村山早紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同時進行で読んでいる別の本が余りにも辛く過酷な状況が続く為、息抜きになる本を一つ読もうと手に取りました。
期待通りのあたたかさで、何なら何度か泣きました。「でも悲しい涙ではありません」でした。
誰かと一緒に居ても孤独なのは、本当に孤独で辛かったと思います。それはいっそ1人でいる孤独の方がまだマシかも知れません。
その状況を小学1年生で経験させられ、その傷の深さはいかほどかと。
周りの善人たちがどれだけ善人なのかに気付けないのも仕方ないでしょう。
けれど、要所要所でその優しさが繋がり、それは大きなうねりとなって大きな花を開かせ……本当に気持ちの良い展開でした。
幸せな物語を読みたかったところに -
Posted by ブクログ
桜風堂を訪れ、入院中の店主に代わって店を任されることになった月原一整。
一整の生い立ちや、桜風堂の店主の人生に切なくなったが、温かい町の人たちに支えられ一整自身、自分の居場所を見つけられたことに胸が熱くなった。
作家さんと編集者が二人三脚で渾身の思いを連ねた言葉が、装画、装丁を経て出版社へ継がれ、書店へ。
その思いは書店員さんたちの思いと重なり、読者へと運ばれる。
本屋巡りが一層楽しみになる作品だった。
またこの続編や星野百貨店を題材とした作品も出ているようなので探しに行きたい。
村山早紀さんが影響を受けた伊達雅彦さんの「傷だらけの店長」も読んでみよう。
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Posted by ブクログ
百貨店にテナントとして入っている書店、銀河堂で書店員として働く月原一整。
人付き合いは苦手なものの、上司や同僚、取引き先の出版社の担当者からは「宝探しの月原」と一目置かれるほどの有能な店員。
そんな中で起きた万引き事件が原因となり、自ら書店を去ることに。
ブログで知り合った桜野町の桜風堂書店を訪れるところで上巻終了。
大型書店ですら閉店に追い込まれている現代において、個人書店の存続はとても厳しい。
本を愛し、言葉を愛する店員さん同士のやりとりがとても温かくて、私も仲間に入りたいほどだった。
時々登場する猫がなんとも切なくて愛しかった。
下巻が楽しみ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ父・姉の交通事故死を契機に心を閉ざした青年書店員と彼が務めた老舗銀河堂書店の人々の活躍と、老舗書店をやむなく退職した後に田舎の個人書店桜風堂の店長としての物語。
この本を読み始めてまず気になったのが、題名である「桜風堂」がなかなか出てこないこと。半分以上読んでやっと出てきたって感じ。題名はこの本の内容にふさわしくないんじゃないかな? だからといってどういう題名にすべきか私に案は無いけれど。。。
最初にこの本に対して批判めいたことを書いてしまったけれど、この本の内容は素晴らしかったです!
書店の棚に並んだ本を今まではただ何となく見ていたけれど、書店の店員さんって自分が担当する棚、平台に対し