優しくなる話がリレー形式で続く。短編4話とエピローグ。

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    2025年09月10日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    誰かがおすすめされていたので買った!と思ってたらこれは夢物語の方だったよう。明らか順番を間違えてしまった。多分良いと思うが、まだのめり込めていない自分が居て…反省。また桜風堂ものがたりを読むことにする。

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    2025年09月04日
  • 風の港

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    空港を舞台に一人一人の悩みやこれから、将来への展望をやさしく前向きに描く癒しの作品。4話+エピローグで構成され、章ごとに主人公がかわります。が、少しずつ重なる部分があって、読みながらそのことに気付くと嬉しくなります。
    売れない漫画家、空港の本屋さん、昔あることがあり、気まずくなったままずっと会っていなかった友達同士。そして、世界中を旅する魔女??のような女性。
    空港という非日常空間を思い浮かべながら読むだけで、楽しめる作品でした。

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    2025年09月01日
  • コンビニたそがれ堂

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    夕暮れ時に現れる不思議なコンビニたそがれ堂。大事な探し物がある人は、必ずここで見つけられるという。

    風早という街が舞台の5つの短編集。
    優しくて暖かく、少し切ない物語に鼻を啜りながら読んでいたら、膝の上の猫に不思議そうに顔を覗かれてしまった。

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    2025年08月29日
  • コンビニたそがれ堂

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    大事な探し物がある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。
    そこに迷い込む?訪れる?様々な人や動物たちは、切実に何かを求めてやってくる。
    その、別れと出逢いの物語は、どれも切なくて、でも温かい。
    児童書を加筆したというだけあり、内容はそこまで複雑ではないが、その純粋無垢な物語が逆に大人の琴線に触れるような気がする。

    村山さんの本は初めてだと思うが、この方の書いた本は出版社をまたにかける隠れシリーズものらしいので、『風早街サーガ』を楽しんでみたくなった(笑)

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    2025年08月25日
  • みまもりねこ

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    猫の絵本もたくさん持っていますが こういう感じのお話が多いですね
    でも 本当に猫ってそういう事あるんだろうなって思ってます。
    イラストがとても可愛いですね  
    そして 村山早紀さんの 「あとがき」がすごくいいです。

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    2025年08月13日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    前作「星をつなぐ手」のあとがきで月原一整のものがたりは終わったとあった。夢ものがたりは、短編連作でスピンオフのようだ。一整の物語ではないが、彼を取り巻く人たちの温かい奇跡、それはまるで夢のようなものがたりだった。

    4つの不思議な出来事が、幽霊の仕業のようでもあるが、ホラーとは無縁である。人の残留思念は時には不思議な出来事を生み出すのかもしれない。

    桜風堂書店の店長の孫・透たちが町はずれの洋館に肝試しに行く「秋の怪談」、銀河堂の店長・柳田が桜風堂を訪れ、帰り道の峠付近で道に迷い、従姉に出会う「夏の迷子」、銀河堂の三神渚砂が桜野町に向かう道中、父と出会い父を背負って桜風堂に向かう「子狐の手紙」

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    2025年08月09日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    ファンタジーのような優しいお話でした。
    なんだか、今の私には幼く思える感じもありました。
    10代20代の頃なら純粋に楽しめたかも。
    そういえば、村山早紀さんのお話に夢中になっていた年頃が
    それくらいだったような記憶が出てきました。
    本で記憶が蘇るって本当にあるのだなぁと感じた結末でした。

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    2025年07月21日
  • 桜風堂ものがたり

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    表紙が素敵
    最初から表紙の桜風堂でスタートするのかと思ったが違った
    インターネットのカスどもに追い込まれるシーンは見ていて悲しかったが、その後に夢のようないいことが待っていてよかった

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    2025年07月20日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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     桜風堂の番外編2作目。番外編1作目ではファンタジー要素が強いうえに、本編とあまりに雰囲気が変わっていて戸惑ったが、この2作目はこの世界観に慣れたからか、楽しんで読むことができた。不思議系物語は苦手だが、温かく優しくほんわかとした空気感があった。最後は時の流れがパッととんで、少しびっくり。

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    2025年07月16日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    かなり好きでした!

    銀河堂書店が出てくる「百貨の魔法」があまり刺さらなかったので、こちらもあまり期待せず読み始めたところ、良い意味で裏切られました。

    桜風堂書店や桜野町の景色の描き方がとても美しくて、いつも柔らかい春の光に包まれているような情景が目に浮かぶようです。

    出てくる人たちもみんな優しい。

    書店員さんたちの本に対する愛情とか書店員同士または本に関わる人たちとの絆とか、ある意味このお話は美しすぎて現実離れしているのかもしれないけど、すごく良かったです。

    あとがきにもあったけど、書かれていることにファンタジー要素はないけど、すごくファンタジックな印象の物語でした。

    「四月の魚」

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    2025年07月13日
  • コンビニたそがれ堂

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    いつでも行けるわけじゃない、本当に探すものがある時にだけ辿り着ける、不思議なコンビニ。
    あやかし的な雰囲気もありつつそこはかとなくほっこりする。
    なんでもある灯りのある場所のというのが現代のコンビニの立ち位置といい感じにマッチする。

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    2025年07月11日
  • 風の港

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    空港を舞台にした連作短編集でした。空港ってわすかな間、その人生の時間を止める場所、なのかも。ここで一度日常が分断されまた翼にのりまた新たな日常へ降り立ちそこへ戻っていく、そんなそれぞれの人生が描かれたお話でした。

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    2025年07月07日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    『星をつなぐ手』より先に『夢ものがたり』を間違えて読んでしまった。
    でも、番外編のような話だったので違和感なく読めて一安心。
    『桜風堂ものがたり』のシリーズは
    桜野町のような、あたたかくて優しい雰囲気に包まれているのが好き。
    登場人物も優しい人ばかりで、自然はきれいだし桜野町でのんびり暮らせたら幸せだろうなと思ってしまう。

    1話 「秋の怪談」 この話が一番好き。
    自転車で友達とちょっと遠出したり、夜中に懐中電灯を持って肝試ししたりと透達と同じように冒険しているようでワクワクしたり怖いのに強がってみせたりと小学生の頃を思い出しました。
    「幽霊屋敷」にあった1冊の絵本と黒い服のおばあさんに、じ

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    2025年06月19日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    読み始めて知らない人物が続々登場。
    これはシリーズが一冊抜けていたか、と、あわてて前シリーズ巻を
    読み始めたら、なんか変。既読感が・・・
    全巻読んできたのに、自分が忘れていただけでした。お粗末!

    桜楓堂スタートの頃は、私自身も本に関わっていたので、
    ヒリヒリするような思いで読んでいました。
    「その通り、わかる、わかる!よくぞ言ってくれた!」と
    涙しながら、心の中で快哉を叫んだものです。

    でも版元が変わり、ファンタジーになってからは・・・
    村山テイストといえば、その通りで良いんでしょうけれど。

    「これで一区切り」と後書きにありました。
    寂しいけれど、正直、ほっとしているような・・・

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    2025年06月16日
  • コンビニたそがれ堂

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    夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニたそがれ堂。大事なさがしものがある人は必ずここでみつけられるという。コンビニたそがれ堂は途切れたままのさよならの行く先を優しい物語にして見せてくれるそんなお話でした。

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    2025年06月12日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    一整と苑絵が微かに目にした不思議な少女
    透と楓太と音哉が出会った千晶
    苑絵が夢にみた?自画像の少女

    世界は優しい不思議と想いに出会える所でいてほしい

    村山先生へ
    梢ちゃんや透くんがお話をしたそうになったら、書いてくださいね きっと

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    2025年06月09日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    ネタバレ

    良かった。シリーズで前作を読んだか記憶がないのだが、それでも楽しめた。今度シリーズ全作を読んでみようと思う。

    不思議な話、少し怖い話、ファンタジーだけど、描写が温かく、夕焼け色に包まれるような作品。3章あり、どれも読み応えがあるが、1章がよかった。主人公の一整くんの優しい感じや、高岡さんの昔話
    (苦労あり)そして優しい怪異。そういうものに見守られてるっていいな。映像化しても綺麗そうな話だった。
    2章もあたたかい。中学生の様子も優しい。
    3章は少し怖いが、一整くんとのなかなか伝わりあわない気持ちがもどかしく、でも苑絵さんの優しい人柄とエンドにつながり良い。

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    2025年06月06日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    今まで読んだ書店物の物語は
    本に携わる事件や謎解き、書店でのドタバタ騒動が多かったけど、本書はひと味もふた味も違って面白い。
    「宝もののような1冊の本」これだけでもファンタジーなのに、一人の書店員から徐々に大きな波になって奇跡が起こる。
    奇跡を送り出す書店と書店員達の物語。
    書店物が大好物な人には読まずにはいられない一冊!

    登場人物も皆イキイキしているというか生きているという感じで、みんなあたたかい。
    上巻で一整や苑絵、渚砂、柳田店長の各々のエピソードがあったから感情移入しやすかったのと自分の才能や立場を活かし精一杯頑張っている姿がキャラを際立たせている。
    特に「四月の魚」のフェアで苑絵のプ

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    2025年06月01日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    ファンタジー~~✨✨
    私も不思議な森に行ってみたい。
    誰に会えるかしら?
    穏やかな気持ちになります。

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    2025年05月31日